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【天皇賞(春)2024】直撃取材!プロ予想家最速予想 「霧」「回収率予報官」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!

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回収率予報官ー独自開発したデータ分析ソフトで導き出された高回収率馬を予報!


エンジニア目線で競馬と真摯に向き合い、通常のAIと一線を画すデータ分析ソフトを構築。オリジナリティ溢れる理論で、出走馬の単勝回収率を予測する回収率予報官プロに天皇賞(春)の予想をお聞きしました。

―いつものように推奨馬をお願いできますか。

まず、全体的な傾向としてはまだ牝馬が力を発揮できる時期ではないので、牡馬が有利になります。あと、何度かお伝えしたとおり、馬齢は5歳が最も良く、高齢になると力を出しづらい傾向です。そのうえで、今回推奨できる馬は4頭いて、一番おすすめなのはサヴォーナです。


―人気的にも面白いところですね。買い要素はどのあたりでしょう。

今回3200mで前走阪神大賞典は3000mですよね。出走馬の前走距離は様々ですが、変動が少ないほうが結果は出やすいです。また、前走6着なので注目もされにくいと。その点から一番手評価になります。

阪神大賞典から臨戦する馬は多いですが、サヴォーナより上位の馬は過剰評価されやすく狙いづらいとして、それ以下の着順の馬よりもサヴォーナのほうがいいわけですか。

そうですね。あまり結果が悪すぎる馬も勝ちづらく、フルゲートであればサヴォーナくらいの着順が高評価になります。

―2頭目をお願いします。

マテンロウレオです。

―この馬も人気薄ですね。日経賞からの参戦です。

マテンロウレオはマイナス要素がほとんどないですね。前走の日経賞5番人気4着、前々走の京都記念4番人気9着から過剰人気になりにくく、5歳牡馬である点や前走・前々走の間隔も良く、力を出しやすい条件が揃っています。


サヴォーナと2頭が来たら大きいですね。これは単複を買うわけですか。

いえ、基本的に7人気とか、そのくらいの馬は単勝で買うのがおすすめです。複勝よりは単勝のほうがいいですね。

―単勝ですか。その心はというか……。

回収率ですね。馬券購入者の大半は穴よりの馬の複勝を買い、本命よりの馬の単勝を買いますよね。なので、回収率的には穴よりの単勝、本命よりの複勝を買う方法がお得です。

―なるほど。長期的な馬券戦略的には今の考え方がいいわけですね。

もちろん金額は調整しながらでいいと思いますよ。本命サイドの複勝は厚めに、人気薄サイドの単勝は押さえてというように。

―んー、ほかの馬券購入者との心理戦のような感じです。3頭目、4頭目はどの馬になりますか。

ハピディープボンドですね。ハピは、5歳牡馬、前走5番人気9着で注目されにくい点が良く、着順のわりに評価できるタイムですし、間隔もまずまずでマイナス要素が少ないです。ディープボンドは、前走5番人気7着で敬遠されやすくなるので、そこが狙い目になります。


―推奨馬は4頭とも人気薄で楽しみです。

ひとつつけ加えると、推奨4頭中3頭はたまたまキズナ産駒ですが、私の予想ファクターに血統は入っていません。それをふまえ、血統を有効利用できる方でキズナ産駒がいいと判断されるならさらにおすすめ、反対にキズナ産駒がダメだというなら割引くというように、上乗せして考えていただければいいかなと思います。

―ありがとうございます。反対に人気馬の名前は挙がりませんでしたが、狙いづらいでしょうか。

はい、逆に消しという馬は3頭いて、まずドゥレッツァです。

ドゥレッツァが消しですか。

もちろん実力があるのはわかっているんですけど、過剰人気は間違いないと思います。前走の金鯱賞は2着ですが、距離が短かったからと判断されるでしょうし、菊花賞との間隔もあまり良くありません。

―実力は評価しつつ、過剰人気なる条件と力を出しにくい条件が揃っているから馬券的には避けたほうがいいと。消しの2頭目はどの馬になるでしょう。

2頭目はサリエラになります。牝馬ですし、馬体重が軽すぎるのと前々走の間隔もマイナスと条件が良くないですね。


―この2頭を消せるのは大きいです。消しの3頭目をお願いします。

チャックネイトですね。この馬は前走距離と間隔が短く、1着で注目されますがタイムはそれほど良くないと。あと騙馬というのも、夏のほうが力を出しやすいのでマイナスになります。

―名前の挙がらなかった人気馬だと、テーオーロイヤルは前走の阪神大賞典を圧勝でいかにも過剰に買われそうですが、ほかのファクターで補えているわけですか。

それもありますし、前走はタイムはもうひとつでしたが、上がり3ハロンは評価できるものでした。ただ、過剰に買われる要素もあるので差し引きでトントンという感じですね。


取材後記: 推奨馬4頭は人気薄ばかりで楽しみです。「回収率と馬券の買い方」というのは、論文でも書けそうなテーマですね。


ー25週キングの座に君臨!競馬予想界のファンタジスタ


戦歴、レース内容や指数の研究により、的確に出走馬間の力関係を把握し、そこへ長年の馬券生活で育まれた豊富な血統知識をブレンドして、コンスタントに人気薄の激走を見抜くプロ。今年の天皇賞(春)はどう映っているのでしょう?

