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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 15 | 牡5 | 58.0 | 坂井瑠星 | 美 田中博康 | 514(-3) | 1.50.6 | 3.8 | 1 | 37.3 | ①①①① | |||
2 | 4 | 7 | 牡4 | 58.0 | 原優介 | 美 小手川準 | 482(-4) | 1.50.8 | 1 1/4 | 92.0 | 12 | 36.6 | ⑬⑬⑬⑬ | ||
3 | 3 | 5 | 牡3 | 57.0 | B.ムルザ | 栗 池添学 | 510(-14) | 1.50.9 | クビ | 31.2 | 9 | 37.5 | ②②②② | ||
4 | 3 | 4 | 牡6 | 58.0 | 松山弘平 | 栗 高柳大輔 | 504(+8) | 1.50.9 | クビ | 5.6 | 4 | 37.3 | ④③④③ | ||
5 | 2 | 2 | 牡6 | 58.0 | 浜中俊 | 栗 岡田稲男 | 508(+5) | 1.51.3 | 2 1/2 | 15.9 | 6 | 37.3 | ⑩⑩⑩⑩ | ||
6 | 6 | 11 | 牡6 | 58.0 | 岩田望来 | 栗 四位洋文 | 494(+4) | 1.51.4 | クビ | 10.8 | 5 | 37.6 | ⑨⑨⑦⑦ | ||
7 | 1 | 1 | 牡4 | 58.0 | 幸英明 | 栗 大根田裕 | 478(-2) | 1.51.4 | アタマ | 79.6 | 11 | 37.6 | ⑧⑦⑦⑦ | ||
8 | 6 | 10 | 牡4 | 58.0 | 松若風馬 | 栗 音無秀孝 | 522(+11) | 1.51.5 | 3/4 | 156.4 | 14 | 37.5 | ⑫⑫⑩⑪ | ||
9 | 5 | 8 | 牝4 | 56.0 | 横山武史 | 栗 橋口慎介 | 462(+4) | 1.51.6 | 1/2 | 95.0 | 13 | 37.3 | ⑬⑬⑮⑬ | ||
10 | 7 | 12 | 牡3 | 57.0 | M.デムー | 栗 寺島良 | 528(-8) | 1.51.9 | 1 1/2 | 4.2 | 2 | 37.7 | ⑮⑮⑬⑬ | ||
11 | 5 | 9 | 牡4 | 58.0 | 川田将雅 | 栗 新谷功一 | 512(+15) | 1.52.0 | 1/2 | 4.4 | 3 | 38.4 | ④⑤④⑤ | ||
12 | 7 | 13 | 牡5 | 58.0 | 藤懸貴志 | 栗 平田修 | 476(+8) | B | 1.52.1 | 3/4 | 398.9 | 15 | 38.7 | ②③②③ | |
13 | 4 | 6 | 牡5 | 58.0 | C.ルメー | 栗 大久保龍 | 506(-6) | B | 1.52.1 | クビ | 18.9 | 8 | 38.3 | ④⑦⑦⑦ | |
14 | 8 | 14 | 牝5 | 56.0 | J.モレイ | 栗 河内洋 | 484(+7) | 1.54.1 | 大差 | 18.3 | 7 | 40.2 | ⑩⑩⑩⑪ | ||
15 | 2 | 3 | 牡4 | 58.0 | W.ビュイ | 美 木村哲也 | 504(-11) | 初B | 1.55.0 | 5 | 48.1 | 10 | 41.4 | ④⑤④⑤ |
ラップタイム | 12.5 - 11.0 - 12.9 - 12.4 - 12.1 - 12.4 - 12.6 - 12.1 - 12.6 |
---|---|
前半 | 12.5 - 23.5 - 36.4 - 48.8 - 60.9 |
後半 | 61.8 - 49.7 - 37.3 - 24.7 - 12.6 |
■払戻金
単勝 | 15 | 380円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 15 | 210円 | 2番人気 |
7 | 1,820円 | 13番人気 | |
5 | 890円 | 9番人気 | |
枠連 | 4-8 | 2,780円 | 15番人気 |
馬連 | 7-15 | 29,040円 | 50番人気 |
