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ヴィクトリアマイル G1

日程:2024年5月12日()15:40 東京/芝1600m

ヴィクトリアマイルデータ分析

コース図東京芝1600m

春のマイル女王決定戦であるヴィクトリアマイル。2014年以降は、ヴィルシーナ(2013・2014年1着)、ストレイトガール(2014年3着、2015・2016年1着)の2頭が連覇を達成。ほか、ジュールポレール(2017年3着、2018年1着)、ノームコア(2019年1着、2020年3着)、ソダシ(2022年1着、2023年2着)なども複数回好走(3着以内)している。リピーターの出現率が高いレースであり、過去に当レースで好走経験があればそれだけで有力な軸馬候補となる。生産者別では、7勝、2着5回、3着3回をマークしている、ノーザンファームが断然の存在。2着連対圏を逃した年は2015年の一度だけで、該当馬の出走があるようならマークは外せない。ヴィクトリアマイルの舞台となる東京芝1600mは、バックストレッチの右奥からスタート。3~4コーナー以外は直線のため、紛れが少なく能力を発揮しやすいコースである。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
まず目立つのが人気薄の激走の多さで、どの券種も平均配当は軒並み高い。3連単2,000万円超のジャンボ配当となった、2015年の大波乱が数字を押し上げているのは確かだが、それを抜きにしても高水準であることに変わりはない。当レース創設以来、1番人気は【5.4.1.8】で過半数が馬券に絡んでいるものの、2~3番人気は【2.4.3.27】という低調な成績。2番人気以下で馬券に絡んだ馬は、人気サイドから人気薄までまんべんなく散らばっており、低評価だからといって軽く扱うことはできない。とりわけ活躍が顕著なのが7~12番人気で、2012年から2019年の間は8年連続で複勝圏入りを果たし、2021年も2着に食い込んでいる。高配当を狙うのであれば、ここから勝負するのもひとつの手だ。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 5-4-1-8 27.8% 50.0% 55.6% 50.0% 70.6%
2番人気 2-0-1-15 11.1% 11.1% 16.7% 44.4% 24.4%
3番人気 0-4-2-12 0.0% 22.2% 33.3% 0.0% 69.4%
4番人気 3-2-2-11 16.7% 27.8% 38.9% 113.9% 86.7%
5番人気 3-0-3-12 16.7% 16.7% 33.3% 205.0% 111.7%
6~9番人気 3-3-6-60 4.2% 8.3% 16.7% 70.3% 87.9%
10番人気以下 2-5-3-146 1.3% 4.5% 6.4% 56.8% 113.5%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 4-1-0-1 66.7% 83.3% 83.3% 98.3% 93.3%
2.0~2.9倍 0-1-1-3 0.0% 20.0% 40.0% 0.0% 50.0%
3.0~4.9倍 3-3-1-8 20.0% 40.0% 46.7% 74.0% 71.3%
5.0~7.9倍 3-4-1-21 10.3% 24.1% 27.6% 70.7% 61.4%
8.0~14.9倍 4-2-8-26 10.0% 15.0% 35.0% 126.0% 115.3%
15.0~19.9倍 2-0-2-12 12.5% 12.5% 25.0% 231.9% 99.4%
20.0~49.9倍 1-5-3-71 1.3% 7.5% 11.3% 35.4% 93.4%
50.0倍以上 1-2-2-122 0.8% 2.4% 3.9% 47.5% 104.2%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 2,830円 130円 1,184円
複勝 8,500円 110円 665円
枠連 11,230円 390円 2,880円
馬連 42,710円 750円 10,768円
ワイド 86,580円 330円 7,971円
馬単 73,990円 950円 21,874円
3連複 2,860,480円 1,720円 310,691円
3連単 20,705,810円 7,340円 2,241,214円

【脚質】
別掲の脚質別成績を見ると、勝率・連対率・複勝率に関しては、逃げ、先行、差しがほぼ互角。だが、2014年以降の1~3着馬30頭中20頭を4角7番手以内通過馬が占めており、イメージよりも中団より前の組が有利だということは強く意識しておくべき。それを裏付けるのが上がり3Fタイム上位馬のパフォーマンスだ。なかでも同最速馬は【3.3.0.8】と半数近くが連対(2着以内)している。ただし、その多くは人気サイドゆえに配当妙味は乏しい。こうした傾向が、必ずしも差し有利のレースではないということの証左である。軸馬には、中団より前の位置が取れる馬を選ぶようにしたい。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 1-1-2-14 5.6% 11.1% 22.2% 157.2% 590.0%
先行 5-6-6-49 7.6% 16.7% 25.8% 28.9% 92.3%
差し 12-9-7-114 8.5% 14.8% 19.7% 117.0% 86.2%
追込 0-2-3-87 0.0% 2.2% 5.4% 0.0% 17.5%

