中央競馬ニュース

【天皇賞(春)2024】ズバリ!調教診断(最終版) 筆頭はテーオーロイヤル!小差でドゥレッツァらが続く!

 0   11   6,843
【天皇賞(春)2024】ズバリ!調教診断(最終版) 筆頭はテーオーロイヤル!小差でドゥレッツァらが続く!


日曜日に行われる天皇賞(春)の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階


サリエラ【B】
栗東CW併走(24日)。完歩こそ気持ち小さめだが、脚さばきは素軽く重心も低い。馬場をきちんとつかんで走れているし、フォームも比較的安定している。もう少しラストの鋭さが増せば、といったところだが、決して重苦しい動きではない。ひとまず順調とみてよさそうだ。

ヒンドゥタイムズ【C】 ※出走取消


プリュムドール【B】
栗東CW併走(25日)。息を整える程度の内容。直線入り口から僚馬と馬体を並べて手応え良く進み、最後は余力じゅうぶんに前へ出た。リラックスして走れていたし、四肢の回転も滑らか。鞍上とのコンタクトもうまく取れているようだ。前回時よりデキが劣るという印象はなく、いい意味での平行線だろう。

ワープスピード【B】
美浦W併走(24日)。ややもっさりとした走りだが、それはいつも同じ。だからこそ、長丁場で折り合いがつくという利点もある。脚さばきには力感があり、手前替えもスムーズ。完歩もそれなりに広い。デキ落ちの様子はなく、この馬なりに順調ととらえてもいいのではないか。

ブローザホーン【B】
栗東坂路併走(24日)。軽めの内容ゆえ派手なアクションこそないが、前回の中間時に見られた硬さが薄れ、そのぶん前肢のさばきが良くなった印象。この馬とすれば、手前替えもスムーズだった。低い重心を維持しつつ、リズム良く登坂するさまから、体調面の不安はなさそう。実戦に向けての下地は整ったように思える。

ディープボンド【B】
栗東CW併走(24日)。ひと頃に比べると、フォームが気持ち小さく、ズブい気配も若干出ているが、それでも四肢の可動域の広さや、トビの大きさは併せた僚馬2頭とは段違いだ。集中力も高く、全体的な走りの雰囲気は決して悪くない。現状の力を出せる態勢とみる。

タスティエーラ【B】
美浦坂路併走(24日)。当該週の坂路追いはデビュー以来初めて。力感と柔らかさを兼ね備えたフットワーク。トビに高さもある。ただ、前回から6ハロン延長のG1に臨むにしては、前進気勢が過ぎるような気も。体調自体は悪くなさそうなので、あとは本番でのテンション次第。当日の気配を注視したい1頭である。

ゴールドプリンセス【B】
栗東CW併走(24日)。水分を多く含んだ馬場も影響したのか、反応はさほど鋭くないが、相手強化の3200m戦に臨むことを思えば、ハミを強くかむよりはいいのかも。脚さばき自体は力強く、完歩もそれなりに広い。スラッと脚を長く見せていたことも好感が持てる。力関係はともかく、稽古の気配はまんざらでもない。

シルヴァーソニック【A】
栗東坂路単走(24日)。実戦を一度叩いた効果もあってか、前回の中間時より脚さばきが軽くなった印象。前を進む別の馬のキックバックを受けても、リズムやフォームを崩すことなく、力強い脚どりで登坂していたあたり、精神面はいい状況のよう。逆襲の場面があっても不思議はない。

サヴォーナ【B】
栗東CW併走(24日)。手前をコロコロ替えていた点はいただけないが、折り合い的には無理がなく、フットワークも柔らかい。大型馬らしく完歩を広くとれているし、体もしっかり動かすことができている。あと少しキレがほしいところだが、走りの雰囲気は決して悪くない。それなりに整えてきた感を受ける。


マテンロウレオ【B】
栗東CW単走(24日)。整える程度の内容。この馬としては我慢がきいて、ゆったりと運べている。ハミを強くかむ面もなく、首を使ってリズミカルな走り。脚元の動きも悪くなかった。昨年5着時の状態を大きく上回るとはいかないまでも、劣るという印象はまったくない。穴候補として一考の余地はある。