ワイド | 7-15 | 8,660円 | 61番人気 |
---|---|---|---|
5-15 | 4,720円 | 40番人気 | |
5-7 | 29,790円 | 84番人気 | |
馬単 | 15-7 | 32,020円 | 72番人気 |
3連複 | 5-7-15 | 469,320円 | 316番人気 |
3連単 | 15-7-5 | 1,902,720円 | 1,575番人気 |
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土曜日の中京ダートのレース結果、近年のチャンピオンズCの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
月曜日に雨量計で測定されない程度の雨がパラついたが、その後の降雨はなし。土曜日のダートコースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。土曜日朝のJRA測定含水率はゴール前2.0%、4角3.1%。乾燥したパサパサの状況となっていた。
土曜日に行われたダート競走7鞍を振り返ると、1~3着馬の枠順に関しては1~4枠が10頭、5~8枠は11頭と数のうえではほぼ互角。脚抜きがさほど良くない馬場状態も手伝ってか、大きな偏りは発生していない。
ダート競走7鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は2、1、4、2、7、1、4番手。前の組がいい踏ん張りを見せる一方で、上がり3Fタイム最速馬が【3.2.2.0】と優秀な成績を収め、同2位馬も【3.3.0.1】の良績を残している。そのあたりを鑑みれば、メンバー上位の上がりを出せる馬が優位と考えるべきだろう。
ちなみに、2014年以降のチャンピオンズCでは、上がり3Fタイムの最速馬が【4.1.1.4】、同2位馬も【3.4.1.4】と上々のパフォーマンスを示している。前有利のイメージが先行しがちなG1だが、基本的には追われて脚をしっかり伸ばした馬が優位の立場にある。その点は気にとめておいたほうがいい。
日曜日開催中の天気予報は晴れベース(3日7時の時点)。埃止めの散水を加味しても、しっとりとした馬場状態にまで転じるとは考えづらい。突発的な雨でもなければ、日曜日も土曜日に近いコンディションとなることが予想される。ゆえに、末脚重視のスタンスで臨むのが正解かもしれない。
となれば、まず優先すべきは近走でメンバー上位の上がり3Fタイムを記録している馬だろう。そのなかでも、直近に出走したJRAダート重賞において、上がり3Fタイム最速をマークしている馬に的を絞りたい。
今回のチャンピオンズC出走メンバーで該当する馬は、⑪ハギノアレグリアス、⑫セラフィックコール。よって当欄では、この2頭を注目株として推奨する。
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日曜日に行われるチャンピオンズCの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①メイクアリープ【C】
栗東CW単走(29日)。矯正馬具を装着しての追い切り。脚元の動きは悪くないのだが、首の高さが目立ち、四肢との連動性も低い印象。そのせいか、前方への推進力を削ぐような完歩が多く、鞍上の促しに対する反応も渋い。調子が上向きとは思えず、前回より相手が強化されるG1で大望まではどうか。
②メイショウハリオ【C】
栗東CW併走(29日)。姿勢が高めの走りはいつものこと。それはいいとしても、鞍上の手応えに余裕はなく、ほぼ馬なりで進むテーオーロイヤルにアオられ通し。何とか食らいついて併入に持ち込んだことは評価できるも、好調時のデキには及ばずという感じ。このひと追いでどこまで上向いてくるか。
③ジオグリフ【C】
美浦W併走(29日)。やや頭の位置が高く、首の動きも硬めだが、それはこれまでも同様。ひと頃に比べると、良い意味で力を抜いて走れているし、フォームもまとまっている。本来はもっとラストで弾ける馬ゆえ、判定はCにとどめておくが、当日の気配次第では見直しの必要があるかもしれない。
④テーオーケインズ【A】
