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「弱起の曲」というのをご存知だろうか? 普通、曲というのは“一拍目”から始まるが、0小節目の最後の一拍、つまり1小節目の“前の小節”の最後の一拍から始まる曲をそう言う。
学校の校歌というのは通常4拍子が多く、曲の旋律も歌詞も皆似たようなものだが(笑)、私の出身の小学校の校歌はかなり変わっていて、この“弱起の曲”だった。それだけでも珍しいが、校歌の途中で全員で手ばたきする部分などもあり、実に特徴的だった。
音楽理論では「弱起の曲」は1拍早く始まった分、最後の1小節を1拍早く終わらせるルールが存在する。それはそうなのだが、この小学校校歌の終わり方は、なぜか最後の1小節(伴奏)が4拍あるうちの2拍までで終わる。つまり“一拍早く始まった”曲が“2拍早く”終わっていた。
作った人の間違いと思えばそれまでだが、躍動的な曲調から考え、最後の1小節を「2拍」で終わらせたのには恐らく意味があり、曲全体の躍動感を損なわないために敢えてそうしたか、最後の一拍は「休符」だったのだと私は思っている。ところがある時、音楽の先生がこれを校長に意見し、「これは弱起の曲だからこの楽譜はおかしい」と詰め寄り、最後の一小節を書き換え、3拍目まで伴奏を延長した。たった一拍の話だが、これにより、躍動感いっぱいだった母校の校歌は、なんとも締まりの無い終わり方の、つまらない曲に変わってしまった。これを当時歯痒く思ったのを覚えている。小学6年の時のことだ(笑)。
さて、「躍動感」が命だったのは私の母校の校歌だが、躍動感と言えば競馬だ。今週日曜、京都競馬場のメイン競走マイラーズCは言わずと知れたマイルの重賞。勝ち馬予想にうってつけの金言を紹介しよう。
曰く「マイルは躍動感あるフォームの馬を狙え」。
馬には距離適性があるが、これを見分ける方法は主に3つ。1つ目は血統で、2つ目は体型。そして3つ目は「走るフォーム」だ。血統、体型による見分け方は別の機会に譲るとして、フォームに関して言えば、前傾姿勢が深く、後ろ脚の蹴りが強いほど、距離適性としては短い傾向が強い。マイルも距離区分としてはいわゆる「短距離」に属し、長距離向きの滑るような走りよりは、弾むような躍動感ある走りの馬のほうが向いている。
ソウルラッシュは全6勝のうち5勝がマイル。直線抜け出す時の瞬発力は圧倒的で、回転の速いフットワークと重心の低いフォームはマイル向き。57kgの斤量は同馬にとって楽で、ここでも主役を張れる存在だ。
インターネットで母校の校歌を歌う動画を見つけた。最後まで聞いたが、変わってしまった最後の一小節はやはり3拍目まであり、重たい感じの終わり方を聞いてなんとも虚しい気持ちになった。小学生の頃は先生に逆らうなんて考えもしなかったが、今、怖いものは何も無い(笑)。書き換えられた、あの伴奏の最後の一小節は本当は違う……と投書でもしてみようか。そんなことを考えた春の夜である。
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安田記念以外崩れてないしね笑