アスコリピチェーノ(競走馬)

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アスコリピチェーノ
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写真一覧
現役 牝3 黒鹿毛 2021年2月24日生
調教師黒岩陽一(美浦)
馬主有限会社 サンデーレーシング
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績 5戦[3-2-0-0]
総賞金22,164万円
収得賞金10,650万円
英字表記Ascoli Piceno
血統 ダイワメジャー
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
スカーレットブーケ
アスコルティ
血統 ][ 産駒 ]
Danehill Dancer
リッスン
兄弟 アスコルティアーモアスコルターレ
市場価格
前走 2024/05/05 NHKマイルカップ G1
次走予定

アスコリピチェーノの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/05/05 東京 11 NHKマイル G1 芝1600 187142.912** 牝3 55.0 C.ルメー黒岩陽一 480
(+2)
1.32.8 0.434.2ジャンタルマンタル
24/04/07 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 18593.512** 牝3 55.0 北村宏司黒岩陽一 478
(+10)
1.32.3 0.133.5⑧⑧ステレンボッシュ
23/12/10 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 18475.931** 牝2 55.0 北村宏司黒岩陽一 468
(-4)
1.32.6 -0.033.7⑧⑧ステレンボッシュ
23/08/27 新潟 11 新潟2歳S G3 芝1600 128123.711** 牝2 55.0 北村宏司黒岩陽一 472
(+8)
1.33.8 -0.233.3⑤⑤ショウナンマヌエラ
23/06/24 東京 6 2歳新馬 芝1400 16351.711** 牝2 55.0 C.ルメー黒岩陽一 464
(--)
1.22.8 -0.433.3⑪⑪レッドセニョール

アスコリピチェーノの関連ニュース

★5戦3勝、連対率100%のステレンボッシュ 史上18頭目の牝馬クラシック2冠制覇なるか

桜花賞ステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)が、牝馬クラシック2冠制覇を目指す。同馬は通算5戦3勝、2着2回という成績で、今年初戦の桜花賞では前年の阪神JFで敗れたアスコリピチェーノを破って勝利を挙げている。グレード制が導入された1984年以降のオークスでは、35頭の桜花賞馬が出走し、11勝、2着7回(勝率.314、連対率.514)という成績を挙げているが、ステレンボッシュは樫の女王の座も射止めることができるだろうか。Vなら、桜花賞オークスの2冠制覇は、2022年スターズオンアース、23年リバティアイランドに続く3年連続18頭目となる。

戸崎圭太騎手との新コンビで参戦 エピファネイア産駒の桜花賞馬ステレンボッシュ

桜花賞ステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)は、テン乗りとなる戸崎圭太騎手とのコンビでオークスに参戦する予定だ。同馬はデビューから2戦は横山武史騎手が騎乗し、その後はT・マーカンド騎手→C・ルメール騎手→J・モレイラ騎手と騎手が毎回変わっているが、通算5戦3勝、2着2回と安定した成績を残している。異なる騎手での桜花賞オークス優勝は、1952年スウヰイスー(桜花賞:保田隆芳騎手、オークス:八木沢勝美騎手)、2012年ジェンティルドンナ桜花賞岩田康誠騎手、オークス川田将雅騎手)、22年スターズオンアース桜花賞川田将雅騎手、オークス:C・ルメール騎手)が記録しているが、戸崎騎手はステレンボッシュを勝利に導くことができるだろうか。

また、ステレンボッシュは父エピファネイア、母ブルークランズという血統だ。エピファネイア産駒は、5月13日現在、今年のJRA重賞でキズナ産駒と並ぶ最多タイの7勝を挙げており、先週のヴィクトリアマイルではテンハッピーローズが勝利を挙げたが、2週連続のJRA・GⅠ制覇を遂げることができるか。

★2勝を挙げる国枝栄調教師 3度目の牝馬クラシック2冠制覇なるか

桜花賞ステレンボッシュを管理する国枝栄調教師(美浦)は、2010年アパパネ、18年アーモンドアイオークスを制しており、現役では唯ーオークスで2勝を挙げている調教師だ。アパパネアーモンドアイは同年の桜花賞馬で、秋には秋華賞も制して牝馬3冠馬となっているが、ステレンボッシュは厩舎の先輩であるアパパネアーモンドアイに続いて牝馬クラシック2冠制覇を遂げることができるだろうか。なお、同一年の桜花賞オークス勝利を2回達成しているのは松田博資元調教師と国枝栄調教師だけで、ステレンボッシュが勝てば、国枝調教師は史上初となる3度目の同一年牝馬クラシック2冠制覇となる。

また、国枝調教師はクラシックで5勝を挙げており、ステレンボッシュが勝てば現役最多タイのクラシック6勝目となる。ちなみに、同調教師は5月13日現在、歴代10位タイのJRA通算1075勝を挙げている。

桜花賞は最後方から追い込んで0.1秒差3着 ライトバックは前走の雪辱なるか

ライトバック(栗東・茶木太樹厩舎)は、桜花賞では4コーナーを最後方の18番手で通過したが、直線で末脚を伸ばし、勝ち馬のステレンボッシュから0.1秒差の3着に入った。過去10年では、2014年ヌーヴォレコルト、17年ソウルスターリング桜花賞3着からオークスを制しているが、ライトバックオークスを制することができるだろうか。Vなら、ライトバックを管理する茶木太樹調教師は開業4年目でJRA・GI初制覇となる。なお、ライトバック桜花賞に続き坂井瑠星騎手とのコンビで出走予定だ。

スワーヴリチャード産駒は重賞勝ち馬2頭が登録 スウィープフィート&アドマイヤベル

チューリップ賞勝ち馬で、桜花賞では4着に入ったスウィープフィート(栗東・庄野靖志厩舎)と、サンスポ賞フローラSで重賞初制覇を遂げたアドマイヤベル(美浦・加藤征弘厩舎)は、新種牡馬スワーヴリチャードの産駒だ。スワーヴリチャード産駒はホープフルSを制したレガレイラなど4頭がJRA重賞を制しているが、初年度産駒からクラシックホースが誕生するだろうか。なお、アドマイヤベルに騎乗予定の横山武史騎手の祖父・横山富雄元騎手が1978年に、父・横山典弘騎手が2010年にオークスを制しており、史上初の親子3代オークス制覇がかかる。

★母は2016年2着のチェッキーノ 桜花賞13着からの巻き返し狙うチェルヴィニア

今年初戦の桜花賞で13着に敗れたチェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎)が、オークスで巻き返しを狙う。同馬は父ハービンジャー、母チェッキーノという血統で、2歳時にはアルテミスSを制している。チェッキーノは2016年のオークスでクビ差の2着に敗れたが、チェルヴィニアは母が惜しくも逃した樫の女王の座を射止めることができるだろうか(※今年のオークスには、母が11年のオークス2着馬ピュアブリーゼのヴィントシュティレ(美浦・古賀慎明厩舎)も登録している。なお、チェルヴィニアには現役最多タイのオークス3勝を挙げているC・ルメール騎手が騎乗予定だ。

【オークス プレビュートーク】クイーンズウォークここが本番! スウィープフィート直線で脚末爆発 2024年5月14日(火) 09:18

南 ヴィクトリアマイルはまさかの大波乱。

村瀬 テンハッピーローズとは…。頬をひっぱたかれたみたい。目が覚めましたよ。

南 そやけど、反省のしようもない。回せて△止まりやろなあ。

村瀬 こんなタイミングでいよいよ優駿牝馬。世間では〝2冠当確〟みたいな雰囲気ですが…。

南 どやろな。確かにステレンボッシュの不発は考えにくい。

村瀬 モレイラJが乗れないといっても、国枝厩舎に戸崎J。あえて逆らう必要はないのかもしれませんけどね。

南 お互い、桜の思いを引きずっとる感じか。

村瀬 3冠牝馬アパパネアーモンドアイの国枝師が「2頭と遜色ない」って言ってるのに、無謀かなあ。

南 戸崎Jはダービーのジャスティンミラノでも断然人気。2週連続となるとえらいことやで。

村瀬 やっぱりここは己を貫きますか。ボクは桜の分まで◎クイーンズウォークでいきます。

南 桜花賞前に陣営は「マイル仕様には作らない」ゆうとったしな。

村瀬 ええ。実際、ゆったりした雰囲気だったし、何といっても内枠がきつかった。インが伸びない馬場で510超キロの大型馬。あそこから伸びてこいというのは無理筋でした。

