ブローザホーン(競走馬)

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ブローザホーン
ブローザホーン
写真一覧
現役 牡5 鹿毛 2019年5月10日生
調教師吉岡辰弥(栗東)
馬主岡田 牧雄
生産者岡田スタツド
生産地新ひだか町
戦績20戦[6-3-4-7]
総賞金26,264万円
収得賞金11,050万円
英字表記Blow the Horn
血統 エピファネイア
血統 ][ 産駒 ]
シンボリクリスエス
シーザリオ
オートクレール
血統 ][ 産駒 ]
デュランダル
ジョイアサーティン
兄弟 リヴァイデント
市場価格
前走 2024/04/28 天皇賞(春) G1
次走予定

ブローザホーンの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/04/28 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 18358.852** 牡5 58.0 菅原明良吉岡辰弥 424
(-2)
3.14.5 0.334.6⑫⑬⑫⑫テーオーロイヤル
24/03/17 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 15223.213** 牡5 58.0 菅原明良吉岡辰弥 426
(0)
3.07.6 0.835.3⑤⑤⑤⑤テーオーロイヤル
24/01/14 京都 11 日経新春杯 G2 芝2400 14584.111** 牡5 57.0 菅原明良中野栄治 426
(+12)
2.23.7 -0.135.8⑧⑧⑧⑥サヴォーナ
23/10/09 京都 11 京都大賞典 G2 芝2400 14115.02** 牡4 57.0 菅原明良中野栄治 414
(-8)
-- ----⑨⑧⑫⑭止プラダリア
23/08/05 札幌 11 札幌日経OP (L) 芝2600 14462.311** 牡4 57.0 岩田康誠中野栄治 422
(-6)
2.42.0 -1.035.4アケルナルスター
23/07/16 函館 11 函館記念 G3 芝2000 16485.023** 牡4 55.0 岩田康誠中野栄治 428
(+8)
2.01.8 0.435.6⑮⑮⑮⑬ローシャムパーク
23/05/07 京都 9 烏丸S 3勝クラス 芝2200 15593.511** 牡4 56.0 岩田康誠中野栄治 420
(0)
2.14.9 -0.835.9⑤⑤⑤④ロードプレジール
23/03/04 中山 9 潮来特別 2勝クラス 芝2500 118104.731** 牡4 55.0 菅原明良中野栄治 420
(-8)
2.31.5 -0.335.5エンドロール
23/01/22 小倉 10 海の中道特別 2勝クラス 芝2600 136814.065** 牡4 57.0 西村淳也中野栄治 428
(0)
2.42.0 0.435.4④④⑥⑩メイショウブレゲ
22/12/18 中山 12 3歳以上1勝クラス 芝2500 12333.611** 牡3 55.0 戸崎圭太中野栄治 428
(+2)
2.38.6 -0.335.3ボンベール
22/11/19 福島 12 3歳以上1勝クラス 芝2000 161132.482** 牡3 54☆ 角田大和中野栄治 426
(0)
2.01.7 0.035.8⑦⑦⑦⑦エニシノウタ
22/06/25 函館 6 3歳未勝利 芝2000 12675.831** 牡3 56.0 横山武史中野栄治 426
(+2)
2.02.5 -0.134.9⑤⑤⑤⑦ベアーザベル
22/06/11 函館 4 3歳未勝利 芝2000 11665.623** 牡3 56.0 横山武史中野栄治 424
(+18)
2.01.5 0.335.6ノートルプロメス
22/04/24 福島 6 3歳未勝利 芝2000 16114.528** 牡3 56.0 黛弘人中野栄治 406
(-12)
2.02.0 0.736.0⑭⑫⑬⑬エグランタイン
22/04/02 中山 5 3歳未勝利 芝2000 185922.474** 牡3 56.0 田辺裕信中野栄治 418
(+2)
2.02.9 0.734.9⑬⑬⑭⑬ヴィブラツィオーネ
22/03/13 中山 5 3歳未勝利 芝2000 178157.545** 牡3 56.0 田辺裕信中野栄治 416
(-4)
2.01.7 1.236.1⑬⑫⑨⑧タシット
22/02/27 中山 5 3歳未勝利 芝2000 188169.253** 牡3 56.0 大野拓弥中野栄治 420
(-14)
2.01.8 0.536.4⑩⑩⑦⑧シャーマンズケイブ
22/01/09 中山 5 3歳未勝利 芝1600 168167.559** 牡3 56.0 戸崎圭太中野栄治 434
(+8)
1.35.6 0.835.7⑪⑪⑫ゴーゴーユタカ
21/12/25 中山 3 2歳未勝利 芝1600 1661225.362** 牡2 55.0 田辺裕信中野栄治 426
(-8)
1.37.0 0.135.3⑫⑪⑦ニシノメグレス
21/11/27 東京 5 2歳新馬 芝1600 1681513.344** 牡2 55.0 戸崎圭太中野栄治 434
(--)
1.37.3 0.835.2⑩⑩コウキ

ブローザホーンの関連ニュース


くりーくー“新馬戦キラー”の異名を持つ実力派!!


オグリキャップを破り、天皇賞秋を勝ったスーパークリークに魅せられ競馬人に。一般的には注目度の低いレースで淡々と結果を出し続けるくりーくプロに、ヴィクトリアマイルについてお聞きしました。

ーいつもどおり、調教が良く見えた3頭からお聞きします。最も良かったのはどの馬でしょうか。

1番手はコンクシェルです。

ー3走前12着から、3勝クラス、中山牝馬Sを連勝中の馬ですね。

休み明けの大敗は乗り込みが足りなかった印象で、そこから使われつつ良くなっていると思います。この中間も1週前は強めに、最終は先行から気分良さそうに走っていて、「調子がいいなあ」と感じますね。

ー連勝中はわりとタイトなローテでしたが、そこは気になりませんか。

調教プラス、レースで仕上げているような感じですし、問題ないと思いますよ。今回は少し空いた分、負荷をかけているのもいいですね。

ーマイルへの短縮はどう思われますか。

1800mを連勝中ですから、1600m以下の馬ではない気はします。1600mを走るなら、スタミナを問われるレースが合いそうですよね。

ーハナへ行けそうな組み合わせですが、先手から自分に向く形を作るのがベストですかね。

スローのよーいドンではなく、なるべく地力勝負の流れに持ち込めるといいと思います。

ーコンクシェルの出方次第で、ほかの馬の狙い方も変わって来そうですね。楽に行かせたら頭のイメージもありますか。

そうですね。坂上から伸びるというより、バテないイメージなんですよ。前走も前々走も、ゴールを過ぎてもずっと伸びているというか、後ろから来た馬との差が縮まらないんですよね。逃げなくても、番手から早めに直線で突き放す形など、そのあたりの良さを上手く活かしてほしいです。

