アドマイヤテラ
京都芝2000mの新馬、未勝利戦を連勝し、前走の若葉Sは3番人気4着。1000m通過61秒0の緩い流れ、イン有利馬場を8枠10番から後方の外を回る展開・馬場逆行の競馬。上位3頭は自身より前のラチ沿いを回っており、勝ち馬と0秒3差なら悪い内容ではない。スパッと切れる感じはなく、前で流れに乗る形がいいか。
ウエストナウ
阪神芝1800m、既走馬相手のデビュー戦を2馬身差の快勝。8枠13番からバックストレッチでラチ沿いにつけ、多少促されながら中団馬群を追走。直線は先行した馬の外へ出し、早め先頭の1番人気を楽に交わした。勝ち時計1分45秒4も優秀で、いきなり重賞だとどうかも、順調に成長すれば今後も期待できそう。
ヴェローチェエラ
未勝利戦は今回と同じ京都芝2200mを、約5カ月ぶりのプラス26キロで突破。1000m通過62秒5を離れた4番手、坂の下りから楽な感じで差を詰め、直線は外から伸びてきた。前走のゆきやなぎ賞2着は、緩い流れの瞬発力勝負に対応。0秒1差は進路取りの差もあり、勝ち馬は次走の
青葉賞で2着好走。ここも楽しみ。
キープカルム
京都2歳S5着馬。緩みない流れを道中は後方、展開は向いた形も、直線は荒れた内を突きながら勝ち馬とは0秒1差。つばき賞2着は次走
毎日杯を圧勝する
メイショウタバルとタイム差なし、若葉S3着は緩い流れを、最内枠からロスなく回り、前にいた勝ち馬と0秒1差。条件問わず堅実に駆け、相手なりな感じも。
ギャンブルルーム
新馬戦は阪神芝1800mを5馬身差圧勝。道悪の札幌2歳S3着は、前に行ったもの勝ちの馬場を3番手から3着。京都2歳S(11着)は、緩みない流れを中団前から運んで伸びず。前走1勝クラスは1800m戦を勝ち、2200mは長く思える。牡馬の
キズナ産駒、母父はダートG1馬
ヴァーミリアンで、急坂コースの体力勝負が良さそう。
ジューンテイク
1勝クラス突破直後、朝日杯FSを11番人気4着と健闘。展開こそ向いたが、外枠から出負けし、4角もかなり外を回すロスの大きい競馬だった。次走のすみれS2着も出負けしたが、一気の延長に対応し後方から伸びた。前走若葉S5着は緩い流れ、直線入り口一団からの脚比べに負け、もっとタフな流れが理想か。
ハヤテノフクノスケ
京成杯4着馬。1000m通過60秒7の緩い流れ、前々決着を3番手につけており、力は出している。前走1勝クラスのゆきやなぎ賞1番人気4着は、1000m通過63秒3の瞬発力勝負で伸びを欠いた。直近2戦は強調材料を欠くが、京都は稍重の未勝利戦を圧勝した舞台で、時計のかかる馬場に希望を見い出したい。
ファーヴェント
東スポ杯2歳S3着馬。1000m通過59秒1の緩みない流れを、離れた4番手で進め前との差を詰めた。Cコース初週の馬場で上位2頭は前にいた馬だった。
きさらぎ賞6着は直線挟まれる不利、
毎日杯4着は重馬場でもしっかり伸びている。凡走の敗因はあるものの、力上位という感じもせず、距離延長で良さが出れば。
プレリュードシチー
京都2歳S2着馬。1000m通過59秒1の緩みない流れを、6枠10番から道中は中団馬群外を追走し、直線でも馬場の外めから伸びてきた。0秒1差の勝ち馬
シンエンペラーは次走ホープフルS2着、前走の
皐月賞5着。京都2歳S4着馬の
ダノンデサイルは次走
京成杯1着。久々の実戦も、対戦比較上軽視しづらく、穴っぽさはある。
ベラジオボンド
阪神芝1800mの新馬戦は、好位から上がり最速で3馬身差の快勝。次走
共同通信杯6着は最内枠から出遅れ、かなり緩い流れで展開が向かず。前走の
毎日杯はスタートを決め、重馬場のなか3着と巻き返した。近親馬は短距離寄りに出ているが、折り合うので距離はこなせそうな気も。ポテンシャルを評価するなら買いか。