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菱田裕二(31)=栗・岡田=騎乗で1番人気のテーオーロイヤルが好位から抜け出し、GⅠ初制覇。菱田騎手はデビュー13年目、管理する岡田稲男調教師(63)は開業22年目で、師弟コンビでのGⅠ初勝利となった。2着は5番人気ブローザホーン、3着に6番人気ディープボンド。2番人気ドゥレッツァは15着に敗れた。
◇
淀に詰めかけた6万人超の観衆を沸かせた。テーオーロイヤルが長距離重賞3連勝で頂点まで駆け上がった。デビュー13年目、30回目の挑戦でGⅠ初制覇を決めた菱田騎手は白い歯をこぼした。
「今まで生きてきて一番うれしいです。4コーナーを回ってくるとき、20年前にここに見に来た自分に『見といてくれ』という気持ちでした。あのときの自分にありがとうと言いたいです」
道中は3番手につけたドゥレッツァをマークする形で進める。2周目の3コーナーで周囲が動き始めても、あわてなかった。下り坂を利用してスルスルと進出すると直線で先に抜け出したディープボンドを捉え、真っ先にゴールを駆け抜けた。
2004年5月2日、京都競馬場。サッカー選手を目指していた菱田少年は父・寿男さんに連れられて、初めて競馬を見た。大きな馬が歩くパドック、色とりどりの勝負服に身を包んで馬を追うジョッキー。全てが衝撃的で、まぶしかった。メインは天皇賞・春。10番人気イングランディーレがアッと驚く逃走劇を決めた。その日、騎手を志した。あれから20年。ウイナーズサークルのフェンス越しに観戦に来ていた父とガッチリと握手して「やっといいところをみせられたかなと思います」とほほえんだ。
岡田調教師も開業22年目でJRA・GⅠ初勝利。まな弟子とのタッグでの勝利に「感謝の気持ちでいっぱい。人馬ともほめてあげたいです」と感無量の表情だった。
2022年秋から骨折で1年近くの休養を余儀なくされたが、復活して一気にGⅠホースに。鞍上は「長いブランクがあって、競走馬として本当にしんどかったと思うのですが、そこを経て成長してきてくれて、自分の常識では分からない、すごい馬です」と相棒をたたえた。ライバルを圧倒した姿は、まさに〝帝王〟。人馬一体で、黄金時代を築いていく。(増本隆一朗)
■テーオーロイヤル 父リオンディーズ、母メイショウオウヒ、母の父マンハッタンカフェ。鹿毛の牡6歳。栗東・岡田稲男厩舎所属。北海道浦河町・三嶋牧場の生産馬。馬主は小笹公也氏。戦績18戦8勝。獲得賞金5億1826万6000円。重賞は2022&24年GⅢダイヤモンドS、24年GⅡ阪神大賞典に次いで4勝目。天皇賞・春は菱田裕二騎手、岡田稲男調教師ともに初勝利。馬名は「冠名+王にふさわしい」。
■菱田 裕二(ひしだ・ゆうじ) 1992(平成4)年9月26日生まれ、31歳。京都府出身。2012年3月に栗東・岡田稲男厩舎からデビュー。同年4月14日の阪神1R(トーブプリンセス)で初勝利。13年NHKマイルC(ディアセルヴィス10着)でGⅠ初騎乗。18年北九州記念(アレスバローズ)でJRA重賞初勝利。28日現在、JRA通算7083戦475勝(うちGⅠ1勝を含む重賞8勝)。160・1センチ、52キロ。既婚。
★アラカルト
◆阪神大賞典勝ち馬の同一年勝利 阪神大賞典が3月に実施されるようになった1987年以降、2023年ジャスティンパレスに続き2年連続13頭目。
◆菱田騎手 22年の3着(本馬)以来、2回目の騎乗で初勝利。JRA・GⅠは30回目の騎乗で初勝利。JRA重賞は本馬による阪神大賞典以来で今年3勝目、通算8勝目。
◆岡田調教師 のべ3頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠはのべ32頭目の出走で初勝利。JRA重賞は本馬による阪神大賞典以来で今年3勝目、通算9勝目。
◆リオンディーズ産駒 のべ2頭目の出走で初勝利。これまでの最高は22年(本馬)の3着。JRA・GⅠはのべ14頭の出走で初勝利。JRA重賞は阪神大賞典以来で今年3勝目、通算7勝目。
◆三嶋牧場 のべ7頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠは23年高松宮記念(ファストフォース)以来、通算3勝目。JRA重賞は今年の毎日杯(メイショウタバル)以来で今年5勝目、通算32勝目。
◆関西馬の勝利 23年ジャスティンパレスに続き2年連続。通算成績は関西馬38勝、関東馬47勝。
◆6歳馬の勝利 15年ゴールドシップ以来、9年ぶり8回目。
◆単勝1番人気馬の勝利 20年フィエールマン以来、4年ぶり通算40回目。
◆馬番⑭の勝利 20年フィエールマン以来、4年ぶり3回目。
★入場&売り上げ
天皇賞・春の入場者数は6万479人で前年比132・7%。売り上げは209億1900万8200円で同92・5%だった。
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