栗東坂路単走(29日)。顔をやや右斜めに向けながらの走りはいつもと同じ。気にする必要はない。体を大きく使えているし、前肢の動きもしなやか。それでいてフットワークに力感もある。鞍上の仕掛けに対する反応も悪くなかった。同じような臨戦過程でも、昨年4着時の中間に比べると今回のほうが雰囲気はいい。好気配。
⑤ドゥラエレーデ【B】
栗東坂路併走(29日)。直線の中盤あたりまでは、口向きの悪い面を出していた。その点はいただけないが、手前変換直後の俊敏な反応、回転鋭い脚さばきは見応えがあった。もう少しラストの鋭さが欲しいが、大きく割り引くほどではない。まずまずの仕上がりではないか。
⑥グロリアムンディ【C】
栗東CW併走(29日)。フォームは整っているし、首の使い方も上手。その一方、肩の出が硬く、フットワークに本来の弾力性を欠いているようにも見える。ラストの動きもモサモサしており、まだ良化余地を残している印象。もっと上の走りがある馬。それを思うと評価は上げづらい。
⑦ウィルソンテソーロ【B】
美浦坂路単走(29日)。コーナーでは抑えられていたせいもあってか、気持ち安定感を欠く走り。だが、直線に入ってからは、前肢と首を上手に使って登坂。若干ラチ寄りに体が流れる場面もあったが、気にならない程度。ラストの反応と伸びも悪くなかった。及第点のデキと判断したい。
⑧アーテルアストレア【C】
栗東坂路併走(30日)。脚元の動きは悪くないのだが、鞍上の促しに対する反応が渋く、ラストの伸びは今ひとつ。あまり調教駆けしないタイプとはいえ、ジョッキー騎乗でしまい重点の調整だったことを勘案すると、どうしても物足りなさを覚えてしまう。今回は評価を控えめにしたい。
⑨クラウンプライド【B】
栗東坂路単走(29日)。体を大きく使ってパワフルに登坂。掛かり気味に飛ばしていたため、最後は疲れてしまったが、鞍上の叱咤激励に応えようと、真っすぐ前を向いて懸命に脚を伸ばそうとする姿は好印象。昨年2着時のデキを超えるまでには至らないかもしれないが、大きく劣ることもない。実戦に向けての下地は整ったように思える。
⑩ノットゥルノ【B】
栗東坂路併走(29日)。前後のバランスがとれたフォームで登坂。首の振り幅こそ安定しないが、気合乗りは程よく、脚どりもしっかりしている。鞍上の促しに対する反応も悪くなかった。過去の中央ダート重賞における成績は案外だが、もっと着順を上げてきても、おかしくない攻め気配ではある。
⑪ハギノアレグリアス【A】
栗東坂路併走(29日)。格下と併入する形になったが、これは相手の動きも良かった。この馬自身もブレの少ない安定したフォームで登坂。鞍上の指示にも従順で、最後までしっかり脚を伸ばし続けることができていた。普段はあまり稽古映えしないタイプ。その点を踏まえれば、上々の内容といえる。
⑫セラフィックコール【B】
栗東CW併走(29日)。控えめの内容だったが、リラックスしているし、折り合いにも無理がない。促しに対する反応も悪くなく、加速後は体を上手に使って走れていた。初の中3週で慎重な調整過程ながらも、丁寧に仕上げてきた印象。状態キープとみてよさそうだ。
⑬ケイアイシェルビー【B】
栗東坂路単走(29日)。道中の行きっぷりと、小気味よいフットワークをみるに体調面の不安はなさそう。最後は余力を失くしてしまったものの、鞍上のゲキに応えるべく、ひたむきに前へ進もうとする姿は好感が持てる。赤マル急上昇とはいかなくても、それなりに整えてきた印象を持つ。
⑭アイコンテーラー【B】
栗東CW併走(29日)。前肢周りが少し硬く映るが、そもそもピッチ走法寄りの馬。過度に気にする必要はない。ステッキを入れて目一杯追われる相手に迫られるも、鞍上の促しに応えて抜かせることなく併入。ゴール後も緩めず負荷をかけていた。デキ落ちという印象はなく、いい意味での平行線だろう。
⑮レモンポップ【B】
美浦W併走(30日)。折り合い重視の内容。鞍上と息を合わせて、この馬らしい無駄の少ない動きができていた。ゴールを過ぎたあともしっかりと脚を伸ばす姿をみるに、体調面の不安はないものと考えていいだろう。あとはコンパクトな走りゆえ、本番での追走時にどれだけ体力を温存できるか。その1点に尽きる。
アイコンテーラー・河内調教師「モレイラが乗っていい併せ馬ができた。このメンバーに入ってもヒケは取らない」
アーテルアストレア・横山武騎手「気を抜く面はなく、息の入りも良かった。パワーがある」