南 川田Jを背にした1週前のCWコースでは上々の動き。福永助手は「前走は経験のない、もまれるレース。力を発揮できなかった。帰厩後は緩さが見られたが、このひと追いで変わってくるはず。東京への輸送は経験しているし、同世代の牝馬ではスタミナはあるほうだと思う」やて。

村瀬 やっぱり、この馬はここが本番ですね。

南 枠次第やろけど、今度はクイーンCみたいな外差しに徹しそうな雰囲気やな。

村瀬 それでいいと思います。伸び伸び走れば完歩の大きさとフットワークのダイナミックさで圧倒できるはずです。

南 消化不良なんはワシの◎スウィープフィートも同じ。桜では進路を何度か切り替えなアカンシーン。ズドンといきたかったとこやけどな。

村瀬 それでいて1馬身半差ですもんね。あの脚なら東京はイメージに合いそうです。

南 庄野師は「デビュー時からパワーアップしている。放牧で疲れも取れたし、輸送も問題ないと思う。母父、母母から距離はこなせるんじゃないか」と。母父はダービー馬ディープスカイで、母母スイープトウショウオークス2着やから。

村瀬 父スワーヴリチャードもダービー2着にJC勝ちですもんね。血統だけなら東京12ハロンの申し子か。

南 それで自身もあの脚。期待大やな。

村瀬 桜で力を出せなかったのはチェルヴィニアも。さすがに5カ月半ぶりで初の右回りでは仕方ない。アルテミスSを勝ったときには誰もが桜花賞候補と思ったS級候補。東京とルメールJでガラリがありますよ。

南 さすがに13着は負けすぎちゃうか? ワシは素直に3着ライトバックに▲やな。アスコリピチェーノNHKマイルCでの不屈の走りを見たら、この馬の脚を評価せんわけにはいかんやろ。

村瀬 アルテミスSではチェルヴィニアに歯が立たなかったけど、新潟9ハロンで新馬勝ち。距離には融通が利くかな。

南 茶木師は「デキには何の不安もないし、折り合いも大丈夫。リラックスして走れば距離はもつはずで、前走で使用した特殊なハミを今回も使う」ゆうとったで。

村瀬 忘れな草賞Vで樫に間に合ったタガノエルピーダはどうですか?

南 斉藤崇師は「スタートが速いし、前々で運んでも掛からない」ゆうて距離にGOサインや。

村瀬 サンスポ賞フローラS勝ちのアドマイヤベル、立て直されたサフィラもいますしね。未知の距離でどの馬が台頭してくるか。

南 まずは追い切りでデキの確認やな。(夕刊フジ)

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【オークス われかく戦う】ステレンボッシュ・国枝栄調教師 アパパネ、アーモンドアイと比べても「全然遜色がないし、いいレベルだと思うよ」 2024年5月14日(火) 08:01

今週は牝馬クラシック第2弾のオークスが東京競馬場で行われる。桜花賞ステレンボッシュ(牝3歳)を管理する国枝栄調教師(69)=美浦=を直撃。1冠目では、2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズで惜敗したアスコリピチェーノに雪辱を果たし、初戴冠。2頭の3冠牝馬を育てた名伯楽に、自身3度目となる牝馬2冠達成への手応えを聞いた。(聞き手・綿越亮介)

——今年初戦で挑んだ桜花賞から中5週。状態面の上積みは

「前回も体はできていたけど、1回使って完全に競馬モードに入っている。気もいいし、特に不安はないよ」

——1週前追い切りは美浦Wコースで戸崎騎手を背に、5ハロン65秒8-11秒1の好時計をマーク

「非常にスムーズな動きで、圭太(戸崎騎手)も『乗りやすいし、特に気になるところはない』と満足していた。馬が自信を持っているような雰囲気だね」

——2400メートルに距離が延びる

「1800メートルでデビューしたし、もともと距離は長い方がいいだろうという見立てだった。どちらかといえば適性は長めだけど、1600メートルもこなしたという感じ。折り合いに不安はないし、しまいもきっちり伸びてこられるからね」

——左回りの東京に替わる

「左右で走りの違いはないけど、赤松賞を勝っているコース。一番、レースがしやすい競馬場だから問題ないよ」

——桜花賞で騎乗したモレイラ騎手が母国ブラジルで騎乗するため、戸崎騎手に乗り替わる

「(今春、戸崎騎手は)皐月賞を勝っているし、〝ジャパニーズ・モレイラ〟でいってほしいね(笑)」

——ステレンボッシュがいいモノを持っていると感じたタイミングは

「早い段階で〝いいな〟と思ったよ。札幌で新馬戦を使ったけど、デビュー前から雰囲気は良かった。新馬戦は不利を受けても勝ったし、その後の負けたレースも敗因があったからね」

——2010年アパパネ、18年アーモンドアイオークスを2勝。どちらものちに牝馬3冠を達成したが、比較して

「全然遜色がないし、いいレベルだと思うよ。2頭と比べてどこが優れているというよりは、全部のパラメーターがバランス良く大きい感じだね。トラブルなく競馬に臨めれば(2頭と)同じような結果が出てくると期待しています」

——JRA・GⅠ22勝中、牝馬で17勝。いい牝馬の特徴とは

「精神的にどっしりしていることだね。人間でもそうだけど、女の子はおませだから物覚えが早くて、こっちが競馬に向かう環境を作るとグングン燃えていっちゃう。それが度を過ぎると気持ちが切れてレースに臨む前に終わってしまう。だから心の余裕が大事。落ち着きがあるから調教で攻めたり、競馬を教えたりできるのでね」

——この馬の長所は

「やっぱり落ち着きがあるのが一番じゃないかな。稽古でもイレ込むことなく、淡々と調教をこなしてくれる。心のメリハリがいいよね」

——牝馬2冠達成に向けて、理想の枠やレースのイメージは

「枠はあまり外でなければいいかな。中団くらいのイメージだと思うよ。相手に合わせて同じような競馬をすれば、最後は力で抜けてくるんじゃないかな。納得のいく競馬がしたいね」

■国枝 栄(くにえだ・さかえ)1955(昭和30)年4月14日生まれ、69歳。岐阜県出身。東京農工大を卒業後、78年に美浦・山崎彰義厩舎で調教助手となり、89年に調教師免許を取得。翌年に美浦で開業した。99年スプリンターズSブラックホーク)でJRA・GⅠ初制覇。アーモンドアイで日本馬史上初の芝GⅠ9勝を達成。13日現在、JRA通算8984戦1075勝(うち重賞はGⅠ22勝を含む67勝)。

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【オークス】レース展望 2024年5月13日(月) 15:34

今週日曜の東京競馬場では、3歳牝馬3冠レースの第2弾オークス(19日、GⅠ、芝2400メートル)が行われる。近2年はスターズオンアースリバティアイランド桜花賞との2冠を制したが、果たして3年連続で2冠牝馬は誕生するのか。

今年は桜花賞馬ステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)が史上18頭目となる春の牝馬2冠に挑む。前走は2歳女王アスコリピチェーノにリベンジを果たして桜の女王に輝いた。もとより距離が延びてこそと思われており、東京芝2400メートルの舞台は望むところ。2010年アパパネ、18年アーモンドアイと2頭の3冠牝馬を送り出した国枝厩舎の実績も光る。桜花賞で手綱を取ったジョアン・モレイラ騎手は母国ブラジルでのGⅠ騎乗のため不在だが、経験豊富な戸崎圭太騎手との初コンビでいざ2冠制覇へ向かう。

ライトバック(栗東・茶木太樹厩舎)は桜花賞で最後方から上がり3ハロン最速の32秒8の末脚を繰り出して3着に食い込んだ。しまいの爆発力は世代トップクラスだ。距離が一気に延びる今回は今まで以上にコントロール面が鍵となるが、以前よりも折り合いがつくようにはなっており、スムーズに運べれば逆転戴冠も十分。