ー少額でも単勝を押さえておくと面白いかもしれませんね。調教2番手はどの馬ですか。

モリアーナです。

ー前走の阪神牝馬Sは3着でした。

前走は馬体が立派に映り、走りに力強さはありましたが、休み明けの分キレなかった印象です。今回は2週前、1週前と好時計を出していて、上積みはあると思いますよ。1週前に見られた左にササる面も、最終追い切りでは解消されていましたし、終いもしっかり伸びて、仕上がりの良さを感じますね。

ー東京への舞台替わりをどう見ていますか。

昨年秋の紫苑Sはすごいキレで勝ちましたが、東京だと早めに仕掛けると止まってしまう恐れはありますよね。

ーやはり、長く脚を使うより一瞬のキレという印象はありますか。

ありますね。ただ、ジョッキーは継続して乗って、仕掛けどころを把握しているはずですからね。

ー前走は展開の向かない3着ですし、期待したいですね。調教3番手の馬をお願いします。

マスクトディーヴァです。

ーそちらでしたか。前走の阪神牝馬S1着からさらに上昇という感じでしょうか。

使いながら良くなっている感じはありますよね。あまりびしっとやらないんですけど、本数をこなすタイプで、この中間もしっかり乗り込まれています。最終追い切りもすごく良いという感じではありませんけど、前回から上がっているかなと思います。

ーもう1頭、人気になりそうなナミュールは名前が挙がりませんでしたが、調教はもうひとつでしたか。

ドバイ帰りで、追い切りは日曜にやって、当週水曜の今日のみなんですよね。時計的には問題ないですが、迫力がないというか、もう少し走れていいよなと。疲れていないとコメントが出ていても、疲れていないならもっと乗り込んでいる気もします。

ー昨年富士S、マイルCSを連勝した時に比べると劣りますかね。

うーん、この馬は調教がダメでもレースで走ったりするので、難しいところはあるんですよね。ただ、わりと調教は良いケースが多いなか、今回はそれほど良く見えなかったので……。人気になるなら押さえくらいに止めようかと思います。この後、安田記念もありますからね。

ーローテ的にも阪神牝馬S経由のほうが、勝ちに来ている感はありますね。枠順等あると思いますが、現状コンクシェルを軸にする感じでしょうか。

コンクシェル軸で行きたいところですね。出遅れなければ、そこそこいい走りをしてれると思うので。

ーこの馬からなら配当面も楽しめますね。挙がった馬以外に気になる馬がいればお願いします。

今回は中間それほど良く見える馬がいなくて、最終だとスタニングローズは良かったです。

ー休み明けの大阪杯からの臨戦ですね。

この馬は坂路でいい時計を出すんですけど、大阪杯のときは物足りない感じでした。先週も微妙でしたが、最終追い切りを見ると使われて良くなったという感じはしましたね。この馬も前に行くと思うので、その点でも期待したいです。


取材後記:ミナレットの年のように、コンクシェルスタニングローズの行った行ったとかないですかねえ。波乱を期待したくなってきました。


豚ミンCー庶民にやさしく、効き目抜群ですぐはつらつ!その“神眼“で見抜く◎!!


10年間の厩務員生活を経て、友人のすすめきっかけにプロ予想家へ。レースリプレイの検証で妙味ある穴馬を見抜く豚ミンCプロにヴィクトリアマイルの予想についてお聞きしました。

ー予想のポイントからお願いします。

ここ最近のヴィクトリアマイルに比べるとちょっとレベルが落ちるような気がしていて、そのうえで出走馬間には多少力差があると思います。買う側としてはそのあたりを意識しつつ、どう回収率を上げるかがポイントになるのではないでしょうか。

ー力差を感じるとのことですので、人気馬からお聞きします。まず、マスクトディーヴァは妥当に上位の見立てですか。

マスクトディーヴァは普通に上位かと思っています。しかもモレイラ騎手が続けて乗るんですよね?

ーその予定ですね。阪神牝馬Sのレース後、X(旧ツイッター)には「着差はあるわけではないけど、マスクトディーヴァは完勝」と書かれていました。

前走はまったく全力投球に見えませんでした。ウンブライルに差を詰められたところから、さらに追い出せばおそらくスーっと伸びていったと思っています。今回は本気で追ってくると思うので、普通にスタートが決まれば馬券圏内には来てもらわないと困りますね。

ーなかなか信頼度が高そうですね。人気を分け合いそうなナミュールと、どちらが上と見ているでしょうか。

単純な力量であればマスクトディーヴァのほうがちょっと上かと思っています。でも、マイルに関してはナミュールのほうが上かもしれませんね。ここ2戦も乗り方1つで勝っていたと思っています。武騎手ならなんなくこの馬の力を発揮する立ち回りをするでしょうし、ナミュールの一気の差し切りも考えて馬券を考える必要はあると考えています。

ー甲乙つけがたい2頭ですね。阪神牝馬S2着のウンブライルは、勝ち馬と0秒1差でも少し力差がある印象でしょうか。

力差はあると思います。申し訳ないですが、最初からそこまで強くないと感じていて、今まで印を打ったとしても△までだったはずです。結局「道悪のほうがいいんじゃないのかな?」とメモしていたころもあって、前走も無印にしました。

ー道悪ですか。ちょっと前走の着順を鵜呑みにしにくいです。

前走は馬券になったわけですが、やはり一線級には敵わないという走りに見えてしまいました。今回はG1と相手強化でそう簡単に上位には来られないと思いたかったのですが、そこまで相手は変わっていないのでね……。これだとまた上位に来てもおかしくない、ということになってしまいますね。

ーたしかに阪神牝馬S組が多いですよね。出走予定馬には過去の『直撃取材!』や『トッププロ厳選の穴馬!』で名前が挙がった馬、ドゥアイズモリアーナコンクシェルもいます。このあたりの馬で、今回も期待できそうな馬はいるでしょうか。

その3頭だと、コンクシェルですね。前走はしっかり逃げて勝ってくれましたし、やはり自分の形だと粘り強い馬です。今回のメンバーを見るとそこまで必死に逃げるのはいないように見えるので、すんなり逃げが叶えば好走してもおかしくないと思っています。