ウィルソンテソーロ・小手川調教師「輸送もあるので調整程度。ドキドキするような走りを」
クラウンプライド・新谷調教師「少し間隔が空いたほうがいい。1年前は悔しい思いをした。全力で勝ちにいきたい」
グロリアムンディ・大久保調教師「バリバリ乗ってきたし、トモの感じは今までで一番。GⅠでもやれる力はある」
ケイアイシェルビー・藤懸騎手「悔いのないようにしっかりやった。もまれない競馬をしたい」
ジオグリフ・木村調教師「今週は集中力を切らさず、アグレッシブに走り切れた。狙いどおり」
セラフィックコール・寺島調教師「維持するようにやってきた。前走時より反応が良化。良馬場でやれそうなのはいい」
テーオーケインズ・松山騎手「精神面の成長を感じるし、能力は間違いない。一昨年のような強いレースをしたい」
ドゥラエレーデ・池添調教師「国内でダートは一度だけ。一線級相手にどこまでやれるか」
ノットゥルノ・音無調教師「先週に続き、今週もしっかりとやった。状態は変わらずいい」
ハギノアレグリアス・四位調教師「前走はいい勝ち方。相手が強くても大崩れしないのは強み」
メイクアリープ・大根田調教師「状態は前走と同じくらい。来年以降が楽しみになるような競馬を。いい経験になれば」
メイショウハリオ・岡田調教師「前走で走っていない分、ダメージはない。今回は体も気持ちも上向いてきた」
レース名称がチャンピオンズカップに変わり、場所も中京に移った2014年以降(過去9年)の1~3着馬延べ27頭の馬齢をみると、3歳から7歳までの範囲。ただし、3歳の2着連対圏入りは、ダートJpn1において2着以内の連対経験があった馬に限られる。気に留めておきたい傾向といえよう。
(減点対象馬)
⑤ドゥラエレーデ ⑫セラフィックコール
2014年以降の1~2着馬延べ18頭の前走使用レースを確認すると、JBCクラシック、JBCレディスクラシック、MCS南部杯、日本テレビ盃、みやこS、武蔵野S、シリウスSの7路線に集約される。これ以外のステップで臨んだ馬は2着連対圏に届いていない。
(減点対象馬)
⑤ドゥラエレーデ ⑥グロリアムンディ ⑨クラウンプライド
前走の着順に関しては、武蔵野Sなら7着以内、MCS南部杯が6着以内、JBCクラシックは4着以内、みやこSは3着以内、JBCレディスクラシックは2着以内、日本テレビ盃・シリウスSであれば1着がひとつの基準。2014年以降、この条件を満たしていなかった馬は、みな2着連対圏を逃している。
(減点対象馬)
③ジオグリフ ⑤ドゥラエレーデ ⑥グロリアムンディ ⑦ウィルソンテソーロ ⑧アーテルアストレア ⑨クラウンプライド
前走の単勝人気については、JBCクラシックであれば5番人気以内、みやこS・シリウスSが4番人気以内、MSC南部杯・武蔵野Sは3番人気以内、JBCレディスクラシック・日本テレビ盃の場合は1番人気が一応の目安。2014年以降の1~2着全馬がこの条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
①メイクアリープ ⑤ドゥラエレーデ ⑥グロリアムンディ ⑧アーテルアストレア ⑨クラウンプライド ⑬ケイアイシェルビー
2014年以降の1~2着馬延べ18頭のうち、14頭にダート1800m以上のG1・Jpn1において3着以内の経験があり、残る4頭にはダート1800m以上の重賞で連対(2着以内)歴があった。ダート重賞実績に乏しい馬はもちろん、ダート重賞での良績が1800m未満の距離に偏っている馬は疑ってかかるべきだろう。
(減点対象馬)
③ジオグリフ ⑬ケイアイシェルビー ⑮レモンポップ
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初めにお断りしておくと、このチャンピオンズカップはU指数的にはかなり特殊なレースと言える。結果が指数に反映されない地方交流重賞を中心に使われている馬や、古馬と対戦経験の少ない3歳馬など、高い指数の出にくい馬の出走が多く、指数通りになかなか決まってくれないからだ。最初から白旗を揚げるつもりはないが、二桁順位の激走があってもまったく不思議はないので、そのあたりはあらかじめご承知おきいただきたい。