桜花賞4着スウィープフィート(栗東・庄野靖志厩舎)も一戦ごとに折り合い面が良化し、持てる力を発揮できるようになってきた。04年秋華賞、05年宝塚記念エリザベス女王杯のGⅠ3勝を挙げた祖母スイープトウショウ譲りの切れ味が武器。その祖母は04年に桜花賞5着からオークス2着だったが、孫はそれ以上の結果を目指す。

同8着のクイーンズウォーク(栗東・中内田充正厩舎)、13着チェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎)は1冠目では末脚が不発に終わったが、ともに東京コースで重賞勝ちがあり、距離も延びて良さそうなタイプ。虎視眈々と反撃のチャンスをうかがう。

トライアル組では、アドマイヤベル(美浦・加藤征弘厩舎)がサンケイスポーツ賞フローラSを1分59秒0の好タイムで優勝。陣営がオークスを目標にデビューから長めの距離を使い、ハイレベルな牡馬との戦いも経験させてきた。同レースからのVなら21年ユーバーレーベン以来となる。

フラワーCを勝ったミアネーロ(美浦・林徹厩舎)は中山コースの経験しかないが、きれいで大きなフットワークから広い東京コースでさらに良さを出せそう。鞍上の津村明秀騎手は前週のヴィクトリアマイルテンハッピーローズ)でGⅠ初制覇を飾り、勢い、リズムともに最高潮だ。

未勝利から3連勝でスイートピーSを制したコガネノソラ(美浦・菊沢隆徳厩舎)は近親がオークス2着のウインマリリンで、3年前Vのユーバーレーベンと同じ父ゴールドシップ×母の父ロージズインメイという血統背景も魅力だ。

トライアル以外では、忘れな草賞Vのタガノエルピーダ(栗東・斉藤崇史厩舎)も朝日杯フューチュリティS3着など、強敵相手に善戦経験があり侮れない。

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【オークス2024】出走馬最速チェック 桜花賞馬ステレンボッシュが参戦! 二冠に待ったをかける馬は? 2024年5月13日(月) 11:00


アドマイヤベル
フローラS勝ち馬。2ハロン目以降、最も遅い区間でも12秒3。緩みないペースの好位馬群を走り、4角で上手く外へエスコートされた。勝ち時計1分59秒0はフローラS史上3番目に速いタイム。牝馬の一線級と未対戦も、1勝クラスでは皐月賞4着アーバンシックの3着がある。折り合いに不安がなく、距離延長はこなせそう。

クイーンズウォーク
クイーンC勝ち馬。大外枠から無理をせずに控え、直線は馬場の外めから差し切った。勝ち時計1分33秒1、後半4ハロン46秒4はともに優秀。ひとつ前、阪神芝1800mの未勝利戦は加速ラップを踏むなど、能力の高さを裏付ける数字はある。桜花賞8着は内枠から窮屈な競馬になった。オークス向きと言われるなか、巻き返しなるか。

コガネノソラ
スイートピーSの勝ち馬。大外枠からハナを切る馬がいて1000m通過は57秒5と速い流れ。道中は中団後方に構え、レースの後半3ハロン35秒7に対し、自身は上がり最速34秒1の脚を使い、クビ差で優先出走権を獲得。勝ち時計で1分45秒6と高速決着に順応した。ゴールドシップ産駒で、距離延長は良さそう。相手強化が鍵。

サフィラ
アルテミスS2着から臨戦した阪神JFは1番人気4着。半マイルは前者が48秒0、後者は46秒4。ハーツクライ産駒、母サロミナはサラキアサリエラと同じ。適性は中距離以上にありそうで、追走力を求められるマイルだと厳しいか。前走クイーンC9着は、加えてマイナス10キロだった。完成は先になりそうだが、距離延長はプラスとみたい。

スウィープフィート
阪神JF7着は出遅れから4角大外、エルフィンS2着はかかり気味に先行と力を出し切れず。2走前のチューリップ賞から、武豊騎手への乗り替わり。ここも出遅れたが、緩みない流れを後方で折り合い、直線は外から一気。桜花賞4着も最後尾で折り合いが利き、直線は鋭い脚を使っている。直近2戦の感じなら、2400mでも期待をもてる。

ステレンボッシュ
桜花賞勝ち馬。ハイレベル阪神JF(勝ち馬アスコリピチェーノ)の2着馬でもあり、桜花賞では雪辱を晴らす形となった。阪神JFとは異なり、アスコリピチェーノを見る位置を追走し、4コーナーではその内をとって前に出た。結果この差はゴールまで縮まらず、一冠目を奪取。エピファネイア産駒なら距離延長は良く、二冠へ視界良好か。

タガノエルピーダ
キャリア2戦目の朝日杯FSで3着。半マイル46秒1の差し決着を、好位につける展開逆行の競馬。その後、勝ち馬はNHKマイルCを、4着馬は京都新聞杯を制している。チューリップ賞(1番人気4着)は、大外枠から緩みない流れを先行する厳しい形。前走は2ハロン延長の忘れな草賞を快勝。折り合いが利き、距離延長はこなせそう。

チェルヴィニア
アルテミスS勝ち馬。半マイル48秒0の緩い流れを、出遅れから3番手へリカバリーすると、上がり最速の脚を使って完勝。桜花賞13着は大外枠から先行したが、直線は挟まれる不利もあり、顔を外へ向け終始走りづらそうだった。マイラーと呼ぶには脚が長く、距離延長も結果の出ている左回りへの変更も良さそう。人気を落とすようなら面白い。

ミアネーロ
フラワーCの勝ち馬。1000通過60秒0から、後半4ハロン12秒0が続く、持続力を問われる流れ。道中は中団に待機し、勝負どころの手応えは良く、ラチ沿いをするすると進出した。持続力と操縦性に長け、コーナーも器用に回る。デビューから3戦連続中山で東京は初出走。速い脚比べは未知で、消耗性のほうが期待できそう。

ライトバック
桜花賞3着馬。ゆったりしたスタートから最後尾を追走し、4角18番手から上がり最速32秒8の脚で猛追。半マイル46秒3は緩く、厳しい位置取りだった。折り合いに不安はあるが、もう一列前ならと思わせる内容だった。我慢が利くという前提だと、距離延長はプラスに出そう。爆発力を引き出した坂井騎手の継続騎乗も大きい。

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【オークス】ステレンボッシュ牝馬2冠へ国枝師自信「(アパパネ、アーモンドアイと)まったく遜色がない」 2024年5月13日(月) 09:53

牝馬クラシック第2弾「第85回オークス」が19日、東京競馬場で行われる。最大の注目はやはり桜花賞ステレンボッシュだ。阪神JF2着のリベンジを果たした才女が2冠目へ向けて順調に調整。アパパネアーモンドアイと3冠牝馬2頭を送り出した名伯楽・国枝調教師は自信を持って樫の舞台へ送り出す。

揺るぎない自信を持って牝馬2冠制覇へ―。桜花賞ステレンボッシュオークスに向けて歩みを進めている。国枝調教師はいつになく強気な口ぶりで手応えを明かす。

「相手に合わせて同じような競馬をすれば、最後は力で抜けてくるんじゃないかな。もともと距離は長いほうがいいだろうという見立てだったし、特に不安はないよ」

前走の桜花賞は中団から一気に末脚を伸ばしてGI初制覇。昨年12月の阪神JFではアスコリピチェーノとクビ差の2着に惜敗したが、見事にリベンジを果たした。

1週前追い切りは美浦Wコースで新コンビの戸崎騎手を背に、5ハロン65秒8、ラスト1ハロン11秒1の好時計。指揮官は「非常にスムーズな動きで雰囲気も良かった。圭太(戸崎騎手)も『乗りやすいし、特に気になるところはない』と満足していた。馬が自信を持っているような雰囲気だったよ」と満点を与えた。

国枝厩舎は10年アパパネ、18年アーモンドアイオークスを2勝。どちらものちに牝馬3冠に輝いたが、その名牝2頭と比較しても「まったく遜色がないし、いいレベルだと思うよ。トラブルなく競馬に臨めれば、(2頭と)同じような結果が出てくると期待している」と愛馬に絶大な自信を抱いている。偉大な先輩たちに肩を並べるべく、まずは樫の舞台で女王の座を防衛する。(夕刊フジ)