ーそれほど人気もなさそうですし、楽しみです。

ただ、岩田望来騎手はG1だとちょっと控えめな騎乗が目立つのでね……。前走はしっかり押して逃げましたが、G1で同じことができるか注目ですね。

ーモリアーナはよく直線の短い競馬場向きと仰っていましたが、となると東京は厳しいでしょうか。

この舞台だとちょっと乗り方が難しいとは思いますよね。ただ、まったく無理なわけではないので、横山典弘騎手がモリアーナに合った立ち回りをすれば馬券圏内はあってもいい馬です。個人的には、うまくいかないことを願ってもちろん買わないです。とはいえ、天皇賞春の『トッププロ厳選の穴馬!』では、買いたくなかったテーオーロイヤルブローザホーンが来たので、そんなことは気にせず、買いたい人は買ったほうがいいです!(笑)

ー最終的な判断はご自身でということで。これまでのお話をふまえ、現状軸はどの馬を考えていますか。

今のところマスクトディーヴァですかね。ナミュールは大きなミスをしなければほぼ追い込んで来ると思いますが、マスクトディーヴァはずっと期待しているのでね。モレイラ騎手の力も大きいと思うので、期待を込めて本命の予定です。人気次第では展開面からコンクシェルもありかなと思っていますが。

ーありがとうございます。コンクシェルも穴っぽいですが、ほかに人気薄で期待できそうな馬はいますか。

サウンドビバーチェでしょうか。去年は地味に5着には来ていて、その時のメンバーを考えれば十分好走してもいいような気がします。ナミュールは道中不利がありましたが、一応そこに先着していますしね。

ー昨年よりも人気落ちしそうですし期待したいです。最後に挙がった馬以外に注目馬がいればお願いします。

ライラックですね。中山だけ気をつけていればいいと思っていたら、4走前の府中牝馬Sで馬券になりましたからね。よく分からない馬になってきたので、どれくらい走れるか注目しています。


取材後記:人気2頭の牙城を崩すのはなかなか難しそうですが、名前の挙がった人気薄の好走にも期待したいですね。


以上、プロ予想家2名のヴィクトリアマイルの見解と注目馬を紹介しました。お二方とも、人気サイドからマスクトディーヴァ、穴っぽいところからコンクシェルの名前が挙がりました。それでは、また来週お会いしましょう。

天皇賞・春2着のブローザホーンは宝塚記念へ 2024年5月1日(水) 14:38

天皇賞・春2着のブローザホーン(栗・吉岡、牡5)は、引き続き菅原明騎手とのコンビで宝塚記念(6月23日、京都、GⅠ、芝2200メートル)を目指す。

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【天皇賞(春)2024ほか】次走激アツ君メモ 典型的な遅咲きステイヤー、ブローザホーンのグランプリに期待! 2024年4月29日(月) 14:00




週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬(激アツ君)をピックアップします。


【4月27日(土)】
東京11R 3歳オープン G2青葉賞 芝2400m 晴 良
15番 ショウナンラプンタ(7番人気2着)
勝ち時計から考えるとダービーで勝ち負けできるレベルではなく、その意味では“次走”でなく“次々走”激アツ君かもしれないが内容は強かった。府中芝2400mの15番枠は恵まれた枠とは言えず、スタートが特段遅かったわけではなかいが内から好位を取りに一斉に動いた他馬に押され、1角では後方5番手に。レースVでは向正面、必死で抑える鞍上の頭がグラグラ揺れ、消耗もかなり大きかったはずだが直線の手応えは十分。内もまだ止まらない馬場で勝ち馬に鋭く外から迫った。520kg超えの恵まれた馬体も魅力でダービーより先の、馬が完成された時点でのパフォーマンスに期待がかかる。長い目で追いかけてみたい。 【次走注目度:S】


【4月28日(日)】
新潟3R 3歳未勝利 ダ1800m 晴 良
5番 アスクデビューモア(4番人気1着)
他馬に比べて3kg減は大きかったが、この距離・条件で2位につけた上がり1.0秒差はポテンシャルの違いとしか言いようがなく、昇級後も能力だけならアッサリ勝てそうなレベルだ。念のため過去のレースを見てみたが、休養前の1戦以外は負けつつもかなり良い脚を見せている。今日はハナに行きたい馬が多かったのと二の脚がつかなかったことで好位を取れなかったが、スタートそのものは出ている。ペースが上がった3角から4角の上がり方もスムーズで、4角後方4番手から矢のように伸びた。勝ち方を考えるとある程度人気になりそうだが、昇級しても引けを取らないと思う。狙ってみたい。 【次走注目度:A】

東京3R 3歳未勝利 ダ1600m 晴 良
13番 レッドラウル(6番人気4着)
レースVだと分かりづらいが、パトVで見るとスタート直後に両脇の馬に挟まれ進路を塞がれ、一旦控えて外に出している。そのまま馬群からポツンと離された後方2番手でレースを進め、ようやくエンジンが掛かったのは直線に向いてから。その直線では、他馬から不利を受けない大外を通っての進撃をはかったがいかんせん前との距離がありすぎた。バテた馬をかわしただけの4着だったが、このクラスでは明らかに脚力が違う。課題は多いが未勝利のまま福島あたりまで引っ張れば、人気の先行馬を一気に差し切るシーンも期待できそう。次走狙ってみたい一頭だ。 【次走注目度:A】

京都11R 4歳上オープン G1天皇賞(春) 芝3200m 晴 良
5番 ブローザホーン(5番人気2着)
勝ったテーオーロイヤルについてはお見事の一言だが、このレースで次走買うべき馬を一頭挙げれば迷いなくブローザホーン。420kgの馬格で58kgを背負って今日の流れ、馬場状態で追い込んでの2着は絶賛すべきで、同じ追い込んで上位に来たスマートファントムとは通ったコースが全く異なる分、価値はこちらが圧倒的に上。流れ、展開、位置取り、どれをとっても、何回レースVを見ても、道中この馬の激走を予測させる要素は一つもなく、そこからの直線、ただただ一頭脚色が違うというレースだった。デビュー以来のレース結果を辿ってみたが、去年の春くらいから明らかに馬が違う。典型的な遅咲きのステイヤーで、今日は負けたが次はどの馬が相手でも要注意だ。宝塚記念有馬記念に出走してきたら中心で狙ってみたい。 【次走注目度:S】

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【天皇賞(春)2024】重賞レースおさらい帳 ステイヤー躍動の流れを味方に付けて! テーオーロイヤルが堂々の押し切りで悲願のG1制覇 2024年4月29日(月) 13:00