1頭目の注目馬は、U指数1位にランクされている⑮レモンポップ(102.2)。今年のフェブラリーS勝ちをはじめとする重賞実績は文句なしで、国内のレースではデビュー以来オール2着以内と抜群の安定感を誇っている。懸念されるのは初となる1800mの距離だけ。そこさえクリアできれば、能力的に圧勝してもまったく驚けない。
ほぼ同等の評価を与えたい2頭目の注目馬は、7位⑫セラフィックコール(98.7)。目立った指数は出せていないが、5戦5勝のキャリアと伸びしろのある3歳馬であることを考えれば、軽視するわけにはいかないだろう。
このほか、2年前の勝ち馬の2位④テーオーケインズ(101.7)、中京巧者の3位⑪ハギノアレグリアス(100.1)にも注目する。
2014年にレース名の改称、施行場所の変更と装いを新たにした本競走は、ホッコータルマエ(父キングカメハメハ)の勝利で幕が上がった。それ以降もKingmamboの血脈を持つ馬が幅をきかせており、同じキングカメハメハ産駒のチュウワウィザードが2020年1着&2021年2着とリピーターとして活躍、2022年ジュンライトボルトがG1初制覇を飾るほか、2019年には母の父エルコンドルパサーのクリソベリルが3歳ながらに古馬勢を一蹴、2015年にはスズカマンボ産駒のサンビスタが牝馬によるダートG1制覇という偉業を達成している。
なお、2021年の勝ち馬テーオーケインズにおいても2代母の父がジェイドロバリーであることは興味深く、同馬のMr. Prospector、Northern Dancer、Specialから成る血統構成はKingmamboを想起させるものだろう。また、2017年1着&2019年2着&2020年2着とリピート好走したゴールドドリームはジェイドロバリーの近親にあたり、その3代母Statisticが年子の全妹であることも気にとめておきたい。
クラウンプライドは、父リーチザクラウン×母エミーズプライド(母の父キングカメハメハ)。昨年は「父または母の父がキングカメハメハ」となる馬で1~3着を占める結果となったが、そのうち2着に好走していたのが本馬となる。また、22年1着ジュンライトボルト、18年3着サンライズソア、14年3着ローマンレジェンドなど、父系祖父スペシャルウィークもレースで主要な血脈となりつつある。国内外を転戦して大崩れしない堅実さも魅力。
アイコンテーラーは、父ドゥラメンテ×母ボイルトウショウ(母の父ケイムホーム)。父は「父キングカメハメハ×2代母エアグルーヴ」となるため、昨年の勝ち馬ジュンライトボルトとはサイアーラインとボトムラインが共通。また、本馬は同年にBSN賞を勝っている実績も引き合いに出しやすいところだろう。中京競馬場は、愛知杯、中日新聞杯と芝重賞でも上位争いをしてきた相性のいい舞台であり、底を見せないダートであれば更なる躍進も。
テーオーケインズは、父シニスターミニスター×母マキシムカフェ(母の父マンハッタンカフェ)。本馬は2年前の勝ち馬で、昨年も3着とクビ差の4着で入線。前述のとおり、2代母の父ジェイドロバリーの血脈を評価しやすく、ゴールドドリームの例からもリピート好走に気を配りたいタイプとなる。今年は勝利こそつかめていないものの、もとより父系は息の長い活躍をする血統であり、川崎記念や帝王賞のレースぶりからも衰えは感じられない。
砂の走りに覚えのある強者が初冬の尾張で覇を競う。レース名称がジャパンカップダート時代の第2回(2001年)は、クロフネが衝撃のマクリを見せて後続に7馬身差をつける圧勝。目標とするダート競走における世界最高峰のひとつ、ドバイワールドカップ制覇に向けて夢を膨らませる勝利だったが、屈腱炎を患い、結果的にこのレースがラストランとなってしまった。第6回(2005年)、「砂のディープインパクト」の異名そのままに、3歳にして古馬を力でねじ伏せたのはカネヒキリ。その後は故障に見舞われ、4歳夏から6歳秋には2年4カ月もの休養を余儀なくされるも、前哨戦をひと叩きされて臨んだ第9回(2008年)を快勝し、復活どころか、挫折を経てさらなる成長を遂げている姿をまざまざと見せつけた。第11~12回(2010~2011年)はトランセンドが2年連続の逃げ切り勝ちでレース史上初の連覇を達成。同馬はのちにドバイワールドカップでも逃げの手に出て2着に粘り、勝ち馬ヴィクトワールピサとともに日本調教馬によるワンツーフィニッシュを果たした。あの日、クロフネで思い描いた夢――その志を継いだ偉業に誰しもが感慨にふけたことだろう。