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アスコリピチェーノの関連コラム

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阪神ジュベナイルフィリーズアスコリピチェーノが中団から差し切って勝利。見事3戦3勝で2歳女王となった。ダイワメジャー産駒はメジャーエンブレムレシステンシアに次いで当レース3勝目。完成度が高く急坂も苦にしないパワーは、まさにこのレース向き。同舞台の朝日杯FSでもアドマイヤマーズセリフォスボンセルヴィーソなどが好走、桜花賞でもレーヌミノルシゲルピンクダイヤ、プリンセスジャックなどが穴をあけている。

そして鞍上の北村宏司騎手は、約8年ぶりのG1制覇。前回のG1勝利は、あのキタサンブラックとのコンビで挑んだ菊花賞。そういえば、当時はまだ武豊騎手とコンビを組む前だった。

北村宏騎手は近年ケガに苦しんでいたが、今年は完全復活。特に夏以降は重賞での活躍も目立っており、日に日に存在感を増している。

一方、昔からなぜか地味な印象があり、馬券的な妙味もあるのは心強い。とりわけ芝の内枠で好成績。それは以下のデータからも明らかだ(データは2023年~先週末終了時点)。

・北村宏騎手×芝馬番別成績

ひとケタ(18-11-22-108)勝率 11.3% 複勝率 32.1% 単勝回収 127円 複勝回収値 105円
ふたケタ(4-5-4-72)勝率 4.7% 複勝率 15.3% 単勝回収 160円 複勝回収値 69円

単勝回収値こそ一度大穴での好走があったためふたケタ馬番時が跳ねているが、それ以外は好走率、回収値ともにひとケタ馬番のほうが圧倒的に優秀。桜花賞のポイントも枠順になるかもしれない。

もともと、北村宏騎手は藤沢厩舎所属でデビューし、岡部ラインの正攻法型ジョッキー。好位からロスのない立ち回りを身上としており、内枠に強いのは納得だろう。久々のG1制覇で急に人気になるようなタイプの騎手でもないと思うので、以上のポイントを押さえておけば来年以降もまだまだ馬券に貢献してくれそうだ。

それでは今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週末は朝日杯FSから。

ジャンタルマンタル川田将雅騎手)

注目はジャンタルマンタル川田将雅騎手。
非常にセンスの良い馬で、追ってからもしっかり伸びるので大崩れしない安定型。前走は馬場の悪いインを伸びて来たように、着差以上の完勝だった。パワーもあり急坂コースへの不安もない。引き続き有力とみる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年12月7日(木) 13:55 くりーく
くりーくの中間調教チェック 阪神ジュベナイルF2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月10日(日) 阪神11R 第75回阪神ジュベナイルF(2歳牝馬G1・芝1600m)


☆『過去5年(2018年~2022年)のダイジェスト』は👉こちら👈

【登録頭数:26頭】(フルゲート:18頭)


<前走:ファンタジーS 京都芝1400m(レース映像)> 中4週

カルチャーデイ(1着 420kg(-2kg))<C>
1週前追い切りでは併せて先着。ただパドックでせかせか歩くところがあり、小柄で力強さもないので距離は短いほうが良さそう。

ドナベティ(2着 422kg(-2kg))<D>
☆『前走時の追い切り』は👉こちら👈
小柄な馬でパドックでもイレ込むところがあり、距離延長はマイナスになりそう。この中間、追い切りでは好時計も出ているが力強さがなく時計ほどの伸びはない。

シカゴスティング(3着 428kg(±0kg))<B>
☆『前走時の追い切り』は👉こちら👈
休み前は使い詰めもあって乗り込めないところがあったが、前走は休み明けでCWを長めからしっかり追われていて仕上がりは良さそうだった。この中間も1週前に長めから強めに追われていてスピード感のある走りで状態は良さそう。ただパドックでのイレ込みがキツくなってきているので、直前は馬なりで落ち着かせた内容のほうが良い。

クイックバイオ(4着 478kg(-2kg))<C>
☆『前走時の追い切り』は👉こちら👈
前走時のパドックでは珍しく気負い気味なところがあって、そのあたりが影響したのかスタートでは立ち上がる感じで出負けしてしまった。この中間も坂路で乗り込まれて良い時計は出ているが、走りを見るとやや硬さが感じられた。


<前走:萩S 京都芝1800m> 中5週

ルシフェル(1着 488kg(+6kg))<C>
まだバランスよく体を使いこなせていないが素質で2連勝。これまでは1週前に強めに追われていたが、この中間は馬なりでの調整で一連の内容からは平行線まで。

ビーグラッド(2着 444kg(±0kg))<C>【抽選対象馬】
まだ幼い面を見せるところのある馬で、前走時この中間と坂路での調整に変えてきている。捌きは悪くないがまだ力強さに欠ける走り。


<前走:白菊賞 京都芝1600m> 中1週

プシプシーナ(1着 414kg(+4kg))<D>
かなり小柄な馬で、前走時はパドックで落ち着きがあったものの馬体は新馬戦時よりも小さく見えた。今回中1週では馬体キープまで。

スウィープフィート(2着 464kg(±0kg))<B>【抽選対象馬】
パドックでイレ込む馬で、前走時は好馬体も2人引きでうるさい面を何とか抑えられていてギリギリという感じ。速い時計が出る馬だが直前は馬なりで良いくらい。中1週で日曜日に軽めに乗られている。

ヒヒーン(3着 462kg(-4kg))<C>【抽選対象馬】
前走時、パドックでは好印象を覚えたが調教では使われつつ時計が悪くなっていた。ここも中1週ではまともに追えず上積みはなさそう。


<前走:その他のレース出走馬>

コラソンビート(京王杯2歳S:1着 芝1400m 442kg(+8kg) 中4週)<C>
☆『前走時の追い切り』は👉こちら👈
デビュー前からプール調教の多い馬で、前走馬体が増えていたがトモが甘くどちらかというとスピードの勝った馬。この中間は輸送で馬体が減るため1週前は強めに追われておらず、右回りの走りもやや物足りない動き。

アスコリピチェーノ(新潟2歳S:1着 芝1600m 472kg(+8kg) 3ヶ月半)<A>
☆『前走時の追い切り』は👉こちら👈
新潟2歳Sからの休み明けでこの中間は坂路でも速い時計が出ている。もともと速い時計の出ていた南Wでも、2週前,1週前と強めに追われて好時計。動きを見ると右回りで終い時計ほどは伸びきれていない感じも、状態は良さそう。

ナナオ(もみじS:1着 芝1400m 424kg(+12kg) 中7週)<C>
かなり小柄な馬だが道悪でも好走していて、パドックでもおっとりしているので距離延長は問題なさそう。ただこの中間は、坂路での時計がかかっていて前走時と比べると物足りない内容。

コスモディナー(クローバー賞:1着 芝1500m 468kg(+2kg) 3ヶ月半)<A>
ここ2戦、パドックではうるさい面を見せるようになってきているが、力強い走りをする馬。レースでは前半行きたがる面を見せたり、直線では内にモタれたりと修正したいところはまだあるが、デビュー前から追い切りには松岡騎手が毎回騎乗しており、この中間の1週前追い切りでも内にモタれるところを修正しながらの調整を続けている。このあたりは人馬の信頼関係ができている様子。速い時計も連発していて状態は良く、前走からの上積みもありそう。

サフィラ(アルテミスS:2着 芝1600m 442kg(-4kg) 中5週)<A>
☆『前走時の追い切り』は👉こちら👈
使われつつ良くなってきている馬で、前走時は馬体のバランスも良くなっていた。この中間も1週前にはCWを長めから終い好時計が出ていて、好状態だろう。

ボンドガール ※回避

キャットファイト(アスター賞:1着 芝1600m 438kg(±0kg) 3ヶ月)<C>
パドックでは落ち着いている馬で、この中間は休み明けで乗り込み豊富。輸送があるので1週前にビッシリ追われている。ただ、時計は出ているが内めを走ってのもので、追われている割に伸び脚もやや物足りなかった。

ステレンボッシュ(赤松賞:1着 芝1600m 472kg(±0kg) 中2週)<D>
モッサリしている馬でキビキビしたところがなく、追い切りでも目立つ時計はなく動きも平凡。

