スターズオンアース(競走馬)

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写真一覧
現役 牝5 黒鹿毛 2019年2月27日生
調教師高柳瑞樹(美浦)
馬主有限会社 社台レースホース
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績13戦[3-5-4-1]
総賞金84,098万円
収得賞金29,400万円
英字表記Stars on Earth
血統 ドゥラメンテ
血統 ][ 産駒 ]
キングカメハメハ
アドマイヤグルーヴ
サザンスターズ
血統 ][ 産駒 ]
Smart Strike
Stacelita
兄弟 ステラデルシエロベクルックス
市場価格
前走 2024/03/30 ドバイシーマC G1
次走予定

スターズオンアースの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/03/30 アラ 8 ドバイシーマ G1 芝2410 12--------8** 牝5 55.0 L.デット高柳瑞樹 --2.28.4 1.7----レベルスロマンス
23/12/24 中山 11 有馬記念 G1 芝2500 168168.672** 牝4 56.0 C.ルメー高柳瑞樹 494
(-2)
2.31.0 0.134.8ドウデュース
23/11/26 東京 12 ジャパンC G1 芝2400 1881726.653** 牝4 56.0 W.ビュイ高柳瑞樹 496
(+12)
2.22.6 0.834.0④④④④イクイノックス
23/05/14 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 16122.513** 牝4 56.0 C.ルメー高柳瑞樹 484
(0)
1.32.3 0.133.6ソングライン
23/04/02 阪神 11 大阪杯 G1 芝2000 166113.412** 牝4 56.0 C.ルメー高柳瑞樹 484
(+12)
1.57.4 0.034.4⑫⑫⑪⑨ジャックドール
22/10/16 阪神 11 秋華賞 G1 芝2000 16593.013** 牝3 55.0 C.ルメー高柳瑞樹 472
(+8)
1.58.7 0.133.5⑭⑬⑭⑭スタニングローズ
22/05/22 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 188186.531** 牝3 55.0 C.ルメー高柳瑞樹 464
(-6)
2.23.9 -0.233.7⑧⑦⑧⑧スタニングローズ
22/04/10 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 184814.571** 牝3 55.0 川田将雅高柳瑞樹 470
(-4)
1.32.9 -0.033.5⑩⑨ウォーターナビレラ
22/02/12 東京 11 クイーンC G3 芝1600 16593.412** 牝3 54.0 横山武史高柳瑞樹 474
(0)
1.34.2 0.134.2プレサージュリフト
22/01/10 中山 11 フェアリーS G3 芝1600 16234.312** 牝3 54.0 石橋脩高柳瑞樹 474
(+6)
1.35.3 0.135.1⑤⑤④ライラック
21/11/21 東京 9 赤松賞 1勝クラス 芝1600 9892.313** 牝2 54.0 石橋脩高柳瑞樹 468
(+6)
1.34.3 0.533.8ナミュール
21/10/09 東京 2 2歳未勝利 芝1800 12552.611** 牝2 54.0 石橋脩高柳瑞樹 462
(-2)
1.47.3 -0.333.9⑤⑤⑦ユイノゴトク
21/08/01 新潟 5 2歳新馬 芝1800 10894.922** 牝2 54.0 石橋脩高柳瑞樹 464
(--)
1.51.3 0.132.6⑧⑦ルージュスティリア

スターズオンアースの関連ニュース

★5戦3勝、連対率100%のステレンボッシュ 史上18頭目の牝馬クラシック2冠制覇なるか

桜花賞ステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)が、牝馬クラシック2冠制覇を目指す。同馬は通算5戦3勝、2着2回という成績で、今年初戦の桜花賞では前年の阪神JFで敗れたアスコリピチェーノを破って勝利を挙げている。グレード制が導入された1984年以降のオークスでは、35頭の桜花賞馬が出走し、11勝、2着7回(勝率.314、連対率.514)という成績を挙げているが、ステレンボッシュは樫の女王の座も射止めることができるだろうか。Vなら、桜花賞オークスの2冠制覇は、2022年スターズオンアース、23年リバティアイランドに続く3年連続18頭目となる。

戸崎圭太騎手との新コンビで参戦 エピファネイア産駒の桜花賞馬ステレンボッシュ

桜花賞ステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)は、テン乗りとなる戸崎圭太騎手とのコンビでオークスに参戦する予定だ。同馬はデビューから2戦は横山武史騎手が騎乗し、その後はT・マーカンド騎手→C・ルメール騎手→J・モレイラ騎手と騎手が毎回変わっているが、通算5戦3勝、2着2回と安定した成績を残している。異なる騎手での桜花賞オークス優勝は、1952年スウヰイスー(桜花賞:保田隆芳騎手、オークス:八木沢勝美騎手)、2012年ジェンティルドンナ桜花賞岩田康誠騎手、オークス川田将雅騎手)、22年スターズオンアース桜花賞川田将雅騎手、オークス:C・ルメール騎手)が記録しているが、戸崎騎手はステレンボッシュを勝利に導くことができるだろうか。

また、ステレンボッシュは父エピファネイア、母ブルークランズという血統だ。エピファネイア産駒は、5月13日現在、今年のJRA重賞でキズナ産駒と並ぶ最多タイの7勝を挙げており、先週のヴィクトリアマイルではテンハッピーローズが勝利を挙げたが、2週連続のJRA・GⅠ制覇を遂げることができるか。

★2勝を挙げる国枝栄調教師 3度目の牝馬クラシック2冠制覇なるか

桜花賞ステレンボッシュを管理する国枝栄調教師(美浦)は、2010年アパパネ、18年アーモンドアイオークスを制しており、現役では唯ーオークスで2勝を挙げている調教師だ。アパパネアーモンドアイは同年の桜花賞馬で、秋には秋華賞も制して牝馬3冠馬となっているが、ステレンボッシュは厩舎の先輩であるアパパネアーモンドアイに続いて牝馬クラシック2冠制覇を遂げることができるだろうか。なお、同一年の桜花賞オークス勝利を2回達成しているのは松田博資元調教師と国枝栄調教師だけで、ステレンボッシュが勝てば、国枝調教師は史上初となる3度目の同一年牝馬クラシック2冠制覇となる。

また、国枝調教師はクラシックで5勝を挙げており、ステレンボッシュが勝てば現役最多タイのクラシック6勝目となる。ちなみに、同調教師は5月13日現在、歴代10位タイのJRA通算1075勝を挙げている。

桜花賞は最後方から追い込んで0.1秒差3着 ライトバックは前走の雪辱なるか

ライトバック(栗東・茶木太樹厩舎)は、桜花賞では4コーナーを最後方の18番手で通過したが、直線で末脚を伸ばし、勝ち馬のステレンボッシュから0.1秒差の3着に入った。過去10年では、2014年ヌーヴォレコルト、17年ソウルスターリング桜花賞3着からオークスを制しているが、ライトバックオークスを制することができるだろうか。Vなら、ライトバックを管理する茶木太樹調教師は開業4年目でJRA・GI初制覇となる。なお、ライトバック桜花賞に続き坂井瑠星騎手とのコンビで出走予定だ。

スワーヴリチャード産駒は重賞勝ち馬2頭が登録 スウィープフィート&アドマイヤベル

チューリップ賞勝ち馬で、桜花賞では4着に入ったスウィープフィート(栗東・庄野靖志厩舎)と、サンスポ賞フローラSで重賞初制覇を遂げたアドマイヤベル(美浦・加藤征弘厩舎)は、新種牡馬スワーヴリチャードの産駒だ。スワーヴリチャード産駒はホープフルSを制したレガレイラなど4頭がJRA重賞を制しているが、初年度産駒からクラシックホースが誕生するだろうか。なお、アドマイヤベルに騎乗予定の横山武史騎手の祖父・横山富雄元騎手が1978年に、父・横山典弘騎手が2010年にオークスを制しており、史上初の親子3代オークス制覇がかかる。

