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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 16 | 牡5 | 58.0 | 斎藤新 | 栗 中村直也 | 504(-8) | 2.00.1 | 15.9 | 7 | 34.4 | ①① | |||
2 | 7 | 13 | 牡5 | 56.0 | 松岡正海 | 美 戸田博文 | 498(-8) | 2.00.1 | ハナ | 6.4 | 3 | 33.6 | ⑨⑦ | ||
3 | 1 | 1 | 牡6 | 59.0 | 荻野極 | 栗 友道康夫 | 518(-4) | 2.00.3 | 1 1/2 | 5.4 | 2 | 33.5 | ⑨⑩ | ||
4 | 2 | 4 | 牡5 | 56.0 | 横山典弘 | 栗 上村洋行 | 518(-8) | 2.00.5 | 1 1/4 | 10.8 | 6 | 34.3 | ③④ | ||
5 | 6 | 11 | 牡6 | 57.0 | 丸田恭介 | 栗 鮫島一歩 | 468(0) | 2.00.6 | 1/2 | 10.7 | 5 | 33.7 | ⑭⑭ | ||
6 | 5 | 10 | 牝6 | 53.0 | 菊沢一樹 | 美 勢司和浩 | 466(+6) | 2.00.7 | クビ | 181.7 | 15 | 33.6 | ⑭⑯ | ||
7 | 7 | 14 | 牡5 | 56.0 | 丹内祐次 | 美 手塚貴久 | 460(0) | 2.00.9 | 1 1/2 | 7.0 | 4 | 34.1 | ⑨⑩ | ||
8 | 4 | 7 | 牡4 | 57.5 | 杉原誠人 | 美 木村哲也 | 494(0) | 2.01.0 | 1/2 | 16.8 | 8 | 34.8 | ③③ | ||
9 | 4 | 8 | 牡4 | 56.0 | 太宰啓介 | 栗 本田優 | 458(-6) | 2.01.0 | クビ | 20.3 | 9 | 34.0 | ⑭⑭ | ||
10 | 3 | 5 | セ8 | 57.0 | 富田暁 | 栗 野中賢二 | 474(-4) | 2.01.1 | 1/2 | 45.5 | 12 | 34.2 | ⑫⑫ | ||
11 | 8 | 15 | 牡4 | 58.0 | 津村明秀 | 美 田中博康 | 486(+3) | 2.01.1 | ハナ | 3.4 | 1 | 34.7 | ⑦⑥ | ||
12 | 3 | 6 | 牡5 | 57.0 | 丸山元気 | 栗 鈴木孝志 | 442(0) | 2.01.2 | 1/2 | 36.2 | 11 | 35.3 | ②② | ||
13 | 6 | 12 | 牡4 | 57.0 | 大野拓弥 | 美 久保田貴 | 514(-4) | 2.01.6 | 2 1/2 | 56.1 | 13 | 35.2 | ⑤④ | ||
14 | 5 | 9 | 牡8 | 59.5 | 国分優作 | 栗 辻野泰之 | 530(-4) | 2.01.7 | 3/4 | 27.6 | 10 | 35.0 | ⑦⑦ | ||
15 | 2 | 3 | 牡8 | 54.0 | 角田大和 | 栗 藤岡健一 | 480(+2) | 2.01.8 | 1/2 | 287.9 | 16 | 35.0 | ⑫⑫ | ||
16 | 1 | 2 | 牡6 | 58.0 | 佐々木大 | 栗 矢作芳人 | 514(+4) | 2.02.0 | 1 1/4 | 97.0 | 14 | 35.4 | ⑤⑦ |
ラップタイム | 12.8 - 11.8 - 12.3 - 12.3 - 12.4 - 12.4 - 11.7 - 11.3 - 11.0 - 12.1 |
---|---|
前半 | 12.8 - 24.6 - 36.9 - 49.2 - 61.6 |
後半 | 58.5 - 46.1 - 34.4 - 23.1 - 12.1 |
■払戻金
単勝 | 16 | 1,590円 | 7番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 16 | 460円 | 9番人気 |
13 | 210円 | 3番人気 | |
1 | 210円 | 2番人気 | |
枠連 | 7-8 | 490円 | 1番人気 |
馬連 | 13-16 | 4,690円 | 19番人気 |
ワイド | 13-16 | 1,610円 | 20番人気 |
---|---|---|---|
1-16 | 1,860円 | 24番人気 | |
1-13 | 790円 | 5番人気 | |
馬単 | 16-13 | 10,200円 | 40番人気 |
3連複 | 1-13-16 | 9,880円 | 32番人気 |
3連単 | 16-13-1 | 78,840円 | 281番人気 |