スプリングノヴァ(サフラン賞:1着 芝1600m 394kg(±0kg) 中9週)<B>
かなり小柄な馬で使い込めないところがあり、前走から間隔を空けてしっかり乗り込まれている点は良い。1週前追い切りの動きを見ても、大外を回って終いの伸びも良く仕上がりは良さそう。

アトリウムチャペル(新馬戦:1着 芝1400m 420kg 中6週)<D>【抽選対象馬】
新馬戦時の追い切りでは強めに追われて速い時計を出していたが、この中間は控えめな内容ばかり。今回は長距離輸送も控えており、小柄な馬でなかなか強く追えない面があるのかもしれない。

タガノエルピーダ(新馬戦:1着 芝1600m 440kg 中7週)<B>【抽選対象馬】
前走時の追い切りでも坂路で好時計が出ていたが、この中間も2週前,1週前と坂路で好時計をマーク、併せ馬でも先着。動きを見るとまだ迫力がある感じではないが、状態面は引き続き良好。

ニュージェネラル(新馬戦:1着 芝1400m 456kg 中5週)<D>【抽選対象馬】
前走時も特に目立って良い時計が出ていた訳ではないが、この中間も時計的には変わらず。土曜追いの厩舎でそこで2週連続併走遅れも続き良い状態とは言えない。

ブルーアイドガール(新馬戦:1着 芝1600m 430kg 中6週)<A>【抽選対象馬】
デビュー前の追い切りでは、併走遅れがなく古馬のオープン馬に先着していて能力のあるところを見せていた。土曜追いの厩舎でこの中間は2週連続土曜日に併せて先着。時計も優秀で前走からのさらなる上積みにも期待感あり。

テリオスルル(東京スポーツ杯2歳S:10着 芝1800m 466kg(+4kg) 中2週〕<D>【抽選対象馬】
新馬戦のパドックでは気合も乗って締まった好馬体だったが、使われるごと馬体がモッサリしてきていて良く見えなくなっている。ここ2戦、中間の追い切り本数が少なめというあたりも影響しているのかもしれない。

ミライテーラー(オキザリス賞:3着 ダ1400m 470kg(±0kg) 中3週〕<D>【抽選対象馬】
芝で走っていない点は大きなマイナス材料となる。状態面に関しては、前走時に坂路でマークした好時計と比べるとこの中間は平凡な時計が並び、芝替わりで買いたくなるほどの魅力はない。

メイショウゴーフル(野路菊S:2着 芝1800m 482kg(-2kg) 中10週)<D>【抽選対象馬】
間隔が空き乗り込み量は豊富も、強めに追われているところがなくその点物足りない。

ラヴァンダ(未勝利戦:1着 芝1400m 476kg(+12kg) 中1週)<C>【抽選対象馬】
この中間は中1週で軽めの調整。1600mは少し長い感じもするが、お祖母さんがこのレース3着馬。ただ、まだ勝ち切るまでの力は感じられず。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、アスコリピチェーノコスモディナーサフィラブルーアイドガールの4頭をあげておきます。


◇今回は、阪神ジュベナイルF編でした。
12月に入るとJRAでは難解な2歳のG1レースが3つあり、特に今週のジュベナイルFは小柄な牝馬がいたり、短い距離を使ってきて出走してくる馬がいたり、休み明けで使ってくる馬もいたり、おまけに登録頭数も毎年多く抽選で出走できない馬も多くなったりと、G1レースの中でも特に予想しにくいレースなのではないかと思います。ただ、難しいレースであるからこそ1頭1頭念入りに見つめていくことで、ほかの人が見つけられないような1頭を見つけられる可能性も秘めています。抽選で除外された馬もいずれは他のレースに使うことになりますし、その時に狙える馬であればそこで買えば良いだけのこと。分からないレースほど、冷静にじっくりと予想することが、予想的中へのいちばんの近道ではないかと思います。


※阪神JF出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年12月6日(水) 10:00 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2023) ~第9回 ワールド別上位者レビュー~
閲覧 2,184ビュー コメント 0 ナイス 3

 早いもので、2023年も師走に突入しました。今週以降は12月10日の阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳G1・阪神芝1600m外)、12月17日の朝日杯フューチュリティステークス(2歳G1・阪神芝1600m外)、12月28日のホープフルステークス(2歳G1・中山芝2000m内)と、2歳G1が立て続けに施行されます。当然ながら、この前後で「ウマニティPOG 2023」のランキングは大きく変動するはず。今シーズン最初の山場と言えるでしょう。
 ちなみに、今後も入札は毎週行われますが、仮想オーナー募集枠の解放は今週12月4日が最後。主役級と目されているような実績馬や素質馬の獲得を目指すならば、現在行われている第28回入札にすべてを懸けるしかありません。ただし、あえて枠を空けておき、年明け以降に台頭してきた大物を狙うというのもひとつの手。今のうちにシーズン後半の立ち回りをイメージしておきたいところです。
 今回は、12月3日終了時点における各ワールドの上位プレイヤーと、その指名馬をひと通りチェックしてみました。指名戦略の見直しを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 なお、2023年の、JRAの、2歳のレースにおける競走馬ごとの本賞金額(12月3日終了時点)トップ20は下記の通りとなっています。

【1位】コラソンビート(ルシェルドールの2021) 6130万円
【2位】シュトラウスブルーメンブラットの2021) 5350万円
【3位】ジャンタルマンタル(インディアマントゥアナの2021) 4520万円
【4位】シンエンペラー(Starlet's Sisterの2021) 4020万円
【4位】ゴンバデカーブース(アッフィラートの2021) 4020万円
【6位】アスクワンタイム(ディープインアスクの2021) 3940万円
【6位】セットアップ(スリーアローの2021) 3940万円
【8位】ゼルトザーム(ロザリウムの2021) 3820万円
【8位】アスコリピチェーノ(アスコルティの2021) 3820万円
【10位】チェルヴィニアチェッキーノの2021) 3740万円
【11位】ドナベティ(ドナルチアの2021) 3680万円
【12位】ナナオ(バイザディンプルの2021) 3640万円
【13位】カルチャーデイ(ラルティスタの2021) 3620万円
【14位】オーキッドロマンス(エキナシアの2021) 3335万円
【15位】シカゴスティング(マルチスクリーンの2021) 3060万円
【16位】コスモディナー(コスモミールの2021) 2960万円
【16位】エトヴプレ(Nahoodhの2021) 2660万円
【18位】シリウスコルト(オールドフレイムの2021) 2630万円
【19位】アマンテビアンコ(ユキチャンの2021) 2590万円
【20位】ルシフェル(アルアリングスターの2021) 2540万円

 複数の産駒がランクインしている種牡馬は、ヘニーヒューズとロードカナロア(各2頭)だけ。どちらの代表産駒も短距離やダートのレースを主戦場としている馬でしたから、来春のクラシック戦線を席巻しそうな種牡馬は今のところ見当たらない――と言って良いでしょう。キングカメハメハディープインパクトの直仔が完全にいなくなった分、指名馬選びの難度は急激に上がっている印象です。

 1頭1オーナー制のスペシャルワールドでトップに立っているのは、3億2712万円を獲得しているバンコクの夜は熱い、昼も暑いさん。ダノンエアズロック(モシーンの2021)が10月21日のアイビーステークス(2歳オープン・東京芝1800m)を、シュトラウスが11月18日の東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳G2・東京芝1800m)を制しました。この2頭はいずれも第1回入札で獲得に成功した馬。シュトラウス朝日杯フューチュリティステークスでも人気を集めそうですし、今後もしばらくは首位争いの中心となるのではないでしょうか。
 425万円差の2位につけているのは中(ナカ)さん。こちらはコラソンビートが11月4日の京王杯2歳ステークス(2歳G2・東京芝1400m)を、チェルヴィニアが10月28日のアルテミスステークス(2歳G3・東京芝1600m)を勝っています。ちなみに、コラソンビートを獲得したのはデビュー戦後の第4回入札。そこから3連勝で重賞ウイナーの座に上り詰めたわけですから、お見事というほかありません。

 G1ワールドは2億9318万円を獲得している長澤まさみさんがトップ。出世頭は10月7日のサウジアラビアロイヤルカップ(2歳G3・東京芝1600m)を制したゴンバデカーブースです。既に指名した20頭すべてがデビューを果たしており、うち13頭が勝ち上がっているという層の厚さも見逃せないところ。年末にかけてさらに獲得ポイントを伸ばしてきそうな印象を受けました。