改めて、レースは生き物だと実感させられる結果だった。

特に天皇賞(春)菊花賞のような長距離レースは、メンバー、展開、馬場傾向などによって大きく性格を変える。時には中距離的な要素を問われるスピード決着になり、時には真のステイヤーでないと残れないスタミナ決着になる。どちらに振れるかはゲートが開いてみないと分からず、予想する上での入口でありながら、非常に難しい要素だ。


結論から言えば、今年は明らかに後者の年だった。

序盤でハナを切ったマテンロウレオは、前半で複数回11秒台のラップを刻み、締まった流れを形成。

中盤は多少緩んだ流れになったものの、残り800m地点から、スタミナに任せてディープボンドサヴォーナテーオーロイヤルらが進撃を開始。逃げていたマテンロウレオや、序盤から力み気味に好位に付けていたドゥレッツァはこれに抵抗できず、終始抜群の手応えで進めたテーオーロイヤルがそのまま余裕を持っての押し切り勝ち。2着ブローザホーン、3着ディープボンドはもちろん、4着スマートファントム、5着ワープスピード、6着サヴォーナと、"ステイヤーらしさ"を色濃く持った馬たちが上位を独占する結果となった。


勝ったテーオーロイヤルは、ダイヤモンドS、阪神大賞典に続き、3000m級のレースを3連勝。懸念されていた"目に見えない疲れ"も全く感じさせず、名実共に国内最強ステイヤーの座に就いた。

今回の流れは、本馬含め前に付けていた組にとっては決して楽なものではなく、少しスタミナがあるくらいでは直線の攻防に加わることすらできなかったはず。道中スローの切れ味勝負といった中距離的な質のレースにならずに、強靭なスタミナがダイレクトに生きるレースになったのは、本馬にとって非常に大きな勝因の一つだろう。

G1馬の称号を得たことで、距離短縮も含めた選択肢が生まれてきたが、陣営が明言した目標は、豪州の大レース・メルボルンC。ステイヤーとしての選択肢が国内に少ないのは時代の流れもあり仕方のないところだが、そんな中で生まれたこの超絶ステイヤーが自分を貫いてどこまで行けるのか。さらなる躍進を期待したいところだ。


2着のブローザホーンは終始掛かり倒した阪神大賞典から巻き返しての好走。序盤こそ力む挙動は見せたが、全体的には前走よりも遥かにスムーズなレース運びに映った。

ロスが大きい中でも伸びた前走、最後勝ち馬に迫る脚を見せた今回と、この馬も優れたステイヤーの資質を十分に示しているが、昨年には2000m戦にも対応しているように、こなす距離の幅が広いのも魅力。選択肢の広さならば勝ち馬以上なのは間違いなく、今後の進路に注目が集まる。


3着のディープボンドは近走の不振や衰え・限界説を全て吹き飛ばす魂の快走。序盤から終盤まで常に攻める姿勢で動いたことが、自身の良さを引き出すことにも繋がった。

勝負所でズブいというイメージの強い馬だが、京都コースにおいてはこの個性が薄れて比較的スムーズに動いており、舞台適性の高さも生きた印象。勝ち馬には完敗と言える着差で、全盛期のパフォーマンスを望むのはさすがに酷だが、長丁場ではまだまだ無視できぬ存在であり続けそうだ。


一方、人気を集めていた菊花賞ドゥレッツァと、ダービー馬タスティエーラは見せ場を作れず敗退。4歳世代の実績上位馬が共に大きく崩れる結果となってしまった。

ドゥレッツァ菊花賞時と比べると、序盤からかなりの力みを感じさせる走り。流れの厳しさをまともに受ける位置だったこともあり、失速は仕方のないところか。

とは言えブービー15着という結果はあまりにも負け過ぎな印象で、レース後に発表があった通り、熱中症の影響も大きかったのだろう。本質的な長距離適性に関しては謎が残ってしまったが、総合能力は依然国内最強を争えるだけのものを持つ馬。しっかりと立て直して、万全の状態でのリベンジを期待したい。


タスティエーラは道中の折り合いも比較的スムーズで、インでじっとできた時間も長く、ロスの少ない競馬が叶ったものの、直線で一瞬脚を使ったのみ。最後は明らかに失速していた。

前走の大阪杯では輸送後にカイ喰いが悪くなっての馬体減が見られたが、今回はそこからさらに6kg減。3走前の有馬記念時がやや太めだったため、単純に絞れたものと見ることもできるが、実戦に行って大きく変わらなかったのは気がかりだ。

それでも明らかにおかしな挙動だった大阪杯に比べれば動けてはいただけに、体調の問題というよりはステイヤー向きの舞台や展開が合わなかったと見るべきか。

思えば、父のサトノクラウンもクラシック好走後に迷走した時期があった馬だった。本馬も同じ蹄跡をなぞるとすれば、今秋から来年にかけて再度化ける可能性がある。ドゥレッツァと共に、4歳世代の意地を示す復活を心待ちにしたいところだ。

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【天皇賞・春】テーオーロイヤル、重賞3連勝でつかんだ「春の盾」 菱田裕二騎手&岡田調教師、師弟で悲願GⅠ制覇 2024年4月29日(月) 05:00

菱田裕二(31)=栗・岡田=騎乗で1番人気のテーオーロイヤルが好位から抜け出し、GⅠ初制覇。菱田騎手はデビュー13年目、管理する岡田稲男調教師(63)は開業22年目で、師弟コンビでのGⅠ初勝利となった。2着は5番人気ブローザホーン、3着に6番人気ディープボンド。2番人気ドゥレッツァは15着に敗れた。



淀に詰めかけた6万人超の観衆を沸かせた。テーオーロイヤルが長距離重賞3連勝で頂点まで駆け上がった。デビュー13年目、30回目の挑戦でGⅠ初制覇を決めた菱田騎手は白い歯をこぼした。

「今まで生きてきて一番うれしいです。4コーナーを回ってくるとき、20年前にここに見に来た自分に『見といてくれ』という気持ちでした。あのときの自分にありがとうと言いたいです」

道中は3番手につけたドゥレッツァをマークする形で進める。2周目の3コーナーで周囲が動き始めても、あわてなかった。下り坂を利用してスルスルと進出すると直線で先に抜け出したディープボンドを捉え、真っ先にゴールを駆け抜けた。