★母は2016年2着のチェッキーノ 桜花賞13着からの巻き返し狙うチェルヴィニア

今年初戦の桜花賞で13着に敗れたチェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎)が、オークスで巻き返しを狙う。同馬は父ハービンジャー、母チェッキーノという血統で、2歳時にはアルテミスSを制している。チェッキーノは2016年のオークスでクビ差の2着に敗れたが、チェルヴィニアは母が惜しくも逃した樫の女王の座を射止めることができるだろうか(※今年のオークスには、母が11年のオークス2着馬ピュアブリーゼのヴィントシュティレ(美浦・古賀慎明厩舎)も登録している。なお、チェルヴィニアには現役最多タイのオークス3勝を挙げているC・ルメール騎手が騎乗予定だ。

【オークスの注目点】武豊騎手はスウィープフィートに騎乗予定 エアグルーヴ以来28年ぶりの制覇なるか NEW!2024年5月14日(火) 17:27

スウィープフィートに騎乗予定の武豊騎手 エアグルーヴ以来28年ぶりの制覇なるか

スウィープフィート(栗東・庄野靖志厩舎)に騎乗予定の武豊騎手には、1996年エアグルーヴ以来28年ぶりのオークス制覇がかかる。武豊騎手は、3月のチューリップ賞で初めてスウィープフィートに騎乗して同馬を勝利に導き、続く桜花賞では4着に入っている。桜花賞4着馬がオークスを勝てば、2007年の口ーブデコルテ以来17年ぶり5頭目となるが、武豊騎手は久々のオークス制覇を遂げることができるだろうか。

★連覇狙う中内田充正調教師&川田将雅騎手コンビ 今年は桜花賞8着クイーンズウォークで参戦

昨年のオークスリバティアイランドで制した中内田充正調教師(栗東)には、史上4人目のオークス連覇がかかる。同調教師は今年のオークスには桜花賞8着からの巻き返しを狙うクイーンズウォークを登録しているが、昨年に続いて勝利を挙げることができるだろうか。なお、クイーンズウォークには昨年のオークス優勝騎手で、史上7人目の同レース連覇を狙う川田将雅騎手が騎乗する予定となっている。

また、クイーンズウォークを所有する(有)サンデーレーシングにもオークス連覇がかかる。同馬主はチェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎)との2頭出しで今年のオークスに挑む予定だが、2010・11年の吉田照哉氏以来2組目となるオークス連覇を遂げることができるだろうか。

★M・デムーロ騎手との新コンビで参戦 忘れな草賞勝ち馬のタガノエルピーダ

タガノエルピーダ(栗東・斉藤崇史厩舎)は、昨年の朝日杯FSで3着と好走したが、今年初戦のチューリップ賞で4着に敗れて桜花賞には出走できず、忘れな草賞を制してオークスに参戦する。忘れな草賞は桜花賞と同じ週に芝2000メートルで実施されており、過去の同レース勝ち馬からは1994年チョウカイキャロル、98年エリモエクセル、2011年エリンコート、15年ミッキークイーン、19年ラヴズオンリーユーの5頭がオークス馬になっているが、タガノエルピーダ桜花賞に出走できなかった無念をオークスで晴らすことができるだろうか。

今回、タガノエルピーダはM・デムーロ騎手との新コンビで参戦する予定だ。同騎手は、19年ラヴズオンリーユー、21年ユーバーレーベンオークス2勝を挙げているが、騎乗馬はどちらも桜花賞不出走馬だった。M・デムーロ騎手には21年阪神JFサークルオブライフ)以来のJRA・GI制覇がかかるが、テン乗りとなるタガノエルピーダを勝利に導くことができるだろうか。

★3連覇がかかるドゥラメンテ産駒 ミアネーロサンセットビューの2頭が登録

種牡馬ドゥラメンテの産駒には、2022年スターズオンアース、23年リバティアイランドに続くオークス3連覇がかかる。オークスでは1948~50年にセフト産駒が3連覇、71~74年にパーソロン産駒が4連覇を記録しているが、ドゥラメンテ産駒は史上3例目のオークス3連覇を遂げることができるだろうか。なお、ドゥラメンテ産駒は今年のオークスにフラワ-C勝ち馬のミアネーロ(美浦・林徹厩舎)、サンスポ賞フローラS9着以来の出走となるサンセットビュー(栗東・新谷功一厩舎)が登録しており、ミアネーロには津村明秀騎手、サンセットビューには三浦皇成騎手が騎乗予定だ。

ちなみに、ドゥラメンテ産駒は5月13日現在、JRA重賞25勝を挙げているが、約半数の12勝をGIで挙げており、さらにそのうち6勝がクラシック競走と、大一番での勝負強さが目立っている。

★3連勝でスイートピーSを制したコガネノソラ 1勝馬は前走重賞連対馬含む8頭が登録

今年のオークスには18頭が登録しており、桜花賞ステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)と、スイートピーS勝ち馬コガネノソラ(美浦・菊沢隆徳厩舎)の2頭が登録馬中最多の3勝を挙げている。過去10年のオークスでは3勝以上挙げていた馬が必ず連対しているが、ステレンボッシュコガネノソラは好走することができるだろうか。なお、コガネノソラは初勝利まで4戦を要したが、そこから1勝クラス→スイートピーSと3連勝でオークスに駒を進めてきた。

また、今年のオークスにはサンスポ賞フローラS2着のラヴァンダ(栗東・中村直也厩舎)、フラワーC2着のホーエリート(美浦・田島俊明厩舎)といった前走重賞で連対した馬を含む1勝馬が8頭登録しており、史上4頭目の1勝馬によるオークス制覇を目指す。

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【オークス】レース展望 2024年5月13日(月) 15:34

今週日曜の東京競馬場では、3歳牝馬3冠レースの第2弾オークス(19日、GⅠ、芝2400メートル)が行われる。近2年はスターズオンアースリバティアイランド桜花賞との2冠を制したが、果たして3年連続で2冠牝馬は誕生するのか。

今年は桜花賞馬ステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)が史上18頭目となる春の牝馬2冠に挑む。前走は2歳女王アスコリピチェーノにリベンジを果たして桜の女王に輝いた。もとより距離が延びてこそと思われており、東京芝2400メートルの舞台は望むところ。2010年アパパネ、18年アーモンドアイと2頭の3冠牝馬を送り出した国枝厩舎の実績も光る。桜花賞で手綱を取ったジョアン・モレイラ騎手は母国ブラジルでのGⅠ騎乗のため不在だが、経験豊富な戸崎圭太騎手との初コンビでいざ2冠制覇へ向かう。

ライトバック(栗東・茶木太樹厩舎)は桜花賞で最後方から上がり3ハロン最速の32秒8の末脚を繰り出して3着に食い込んだ。しまいの爆発力は世代トップクラスだ。距離が一気に延びる今回は今まで以上にコントロール面が鍵となるが、以前よりも折り合いがつくようにはなっており、スムーズに運べれば逆転戴冠も十分。

桜花賞4着スウィープフィート(栗東・庄野靖志厩舎)も一戦ごとに折り合い面が良化し、持てる力を発揮できるようになってきた。04年秋華賞、05年宝塚記念エリザベス女王杯のGⅠ3勝を挙げた祖母スイープトウショウ譲りの切れ味が武器。その祖母は04年に桜花賞5着からオークス2着だったが、孫はそれ以上の結果を目指す。

同8着のクイーンズウォーク(栗東・中内田充正厩舎)、13着チェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎)は1冠目では末脚が不発に終わったが、ともに東京コースで重賞勝ちがあり、距離も延びて良さそうなタイプ。虎視眈々と反撃のチャンスをうかがう。

トライアル組では、アドマイヤベル(美浦・加藤征弘厩舎)がサンケイスポーツ賞フローラSを1分59秒0の好タイムで優勝。陣営がオークスを目標にデビューから長めの距離を使い、ハイレベルな牡馬との戦いも経験させてきた。同レースからのVなら21年ユーバーレーベン以来となる。

フラワーCを勝ったミアネーロ(美浦・林徹厩舎)は中山コースの経験しかないが、きれいで大きなフットワークから広い東京コースでさらに良さを出せそう。鞍上の津村明秀騎手は前週のヴィクトリアマイルテンハッピーローズ)でGⅠ初制覇を飾り、勢い、リズムともに最高潮だ。