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新潟競馬場はBコース開催の2週目。この中間は強い降雨がなく、火曜日から水曜日にかけて4.5ミリの降水が観測されただけ。木曜日からは好天が続き、土曜日も晴れ。芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。
土曜日施行の芝平地競走4鞍(千直を除く)を振り返ると、コースの内めで競馬を進めた馬が踏ん張りや伸びを欠く場面が頻出。芝の根付きが良くないうえに、内寄りの傷みが進んでいることも相まって、最後の直線で馬場の中~外に持ち出す馬の優位性が一段と増してきている。
勝ち馬の最終4角通過順位は、10、8、7、4番手。上がり3Fタイム1~2位馬は【4.2.2.1】の好成績を残している。距離ロスを抑えつつ、馬場の比較的いいところを選んで運んだ先行勢も、相応に頑張ってはいたが、それ以上に末脚を活かした馬たちの活躍が顕著だった。
枠順については、中~外優勢。1~3枠の馬券絡み(3着以内)は1頭のみ。3着以内馬12頭中11頭が4枠より外という、中~外枠が恵まれやすい状況となっていた。つまり、距離ロスを抑えるアドバンテージよりも、内めで囲まれるなどのデメリットのほうが大きいということだ。
日曜日開催中の予報は晴れ時々曇り(5日7時の時点)で、降雨の可能性は低い見通し。しかしながら、芝コース内寄りの馬場状態が容易に好転するとは思えない。それどころか、レースが重なるにつれ、内と中~外の状態差が拡大することもじゅうぶんに考えられる。
それゆえ土曜日と同様、最後の直線で馬場の中~外へ進路をとる馬に有利な状況が続くとみたほうがベター。枠順に関しても前日に引き続き、中~外(4~8枠あたり)に対する意識を強めたほうが、好結果につながりやすいのではないか。
馬場想定や前日の傾向を踏まえると、警戒すべきは末脚のしっかりしたタイプ。とすれば、頼りになるのは近走で出走メンバー上位の上がり3Fタイムを記録している馬だろう。そのなかでも、前走(海外組は直近の国内戦)で、出走メンバー最速の上がり3Fタイムをマークしている馬に注目したい。
今回の新潟大賞典の出走メンバーで、要点(4~8枠+前走上がり3Fタイム最速)をクリアしているのは、⑧ブレイヴロッカー、⑪リフレーミング、⑮レーベンスティール。従って当欄では、この3頭を注目株として推奨する。
◆カラテ・辻野師「59・5キロは克服できそうだが、周りが軽いので…」
◆キングズパレス・斎藤助手「時計は控えめでもいい動き。能力的に昇級しても通用していい」
◆シーズンリッチ・池内助手「最近は前半で力んでラストに脚が使えない。前に壁を作れれば」
◆セルバーグ・鈴木孝師「力むところがあるからハナに行った方がいいかも」
◆ダンディズム・富田騎手「状態はいいので、差し脚を生かす展開になってほしい」
◆デビットバローズ・上村師「うまく気持ちをコントロールして流れに乗れれば」
◆ノッキングポイント・杉原騎手「すごくバネがあるし、動きも良かった」
◆ファユエン・勢司師「心肺機能が良くなり、しっかり追えた」
◆マイネルクリソーラ・手塚師「ゲートは遅いが、そのあたりは丹内騎手がよく知っている」
◆ヤマニンサルバム・中村師「変わらずに順調。左回りの2000メートルは合う」
◆ヨーホーレイク・友道師「長期休養明けを使って良化。ワンターンで広いコースは合う」
◆レーベンスティール・田中博師「仕上がりはいい。良馬場で」
2014年以降(過去10年)の1~3着馬30頭の性別を確認すると、すべて牡馬。出走頭数の違いがあるとはいえ、傾向的にせん馬と牝馬は強調しづらい印象を持つ。
(減点対象馬)
⑤ダンディズム ⑩ファユエン
2014年以降、前走の着順が3着以内、かつ前走から負担重量が増加していた馬が、新潟大賞典で2着連対圏を確保したケースはゼロ。斤量増加馬を狙うなら、前走4着以下敗退馬に注目したい。
(減点対象馬)
①ヨーホーレイク ④デビットバローズ ⑪リフレーミング
前走の着順に関しては、グレード競走なら問わないが、OP特別は4着以内、条件クラスであれば1着が理想。2014年以降、これ以外のステップで臨んだ非重賞組は、例外なく3着以下に敗れている。
(減点対象馬)
③ヴァンケドミンゴ
前走の単勝人気については、G1・G2であれば不問。G3なら8番人気以内、OP特別は4番人気以内、条件クラスの場合は3番人気以内がひとつの目安。2014年以降、この条件を満たしていなかった非G1・G2組は、2着連対圏に届いていない。
(減点対象馬)
③ヴァンケドミンゴ ⑥セルバーグ ⑩ファユエン
2014年以降、近2走ともG3以下のレースに出走、かつ近2走ともに単勝5番人気以下だった馬が、当レースで連対(2着以内)を果たした事例は皆無となっている。該当馬は過信禁物とみるべきだろう。
(減点対象馬)
②ホウオウアマゾン ③ヴァンケドミンゴ ⑥セルバーグ
2014年以降の1~2着馬20頭のうち、過半数の12頭が前走から中8週以上の臨戦馬。残りの8頭はいずれも、同年に2着以内の連対歴、もしくは同年にタイム差0秒1以内の善戦経験があった。中7週以内の臨戦馬を的にする際は、同年の戦績をしっかりチェックしておきたい。
(減点対象馬)