 G2ワールドは2億9067万円を獲得しているHALLさんがトップ。コラソンビートを第1回入札で指名し、獲得賞金が1.5倍となる筆頭オーナーの立場を手に入れています。筆頭オーナーになれるのは、各ワールドで最初の仮想オーナーとなったプレイヤーであり、複数いる場合は落札額が高い順、それも同じ場合は入札時間が早い順で決定。優勝争いにおいては大きなアドバンテージとなりますから、チャンスがあったら積極的に狙っていきましょう。

 G3ワールドは2億4873万円を獲得しているサイレントナイト翔さんがトップ。こちらも筆頭オーナーであるジャンタルマンタルが11月11日のデイリー杯2歳ステークス(2歳G2・京都芝1600m外)を制しました。第2回以降もこまめに入札を続け、少しずつ指名馬のラインナップを増やしている点も特徴的。最終的な結果が楽しみです。

 オープンワールドは1億8883万円を獲得しているゴッドキングさんがトップ。筆頭オーナーとなったイーグルノワールアルティマブラッドの2021)は11月22日の兵庫ジュニアグランプリ(2歳Jpn2・園田ダ1400m)を勝っています。さまざまなパターンで獲得ポイントを伸ばしたプレイヤーが各ワールドの首位に君臨していることからも、今シーズンの序盤はやや波乱の展開だったと言えそう。まだ多くのプレイヤーに優勝の目が残っていると見て良いのではないでしょうか。


■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』において「データ分析」のコーナーを担当しているほか、JRAのレーシングプログラム、TCKホームページ、グリーンチャンネル、ニコニコチャンネルなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『ウルトラ回収率 2023-2024』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)など。2023年03月28日には最新刊『血統&ジョッキー偏差値2023-2024 ~儲かる種牡馬・騎手ランキング~』(ガイドワークス)をリリース。

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2023年9月6日(水) 10:00 伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室 (2023) ~第7回 ワールド上位者考察~
閲覧 1,454ビュー コメント 0 ナイス 4

 およそ3か月に渡る夏季競馬シーズンが先週末をもって終了。今週末からは4回中山と4回阪神が開幕し、秋季競馬シーズンに突入します。
 7月15日の函館2歳ステークス(2歳G3・函館芝1200m)ではゼルトザーム(ロザリウムの2021)が、8月27日の新潟2歳ステークス(2歳G3・新潟芝1600m外)ではアスコリピチェーノ(アスコルティの2021)が、9月2日の札幌2歳ステークス(2歳G3・札幌芝1800m)ではセットアップ(スリーアローの2021)が、9月3日の小倉2歳ステークス(2歳G3・小倉芝1200m)ではアスクワンタイム(ディープインアスクの2021)が、それぞれ優勝を果たしました。この重賞4鞍を含む計179レースが施行されたことにより、各ワールドのランキングにも動きが出てきたところです。
 今回は、9月3日終了時点における各ワールドの上位プレイヤーと、その指名馬をひと通りチェックしてみたいと思います。まだスペシャル以外の各ワールドでは仮想オーナー募集枠が順次解放されていますし、最終的な順位を左右するようなビッグレースが施行されるのはかなり先。目標とするべきプレイヤーの指名戦略を参考に、今後へ向けた対策をイメージしてみてください。

 なお、2023年、かつJRA、かつ2歳のレースにおける競走馬ごとの本賞金額(9月3日終了時点)トップ20は下記の通りでした。

【1位】アスクワンタイム(ディープインアスクの2020) 3940万円
【1位】セットアップ(スリーアローの2020) 3940万円
【3位】アスコリピチェーノ(アスコルティの2020) 3820万円
【3位】ゼルトザーム(ロザリウムの2020) 3820万円
【5位】コスモディナー(コスモミールの2020) 2960万円
【6位】ドナベティ(ドナルチアの2020) 2480万円
【7位】コラソンビート(ルシェルドールの2020) 2330万円
【7位】シカゴスティング(マルチスクリーンの2020) 2330万円
【9位】エコロヴァルツ(プティプランセスの2020) 2320万円
【10位】テイエムチュララン(テイエムチュラサンの2020) 2120万円
【11位】ナナオ(バイザディンプルの2020) 2040万円
【12位】ショウナンマヌエラ(ダイアゴナルクロスの2020) 1920万円
【12位】パワーホール(ストロベリーズの2020) 1920万円
【12位】ミルテンベルク(ペルレンケッテの2020) 1920万円
【15位】スカイキャンバス(アポロフィオリーナの2020) 1900万円
【16位】レガテアドール(レグルドールの2020) 1660万円
【17位】キャンシーエンゼル(ヴォルドニュイの2020) 1500万円
【17位】ギャンブルルーム(シャンデリアハウスの2020) 1500万円
【17位】クリーンエア(シルヴァンソングの2020) 1500万円
【20位】アトロルーベンス(キングスローズの2020) 1360万円

 上位10頭はすべて異なる種牡馬の産駒。キングカメハメハディープインパクトの直仔が完全にいなくなったこともあり、混戦模様に拍車がかかった印象です。
 ちなみに、2023年、かつJRA、かつ2歳のレースにおける種牡馬別成績を見ると、1着数、2着以内数、3着以内数ともにスワーヴリチャードが単独トップ。前出のランキングにもコラソンビートパワーホールの2頭を送り込んでいます。新種牡馬であり、初年度産駒の数もそれほど多くないことを考えれば、現在の健闘ぶりは驚異的。この勢いがどこまで続くかも、注目しておくべきポイントのひとつと言えるでしょう。

 1頭1オーナー制のスペシャルワールドでトップに立っているのは、1億2640万円を獲得したウーピンさん。現在のところ指名馬の中に2勝以上馬はおらず、8月26日のひまわり賞(2歳オープン・小倉芝1200m)で2着となったアイタカ(ドリームアドリームの2021)が稼ぎ頭だったものの、トータルの獲得賞金はアスコリピチェーノらを指名しているぐれいどていおーさん、セットアップらを指名している競馬の天才!編集部さんより上でした。
 勝因は既走馬率や勝ち馬率の高さ。指名馬19頭のうち14頭が既にデビューしており、うち8頭が勝ち上がりを果たしているのです。未勝利馬6頭のうち2頭は新馬で小差の2着に健闘していましたから、勝ち馬の頭数は間もなく二桁に乗るでしょう。今後は勝ち上がった馬たちがオープンクラスのレースで賞金を稼いでくれるはず。後続との差はさらに大きく開くかもしれませんね。

 G1ワールドは1億4173万円を獲得しているsabo34さんがトップ。総合ランキングでも首位に君臨しています。ちなみに、sabo34さんは前シーズン「ウマニティPOG 2022」でもシーズンAの賞金王に輝いていました。
 今夏は既にエコロヴァルツコスモディナーコラソンビートセットアップと、4頭の指名馬がオープンクラスのレースで勝利。パワーホールミルテンベルクも重賞で連対を果たしていますし、さすがというほかありません。なお、この6頭はいずれも初勝利を収めた後の入札で追加指名に成功した馬。既走馬の素質を的確に見抜いていらっしゃるのがお見事です。

 G2ワールドは1億3839万円を獲得しているHALLさんがトップ。デビュー前に落札した7頭が既に勝ち上がりを果たしており、そのうちコラソンビートが8月6日のダリア賞(2歳オープン・新潟芝1400m内)を制しています。9月3日のすずらん賞(2歳オープン・札幌芝1200m)でもレガテアドールが2着に食い込んでいましたから、当面の間は首位争いを牽引することになるのではないでしょうか。

 G3ワールドは1億1111万円を獲得しているナオキ702さんがトップ。2位のep2017さんもアスコリピチェーノを指名しているのですが、ナオキ702さんは獲得賞金が1.5倍となるアスコリピチェーノの筆頭仮想オーナーで、この差が活きた格好です。まだ所属ワールドで一度も落札されていない馬は、今後の入札でも筆頭仮想オーナーになれる可能性がありますので、チャンスがあったらぜひ狙ってみてください。

