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京都記念の追い切りが7日、東西トレセンで行われた。栗東では、ベラジオオペラがCWコースでキレのある動きを披露し、調教評価は最高の『S』を獲得。前走のチャレンジCに続く重賞連勝へ、態勢は整った。
春のGⅠ戦線に向け、好スタートを切る。ベラジオオペラが栗東CWコースで、気持ちよく伸びた。栗東に駆けつけて手綱を取った横山和騎手の声も、弾んだ。
「力むことなく、伸び伸びと走っていました。乗っていて気持ちよかったです。いい感じで仕上がっています」
セオ(3勝)、サヴァ(OP)と併せ馬。道中は2番手でスムーズに折り合い、直線では真ん中に。重馬場をものともせず、馬なりのままラスト1ハロン11秒5(6ハロン83秒6)とシャープに伸び、セオにクビ差、サヴァには半馬身先着した。
1週前追い切りは上村調教師が自ら騎乗し、CWコースで3頭併せで一杯に追われて6ハロン81秒8-11秒5。師は「その甲斐あって抜群の動きをしていた」と今週の動きを評価する。サンスポ調教評価も最高の『S』だ。
昨年は3連勝でスプリングSを制し、日本ダービーではメンバー最速の末脚を繰り出して4着。世代上位の力を示した。菊花賞こそ体調が整わずに出走しなかったが、半年ぶりに出走した前走のチャレンジCは、GⅡの上位常連ボッケリーニをハナ差退けてV。馬体重も20キロ増えて、成長したことを証明した。トレーナーも「わずかの差ですが、勝ち切ってくれてよかった。(馬体増は)成長分」と目を細める。
目標とする大阪杯(3月31日、阪神、GⅠ、芝2000メートル)に向けて、今回は内容も結果もほしいレース。ジョッキーが「この馬と大きい舞台で活躍できるように、しっかり結果を残したい」と意気込めば、指揮官も「GⅠを取らせてあげたいし、大阪杯に向けて自信を持っていけるように」と力を込める。さらなる高みを目指し、ここでの勝利は譲れない。(北池良輔)
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