未勝利から3連勝でスイートピーSを制したコガネノソラ(美浦・菊沢隆徳厩舎)は近親がオークス2着のウインマリリンで、3年前Vのユーバーレーベンと同じ父ゴールドシップ×母の父ロージズインメイという血統背景も魅力だ。

トライアル以外では、忘れな草賞Vのタガノエルピーダ(栗東・斉藤崇史厩舎)も朝日杯フューチュリティS3着など、強敵相手に善戦経験があり侮れない。

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【ヴィクトリアM 俺のチェックポイント】サウンドビバーチェ〝異例〟木曜追いの意図を陣営に直撃 2024年5月10日(金) 05:00

東西トレセンで取材する記者が、日替わりでGⅠ出走馬の気になる点を直撃する「俺のチェックポイント」。最終日は大阪サンスポの山口大輝記者が、サウンドビバーチェをチェック。出走馬でただ一頭、木曜追い切りだった点に注目。精神面を考慮しての調整に、勝負気配を感じた。枠順はきょう10日に発表される。



昨年は2冠牝馬スターズオンアースなどGⅠ馬4頭が集結。その好メンバーの中で5着に健闘したのがサウンドビバーチェだった。今年は当時の上位4頭が不在。実力さえ発揮できれば…。そんな期待をかけてしまう。

他の馬は8日に追い切ったが、この馬だけ木曜追い切り。繊細な牝馬、しかも東京への長距離輸送があるのに、異例に見える。意図、内容をしっかりチェックした。

松山騎手を背に栗東CWコースに登場。折り合い重視で、最後まで馬なりのまま6ハロン88秒7─11秒7をマークした。フットワークは軽やかで、数字以上に気配の良さを感じた。1週前に続き騎乗した鞍上は「時計は出ていませんが、いい動きでしたよ。状態はいいと思います」と納得の表情。高柳大調教師にも直撃だ。木曜追いの理由は?

「水曜日に追い切りをやると、その後、馬場入りができる精神状態ではなくなってしまう。木曜日にサッとやって、あす(10日)角馬場でほぐす程度で…という感じにしたかったので、木曜になりました。気持ちよく走ってくれていたし、予定通りの追い切りでした」

レース前に騎手を振り落としたこともあるように、テンションの面に危うさがある馬。いかに落ち着いて臨めるかという点を考慮したというわけだ。この日の走りには落ち着きがあったし、折り合いも問題なし。今のところ、策はうまくいっているとみていいだろう。

2日には同コースで6ハロン79秒4─11秒2の好時計を出し、負荷は十分にかかっている。「(昨年の状態と)遜色ない」と指揮官。暖かくなるにつれて体調も上向くタイプで「体の張りも違う」と強調する。精神面のケアも万全、上昇ムードにあるとなれば…。ひとまず10日の枠順発表を楽しみに待ちたい。(山口大輝)

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【桜花賞】ステレンボッシュつかんだ桜冠 モレイラ騎手はJRAクラシック初制覇「強い勝ち方でした」 2024年4月8日(月) 05:00

J・モレイラ(40)=ブラジル=騎乗で2番人気のステレンボッシュが鋭い末脚で差し切り、GⅠ初制覇。昨年の阪神JF2着から逆転し、桜の女王に輝いた。鞍上は2018年エリザベス女王杯リスグラシュー)以来JRA・GⅠ2勝目、国枝栄調教師(68)=美=は現役調教師では最多の桜花賞3勝目。2着は1番人気のアスコリピチェーノ、3着は7番人気のライトバックが入った。

8年ぶりに満開の桜のもと行われた桜花賞。末脚を爆発させたステレンボッシュが、鮮やかに咲き誇った。阪神JF2着の雪辱を晴らす戴冠。見事なエスコートを披露したモレイラ騎手が、ファンの声援に右手を突き上げ応えた。

「直線に入っても手応えが良く、素晴らしい脚を使ってくれましたね。先頭に立っても余裕があり、強い勝ち方でした」

スタートはひと息も、すぐさまリカバリーして中団を確保。馬群の中でジッと脚をため、4コーナーで外に持ち出しながらスパートを開始した。鋭い反応で、前との差を一気に詰めると、ラスト1ハロンを過ぎて先頭に立ち、そのまま押し切り。阪神JFで敗れたアスコリピチェーノに¾差をつけ、リベンジを果たした。

モレイラ騎手は、前日のサンスポ杯阪神牝馬Sマスクトディーヴァ)に続き、阪神でメインジャック。2018年のエリザベス女王杯リスグラシュー)以来となるJRA・GⅠ制覇、日本のクラシックレース初制覇に、「勝てたはずのレースもあったでしょうし、さらにもっと勝ちたい。非常にうれしいです」と白い歯をこぼした。

2014年に初来日。今回は初めて春シーズンの来日となった。咲き誇る桜の美しさも堪能し、「日本の3歳馬の強さを確認することができますし、GⅠにつながることもあると思う。特別さを感じています」とクラシックシーズンでのさらなる飛躍も誓った。

管理する国枝調教師は、10年のアパパネ、18年のアーモンドアイに次ぐ桜花賞3勝目。逆転Vに指揮官は「馬体の張りが出て、筋肉のつきが良くなってきた」と目を細める。次に見据えるオークスは一気の距離延長となるが、「馬体を見ても落ち着いた様子をみても、2400メートルは問題ないと思います」と力強くうなずいた。

同厩舎の桜花賞馬2頭は、ともに牝馬3冠を達成。トレーナーは「その2頭と比べても、手応えとして感じるものは同等のものがあります。あとは無事にいってくれれば」と力を込めた。

〝マジックマン〟とともにつかんだ〝桜冠〟。春の仁川から牝馬3冠ロードがつながっていく。(山口大輝)

ステレンボッシュ 父エピファネイア、母ブルークランズ、母の父ルーラーシップ。鹿毛の牝3歳。美浦・国枝栄厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は吉田勝己氏。戦績5戦3勝。獲得賞金2億1546万8000円。重賞は初勝利。桜花賞はジョアン・モレイラ騎手が初勝利、国枝栄調教師は2010年アパパネ、18年アーモンドアイに次いで3勝目。馬名は「南アフリカの都市名」。

■ジョアン・モレイラ(Joao・Moreira) 1983年9月26日生まれ、40歳。ブラジル出身。2000年に母国で騎手デビュー。09年にシンガポール、13年からは香港に拠点を移した。主戦場とする国だけにとどまらず、世界各国で大レースを制し、数々の記録を打ち立てている。日本での初騎乗は14年。7日現在、JRA通算533戦163勝で重賞は11勝。GIは18年エリザベス女王杯リスグラシュー)、24年桜花賞(ステレンボッシュ)。

★アラカルト

◆モレイラ騎手 初騎乗で勝利。JRA・GⅠは2018年エリザベス女王杯リスグラシュー)以来で2勝目。重賞は6日のサンスポ杯阪神牝馬Sマスクトディーヴァ)に次ぐ今年2勝目で通算11勝目。

◆国枝調教師 10年アパパネ、18年アーモンドアイに次ぐ3勝目で現役最多。JRA・GⅠは21年阪神JFサークルオブライフ)以来で通算22勝目。重賞は今年のダービー卿CT(パラレルヴィジョン)以来の今年3勝目で通算67勝目。

エピファネイア産駒 20年デアリングタクト以来、4年ぶり2勝目。JRA・GⅠは21年有馬記念エフフォーリア)以来で通算8勝目。重賞は小倉大賞典エピファニー)以来の今年6勝目で通算20勝目。

◆馬主・吉田勝己氏 11頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠは17年チャンピオンズCゴールドドリーム)以来で通算7勝目。重賞は23年アイビスSDオールアットワンス)以来で通算36勝目。

◆生産者・ノーザンファーム 23年リバティアイランドに次ぐ2年連続Vで通算10勝目。JRA・GⅠは23年ホープフルSレガレイラ)以来で通算203勝目(他にJ・GⅠを3勝)。重賞は6日のニュージーランドTエコロブルーム)に次ぐ今年12勝目。通算823勝目。

