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3歳重賞の第72回京都新聞杯(GⅡ、芝2200メートル)が5月4日、京都競馬場で行われる。賞金を加算して、日本ダービーへ駒を進めたい素質馬が顔をそろえた。
プレリュードシチー(栗東・高橋義忠厩舎、牡)は京都2歳Sで2着。しぶとく伸びて、のちにホープフルS2着、皐月賞5着となるシンエンペラーに半馬身差まで迫った。5カ月ぶりがどうかだが、力を出し切れば好勝負できる実力馬だ。
ベラジオボンド(栗東・上村洋行厩舎、牡)は毎日杯で3着。決して得意とは思えない重馬場の中、4番手からしぶとく伸びた。ハイペースで逃げ切った勝ち馬には1秒1差をつけられたが、2着馬とはクビ差。良馬場なら巻き返せる。
インザモーメント(栗東・田中克典厩舎、牡)は2400メートルのアザレア賞で1着。長い距離への適性を証明済みなのは強みで、2走前のきさらぎ賞で勝ち馬と同タイムの4着と、重賞で通用する力も示している。
ヴェローチェエラ(栗東・須貝尚介厩舎、牡)は、ゆきやなぎ賞2着。勝ったショウナンラプンタが続く青葉賞で小差2着に駆けたことを物差しにすれば、この馬のポテンシャルも侮れない。京都芝2200メートルで初勝利を挙げているのも、強調材料といえる。
アドマイヤテラ(栗東・友道康夫厩舎、牡)は若葉Sで4着。3連勝はならなかったが、スローペースで展開が向かなかった。先着したジューンテイク(5着)は朝日杯FS4着で、それを物差しにすれば重賞で通用していいはずだ。
そのジューンテイク(栗東・武英智厩舎、牡)は勝ちきれないレースが続いているが、豊富なキャリアは魅力。立ち回り次第だろう。
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