 オープンワールドは8955万円を獲得しているworldmasatoさんがトップ。指名馬9頭のうち5頭が勝ち上がりを果たしていて、その中にアスコリピチェーノがいました。混戦模様なので何とも言えませんが、これだけ層の厚いラインナップなら、2番手以下のプレイヤーもそう簡単には逆転できないでしょう。しばらくはこのworldmasatoさんを軸に首位争いが繰り広げられそうです。
 

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』において「データ分析」のコーナーを担当しているほか、JRAのレーシングプログラム、TCKホームページ、グリーンチャンネル、ニコニコチャンネルなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『ウルトラ回収率 2023-2024』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)など。2023年03月28日には最新刊『血統&ジョッキー偏差値2023-2024 ~儲かる種牡馬・騎手ランキング~』(ガイドワークス)をリリース。

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2023年9月1日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】下位ジョッキーで走った馬→上位ジョッキーでもっと走るというシンプルな話/小倉2歳S展望
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新潟2歳Sは1番人気の支持を受けたアスコリピチェーノが勝利。マイペースで逃げたショウナンマヌエラをゴール前でキッチリとらえ、着差以上の完勝だった。アスコリピチェーノは母の母がリッスン。リッスンはタッチングスピーチサトノルークスの母で、血統面から考えれば成長力もありそうだ。全体的にメンバーレベルは高くなかったが、勝ち馬は今後が楽しみになる勝利だった。

明けて今週、昨晩のんびり地方競馬を見ていたのだが、佐賀のサマーチャンピオンはデムーロ騎手が騎乗したサンライズホークが制した。サンライズホークは昨年の夏、最後の最後に未勝利を勝ち上がると、そこから瞬く間に4連勝、しかしオープン入り後は苦戦続きで、今回は4戦ぶりの勝利だった。

そのサンライズホークを4連勝に導いたのは国分優騎手。国分騎手は昨年が11勝、今年はここまで4勝。今年の4勝のうち2勝がサンライズホークでのもの。いわば下位ジョッキーで出世したわけだが、このパターンの馬は、上位ジョッキーに乗り替わると素直にパフォーマンスを上げることが多い。

同様の例は多々あるが、例えば今も佐賀で頑張っているヒストリーメイカーは、畑端騎手で結果を出していたが、重賞戦線に顔を出し始めてからは、同騎手が乗っていないときほど結果を出していた。

最近だと、中井騎手で勝ち上がったララクリスティーヌも、その後は中井騎手が騎乗しないときほど走っており、結局菅原明騎手とのコンビで重賞を制した。他にもプリンスリターンミシシッピテソーロなども同様のケースだ。

マイナージョッキーとのコンビは応援したくなるし、感情移入しやすい。個人的にもそのような新鮮なコンビは好きなのだが、馬券ということでドライに考えるならば、結局上位騎手が乗ったときによりパフォーマンスを上げることが多いので、いわゆる「スーパー鞍上強化」は素直に狙うようにしたい。

それでは最後に先週からの狙い馬と、今週末の注目馬を。

【次走狙い馬】 8/26(土)新潟9R フラップシグナス 3番人気2着

今回は久々の上にやや出負けも、直線は馬群を捌いてキッチリ伸びて来て2着確保。戦績通り安定しており、どんな状況でも伸びて来るので信頼度は高い。センスの良さを生かして引き続き軸でOK。

~今週末の注目馬~

今週末は小倉2歳ステークスから。

フォルテローザ団野大成騎手)

注目はフォルテローザ団野大成騎手。
デビュー戦は完全な先行イン有利の流れを最後の最後で詰めてきて3着。内容は勝ち馬より上だった。未勝利の身で重賞に臨むことになるが、近年は未勝利馬のオープン好走も2歳戦前半においては珍しくなくなっている。最終週の馬場は間違いなくプラスなので、末脚炸裂に期待したい。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年8月20日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年08月20日号】特選重賞データ分析編(372)~2023年新潟2歳S
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。


最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G3 新潟2歳ステークス 2023年08月27日(日) 新潟芝1600m外


<ピックアップデータ>

【前走の距離別成績(2019年以降)】
○今回と同じ距離 [4-2-3-11](3着内率45.0%)
×今回と異なる距離 [0-2-1-27](3着内率10.0%)

 前走の距離が1600m以外だった馬は不振。なお、前走の距離が今回と異なる距離だったにもかかわらず3着以内となった3頭のうち2頭は、性が牡・セン、かつ前走のコースが左回りでした。今年もまずは1600mのレースを経由してきた馬に注目するべきでしょう。

主な「○」該当馬→クリーンエアショウナンマヌエラルージュスタニング
主な「×」該当馬→アスコリピチェーノヴァンヴィーヴシリウスコルト


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走の着順が1着、かつ前走の2位入線馬とのタイム差が0.2秒以上」だった馬は2019年以降[3-4-3-17](3着内率37.0%)
主な該当馬→アスコリピチェーノヴァンヴィーヴシリウスコルトルージュスタニング

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アスコリピチェーノの口コミ


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桜花賞馬😀ステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)が、牝馬クラシック2冠制覇を目指す。同馬は通算5戦3勝、2着2回という成績で、今年初戦の桜花賞では前年の阪神JFで敗れたアスコリピチェーノを破って勝利を挙げている。グレード制が導入された1984年以降のオークスでは、35頭の桜花賞馬が出走し、11勝、2着7回(勝率.314、連対率.514)という成績を挙げているが、😀ステレンボッシュは樫の女王の座も射止めることができるだろうか。Vなら、桜花賞&オークスの2冠制覇は、2022年スターズオンアース、23年リバティアイランドに続く3年連続18頭目となる

😀ステレンボッシュ
桜花賞勝ち馬。ハイレベル阪神JF(勝ち馬アスコリピチェーノ)の2着馬でもあり、桜花賞では雪辱を晴らす形となった。阪神JFとは異なり、アスコリピチェーノを見る位置を追走し、4コーナーではその内をとって前に出た。結果この差はゴールまで縮まらず、一冠目を奪取。エピファネイア産駒なら距離延長は良く、二冠へ視界良好

😀戸崎Jは🔍ダービーの😀ジャスティンミラノでも断然◎人気。2週連続となると、どえらいことに!

 覆面ドクター・英 2024年5月9日(木) 22:07
覆面ドクター 英 の  ヴィクトリアマイル 2024
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まずは先週の回顧から。ひねり過ぎて失敗しました(笑)2歳チャンピオンの牡牝2頭が皐月賞3着と桜花賞2着からの参戦でしたが、間隔詰まってようが、地力の差で強い競馬を見せました。直線は岩田騎手の馬がバテてよれて、ルメール騎手の馬が内に行ってデムーロ騎手の馬に体当たりして更に内の武豊騎手の馬にも玉突き事故となり、その後ろに居た「(ジャンタルマンタル)じゃない方のパレスマリス産駒」のロジャーバローズに本命打ってたのですが、ノーチャンスでした。2着に来たアスコリピチェーノはガッツありますね。あんな衝突後なのに猛然と差してきましたからね。ジャンタルマンタルは安田記念の話も出ているようですが、故障しないよう休ませてあげてほしいです。G1前半は絶好調だったのが、ここのところ、軸がダメでハズレ続いていますが、めげずに来週こそ当てたいです。

ヴィクトリアマイルの話に移りますが、アレっていうくらい登録頭数が少なく15頭しか居ないので回避なくてもフルゲート割れという状況です。ナミュールが海外遠征明けでも体調それなりなら、一頭ズバ抜けて強いし、それ以降は、一応マスクトディーヴァが能力高く人気になるのでしょうがマイルは正直忙しい馬で、かなりどの馬もチャンスあり、最低人気予測のキタウイング以外はヒモにはありえる、ヒモ大混戦な戦いでしょうか。それでは恒例の全頭診断へ。