◆単勝2番人気の勝利 18頭立てとなった1987年以降では21年ソダシ以来で3年ぶり9回目。

◆馬番⑫の勝利 87年以降で初。

◆関東馬の勝利 22年スターズオンアース以来2年ぶり31回目。

★売り上げ、入場人員

桜花賞の売り上げは179億9912万1200円で前年比95・9%。7日の阪神競馬場の入場人員は3万4233人で同127・1%だった。

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【桜花賞2024】逃げ馬の作る展開から勝ち馬を見極める スピードタイプの枠の並びに注目の一戦! 桜の女王に輝くのは? 2024年4月6日() 17:00


桜花賞は阪神芝1600mで施行される3歳牝馬限定のG1。

今年は昨年の勝ち馬リバティアイランドのような絶対的な存在がおらず、何を根拠にどう馬券を組み立てるべきかが難しい。当記事では前哨戦でハナを切った2頭、セキトバイーストエトヴプレに注目しつつ、勝ち馬を探っていきたい。データは過去10年分を使用する。

逃げた馬の成績は[1-0-1-8]。末脚の要求度が高い外回り戦だけに、逃げ粘るのはなかなか厳しい。馬券内の2頭は、2015年5番人気1着レッツゴードンキと2020年9番人気3着スマイルカナ

2015年の前半3ハロン37秒1はあまりにも遅い。テレビの前で「こういうこともあるのか」と唖然としたのを覚えている。レッツゴードンキの上がり3ハロンが33秒5だから、控えた馬は物理的に届かない。

2020年は対象期間中、2度しかない道悪開催のひとつ。前半3ハロン34秒9は馬場を考えれば速く、気分よく運べれば強いというスマイルカナの個性がうまく出た。

そのほか、8年中7年は2桁人気が逃げており、近年は特にイン前有利のバイアスを活かし、前々から粘り込む馬が多数いるため、一概に前がダメとも言えない。

▼脚質別成績
逃げ 10.0% 10.0% 20.0%
先行  7.7%  17.9% 23.1%
中団  2.5%  6.3% 15.2%
後方  8.0%  14.0% 14.0%
※数字は左から勝率・連対率・複勝率

上がり最速馬の複勝率は70%、馬券内の30頭中15頭が上がり3位以内。直近4年に限定しても、上がり3位以内の馬券内好走は5例あるが、該当馬はデアリングタクトファインルージュサトノレイナススターズオンアースリバティアイランドと、強い馬ばかり。

それ以外の馬券内7頭は、初角5番手以内を通過しており、先行した馬の活躍が目立つ。この傾向が今年も続くのかどうか。

阪神芝1600mのスタートは、2コーナーを過ぎたあたり。3コーナーまでは444mあり、組み合わせや先行争いの有無でペースが変動しやすい。桜花賞では多頭数のG1らしく、基本的に締まったラップになる。

▼平均ラップ
12.3-10.9-11.6-12.0-11.9-11.3-11.6-12.0

こう見ると、2015年のスロー度合いがよくわかる。スローペースしか経験のない馬は桜花賞特有のペースに対応できるか未知で、既にこれに近いペースを経験した馬のほうが買いやすい。

3、4コーナーの角度は緩く、直線は急坂を含む474m。比較的不利を受けづらい、能力が素直に反映されるレイアウト。

逃げ馬に注目すると、冒頭で触れた2頭、チューリップ賞のセキトバイースト(2着)とフィリーズレビューエトヴプレ(1着)がいる。

セキトバイーストの逃げは、稍重の半マイル46秒0だから速く、1,3着馬は4角2桁位置から台頭。形としては強いが、チューリップ賞以前に逃げた経験はなく、ほかの馬がハイラップを踏むなら、先行でも良さは出る。

エトヴプレの逃げは、テン1ハロン12秒0と速い。ただ、スタート直後にこの馬より前に出ていたのは4枠6番のシカゴスティングで、3枠4番のエトヴプレにハナを譲る形だった。

そのシカゴスティングは、前走阪神JFで逃げを打ち5着で、フィリーズレビューは番手に控えたがために、折り合いを欠き12着に沈んだ。今回はシカゴスティング3枠5番、エトヴプレ7枠15番と枠の並びが逆になった。

シカゴスティングはかかるなら逃げたほうが良さそうだが、同馬の内に前に位置を取りたいキャットファイトがいる。この並びなら速くなりそうだし、溜め逃げが合うタイプもいない。実力勝負の流れ、どの路線に信を置くかという話になる。

ステレンボッシュ。前走の阪神JFの1分32秒6はレースレコードで、当日は昨年秋の阪神のように異常な高速馬場でもなかった。3着と4着の間には3馬身差あり、妥当に評価すべきではないか。桜花賞に似た締まったラップを経験しているのもいい。

スタート後によれて出遅れており、本来ならもう少し位置を取れるはずだし、直線で進路を切り替えるロスもあった分、勝ち馬より上にとりたい。馬券は◎の単勝。②⑨⑪への馬連。

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有馬記念武豊騎手騎乗のドウデュースが、鮮やかに差し切り勝ち。スタートは決して良くなかったものの、その後はじっくり溜めて、3コーナーから徐々に進出。直線は粘るタイトルホルダースターズオンアースを測ったように差し切った。

期待した◎タイトルホルダーも、絶好枠を生かしての逃げ。4コーナーでは後続を突き放し、直線もギリギリ一杯まで粘り込んだ。引退レースでの見事な3着激走だった。

また、勝ち切れなかったとはいえ大外枠の不利を克服して2着に粘ったスターズオンアース&ルメール騎手も素晴らしかった。とにかくゲートに集中し、トップスタートからスッと2番手を確保すると、そこからはいつも通りの運び。道中はスムーズにリラックスさせ、直線も最後まで持たせた。惜しむらくは2週目の3コーナー入り口で内ラチに接触したことで少しリズムを崩してしまったこと。あそこがなければもっと際どかったかもしれない。以前より器用さも出て来ており、今後もコースや距離を問わず走れそうで、崩れるイメージはあまりわかない。とにかく順調に使えれば2024年も大いに活躍に期待ができるだろう。

4着ジャスティンパレスは、中山のコーナー適性があまりない中でもよく追い込んできた。最後の脚は目立っており、得意の京都の長丁場なら改めて期待大。天皇賞(春)は順調に行けば勝ち負け濃厚だろう。

今年は3歳勢の出番はなかったが、タスティエーラは再三不利を受けながらもラストで伸びて来ており、改めて地力の高さを印象付けた。こちらは父同様に宝塚記念か、あるいは気は早いが暮れの香港ヴァーズあたりが最も合いそうだ。スタミナ豊富なので、天皇賞(春)でも十分に好勝負可能だろう。以前から申し上げている通り、外国人騎手が合うタイプだ。

それにしても、天皇賞(秋)直前にケガをしてしばらく戦線を離れながらも、暮れに戻って来てグランプリを勝つのだから、武豊騎手はすごい。

ドウデュースも私も帰ってきました」

という第一声で思い出したのは、2013年の日本ダービーキズナで制した後のインタビューだ。当時の武豊騎手は落馬の影響などもあり長きに渡る不振にあえいでいたが、そんな状況からの復活を遂げたのが、あのダービーだったように思う。当時もレース後のインタビューで同じように、「帰ってきました」と口にしていた。

ドウデュース自身もこれで完全復活。順調なら来年は再度秋のフランスの大舞台に挑むことになるのかもしれない。今からその瞬間を楽しみに待ちたい。3歳時とは違い、馬体を見ても明らかにパワーをつけた今なら、また異なる結果がもたらされる可能性もありそうだ。

~ホープフルSの注目馬は?~

さて、最後はホープフルSの注目馬で締めたい。注目はこの馬。

レガレイラ(ルメール騎手)