2004年5月2日、京都競馬場。サッカー選手を目指していた菱田少年は父・寿男さんに連れられて、初めて競馬を見た。大きな馬が歩くパドック、色とりどりの勝負服に身を包んで馬を追うジョッキー。全てが衝撃的で、まぶしかった。メインは天皇賞・春。10番人気イングランディーレがアッと驚く逃走劇を決めた。その日、騎手を志した。あれから20年。ウイナーズサークルのフェンス越しに観戦に来ていた父とガッチリと握手して「やっといいところをみせられたかなと思います」とほほえんだ。

岡田調教師も開業22年目でJRA・GⅠ初勝利。まな弟子とのタッグでの勝利に「感謝の気持ちでいっぱい。人馬ともほめてあげたいです」と感無量の表情だった。

2022年秋から骨折で1年近くの休養を余儀なくされたが、復活して一気にGⅠホースに。鞍上は「長いブランクがあって、競走馬として本当にしんどかったと思うのですが、そこを経て成長してきてくれて、自分の常識では分からない、すごい馬です」と相棒をたたえた。ライバルを圧倒した姿は、まさに〝帝王〟。人馬一体で、黄金時代を築いていく。(増本隆一朗)

テーオーロイヤル 父リオンディーズ、母メイショウオウヒ、母の父マンハッタンカフェ。鹿毛の牡6歳。栗東・岡田稲男厩舎所属。北海道浦河町・三嶋牧場の生産馬。馬主は小笹公也氏。戦績18戦8勝。獲得賞金5億1826万6000円。重賞は2022&24年GⅢダイヤモンドS、24年GⅡ阪神大賞典に次いで4勝目。天皇賞・春は菱田裕二騎手、岡田稲男調教師ともに初勝利。馬名は「冠名+王にふさわしい」。

■菱田 裕二(ひしだ・ゆうじ) 1992(平成4)年9月26日生まれ、31歳。京都府出身。2012年3月に栗東・岡田稲男厩舎からデビュー。同年4月14日の阪神1R(トーブプリンセス)で初勝利。13年NHKマイルC(ディアセルヴィス10着)でGⅠ初騎乗。18年北九州記念アレスバローズ)でJRA重賞初勝利。28日現在、JRA通算7083戦475勝(うちGⅠ1勝を含む重賞8勝)。160・1センチ、52キロ。既婚。

★アラカルト

阪神大賞典勝ち馬の同一年勝利 阪神大賞典が3月に実施されるようになった1987年以降、2023年ジャスティンパレスに続き2年連続13頭目。

◆菱田騎手 22年の3着(本馬)以来、2回目の騎乗で初勝利。JRA・GⅠは30回目の騎乗で初勝利。JRA重賞は本馬による阪神大賞典以来で今年3勝目、通算8勝目。

◆岡田調教師 のべ3頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠはのべ32頭目の出走で初勝利。JRA重賞は本馬による阪神大賞典以来で今年3勝目、通算9勝目。

リオンディーズ産駒 のべ2頭目の出走で初勝利。これまでの最高は22年(本馬)の3着。JRA・GⅠはのべ14頭の出走で初勝利。JRA重賞は阪神大賞典以来で今年3勝目、通算7勝目。

◆三嶋牧場 のべ7頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠは23年高松宮記念ファストフォース)以来、通算3勝目。JRA重賞は今年の毎日杯メイショウタバル)以来で今年5勝目、通算32勝目。

◆関西馬の勝利 23年ジャスティンパレスに続き2年連続。通算成績は関西馬38勝、関東馬47勝。

◆6歳馬の勝利 15年ゴールドシップ以来、9年ぶり8回目。

◆単勝1番人気馬の勝利 20年フィエールマン以来、4年ぶり通算40回目。

◆馬番⑭の勝利 20年フィエールマン以来、4年ぶり3回目。

★入場&売り上げ

天皇賞・春の入場者数は6万479人で前年比132・7%。売り上げは209億1900万8200円で同92・5%だった。




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【天皇賞・春】ブローザホーンは大外から鋭く伸びるも2着 菅原明良騎手「強い競馬をしてくれています」 2024年4月28日() 17:40

5番人気ブローザホーンが2着。道中は後方4番手あたりでリズムを重視して追走。最後の直線は大外からメンバー最速となる上がり3ハロン34秒6の末脚を繰り出したが、2馬身届かなかった。菅原明騎手は「課題だった折り合いも問題なく、とても折り合い良く運べました。もう少し位置を取りたかったけど、後ろでリラックスしたぶん、しまいは切れました。勝ち馬以外はかわしていますし、強い競馬をしてくれています」と悔しさをにじませつつ評価もした。

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ブローザホーンの関連コラム

閲覧 1,917ビュー コメント 0 ナイス 2



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月24日(日)中山11R 第68回有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

🏇『過去5年の成績(2018年~2022年)』は👉こちら👈
🎯12月21日(木)17時~『有馬記念公開抽選』は👉こちら👈

【登録頭数:20頭】(フルゲート:16頭)


<前走:ジャパンカップ 東京芝2400m(レース映像)> 中3週

スターズオンアース(3着 496kg(+12kg))<B>
🏇『前走の追い切り
前走は天皇賞(秋)回避明け&休み明けで、最終追い切りまでビッシリ追っていたので太め残り懸念から軽視。ただ実際にはプラス体重でもそれほど太い感じには見えず、仕上がりは良かった。この中間は前走の反動が出るのではないかと気になっていたが、1週前追い切りでは3頭併せの内で力強く先着していて疲れはなさそう。ただ右回りは前半の行きっぷりが悪くなるので、そのあたりはポイントになりそう。

ドウデュース(4着 504kg(-8kg))<A>
🏇『前走の追い切り
天皇賞(秋)ジャパンカップと秋2戦を使われてきて、前走時も良化気配を感じさせていたが、この中間の1週前追い切りでは頭の位置が低くなって首が前に出る走りに変わり、前走時からの上積みに期待できそうな気配。他にも、追い切りに入る時の一歩目がスッと流れるようにスムーズになっているように見えた。馬の出来が良くなってきたことと、武豊騎手との相性の良さがマッチした感じで、前走からのさらなる上積みに期待。

タイトルホルダー(4着 476kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
前走はオールカマーから間隔が空いていたこともあってか、動きこそ良く見せていたように思うが、1週前、最終追い切りと併せ馬での追い切りで叩き台という印象だった。この中間は、単走追いで好時計を出すこの馬の好調子時のパターンできており、引退レースに向けて調子を上げてきている模様。

ディープボンド(10着 494kg(-14kg))<D>
🏇『前走の追い切り
今年で3年連続の出走となり2年前には2着に好走しているが、年々追い切りの動きがズブくなっている。この中間の1週前追い切りも、若い頃に比べると走る気持ちが感じられない動きだった。