<全頭診断>
1番人気想定 ナミュール:高い能力でクラシック戦線でも期待されて、桜花賞で1番人気10着など、人気ほど走れなかったが(オークス3着、秋華賞2着、エリザベス女王杯5着と十分頑張ってはいたとも言えるが)、ハービンジャー産駒らしい不器用さ見せて、結果残せなかったが昨秋あたりから本格化してきて、藤岡康騎手が代打騎乗でマイルCSを制したり、海外でも日本馬最先着と頑張ったりとデビュー当初より馬体増やして、現在の日本のマイラーではトップレベル。ウオッカが敗退したり、イクイノックスがスルーセブンシーズに詰め寄られたりのドバイ帰りのきついローテだが、色々ノウハウ蓄積して海外帰りで検疫での足止め含めても状態保てるようになっているのでは。先週のジャンタルマンタルより、1か月ちょっとあるだけに、むしろ体調維持はしやすそうで、人気だろうが、ここではだいぶ格上な感じ。武豊騎手への乗り替わりも、藤岡康騎手と同系統のあたりの柔らかい騎手でもあり、ちょっと気難しい牝馬にはぴったりでは。水曜の動き良く、デキ落ちなさそう。

2番人気想定 マスクトディーヴァ:二強みたいに言われているが、正直この馬はマイラーでなく2000M前後あったほうが良さそうで、取りこぼすとしたらこっちか。ただ東京新聞杯は動画いろいろあがっているように、ゲートが同時に開かない(カンパイ事案)のもあり、だいぶ出遅れて、内有利の馬場だけに不発だったが、出遅れ抜きでも、やはりマイルは忙しい感じ。マイルの忙しさを慣れさせるための東京新聞杯と阪神牝馬Sというローテだったのだろうし、能力高いのは重々承知だが、先週のジャンタルマンタルとアスコリピチェーノの影響で今週も二強だろ、という馬券買う人が多そうで、実際二頭の能力は高いのだが、馬券的にはこの馬が差しそびれた場合の馬券も買った方が良さそう。調教の動きはかなり良く、差しそびれてくれないかも(笑)秋の天皇賞とかJCとかの方が、かなり強い競馬を見せてくれるのでは。昨年のスターズオンアースが距離不足で取りこぼしたのと同じイメージではあるが、どうなるか。

3番人気想定 ウンブライル:昨年はNZT2着からNHKマイルC2着と連続好走したが正直メンバーレベルは今年と違って微妙だった。前走阪神牝馬S2着したり、川田騎手騎乗なのもあり人気になりそうなロードカナロア産駒。上の2頭からはだいぶ落ちる感じだが調教の動きかなり鋭く、4歳春で強くなる時期でもあり、来ちゃっても全然おかしくない。

4番人気想定 モリアーナ:昨秋の紫苑Sは横山典騎手がペース読み切って後方控えて、差し切ったように、マイラーというより中距離でいろいろな作戦とれる馬。ただ能力自体が高く、それなりにやれても良い。ただ人気はちょっと過剰か。でも調教の動き絶好で本質的にはもうちょっと距離あった方が良さそうではあるが、これまた人気で妙味ないのだが来ちゃってもおかしくない。

5番人気想定 スタニングローズ:10か月半にもわたる長期休養明けの前走大阪杯は逃げて8着に負けたが0.6秒差と、まだ終わってないのを示したG1馬(秋華賞勝ち馬)。本質的にはマイラーでないのは、これまでの戦績からもわかるが基礎能力高く、ここも通用してよい。調教の動きも、長期休養明けを一叩きして、型通りに良化して良い。

6番人気想定 フィアスプライド:ディープインパクト産駒らしい末脚鋭い馬。6歳となったが、前々走勝ったように今がピークか。ルメール騎手が乗るのもあり余分に人気になりそうだがヒモには買った方がいい馬。調教の動きはかなり鋭く、先週みたいにルメール騎手慌てなくても良いくらいデキは良い。

7番人気想定 ハーパー:昨年はオークス2着、秋華賞3着、エリザベス女王杯3着と活躍するも個人的にはあんまり評価してこなかった。スピードも瞬発力もイマイチで好位置から粘りこむタイプの馬。ペースある程度流れて、立ち回りのうまさ生きる流れなら。池添騎手の牝馬G1コンプリートにリーチかかってから18年くらい経っているようで、余分な頑張りあるかも(笑)

8番人気想定 コンクシェル:キズナ産駒の逃げたらしぶとい馬。ここはメンバー的に単騎逃げ可能そうで、東京マイルはあまり逃げ向きでもないのだが、案外しつこく粘るのもありえる。調教の動きかなり良く岩田望騎手は最近乗り替わりなどでのうっぷんここで晴らすかも。

9番人気想定 ドゥアイズ:名前からの連想と違ってドゥラメンテ産駒でなくルーラーシップ産駒なのだが、2歳時に新馬勝ち、コスモス賞と札幌2歳S連続2着し阪神JFも3着したように早い時期から活躍していた。前々走2月にリステッドの洛陽S勝ったようにクラシックシーズンさっぱりだったものの早熟だったわけでなく再上昇中のよう。前走阪神牝馬Sの2番人気5着はムルザバエフ騎手だけに、前行って粘るタイプの馬でないだけに、まあそんなものかなあ、と。ここもそう差は無い。

10番人気以下想定
フィールシンパシー:不発だったベーカバド産駒だけにG1でどうこうイメージしにくいのだが、昨年末のターコイズS2着や前走の福島牝馬Sで2着したり、牝馬重賞で人気無いながら好走している。調教の動きは普通で、またそれなりにやれてもよい。

ライラック:マイルから2500Mまで、どの距離でもそう大きな差はなく走れる馬。昨秋の府中牝馬Sでも人気薄ながら3着まで来た。前走は輸送がダメだったのか調教やり過ぎたのか16kg減で凡走したが、輸送ないのは昨秋の同舞台の府中牝馬S3着したように好材料。調教の動きは軽めながら良い。

テンハッピーローズ:昨年夏の朱鷺S以降馬券になっていない6歳馬。普通に考えたらもう終わったと思われそうだが着順イマイチでも着差少なく、調教の動きも、まだまだ元気でヒモには来れてもよい。

サウンドビバーチェ:昨年のこのレースで5着したのだが、馬券的には昨年4月の阪神牝馬S勝ち以降馬券になっていない。休養と凡走繰り返しており、普通に考えたら買いにくい状況だが、まだ5歳でもあり体調さえ整えば今年のメンバーなら3着くらいには来れてもよい。実際CWで好時計を1週前調教では見せており、復調しても良い。

ルージュリナージュ:地味なスピルバーグ産駒で、昨秋3勝クラスを勝ちあがってからはオープンで3連敗中で、常識的には買えない馬だが、東京新聞杯は1分32秒7で0.6秒差までは来ており、追い込み馬だけにまた今回も届かないのかもしれないが、フルゲートでない分、数頭分は外回らなくてよく、3連単で3着に少しくらい買ってもいいのでは。調教の動きは良い。

キタウイング:重賞2勝馬ではあるが3歳1月までに稼いだもので(イメージとしてはデカい小学生的な成長早く小学生時代よくても中学行って追いつかれるという感じの)、1年4か月前のフェアリーSを11番人気で勝った以降は、凡走続きで(掲示板に一度も載らず)、新潟2歳S勝ち馬でもあるように早い時期に完成していて、のびしろ無いタイプのよう。今回の15頭の中で、唯一買わなくていい馬では。ただ早熟というか早期完成は武器でもあり、繁殖入りしても、さっさと稼げるコを出せば、それはかなりアドバンテージでもある。

<まとめ>
有力:ナミュール

ヒモに:キタウイング以外全頭

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 軽プー 2024年5月9日(木) 19:40
牝馬災難♀️♀️♀️ 
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サリエラ〜惨敗🖤

アスコリピチェーノ〜斜行💙

今週、ビクトリアマイル〜どの娘💝

二度あることは三度ある♀️♀️♀️

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コメント一覧
2:
  HELPRO   フォロワー:3人 2024年4月19日(金) 02:22:38
案の定の結果。どんなに優秀馬でも500年遅れの低レベル鞍上ではマグレを続ける事は出来ない。内弁慶の国内競馬で縁故第一のエセ鞍上の集団が競馬学校上がりの実力。全部親の責任。今後も不幸な連鎖は続くだろう。
1:
  HELPRO   フォロワー:3人 2023年8月27日() 16:02:27
北村宏司なのに勝てたのは1番人気に成ったため。黒岩厩舎が勝ったからには同馬はここまでで終了。ベテラン優先で勝っただけのただの早熟型。

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2024年5月5日NHKマイルカップ G12着
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2024年5月5日 NHKマイルカップ G1 2着
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