注目はレガレイラ&ルメール騎手。とにかく追ってからグッとギアが入る走りが素晴らしく、牝馬同士のスローの決め手比べよりは、牡馬相手でも暮れの中山のタフな馬場のほうが合いそうなタイプ。前走は究極の上がりのレースになり、位置取り負けしただけ。中山芝2000mなら巻き返せるとみる。抽選対象(11/14)だったが突破をはたし出走が叶ったここは有力だろう。

……というわけで、いよいよホープフルSで2023年の中央競馬は終わり。そして、2018年10月より続いて来た本コラムも今回でひと区切り、ラストとなります。5年間、テーマもすべて自分自身で決め、本当に好きなように書かせていただきました。一度も途切れずに続けられたことは自信になりましたし、今後もこれまで通りコツコツ続けて行く選択肢もあったのですが、自分自身のさらなる成長のために、キリの良いところでひと区切りとさせていただきました。今までお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。何か一つでも、お役に立てたなら幸いです。またどこかでお会いしましょう。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。


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2023年12月21日(木) 11:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 有馬記念2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月24日(日)中山11R 第68回有馬記念(3歳以上G1・芝2500m)

🏇『過去5年の成績(2018年~2022年)』は👉こちら👈
🎯12月21日(木)17時~『有馬記念公開抽選』は👉こちら👈

【登録頭数:20頭】(フルゲート:16頭)


<前走:ジャパンカップ 東京芝2400m(レース映像)> 中3週

スターズオンアース(3着 496kg(+12kg))<B>
🏇『前走の追い切り
前走は天皇賞(秋)回避明け&休み明けで、最終追い切りまでビッシリ追っていたので太め残り懸念から軽視。ただ実際にはプラス体重でもそれほど太い感じには見えず、仕上がりは良かった。この中間は前走の反動が出るのではないかと気になっていたが、1週前追い切りでは3頭併せの内で力強く先着していて疲れはなさそう。ただ右回りは前半の行きっぷりが悪くなるので、そのあたりはポイントになりそう。

ドウデュース(4着 504kg(-8kg))<A>
🏇『前走の追い切り
天皇賞(秋)ジャパンカップと秋2戦を使われてきて、前走時も良化気配を感じさせていたが、この中間の1週前追い切りでは頭の位置が低くなって首が前に出る走りに変わり、前走時からの上積みに期待できそうな気配。他にも、追い切りに入る時の一歩目がスッと流れるようにスムーズになっているように見えた。馬の出来が良くなってきたことと、武豊騎手との相性の良さがマッチした感じで、前走からのさらなる上積みに期待。

タイトルホルダー(4着 476kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
前走はオールカマーから間隔が空いていたこともあってか、動きこそ良く見せていたように思うが、1週前、最終追い切りと併せ馬での追い切りで叩き台という印象だった。この中間は、単走追いで好時計を出すこの馬の好調子時のパターンできており、引退レースに向けて調子を上げてきている模様。

ディープボンド(10着 494kg(-14kg))<D>
🏇『前走の追い切り
今年で3年連続の出走となり2年前には2着に好走しているが、年々追い切りの動きがズブくなっている。この中間の1週前追い切りも、若い頃に比べると走る気持ちが感じられない動きだった。


<前走:菊花賞 京都芝3000m(レース映像)> 中8週

タスティエーラ(2着 480kg(+2kg))<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
ダービーからの休み明けで臨んだ菊花賞だったが、入念な乗り込みで当日のパドックでもスッキリとしていて仕上がりは良かった。この中間も前走時以上の入念な乗り込みで、2週前、1週前と南Wで好時計で先着しており、あいだの日曜日にも3週連続坂路で速めの時計をマーク。かなりの上積みが窺える。

ソールオリエンス(3着 464kg(+4kg))<A>
🏇『前走の追い切り
今回は春のクラシックほどの人気にはならないと思われるが、条件も鞍上もプラス材料で思い切ったレースができそうな点も強みになる。切れる脚のある馬で仕掛けどころが難しいところはあると思うが、調教内容を見ても併せ馬で遅れることはなく、終いの時計もしっかり出ていて末脚が切れる。


<前走:エリザベス女王杯 京都芝2200m(レース映像)> 中5週

ハーパー(3着 484kg(+4kg))<B>
🏇『前走の追い切り
秋に入って馬体が大きく増えており、前走時もさらに増えていたが、パドックでは太め感はなく春からの成長分と言って良さそう。前走時は坂路での調整のみだったが、この中間は本来のCW中心の調教内容に戻っており、1週前追い切りでは同厩舎のドウデュースとの併せ馬を消化。動きはやや見劣ったもののしぶとく喰らい付いていて前走以上の動き。

ライラック(4着 442kg(-6kg))<D>
🏇『前走の追い切り
牝馬限定なら好走するが、今年の春3戦のように牡馬相手だとやや力が足りない面がある馬。この中間の追い切りでは、1週前に好時計が出ていて併走馬を突き放しているが、内ラチ沿いを走ってのもので直線の走りも前走時のほうが迫力があった印象。やや物足りない動きに見えた。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中10週

プラダリア(1着 470kg(+6kg))<B>
🏇『前走の追い切り
京都大賞典から少し間隔が空いているが、前走時のように1週前、最終追い切りと強めに追われた時は好走する馬で、1週前は気合乗りも良く終い追われてしっかり伸びて状態は良さそう。輸送はあるものの最終追い切りもCWを長めから強めに追われたほうがこの馬の好走パターンに当てはまる。最終追い切りにも注目したい。

ブローザホーン(中止 414kg(-8kg))<C> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
前走(競走中止)から間隔を空けて、この中間南Wを馬なりで長め4本。かなり小柄な馬なので本数は足りているが、時計はそれほど目立たず。


<前走:アルゼンチン共和国杯 東京芝2500m(レース映像)> 中6週

ヒートオンビート(3着 476kg(-8kg))<B>
🏇『前走の追い切り
毎回パドックでは小気味良い動きで良く見せる馬。この中間もかなり乗り込まれていて、1週前追い切りではいつも通り3頭併せの内に併せて動きも前走時並みに良い。好調キープ。

ディアスティマ(13着 488kg(+4kg))<E> ※除外対象馬
🏇『前走の追い切り
休み明けの前走を一度使われたが、この中間の追い切りでは時計平凡で併走遅れが続き、調子が上がってきていない印象を受ける。


<前走:その他のレース出走馬>

スルーセブンシーズ凱旋門賞:4着 芝2400m 3ヶ月)<A>
🏇『前走の追い切り
⛑『前走のジョッキーカメラ
凱旋門賞からの休み明けだが、入念な乗り込みで2週前、1週前には南Wで好時計。1週前の動きを見ても、宝塚記念の時よりもハードに追われていて状態面はかなり良さそう。

シャフリヤール(BCターフ:3着 芝2400m 中6週)<C>
🏇『前走の追い切り
🏇『12月6日香港での追い切り
BCターフ後に、有馬記念ではなく香港ヴァーズ出走を選択している時点で、中山2500mに関して何らかの不安要素があってのこと。状態面に関しても、香港での取り消し後のバタバタや、米国遠征から約1ヶ月半ほど坂路やCWなどトレセンでの調整ができていない点もマイナス材料になる。

ウインマリリン(BCフィリー&メアターフ 芝2400m 中6週)<D>
🏇『前走の追い切り
米国から帰国後、美浦で調整されているが、1週前追い切りは舌を出して走っていて動きも重く、伸び脚平凡といった様子。

ジャスティンパレス天皇賞(秋):2着 芝2000m 468kg(-2kg) 中7週)<B>
🏇『前走の追い切り
1週前にCWで強めに追われる馬で、休み明けの前走時はモタモタした動きであまりよく見えなかった。この中間の1週前追い切りでは重め感が解消し、直線でも一気に突き放してみせた。出来は前走以上。

アイアンバローズステイヤーズS:1着 芝3600m 504kg(-10kg) 中2週)<C>
🏇『前走の追い切り
2走前の京都大賞典の時は、追い切りでもパドックでもうるさい面を見せていて集中力を欠いていたが、前走時は坂路での調教中心に変えてきたことも手伝ってか追い切りの動きもパドックも集中していた様子で、好仕上がり。この中間も坂路での調整が続けられているが、1週前追切は終いに頭が上がり気味で、前走時の仕上がりには及ばない動きだった。