―出走馬を見渡していかがでしょうか。


とりあえず、ドゥレッツァ1強じゃないかと思っていて、そこからどう馬券を組み立てようかと。

―馬券的には頭固定ですかね。

そうしようかなあ、という感じです。

―高く評価できるのは菊花賞になりますか。

菊花賞も前走の金鯱賞もそうですし、レベル的に今回のメンバーだと一枚上ですね。

―U指数など見ても上という感じですか。

明らかに上ですね。

―条件戦は中距離を連勝しましたが、距離適性をどうお考えでしょう。


どちらかと言うと、2400mより長い距離がいいんじゃないかと。中距離馬という感じではないと思います。

―前走2着の金鯱賞は中距離のカテゴリーですが、勝ち馬との5馬身差はそのあたりも出た結果でしょうか。

距離適性の差もありますし、進路取りの差も大きいですよね。プログノーシスは内からスパンと抜け、ドゥレッツァはゆっくり外に出してという。

―前走の着差は気にならず、距離も良く地力上位だと、死角なしですかね。

強いて不安要素を挙げるなら、右回りだと内に行きたがるような気がしていて、菊花賞の直線も、ルメール騎手が上手く推進力に変えて伸びてきましたけど、ほかの騎手だと同じように加速できない危険性はあると思うんですよ。

―なるほど。新馬戦は右回りで3着ですか。

これも内ラチにへばりつくような走りで負けているんですよね。

―少し気になりますね。とはいえ、ドゥレッツァが抜けた存在として、対抗候補はどの馬になりますか。


対抗候補となると、タスティエーラブローザホーンテーオーロイヤルあたりですかね。このあたりの取捨は難しいですけど。

阪神大賞典組が多いので、こちらからお聞きすると、『キーホース診断』でも書かれていましたが、テーオーロイヤルは圧勝でもやはり立ち回りは完璧に近いものがあったと。

完璧であったことに加えて、ほかの馬がわりと苦しい競馬をしているんですよね。

―特に苦しい競馬をしていたのはどの馬になりますか。

ブローザホーンサヴォーナです。この2頭は速いペースの日経新春杯から臨戦したためか、阪神大賞典ですごい力んでいました。ブローザホーンは内めにいましたが、サヴォーナは外めにいたので、一番苦しい競馬をしたのはサヴォーナという印象があります。

―能力的な問題もあるかと思いますが、サヴォーナは穴で狙えそうですか。

想定人気の7~8人気以内で決まるような気もしますが、あえて穴を挙げるならサヴォーナですかね。あと、典さんの大逃げがちょっと怖いくらいです。

ブローザホーンは上位人気な気もしますが、食指は動くでしょうか。


基本的には重馬場とか、癖のある馬場向きの馬だと思うので、パンパンの良馬場だとあまり魅力はないですよね。

―対抗候補でも条件次第では手を出しづらかったり、相手選びが難しいです。タスティエーラの前走大阪杯11着は負けすぎな気もしますが……。

断言はできないですけど、阪神競馬場に遠征する関東馬が度々不可解な負け方をしたりしますよね。

―言われてみると、エフフォーリアとかありましたね。

阪神競馬場にある関東馬の出走馬房は、立地が悪いというのが昔からあるんですよ。

―へえ、これは面白い話ですね。気にしたこともありませんでした。

観客の声とか車の音とか、ダイレクトに入る位置にあるみたいで。

―繊細な馬にはちょっと嫌な環境ではあるわけですね。


まあでも、タスティエーラのお父さんのサトノクラウンも今話したような理由で大阪杯をボロ負けして、次走の宝塚記念では関西馬が使う馬房を使わせてもらって復活したという経緯があるんですよ。で、タスティエーラサトノクラウンと同じ堀厩舎ですから、はたして同じ失敗をするのかと。

―なるほど(笑)。あくまで凡走の可能性のひとつということですね。

ただ、理由はともかく大阪杯タスティエーラは普通の状態でなかったのはたしかですよ。

―脚が速いイメージがないんですが、距離が延びる点は良さそうですか。

なんとなく、ステイヤーっぽくなっている感じはしていて、3000mあたりの距離は合うのかなと思うんですよ。その反面、堀厩舎にはめずらしく最終追い切りは坂路単走ということで、悩みどころです。

ドゥレッツァの相手選びは、馬場や枠でわりと変わりそうですね。あとは、人気どころでサリエラはどうですかね。

サリエラも迷いますよね。数字上だと全然足りないんですけど。今年のメンバーで京都ならとも思いますし。

―そのほか、リピート狙いのベテラン勢なども苦しいでしょうか。


ドゥレッツァを本命にするなら、ちょっとそこまでは手を伸ばしにくいですよね。


取材後記: 対抗以下が難しそうですね。ドゥレッツァの相手がどの馬になるのか最終結論にも注目です。


以上、プロ予想家2名の天皇賞(春)の見解と注目馬を紹介しました。穴っぽいところからサヴォーナマテンロウレオが共通して挙がりましたね。それでは、また来週お会いしましょう。

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