①ヨーホーレイク ⑦ノッキングポイント ⑩ファユエン ⑫シーズンリッチ ⑯ヤマニンサルバム
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ローカルのハンデ重賞という字面のイメージ通り、毎年のように混戦、激戦となるのがこの新潟大賞典。U指数の二桁順位、さらには二桁人気の激走も多いレースなので、狙いすまして当てにいくことは困難とあらかじめ認識したほうがいいかもしれない。
そんな状況下で、U指数を活用することを考えるならば、推奨できるのは高い指数を持っているにもかかわらず人気を集めていない馬を探すこと。2021年3着のサトノソルタス(3位、7番人気)や2022年1着のレッドガラン(3位、7番人気)のように、人気の盲点になっている実力馬をうまく釣り上げたいところだ。
最初に取り上げるのは、U指数1位①ヨーホーレイク(101.2)。メンバー中ただ1頭の100超えで、2位以下に3.8以上の圧倒的な指数差を付けて“淒馬”にランクされている。過去の重賞実績も断然で、ある意味別格の存在。ハンデ59キロでも、人気必至で馬券妙味が薄くても、主役の座は譲れない。
馬券的に面白そうなのは、3位⑬キングズパレス(96.1)だ。3勝クラスを勝ち上がったばかりの身でこの指数をマークするの立派。成績が安定しているので意外に売れてしまうかもしれないが、人気が割れて買いごろのオッズを示してくれることは間違いない。この馬も買い目に加えておくべきだろう。
このほか、左回りの2000mでやたらと走る2位⑯ヤマニンサルバム(97.4)と、中山金杯で2000mにも対応できることを示した5位②ホウオウアマゾン(95.7)の名前を挙げておく。
好相性を示しているのがキングカメハメハの直系で、2012年ヒットザターゲット(父キングカメハメハ)、2018年スズカデヴィアス(父キングカメハメハ)、2019年メールドグラース(父ルーラーシップ)、2022年レッドガラン(父ロードカナロア)、2023年カラテ(父トゥザグローリー)と通算で5勝、2018~2023年の6年間で4勝と勢いがある。なお、2013&2016年と2勝を挙げたパッションダンスは母の父がジェイドロバリーとなるが、同馬に倣えばキングカメハメハが持つMr. ProspectorやNijinsky、Specialの血脈に注目できるだろう。
ほか、Robertoの血を引く馬も存在感を放ち、直系の勝ち馬には2003年ダンツフレーム(父ブライアンズタイム)、2006&2008年オースミグラスワン(父グラスワンダー)、2011年セイクリッドバレー(父タニノギムレット)、2014年ユールシンギング(父シンボリクリスエス)が該当。そのなかでもシンボリクリスエスは、2022年1着レッドガラン(7番人気)、2023年3着イクスプロージョン(12番人気)と人気薄で好走した馬の母の父としても目にとまる。
カラテは、父トゥザグローリー×母レディーノパンチ(母の父フレンチデピュティ)。本馬は昨年の勝ち馬となるため適性については証明済みとなるが、59kgのトップハンデで快勝していたことも特筆に値する。なお、新潟芝2000mは22年新潟記念を10番人気で制した実績もあり、レースぶりからもワンターンの中距離はベストといえる舞台だろう。父系も母系も息の長い活躍をする血筋で、リピート好走が目立つ傾向からも軽視はできない。
ノッキングポイントは、父モーリス×母チェッキーノ(母の父キングカメハメハ)。グラスワンダーの直系は、直仔のオースミグラスワンが隔年で2勝を挙げたほか、12年にメイショウカンパクが9番人気で3着。意外にも後継種牡馬の産駒は初出走となるが、本馬は同じ新潟芝2000mで施行された23年新潟記念を勝利している。なお、レースの血統傾向を鑑みれば、好相性を示すRobertoとキングカメハメハを併せ持つ配合も申し分ないだろう。
レーベンスティールは、父リアルスティール×母トウカイライフ(母の父トウカイテイオー)。父は種牡馬として延べ3勝を挙げるディープインパクトの直仔となるが、2代母MonevassiaがKingmamboの全妹であることが興味深く、その血統構成は13&16年の新潟大賞典2勝など新潟巧者として名を馳せたパッションダンスとも似る。なお、同産駒の牡馬は新潟外回りで初勝利を飾っており、好走率の高さから重賞でも動向を注視したい。
春の新潟開催の象徴的存在となっているハンデ重賞。ローカルのハンデ戦ということもあり一線級の参戦は少ないが、第14回(1992年)はのちにG1・ 2勝馬となるメジロパーマーが制している。また、第25回(2003年)には前年の宝塚記念馬ダンツフレームが参戦。59kgのトップハンデを背負いながらも、後続に1馬身半差を付ける貫禄勝ちを収めてみせた。レース傾向としてはリピーターの活躍も目立ち、第18~19回(1996~1997年)にマイヨジョンヌが2連覇するほか、第20・23回(1998・2001年)のサイレントハンター、第28・30回(2006・2008年)のオースミグラスワン、第35・38回(2013・2016年)のパッションダンスと4頭が2勝を挙げている。