ホウオウエミーズ福島記念:1着 芝2000m 450kg(±0kg) 中5週)<B>
🏇『前走の追い切り
前走時の追い切りでもかなりの動きを見せていたが、この中間の1週前追い切りでも強めに追われて伸び脚上々で、出来は引き続き良さそう。

マテンロウレオ(チャレンジC:5着 芝2000m 484kg(+14kg) 中2週)<C> ※除外対象馬
追い切りでは速い時計が出る馬だが、1週前追い切りの映像からは力みがあって押さえが効かず、走り過ぎてしまっている感じあり。

ドゥラエレーデ ※出走回避


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、タスティエーラソールオリエンスドウデューススルーセブンシーズの4頭をあげておきます。


◇今回は有馬記念編でした。
12月に入っても暖かい日が多く、例年だとキリの影響で動きがしっかり確認できないことがある有馬記念の追い切りも、今年はそんな気配もないのかななどと思っていたら1週前に一気の冷え込み。何とか冬を間に合わせたような形で、急な季節の変化に人間の体もついていかなくてはならず、体調管理には気をつけて週末の有馬記念に臨みたいところですね。人が大変なら馬も大変、気を遣うこともこれまで以上にあると思います。今年最後の大一番で余力がどれだけ残っているかも重要なレースでもありますので、例年以上に状態面のチェックはしっかり行っていきたいと思います。
過去5年の連対馬の調教内容は、「最終追い切り=馬なり」の馬が7頭とまず目立つところ。ただ、間隔を空けて臨んだ馬は最終追い切り等で強めに追ってきていた馬も多く、昨年の勝ち馬イクイノックスもほぼ馬なりの調整だったものの、1週前の日曜日だけは坂路で一杯に追われていました。1週前か最終追い切りで強めの追い切りを消化できるだけの状態にあるという点は、過去5年の連対馬に共通しているところで、今年もそのあたりは一つのポイントとなりそうです。
毎年いろいろなドラマが生まれる有馬記念。混戦模様の今年は一体どんな結末を迎えるのでしょうか。暗いニュースが多い世の中ですが、大谷選手や阪神タイガースに続き最後は競馬が盛り上げて、明るい話題を届けてもらいたいですね。

有馬記念出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年11月22日(水) 17:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック ジャパンC2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


11月26日(日)東京12R 第43回ジャパンカップ(3歳以上G1・芝2400m)
※注意※ジャパンカップは12Rです。

🏇『過去5年(2018年~2022年』は👉こちら👈


<外国馬招待馬>

イレジン(コンセイユドパリ賞:1着 芝2200m(2.17.9) 中5週)<C>
☆前々走2着(フォワ賞)の『レース映像
凱旋門賞の前哨戦・フォワ賞に出走して好成績を収めているが、セン馬のため凱旋門賞には出走できず。昨年はロイヤルオーク賞、今年はコンセイユドパリ賞に出走して共に勝利していて勢いはありそうだが、2年前のフォワ賞ではここにも出走するディープボンドに敗れており、これまでのレースを見ても持ち時計が遅く速い時計の競馬には向かない感じあり。


<前走:天皇賞(秋) 東京芝2000m(レース映像)> 中3週

イクイノックス(1着 494kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
前走の天皇賞(秋)では追い切り、パドック、レース内容と予想以上に完璧に近い内容。この中間も1週前に併せ馬で持ったまま楽に先着。日曜日にも坂路で速い時計を出していて、引き続き良い状態で最終追い切りを迎えられそう。

ダノンベルーガ(4着 500kg(-8kg))<C>
☆『前走の追い切り
この中間は1週前の木曜に追い切り1本と、昨年と比べても本数は少なく、動きを見ても併せ馬で併走相手に見劣る動きで期待していたほど良くなってこない。

ドウデュース(7着 512kg(+4kg))<A>
☆『前走の追い切り
休み明けの前走時は、パドックではフックラとまだ締まりそうな馬体。この中間もプールで毎日のように泳ぎ、1週前追い切りでは力強い動きを見せている。前走からの変わり身はあって良さそう。

エヒト(8着 462kg(-4kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックで細い感じには見えなかったが、休み明けから使われるごと馬体が減ってきていて、この中間も何とか先週金曜に1週前の時計が出せたくらいで余裕はない。


<前走:京都大賞典 京都芝2400m(レース映像)> 中6週

ディープボンド(3着 508kg(+6kg))<B>
☆『前走の追い切り
なかなか勝ちきれないレースが続くが、休み明けの前走は追い切りでは硬さのない走りで上々の仕上がり。この中間も前走時と同じような、坂路、坂路、CWで一杯に追われるという入念な過程を踏んできているが、1週前追い切りの動きを見ると走りが硬くやや物足りないようにも見えた。ただ1週前に良く見えた時は意外と最終追いがイマイチだったりすることがある馬なので、今回は逆に最終追い切りで硬さのないスッキリした動きなら狙いたい。

ヴェラアズール(7着 526kg(+6kg))<D>
☆『前走の追い切り
昨年は一番勢いがあった時期で、レースでも内に突っ込んでいったムーア騎手の好騎乗があっての勝利。ここ1年不振が続いているが、個人的な見解としては、胸前の筋肉が発達して前脚をかき込む走りに変わってしまっていることが影響しているのではないかと思う。胸前の筋肉が発達している割にトモの筋肉がそれと比例して成長していないぶん、前が強すぎてバランスが取れておらず、それが理由で終いの伸びが甘くなってしまい、良い頃のスピード感のある走りが近走では追い切りで見られていない。そのあたりは坂路での終いの時計にも表れていて、この点はデビューから坂路中心の追い切りだったものがここ1年はCW中心に変わっていることも影響しているのではないだろうか。今の走り方だと時計勝負の高速競馬には向かないので、合う条件に変えたほうが良さそう。

インプレス(12着 536kg(+12kg))<C>
併せ馬で遅れることがあまりない馬で、この中間は併せた相手も前走時よりも上のクラスの馬で状態面は悪くない。ただレースで前に行けなかったり、追い出されてモタれる面があったりとロスが多い点が懸念材料としてあり、このクラスになってくるとレース結果にも大きく影響してきてしまう。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中8週

タイトルホルダー(2着 472kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
休み明けのオールカマーを使われてこの中間は坂路と南Wでの調整。乗り込み量も豊富で、2週前の単走での追い切りでは良い時のものに近い動きを見せた。1週前の併せ馬は反応がイマイチに感じたが、それでも本数も乗られていて反動はなさそうなので、最終追いは単走で速い時計が出ていれば理想的。

チェスナットコート(15着 462kg(-15kg))<E>
前走のパドックを見ると、日経賞で2着に好走した頃のスラっとした感じからガッチリとしたダート馬の馬体に変わっていて、年齢的にも大きく変わる感じはない。


<前走:その他のレース出走馬>

パンサラッサ(ドバイWC:10着 ダ2000m 8ヶ月)<D>
☆『前走の追い切り
繋靭帯炎による休養からの休み明け。矢作厩舎なのでそれほど乗り込まれていないが、1週前がCWでの併せ馬で本来の調整内容ではない。動きを見ても大差先着はしているが、内外の併走相手はまともに追われておらず、追い比べの併せ馬にはなっていないので仕上がっている調教内容ではない。

リバティアイランド秋華賞:1着 芝2000m 476kg(+10kg) 中5週)<A>
☆『前走の追い切り
☆『前走のジョッキーカメラ
同じ休み明けでも桜花賞時と比べると前走の秋華賞の時にはかなり攻めた内容の調整で、+10キロでも仕上がりは良かった。休み明け2戦目は気合乗りが良くなったり、テンションが高めになる馬。前走が前述の攻めの調整内容だったことを考えると、馬体は仕上がっておりこの中間は単走で馬なりでの調整で十分。あとは最終追いで川田騎手が騎乗して反応を確かめる程度で仕上がる。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 6ヶ月半)<C>
☆『前走の追い切り
蹄の不安で天皇賞(秋)を回避。1週間休ませての仕上げ直しで1週前追い切りこそ南Wでの併せ馬だったが、日曜日にも2週連続で坂路で速い時計を出していて急仕上げ気味。

