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桜花賞 G1

日程:2022年4月10日()15:40 阪神/芝1600m

桜花賞データ分析

コース図阪神芝1600m

牝馬クラシック第一弾。外回りコースに移行した2007年以降、9頭の優勝馬を送り出している前走チューリップ賞組が最有力ステップだが、チューリップ賞1~2着馬の成績は【5.4.2.17】。大半の馬が上位人気馬であることを勘案すれば、信頼度&配当妙味は「並以下」と言わざるを得ない。対照的にチューリップ賞で1~2番人気に支持されていた馬は、前走着順にかかわらず【7.7.2.9】という高値安定の成績を残している。つまり、前走着順よりも前走人気のほうが桜花賞の成績に直結しやすいということである。レースの行われる阪神外回り芝1600mは、高低差が大きいゆえに、キレとスピードだけではなく、タフさも要求されるコースである。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
上位人気同士で堅く決着したかと思えば、2008年や2015年のように1~3番人気がすべてブッ飛ぶ波乱も珍しくないのが桜花賞の大きな特徴。とはいえ、2007年以降の1~3番人気以内馬は【11.11.4.19】という上々の成績を残しており、決して人気サイドが弱いわけではない。なかでも、前走チューリップ賞で1~2番人気に支持されていた馬が3番人気以内の場合は【5.7.2.5】となっており、勝率、連対率、複勝率のいずれも格段にアップする。当然ながら回収率の差も歴然で、人気サイドを狙うのであれば、前走チューリップ賞1~2番人気馬に絞ったほうが好結果につながりやすい。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 4-7-3-6 20.0% 55.0% 70.0% 40.5% 100.5%
2番人気 8-4-0-8 40.0% 60.0% 60.0% 159.5% 110.0%
3番人気 2-2-3-13 10.0% 20.0% 35.0% 54.5% 76.5%
4番人気 0-1-2-17 0.0% 5.0% 15.0% 0.0% 38.0%
5番人気 1-0-4-15 5.0% 5.0% 25.0% 51.0% 78.5%
6~9番人気 3-4-5-68 3.8% 8.8% 15.0% 89.8% 77.6%
10番人気以下 2-2-3-169 1.1% 2.3% 4.0% 49.0% 51.7%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 2-2-1-2 28.6% 57.1% 71.4% 34.3% 78.6%
2.0~2.9倍 2-1-0-3 33.3% 50.0% 50.0% 95.0% 70.0%
3.0~4.9倍 8-6-2-4 40.0% 70.0% 80.0% 159.5% 140.0%
5.0~7.9倍 2-1-3-16 9.1% 13.6% 27.3% 49.5% 50.5%
8.0~14.9倍 2-5-4-36 4.3% 14.9% 23.4% 49.4% 70.0%
15.0~19.9倍 1-0-1-16 5.6% 5.6% 11.1% 100.0% 45.0%
20.0~49.9倍 3-3-7-66 3.8% 7.6% 16.5% 160.9% 100.0%
50.0倍以上 0-2-2-153 0.0% 1.3% 2.5% 0.0% 41.4%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 4,080円 120円 952円
複勝 1,860円 110円 348円
枠連 7,470円 370円 1,645円
馬連 17,000円 370円 3,801円
ワイド 12,830円 200円 1,754円
馬単 45,330円 450円 8,750円
3連複 102,860円 830円 17,650円
3連単 679,300円 2,540円 114,822円

【脚質】
桜花賞のデータで最も注目したいのが、脚質別成績だ。別表では、逃げ・先行有利の印象が強いが、外回り1600mに生まれ変わった2007年以降を対象としたデータでは、それがガラリと一変する。3着以内の45頭中、実に31頭が4角を6番手以下で通過。うち22頭は10番手以下の馬で占められている。ゆえに、実際は「かなり差し優勢」のレースと考えるべきだ。それを裏付けるのが、上がり上位馬の成績である。上がり3ハロン順位が3位以内だった馬に限れば、トータル【10.9.6.26】と、約半数が馬券に絡む活躍ぶり。2008年1着のレジネッタ(12番人気)など、低評価を覆す激走も少なくない。末脚のキレの鋭さが高いレベルで要求されるレース、それが桜花賞である。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0% 51.0% 65.0%
先行 9-4-3-57 12.3% 17.8% 21.9% 151.2% 74.5%
差し 4-10-13-139 2.4% 8.4% 16.3% 42.5% 72.0%
追込 6-5-3-83 6.2% 11.3% 14.4% 29.0% 48.4%