ドゥレッツァ【A】
栗東CW単走(24日)。1週前にしっかり攻めたことが功を奏したのか、当時より仕掛けに対する反応が良くなり、ゴール付近の体の使い方も良化している。前走の中間時に見られた力みが薄れつつあるのもいい傾向。春緒戦の前走時から、一段階状態を上げてきた印象を持つ。

スカーフェイス【C】
栗東CW併走(24日)。低い姿勢を保ち、バランスの良いフットワーク。その一方、折り合い的に難しい面を出し、手前替えがぎこちなく、鞍上の仕掛けに対する反応や伸びも今ひとつ。元来が攻め駆けするタイプゆえ、もう少ししっかりとした動きを見せてほしかった。それを思うと評価は上げにくい。

テーオーロイヤル【A】
栗東CW併走(24日)。オーバーワークを避けた軽めの内容。前を行く2頭を見ながら、鞍上と息を合わせて折り合いはバッチリ。気負わずリラックスして走れているし、バネを感じるフットワーク。前後のバランスもいい。状態は良く映る。ベストを尽くせる仕上がりと判断したい。

メイショウブレゲ【B】
栗東坂路単走(24日)。やや頭の位置が高く、完歩も小さめだが、それは実戦でも同じ。深刻にとらえる必要はない。四肢の回転力自体は高く、フォームも比較的安定している。この馬自身のパフォーマンスはきちんと示している印象。及第点の仕上がりだろう。

チャックネイト【A】
美浦W併走(24日)。直線入り口で僚馬に寄られたが、臆することなく真っすぐ前を向いて進む。スピードを維持しつつ、最後は手応えに余力を残した状態で同入。鞍上からの指示を待てる精神的な余裕を感じるし、フットワークの安定性も高い。好調だろう。デキの良さを活かせるようなら、ここでも出番があっていい。

スマートファントム【C】
栗東CW単走(24日)。コーナーから直線に向くまでは、比較的リズム良く走れていた。だが、その後は前方への推進力を削ぐような完歩がしばしば。ラストの反応と伸びも渋い。1週前の併せ馬でも、格下相手にやや劣勢。相手強化のG1で、好勝負に持ち込める態勢にあるかといえば疑問符が付く。

ハピ【C】
栗東坂路単走(24日)。ダートで良績を残してきた馬とすればスレンダーな馬体。それゆえ、芝もこなせるのだろう。ただ、今回はトビが低く動きも硬め。ふらふらと体幹が安定しない場面が目立つのも気がかり。ラストはそれなりに脚を伸ばしたものの、評価を上げるには躊躇してしまう内容だった。



【調教予想からの注目馬】
A判定は4頭。筆頭には、⑭テーオーロイヤルを挙げたい。昨年12月から3000m以上の重賞を3戦消化、なおかつ好走を続けながらも、この中間の乗り込み量は豊富。体調面に陰りはなく、動きの質も高い。いいムードで大一番に臨めそうだ。

春緒戦の前走時から状態を上げてきた、⑫ドゥレッツァを小差の次点に。ほか、⑯チャックネイト、⑨シルヴァーソニックらも目を配っておきたい。

<注目馬>
テーオーロイヤル ⑫ドゥレッツァ ⑯チャックネイト ⑨シルヴァーソニック


この記事はいかがでしたか?
ナイス (11)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

5月12日()
ヴィクトリア G1
5月11日()
京王杯SC G2
京都ハイJ G2

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

5月5日()
NHKマイル G1
新潟大賞典 G3
5月4日()
京都新聞杯 G2

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
49,313万円
10 ジャックドール 牡6
49,004万円
» もっと見る

3歳
1 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
2 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
3 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
4 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 ジューンテイク 牡3
9,821万円
9 エトヴプレ 牝3
9,644万円
10 スウィープフィート 牝3
9,386万円
» もっと見る