スタッドリー(ケフェウスS:2着 芝2000m 512kg(-6kg) 中9週)<D>
休み明け2戦目だが前走から中8週での出走の割に追い切りの本数が少なく、強めにも追われてもいない。1週前の動きを見ても前が上がり気味でバネがない走り。

フォワードアゲン(ケフェウスS:6着 芝2000m 426kg(±0kg) 中9週)<D>
この中間、乗り込み入念で速い時計は出ているが内めを走ったものばかり。1週前追い切りの動きを見ると、併せ馬ではないが外めを走っている他厩舎の馬にスイスイ抜かれている。

ショウナンバシット菊花賞:11着 芝3000m 492kg(+6kg) 中4週)<C>
☆『前走の追い切り
乗り込みは豊富なこの中間だが、春の調子が良かった時のような坂路での好時計が出てこない。

トラストケンシンダイヤモンド゙S:11着 芝3400m 472kg(-2kg) 9ヶ月)<E>
長期休養明けもこの中間美浦坂路での4本のみで目立つ時計も出ていない。

ウインエアフォルク(古都S:5着 芝3000m 470kg(-6kg) 中3週)<D> ※除外対象馬
前走時までは南Wで終い良いタイムもマークされていたが、この中間は内めを走って平凡な時計で上積みなし。

クリノメガミエース(兵庫クイーンC:4着 ダ1870m 482kg(-2kg) 中3週)<E> ※除外対象馬
この馬なりに前走時よりも追い切りで好タイムは出ているが、芝のレースは1回しか走ったことがなく距離も長めでの勝利が少ない。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスリバティアイランドドウデュースの3頭をあげておきます。


◇今回はジャパンカップ編でした。
先日、北海道の浦河にある『軽種馬育成調教センター(BTC) 』を見学させてもらえる機会があり、渋谷区と同じくらいの広さがあるというその壮大なスケール感に圧倒されてきました(個人的にはここに夏場だけオープンする宿泊施設や、馬のアミューズメントパークつきの競馬場でも作ってしまえばいいのに……と思ってしまいました)。緑一杯の果てしなく続く芝コースに、屋内コースだけでも1000mある坂路、直線1000mのウッドチップ、600mのダートトラックコースと、雪の降る季節でも十分に調教できる施設が備わっていて、調教技術の進歩とこれだけの施設で調教されている日本の馬が強くなっているのにも納得しました。日本のトップが世界1であるということはそれ以外の馬たち全体もレベルアップしているということでもあり、どうしても強い馬がJRAに集中してしまうのは仕方がありませんが、昨今では地方競馬にも確実にレベルの上がっている馬たちが多くなってきているのも事実。これから先地方から強い馬が出てくる機会が多くなって交流レースがさらに盛り上がっていくのではと期待しています。
そんなハイレベルの日本馬トップが出走する今年のジャパンカップ。過去5年の連対馬の調教内容を調べてみたところ、1週前、最終追い切りと2週連続馬なりでの調整の馬が半分の5頭というのが目立ちました。このレースに関しては、秋華賞菊花賞天皇賞(秋)など秋の最初の目標になるレースがあり、そこを使って参戦してくる馬も多いことからこのような傾向が表れているのではないかと思います。そのことから、前走秋のG1レースを好走している場合は馬なり中心の調整タイプを、ジャパンカップを目標に使ってきているローテなら1週前か最終追い切りで強めの追い切りを行っている馬を狙ってみることをおススメします。


ジャパンカップ出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年10月25日(水) 16:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック 天皇賞(秋)2023
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



10月29日(日) 東京11R 第168回天皇賞(秋)(3歳以上G1・芝2000m)

【登録頭数:13頭】(フルゲート:18頭)


<前走:宝塚記念 阪神芝2200m(レース映像)> 4ヶ月

イクイノックス(1着 492kg(海外競馬出走))<A>
☆『前走の追い切り
昨年はダービーからの休み明けだったが、今年は宝塚記念からの休み明けで迎える。この中間の追い切りの本数はほぼ同じだが、今年のほうが2週前には長めから速い時計を出している。大目標はジャパンカップになると思うが、ここでも世界チャンピオンとして負けられないデキで出走してくることになりそう。

ジャスティンパレス(3着 492kg(-2kg))<B>
☆『前走の追い切り
前走の宝塚記念では3着に敗れたものの、春は安定した内容のレースができた。そこからの休み明けで、この中間はこれまでと同じような乗り込み量で順調に調整されている。ただ1週前追い切りの動きを見ると、いつもと比べるとズブい感じが強くやや重め残りの印象を受けた。


<前走:札幌記念 札幌芝2000m(レース映像)> 中9週

プログノーシス(1着 476kg(+2kg))<A>
☆『前走の追い切り
この中間も坂路で乗り始めて、2週前、1週前とCWを長めからという、これまで同様の調整内容で順調さがうかがえる。川田騎手が騎乗しての1週前追い切りでは、馬なりも迫力のある走りで楽に先着と、前走以上に調子を上げてきている感じあり。

ダノンベルーガ(4着 508kg(海外競馬出走))<B>
☆『前走の追い切り
前走は休み明けで苦手な右回り参戦。追い切りでの動きもあまりよく見えなかった。今年は一度使われていることもあり、1週前追い切りでは強めには追っていたものの直線スッと前に出ると一気に突き放して先着の好内容を披露してきた。昨年の1週前が、古馬1勝クラスを相手に前に出るのにモタモタしていたところがあったことを思うと、叩き2戦目で反応も良く昨年よりも好状態で臨める見込み。

ヒシイグアス(5着 502kg(+16kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時のパドックでは緩さがあり、太め残りの馬体だった。この中間、1週前追い切りでは併せ馬の内でモタモタした様子で先着できず、良くなるには時間がかかりそう。

ジャックドール(6着 516kg(+8kg))<B>
☆『前走の追い切り
昨年と同じローテーションで、この中間の調整内容も1週早く乗り出している点以外は内容的にも同等。1週前追い切りの動きを見ると、昨年はのんびりした感じがあったが今年は気合乗りがかなり良く、出来に関しては今年のほうが上か。


<前走:オールカマー 中山芝2200m(レース映像)> 中4週

ガイアフォース(5着 490kg(-2kg))<A>
☆『前走の追い切り
春はマイル戦を2回走ってともに差のない競馬だったが、直線での伸び脚とゴール後の余力などを見ると明らかに距離不足。休み明けの前走時に関しては、マイナス体重だったがお腹の辺りに緩さがあり、直線伸びきれなかったのはそのあたりが影響したかもしれない。デビュー前からすべて坂路で時計を出してきた馬だが、この中間は初めてCWで追い切られて3頭併せの外を先着。休み明けを一度使われての上積みに期待がもてる内容だった。

ノースブリッジ(7着 500kg(+12kg))<C>
☆『前走の追い切り
前走時はパドックでかなりイレ込んでいて、その影響はかなりあったはず。毎回パドックでは一番後ろを周回するので気性的な難しさはありそう。近走は休み明けで使われることが多く、これまでは1週前に強めに追っていることが多かったが、今回は馬なりでの調整となっている。前走からの上積みは見込める。

エヒト(11着 466kg(-6kg))<C>
七夕賞から月1ペースで使われてきて、この中間も坂路での調整。1週前に強めに追われマークした時計も、森厩舎の馬でこれくらいならザラというもので、それほど高い評価は与えられない。

アサマノイタズラ(14着 510kg(-8kg))※出走回避予定


<前走:その他のレース出走馬>

ドウデュース京都記念:1着 芝2200m 508kg(海外競馬出走) 8ヶ月半)<B>
☆『前走の追い切り
早い段階でここを復帰初戦の目標と定め調整されてきていて、かなりの乗り込み量。1週前には武豊騎手が騎乗しての追い切りで、一杯に追われて力強い走りで先着。京都記念の時よりも馬体が増えていそうだが、その分パワーが増している印象を受けた。