【枠順】
東京芝1600mは、スタートしてから最初のコーナー進入までの距離が長く、ポジション争いはさほど激しくならないため、枠順による有利不利が少ないコース形態。だが、それはあくまで開催時期を考慮しない場合の話。例年、A→Bのコース変更週に行われるヴィクトリアマイルでは、内枠が猛烈な強さを見せている。当レース創設以来、1~3枠が馬券に絡まなかった年は2回だけ。2頭以上が複勝圏入りするケースも珍しくはない。別表の枠順別成績を見ればわかるように、1・2・3枠の複勝率はいずれも高水準だ。かといって6~8枠のパフォーマンスも決して悪いものではなく、外枠不利と決め付けるのは早計。内枠有利&外枠不利ではなく、単純に「内枠有利」と結論付けたい。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 1-2-7-26 2.8% 8.3% 27.8% 10.8% 116.1%
2枠 3-2-3-28 8.3% 13.9% 22.2% 247.5% 128.6%
3枠 7-0-1-28 19.4% 19.4% 22.2% 159.2% 62.2%
4枠 0-3-1-31 0.0% 8.6% 11.4% 0.0% 91.1%
5枠 0-4-1-30 0.0% 11.4% 14.3% 0.0% 86.3%
6枠 4-1-0-31 11.1% 13.9% 13.9% 36.7% 21.7%
7枠 2-1-2-46 3.9% 5.9% 9.8% 90.2% 32.9%
8枠 1-5-3-44 1.9% 11.3% 17.0% 7.7% 204.5%

【血統】
リピート好走が多いなかでもクロフネ産駒の勝ち馬はその傾向が強く、2012年ホエールキャプチャ、2022年ソダシの2頭は、前者がハナ差、後者がアタマ差と、翌年も勝ち馬とタイム差なしの2着に好走。また、2019年には母の父にクロフネを配されたノームコア(父ハービンジャー)が、当時の芝1600mにおける日本レコードを更新するなど、その存在感をおおいに示している。ほか、フジキセキディープインパクトが種牡馬として最多となる4勝を記録。後者の産駒は2021年に1~3着を独占しているが、1着グランアレグリアは母の父Tapit、2着ランブリングアレーと3着マジックキャッスルは母の父シンボリクリスエスとなるため、いずれも母系にSeattle Slewの血脈を持つことでも共通していた。2022年2着ファインルージュ、2023年1着ソングラインと近年はキズナ産駒も上位を賑わせているだけに、今後はディープインパクト系としての動向にも注目していきたい(東京芝1600mのコース全般における種牡馬別成績は下記のとおり)。

◆同コース種牡馬別成績(東京競馬場/芝/1600m/過去5年)集計期間:2019/05/05~2024/05/05

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 ディープインパクト 47-22-21-210 15.7% 23.0% 30.0% 92.4% 59.2%
2 ロードカナロア 26-34-24-182 9.8% 22.6% 31.6% 53.6% 71.4%
3 エピファネイア 23-15-15-125 12.9% 21.3% 29.8% 81.3% 72.5%
4 ドゥラメンテ 17-14-10-86 13.4% 24.4% 32.3% 75.1% 56.0%
5 モーリス 14-16-16-104 9.3% 20.0% 30.7% 38.3% 60.9%
6 ルーラーシップ 13-10-12-123 8.2% 14.6% 22.2% 61.9% 56.1%
7 キングカメハメハ 11-14-7-68 11.0% 25.0% 32.0% 44.1% 62.9%
8 キズナ 11-12-5-76 10.6% 22.1% 26.9% 64.3% 58.0%
9 ハーツクライ 10-16-19-102 6.8% 17.7% 30.6% 38.0% 70.7%
10 ハービンジャー 10-13-9-80 8.9% 20.5% 28.6% 35.2% 132.5%

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