<前走:菊花賞 京都芝3000m(レース映像)> 中8週

タスティエーラ(2着 480kg(+2kg))<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
ダービーからの休み明けで臨んだ菊花賞だったが、入念な乗り込みで当日のパドックでもスッキリとしていて仕上がりは良かった。この中間も前走時以上の入念な乗り込みで、2週前、1週前と南Wで好時計で先着しており、あいだの日曜日にも3週連続坂路で速めの時計をマーク。かなりの上積みが窺える。

ソールオリエンス(3着 464kg(+4kg))<A>
🏇『前走の追い切り
今回は春のクラシックほどの人気にはならないと思われるが、条件も鞍上もプラス材料で思い切ったレースができそうな点も強みになる。切れる脚のある馬で仕掛けどころが難しいところはあると思うが、調教内容を見ても併せ馬で遅れることはなく、終いの時計もしっかり出ていて末脚が切れる。


<前走:エリザベス女王杯 京都芝2200m(レース映像)> 中5週

ハーパー(3着 484kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
秋に入って馬体が大きく増えており、前走時もさらに増えていたが、パドックでは太め感はなく春からの成長分と言って良さそう。前走時は坂路での調整のみだったが、この中間は本来のCW中心の調教内容に戻っており、1週前追い切りでは同厩舎のドウデュースとの併せ馬を消化。動きはやや見劣ったもののしぶとく喰らい付いていて前走以上の動き。

ライラック(4着 442kg(-6kg))<D>
🏇『前走の追い切り
牝馬限定なら好走するが、今年の春3戦のように牡馬相手だとやや力が足りない面がある馬。この中間の追い切りでは、1週前に好時計が出ていて併走馬を突き放しているが、内ラチ沿いを走ってのもので直線の走りも前走時のほうが迫力があった印象。やや物足りない動きに見えた。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中10週

プラダリア(1着 470kg(+6kg))<B>
🏇『前走の追い切り
京都大賞典から少し間隔が空いているが、前走時のように1週前、最終追い切りと強めに追われた時は好走する馬で、1週前は気合乗りも良く終い追われてしっかり伸びて状態は良さそう。輸送はあるものの最終追い切りもCWを長めから強めに追われたほうがこの馬の好走パターンに当てはまる。最終追い切りにも注目したい。

ブローザホーン(中止 414kg(-8kg))<C> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
前走(競走中止)から間隔を空けて、この中間南Wを馬なりで長め4本。かなり小柄な馬なので本数は足りているが、時計はそれほど目立たず。


<前走:アルゼンチン共和国杯 東京芝2500m(レース映像)> 中6週

ヒートオンビート(3着 476kg(-8kg))<B>
🏇『前走の追い切り
毎回パドックでは小気味良い動きで良く見せる馬。この中間もかなり乗り込まれていて、1週前追い切りではいつも通り3頭併せの内に併せて動きも前走時並みに良い。好調キープ。

ディアスティマ(13着 488kg(+4kg))<E> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
休み明けの前走を一度使われたが、この中間の追い切りでは時計平凡で併走遅れが続き、調子が上がってきていない印象を受ける。


<前走:その他のレース出走馬>

スルーセブンシーズ凱旋門賞:4着 芝2400m 3ヶ月)<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
凱旋門賞からの休み明けだが、入念な乗り込みで2週前、1週前には南Wで好時計。1週前の動きを見ても、宝塚記念の時よりもハードに追われていて状態面はかなり良さそう。

シャフリヤール(BCターフ:3着 芝2400m 中6週)<C>
🏇『前走の追い切り
🏇『12月6日香港での追い切り
BCターフ後に、有馬記念ではなく香港ヴァーズ出走を選択している時点で、中山2500mに関して何らかの不安要素があってのこと。状態面に関しても、香港での取り消し後のバタバタや、米国遠征から約1ヶ月半ほど坂路やCWなどトレセンでの調整ができていない点もマイナス材料になる。

ウインマリリン(BCフィリー&メアターフ 芝2400m 中6週)<D>
🏇『前走の追い切り
米国から帰国後、美浦で調整されているが、1週前追い切りは舌を出して走っていて動きも重く、伸び脚平凡といった様子。

ジャスティンパレス天皇賞(秋):2着 芝2000m 468kg(-2kg) 中7週)<B>
🏇『前走の追い切り
1週前にCWで強めに追われる馬で、休み明けの前走時はモタモタした動きであまりよく見えなかった。この中間の1週前追い切りでは重め感が解消し、直線でも一気に突き放してみせた。出来は前走以上。

アイアンバローズステイヤーズS:1着 芝3600m 504kg(-10kg) 中2週)<C>
🏇『前走の追い切り
2走前の京都大賞典の時は、追い切りでもパドックでもうるさい面を見せていて集中力を欠いていたが、前走時は坂路での調教中心に変えてきたことも手伝ってか追い切りの動きもパドックも集中していた様子で、好仕上がり。この中間も坂路での調整が続けられているが、1週前追切は終いに頭が上がり気味で、前走時の仕上がりには及ばない動きだった。

ホウオウエミーズ福島記念:1着 芝2000m 450kg(±0kg) 中5週)<B>
🏇『前走の追い切り
前走時の追い切りでもかなりの動きを見せていたが、この中間の1週前追い切りでも強めに追われて伸び脚上々で、出来は引き続き良さそう。

マテンロウレオ(チャレンジC:5着 芝2000m 484kg(+14kg) 中2週)<C> ※除外対象馬
追い切りでは速い時計が出る馬だが、1週前追い切りの映像からは力みがあって押さえが効かず、走り過ぎてしまっている感じあり。

ドゥラエレーデ ※出走回避


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、タスティエーラソールオリエンスドウデューススルーセブンシーズの4頭をあげておきます。


