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天皇賞・春の『俺のチェックポイント』最終日は、大阪サンスポの佐藤将美記者がこの日、❺枠⑩番に決まったサヴォーナに注目した。昨秋の菊花賞は5着、前走の阪神大賞典は6着に敗れているが、完成の域に達した感じで、今なら長丁場も問題なし。重賞初勝利をGⅠで飾っても不思議ではない。
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天皇賞・春の枠順が決定。今、大阪サンスポでは山口大、増本の若手に席を譲っているが〝元祖・穴党〟として、配当妙味にあふれる存在にサヴォーナを推奨したい。
重賞未勝利ながら、4歳春を迎えて完成の域に達した。調教の動きなどを見ても力強さが増して迫力満点。中竹調教師に聞くと「そうだよね。本当に体幹がしっかりしてきた。自分は去年の秋ぐらいから完成と思っていたし、〝まだ足りない〟といっていた(池添)ジョッキーも、前走ぐらいから、そういってくれている」と力強いコメントが返ってきた。
昨秋以降、神戸新聞杯、日経新春杯と2400メートル戦では2着も、3000メートル以上では菊花賞5着、阪神大賞典6着。結果は出ていないが、柴田助手は「菊花賞は展開が厳しかったですね。自分から勝ちに行く競馬をしたから、頑張っていますよ。阪神大賞典は思ったより道悪がひどく、窮屈な位置にいたのも響きました」と分析。特に菊花賞は1着ドゥレッツァには1秒離されたが、2着タスティエーラとは0秒4差。果敢に攻めた走りで、今回の主役候補との走りを比べても、悲観すべき内容ではなかった。
改めて長距離適性についてトレーナーに聞くと「ストライドがいいし、操縦性もあるから、これが持久力につながるんだね。あとは成長したことで、立ち回りの良さが出てきたし、〝待て〟の指示にも我慢できるようになった」とステイヤーの資質を口にする。
木曜午後に決まった枠順は❺枠⑩番。柴田助手は「(後入れの)偶数番はいいし、スタートが決まればいいポジションを取れるところですね」。ゴールデンウイーク全般の天候は微妙だが、今のところ日曜日は大きな崩れはなさそう。うまく天候も味方につければ、大仕事をやってのける可能性は高そうだ。(佐藤将美)
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