【枠順】
スタートから最初のコーナーまでの距離は長めで、3~4コーナーの距離も十分にあり、旧阪神1600mと比べて枠順の有利不利の差が少なくなった阪神外回り1600m。だが、外枠不利が緩和された反面、内を走る馬が不利を受けやすくなり、力を発揮できない馬が多くなったのも事実だ。そうした傾向が最も表れているのが桜花賞。特に1枠の2着連対圏入りは1頭(1.8倍の支持を集めた2018年2着のラッキーライラック)のみという有様である。もっとも2015年のように、3枠→4枠→1枠で決着している年も存在するので極端に内枠不利とは言い難い面もあるが、トータルの成績の悪さを勘案すれば、1枠に入った馬は割り引いたほうがいいと考えるべきだろう。対照的に好調なのが4~5、7枠。いずれも上々の成績を残しており、信頼度は非常に高い。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 0-1-2-35 0.0% 2.6% 7.9% 0.0% 31.8%
2枠 1-0-4-34 2.6% 2.6% 12.8% 9.2% 47.4%
3枠 1-2-1-36 2.5% 7.5% 10.0% 25.5% 28.3%
4枠 3-4-0-32 7.7% 17.9% 17.9% 64.6% 51.3%
5枠 7-0-5-28 17.5% 17.5% 30.0% 150.8% 124.0%
6枠 0-2-3-35 0.0% 5.0% 12.5% 0.0% 38.3%
7枠 5-5-4-46 8.3% 16.7% 23.3% 180.3% 94.0%
8枠 3-6-1-50 5.0% 15.0% 16.7% 19.5% 84.3%

【血統】
ディープインパクト産駒が断然の存在。初年度産駒であるマルセリーナを皮切りに、ジェンティルドンナ、アユサン、ハープスター、グランアレグリアと5勝。2~3着も5頭を数えるなど、2011~2016年の間は6年連続で連対馬を輩出していた。2017~2018年は連対を果たしていないが、出走馬のほとんどが伏兵扱いの域を出ない人気薄の面々。2019年はグランアレグリアが勝っているように見限るのは早計で、速い上がりを繰り出せるタイプの出走があれば、常に警戒が必要だ。ほかでは、キングカメハメハ産駒も桜花賞との相性が良く、10頭出走して4頭が馬券絡み(うち2勝)。信頼度に関しては、ディープインパクト産駒と比較してもまったく遜色がない。また、直仔種牡馬のロードカナロアとルーラーシップの産駒も2018年に1、3着と好走している。該当馬の出走があれば、侮れない存在といえよう。系統面では、サンデーサイレンス系またはミスプロ系種牡馬を父もしくは母の父に持つ馬が強い。2007年以降の勝ち馬はすべてこの条件に該当。3着以内45頭のうち41頭を占めており、勝ち負けに加わるための必須条件と言っても決して大げさではない。

◆同コース種牡馬別成績(阪神競馬場/芝/1600m/過去5年)集計期間:2017/04/03~2022/04/03

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 ディープインパクト 49-43-48-281 11.6% 21.9% 33.3% 39.9% 73.7%
2 ロードカナロア 23-16-19-160 10.6% 17.9% 26.6% 172.2% 72.5%
3 ハーツクライ 18-10-16-133 10.2% 15.8% 24.9% 49.0% 55.0%
4 キングカメハメハ 15-12-9-78 13.2% 23.7% 31.6% 58.2% 51.3%
5 ダイワメジャー 14-23-15-139 7.3% 19.4% 27.2% 55.2% 62.6%
6 ルーラーシップ 12-14-12-112 8.0% 17.3% 25.3% 39.9% 71.7%
7 エピファネイア 11-13-9-59 12.0% 26.1% 35.9% 321.5% 138.0%
8 キズナ 10-10-9-73 9.8% 19.6% 28.4% 98.3% 147.5%
9 オルフェーヴル 8-4-10-74 8.3% 12.5% 22.9% 30.8% 81.6%
10 ハービンジャー 7-9-5-94 6.1% 13.9% 18.3% 30.3% 46.4%

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