◇今回は有馬記念編でした。
12月に入っても暖かい日が多く、例年だとキリの影響で動きがしっかり確認できないことがある有馬記念の追い切りも、今年はそんな気配もないのかななどと思っていたら1週前に一気の冷え込み。何とか冬を間に合わせたような形で、急な季節の変化に人間の体もついていかなくてはならず、体調管理には気をつけて週末の有馬記念に臨みたいところですね。人が大変なら馬も大変、気を遣うこともこれまで以上にあると思います。今年最後の大一番で余力がどれだけ残っているかも重要なレースでもありますので、例年以上に状態面のチェックはしっかり行っていきたいと思います。
過去5年の連対馬の調教内容は、「最終追い切り=馬なり」の馬が7頭とまず目立つところ。ただ、間隔を空けて臨んだ馬は最終追い切り等で強めに追ってきていた馬も多く、昨年の勝ち馬イクイノックスもほぼ馬なりの調整だったものの、1週前の日曜日だけは坂路で一杯に追われていました。1週前か最終追い切りで強めの追い切りを消化できるだけの状態にあるという点は、過去5年の連対馬に共通しているところで、今年もそのあたりは一つのポイントとなりそうです。
毎年いろいろなドラマが生まれる有馬記念。混戦模様の今年は一体どんな結末を迎えるのでしょうか。暗いニュースが多い世の中ですが、大谷選手や阪神タイガースに続き最後は競馬が盛り上げて、明るい話題を届けてもらいたいですね。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。


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2023年7月9日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年07月09日号】特選重賞データ分析編(366)~2023年函館記念
閲覧 1,979ビュー コメント 0 ナイス 7



次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G3 農林水産省賞典 函館記念 2023年07月16日(日) 函館芝2000m


<ピックアップデータ>

【“同年の、JRAの、出走頭数が14頭以上の、重賞のレース”において7着以内となった経験の有無別成績(2013年以降)】
○あり [10-8-7-37](3着内率40.3%)
×なし [0-2-3-92](3着内率5.2%)

 年明け以降の戦績を素直に評価したい一戦。2013年以降の3着以内馬30頭中25頭は“同年の、JRAの、出走頭数が14頭以上の、重賞のレース”において7着以内となった経験がある馬でした。長期間に渡って好走馬の傾向が変わっていないレースですし、この条件をクリアしていない馬は過信禁物と見るべきでしょう。

主な「○」該当馬→イクスプロージョンキングオブドラゴンハヤヤッコ
主な「×」該当馬→アルナシームブローザホーンローシャムパーク


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“前年以降の、JRAの、2500m未満の、G1・G2のレース”において11着以内となった経験がある」馬は2013年以降[9-9-8-64](3着内率28.9%)
主な該当馬→アルナシームキングオブドラゴンハヤヤッコローシャムパーク

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2023年6月22日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 宝塚記念2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


6月25日(日)阪神11R 第64回宝塚記念(3歳以上G1・芝2200m)


【登録頭数:20頭】(フルゲート:18頭)

<休み明けでの出走>

イクイノックス(ドバイSC:1着(海外)3ヶ月)<B> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間は早めに栗東へ移動して滞在での調整。右回りでの追い切りもあるが、この馬としては力みがあり終いの伸び脚が物足りなくも見える。

ヴェラアズール(ドバイWC:13着(海外)3ヶ月)<C> <優先出走馬(ファン投票)>
海外帰りの休み明け。この中間乗り込み量は豊富も、1週前追い切りを見ると良い時のような前進気勢があまり感じられない。時計は出ているが終いの伸び脚は平凡。

ジオグリフ(ドバイWC:11着(海外)3ヶ月)<B>
この馬も早めに栗東へ移動しての調整で、CW、坂路と好時計が出ていて順調な仕上がり。1週前の動きを見ると、重め感はないがもう少し気合乗りがほしい感じ。

スルーセブンシーズ(中山牝馬S:1着、448kg(+4kg)3ヶ月半)<A>
中山牝馬Sからの休み明けで、こちらも栗東に移動しての調整。デビューから休み休み使われ、馬体も増えてきている馬だが、1週前は強めに追われて力強い動きを披露と、ここも仕上がりは良さそう。


<前走:天皇賞(春)出走馬>(中7週)

ジャスティンパレス(1着、472kg(±0kg))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間もこれまでと同じように1週前に併せ馬で強めに追われた。ただ、持ったままの併走相手に追って追って何とか先着という内容で、もともとスッと反応できる馬ではないものの今回はズブさが目立ち、重め感あり。

ディープボンド(2着、504kg(-10kg))<A> <優先出走馬(ファン投票)>
前走は10キロ減で仕上がりが良かったがパドックではかなりうるさかった。この中間は、1週前までに坂路、CWで強め3本と昨年とほぼ同様の内容だが、さらに動きが良化し前走以上のデキで臨めそう。

ブレークアップ(4着、496kg(+2kg))<C>
土曜追いの厩舎で、3週連続CWで速いタイムを計時。ただ、前走時と比べると坂路での時計が平凡。

アスクビクターモア(11着、482kg(±0kg))<A> <優先出走馬(ファン投票)>
この春3戦目となるが、この中間は南Wでの追い切りプラス2歳時以来のプール調教も取り入れられての入念な乗り込み。1週前追い切りでは前走時のような前半手控えた内容ではなく、気分良く走らせて直線もかなりハードに追うという、迷いなく思い切りの良さを感じさせるスパーリングを敢行している。


<前走:香港QE2世C出走馬>(中7週)

ダノンザキッド(5着(海外))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間は坂路での時計が平凡。CWでの追い切りの動きを見ても、前半は首が上がってしまい走る気持ちが伝わってこない。

ジェラルディーナ(6着(海外))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間は1週前に強めに追われて本来の調整内容。ただ動きを見ると、重心が高めでやや力みがある点で、良い時と比べると少々物足りない。


<前走:鳴尾記念出走馬>(中2週)

ボッケリーニ(1着、468kg(+2kg))<C>
前走時は追い切りの動きも良く好仕上がりだったが、今回はあまり実績のない中2週での出走。日曜に坂路で時計が出ているが軽めの調整で、上積みまではどうか。

モズベッロ(6着、496kg(+4kg))<B>
3年前に3着の好走実績があり、中2週のこの中間も軽めの調整ではあるものの良い時の動きに近づいてきている。近走は詰めてレースを使えていることからも、出来の良さが感じられる。

カラテ(9着、538kg(+4kg))<C> <優先出走馬(ファン投票)>
この中間も坂路での調整でガラッと良くなった感じはないが、大きな馬で力強さはあり調子落ちはなさそう。


<前走:その他のレース出走馬>

ユニコーンライオン(豪州QES:5着(海外)中10週)<D>
前走からの乗り込み量は少ない。1週前の動きを見ても、好調時のような鞍上がハミにぶら下がる感じがなく、長手綱で押しても伸びきれず重い動き。

ドゥラエレーデ日本ダービー:中止、512kg 中3週)<B> <優先出走馬(ファン投票)>
前走落馬競走中止のためここに出走してきた。中3週になるが、休み明けの前走を使われて1週前には日曜、水曜とかなり良い時計をマーク。出来自体は良さそう。

プラダリア目黒記念:5着、464kg(+4kg)中3週)<D>
休み明けの前走時は、パドックでは緩さが残っているように見せていた。この中間も坂路では速い時計が出ておらず、変わり身はあまり感じられない。

ライラック目黒記念:9着、438kg(+4kg)中3週)<B> <優先出走馬(ファン投票)>
1週前は、前走時よりも手応えに余裕が窺え、終いの動きも好反応だった。

ウインマイティーブローザホーンミクソロジーの3頭は出走回避の予定。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、アスクビクターモアディープボンドスルーセブンシーズの3頭をあげておきます。


◇今回は宝塚記念編でした。
早いものでJRA春G1も最終戦の宝塚記念を迎えることになります。今年はこのコラムで推奨した馬たち(日本ダービータスティエーラオークスハーパードゥーラ/天皇賞春:ディープボンドシルヴァーソニック......)が好成績を残していて、少しでも的中のヒントとして参考になっていたら嬉しい限りです。
このコラムで推奨した馬たちが好走するということは、1週前までにどれだけ状態を仕上げられているかが重要になっていることの表れでもあると思っています。JRAでもレースの週になれば、参考レースや調教VTRなどを提供していますが1週前追い切りの映像などは探しにいかなければなかなか見られない状況にあります。そのあたり、当コラムの役割であり価値ととらえ、これからも皆さまの参考となるよう心掛けてやっていきますので、どうぞよろしくお願いします。


宝塚記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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ブローザホーンの口コミ


口コミ一覧
閲覧 124ビュー コメント 0 ナイス 3

おはようございます!(=^・^=)
いつも訪問される方々、ありがとうございます。

ゴールデンウィーク後半は快晴のはず??
徐々に暖かくなって、週末(日)5月5日は「立夏」。
暦の上では、夏の始まりです。

相変わらず我が懐は、季節外れの寒気が停滞?寒い…。 (>_

  2024年5月1日(水) 16:31
競馬にゃ触れんかったが、色々考え 他力本願辞めよう そし...
閲覧 84ビュー コメント 0 ナイス 13

こんちは!
さて、ゴールデンウイークもあったからじゃないですけど
週開けてから全く競馬に触れてません
いや、考えたりはしたんですがね

何時もは仮仕込みしたりするんですけどね
全く触れず
が、ちょこちょこ考えたりはして

どうしても、特にG1なんかある週なんかは
ニュースの競馬記事なんかはもちろん
YouTubeなんかでも色々馬券考察じゃないですけど
多数ありますねぇ
当てたい願望があるので、どうしてもそれを覗いてしまったり
そして揺らぐ

まぁタラレバ、今さら言ってもですが
春天もチャックネイトとブローザホーンと悩み
色々見ててブローザホーンを切ってしまったと
まぁブローザホーンを選んでたとしても、馬券にできてたかは確かじゃないですがね
それもあり、他力本願というか
色々覗いたりするのは控えよう、控えてみようと

あと予想コロシアムではなく実馬券

複勝メインにしてますけれどもね
勿論軸として見て、オッズなんかの絡みで複勝とかにしてますけど
その軸の精度もまだまだですけれど
その複勝とする軸にできる馬
それを何とか出来ればなぁと
そこから指数でも良いんでしょうが、オッズ
馬券の内、単勝人気では1番人気から3番人気までで70%は超えるんでしたかねぇ、勝率は
それも考えると軸から人気へとするのも一つでしょうかねぇ

まぁタラレバですけどね
軸もしっかりしないといけませんしね
その辺詰めていこう

ってな感じで週末仕込みまでは
競馬になるべく触れずに過ごしてみよ


ではでは

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 競馬戦略研究所所長 2024年5月1日(水) 09:14
重賞回顧 天皇賞春
閲覧 55ビュー コメント 0 ナイス 3

京都 11R 天皇賞(春)(G1)
◎:4枠 7番 タスティエーラ
◯:6枠 12番 ドゥレッツァ
△:2枠 4番 ワープスピード
△:3枠 6番 ディープボンド
△:8枠 16番 チャックネイト


只々、テーオーロイヤルの強さが際立ったレースでした。予想通りにマテンロウレオが逃げると、スタミナ勝負に持ち込もうとディープボンドが番手の競馬。人気馬も好位に位置していつでも動ける状況でした。ラップを見てもレースが動いたのは3角から。完全な人気馬のマーク競馬の様相で、2番人気のドゥレッツァが早めに脱落。4角先頭から粘りこみを図るディープボンドにむけ、ワンテンポ置いて馬なりで進出したテーオーロイヤルの手ごたえが見た目にも違いすぎ、先頭に立つと安全運転でも2馬身差の完勝。3000M以上を使い続けて4戦目。それでもあの勝ち方では認めざるを得ません。人馬共に重賞初制覇も前途洋洋のレースでした。

 2着には終いに賭けたブローザホーン。小柄な馬体ですが、勝負根性は一級品。G1でも崩れなく中距離路線でも常に注意したい馬です。

 3着は粘りに粘ったディープボンド。レースの相性の良さとスタミナは7歳とは言え特筆もの。大きな勲章を取らせてあげたい走りでした。

 所長◎のタスティエーラは伸び切れずの7着。馬体増が復活のカギになりそうです。

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コメント一覧
4:
  YASUの小心馬券   フォロワー:36人 2024年3月16日() 04:59:19
阪神大賞典2024
日経新春杯は展開向いた感もあるが、外から豪快に差し切る競馬は評価できるものだ。
今年のメンバーなら格負け感はなく、地力上位とは思っているが、転厩初戦、初の阪神コース、距離と人気馬の割に未知な部分が多く、オッズの割に期待値は低く、今回は積極的に買いにいけないか。
3:
  HELPRO   フォロワー:3人 2024年1月14日() 10:48:24
天神乗り中野に重賞制覇は百年早い。分を知れ鞍上モドキのアイネスフウジンのお陰で調教師に成れただけのド下手乗り役の癖に!
2:
  YASUの小心馬券   フォロワー:36人 2024年1月12日(金) 14:06:29
日経新春杯2024
心房細動明けで体調面は心配も、近走の強さは正に覚醒そのもの。
現在の京都馬場がタフになっていることもプラスに働くだろうし、相手となりそうな4歳勢のレベルも微妙で、ここは本命視。

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2024年4月28日天皇賞(春) G12着
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2024年4月28日 天皇賞(春) G1 2着
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