スターズオンアースヴィクトリアマイル:3着 芝1600m 484kg(±0kg) 5ヶ月半)※出走回避予定

アドマイヤハダル毎日王冠:4着 芝1800m 488kg(-6kg) 中2週)<B>
☆『前走の追い切り
前走の毎日王冠では、ゴール前での追い比べでわずかに及ばなかったが差のない4着と好走。この中間も、1週前に馬なりで先着と引き続き出来は良さそう。ただ前走の内容を見ると、長く良い脚を使うというよりは、一瞬の切れる脚を使うタイプで東京では仕掛けるタイミングがかなり難しい。


※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、イクイノックスプログノーシスダノンベルーガガイアフォースの4頭をあげておきます。


🏇『過去5年のダイジェスト


◇今回は天皇賞(秋)編でした。
今年で168回となる天皇賞(秋)。記念の『第100回』からしっかり競馬を観るようになって、春秋合わせて68回も天皇賞を観ていることになり、時間が過ぎて行くのは早いものだと感じます。それと同時に、最初にしっかり観たレースということで何か初心に戻る気持ちにもなるレースでもあります。長く競馬を見ていると忘れていく記憶も多くなってきているのも事実ではありますが、最初に観ていた頃の記憶はなかなか消えることはなく、それだけ強烈なものとして脳に刻まれているのかもしれません。今年は11頭と少頭数でのレースになりそうですが、あの時も14頭と少ない頭数で不利な大外枠から先行したスーパークリークが早めに抜け出して後続の追撃を押し切る内容での勝利。
今年も好メンバーが揃いました。脳に刻まれるような、記憶に残るレースになることを期待しています。


天皇賞(秋)出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2023年5月12日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】経験値を積み上げ力をつけるドゥラメンテ産駒/ヴィクトリアマイル展望
閲覧 1,868ビュー コメント 0 ナイス 3


先週のNHKマイルカップは最終的に本命にした◎シャンパンカラーが力強く抜け出して勝利…といっても何の自慢にもならず、2着ウンブライルが抜けてしまった。無念…。

内田騎手は久々のG1制覇。もともとタフな馬場で強みを発揮するジョッキーで、JRA初G1制覇は15年前のNHKマイルカップ、17番人気ピンクカメオでのもの。当時も馬場は渋ってやや重。2度目のJRAG1制覇も重馬場の宝塚記念、内田騎手は道悪が得意だ。というわけで今回もその持ち味を存分に発揮。出遅れは結果的にプラスになった面もあっただろうし、流れや枠順などがハマったのは否めないが、見事な差し切り勝ちだった。

9番人気の伏兵馬が諸々ハマっての勝利、まして今年は主役不在の混戦だったことを考えるとシャンパンカラーはフロック視されるかもしれないが、一概にそうとは言い切れない面もある。というのも、本馬がドゥラメンテ産駒だからである。

ドゥラメンテは自身が2戦目で初勝利を挙げ、初G1も共同通信杯2着からの参戦だったが、産駒も総じて使いつつ力をつけて行くタイプが多い。無敗の連勝街道を突き進んでいるように見えるリバティアイランドですら、2戦目のアルテミスSでは2着に敗れており、そこから巻き返して阪神JF→桜花賞と連勝。

その他、これまでのドゥラメンテ産駒のG1制覇と、その前走をまとめたものが以下だ。

タイトルホルダー セントライト13着 →菊花賞1着
スターズオンアース クイーンC2着 →桜花賞1着
リバティアイランド アルテミス2着 →阪神JF1着
ドゥラエレーデ 東スポ杯4着 →ホープフルS1着
シャンパンカラー NZT3着 →NHKマイルカップ1着

いずれも前哨戦といえるレースで敗れて、そこから巻き返しを決めている。

また上記のG1勝ち馬のうち、タイトルホルダースターズオンアースリバティアイランドの3頭はすでに複数G1を制している点も見逃せない。スターズオンアースなどは桜花賞時点で一介の伏兵馬にすぎず、実際川田騎手が騎乗しても7番人気だった。だからこそ桜花賞馬ながらオークスでも3番人気に甘んじていたのだが、そこでも勝利し世代トップの牝馬へと上り詰めて行った。

ドゥラエレーデも同様に14番人気という伏兵の立場でホープフルSを制したが、続くUAEダービーでも好走。そう考えるとシャンパンカラーも今後の成長次第では、さらなるタイトルの上積みに期待できるかもしれない。

いずれにしても、ドゥラメンテ産駒は父同様に、使いつつ勝ったり負けたりを繰り返しながら力をつけ、完成の域に達するとその強さを持続する、ということが言えそうだ。つくづく早逝が惜しまれるが、まだまだ産駒は多く残されている。今後の活躍を、そして予想・馬券でも上手く付き合っていきたい。

~今週末の注目馬~

というわけで、最後はヴィクトリアマイルの注目馬で締めたい。

サウンドビバーチェ松山弘平騎手)

注目はサウンドビバーチェ松山弘平騎手。

サウンドビバーチェドゥラメンテ産駒。意識して今回の原稿が前フリになったわけではないのだが、本馬も使いつつ力をつけてきた。もともと3歳時からG1でも差のない競馬をしてきた馬で、前走の阪神牝馬Sでは待望の重賞初制覇。スローに恵まれた面もあったとはいえ、ゴール前は突き放す余力があった。今週もメンバー的にはそこまで前が速くなりそうもない。渋った馬場も歓迎、正攻法が得意な松山騎手とも手が合いそうだ。上位の一角崩しに期待したい。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年5月7日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年05月07日号】特選重賞データ分析編(357)~2023年ヴィクトリアマイル
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 ヴィクトリアマイル 2023年05月14日(日) 東京芝1600m


<ピックアップデータ>

【前走の出走頭数別成績(2017年以降)】
×12頭以下 [0-0-1-23](3着内率4.2%)
○13頭以上 [6-6-5-64](3着内率21.0%)

 少頭数のレースを経由してきた馬は過信禁物。2017年以降の3着以内馬18頭中17頭は、前走の出走頭数が13頭以上でした。今年は主要な前哨戦のひとつである阪神牝馬ステークスが12頭立てだったので、この組の扱いに注意しましょう。

主な「○」該当馬→スターズオンアースソダシメイケイエール
主な「×」該当馬→イズジョーノキセキサウンドビバーチェソングライン


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「生産者がノーザンファーム」の馬は2017年以降[5-3-3-27](3着内率28.9%)
主な該当馬→ソダシソングラインメイケイエール

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スターズオンアースの口コミ


口コミ一覧
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桜花賞馬😀ステレンボッシュ(美浦・国枝栄厩舎)が、牝馬クラシック2冠制覇を目指す。同馬は通算5戦3勝、2着2回という成績で、今年初戦の桜花賞では前年の阪神JFで敗れたアスコリピチェーノを破って勝利を挙げている。グレード制が導入された1984年以降のオークスでは、35頭の桜花賞馬が出走し、11勝、2着7回(勝率.314、連対率.514)という成績を挙げているが、😀ステレンボッシュは樫の女王の座も射止めることができるだろうか。Vなら、桜花賞&オークスの2冠制覇は、2022年スターズオンアース、23年リバティアイランドに続く3年連続18頭目となる

😀ステレンボッシュ
桜花賞勝ち馬。ハイレベル阪神JF(勝ち馬アスコリピチェーノ)の2着馬でもあり、桜花賞では雪辱を晴らす形となった。阪神JFとは異なり、アスコリピチェーノを見る位置を追走し、4コーナーではその内をとって前に出た。結果この差はゴールまで縮まらず、一冠目を奪取。エピファネイア産駒なら距離延長は良く、二冠へ視界良好

😀戸崎Jは🔍ダービーの😀ジャスティンミラノでも断然◎人気。2週連続となると、どえらいことに!

 エスプレッソ 2024年5月12日() 13:47
ヴィクトリアマイル
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今週から東京G1が続きますね
今週はヴィクトリアですが混戦模様です

能力的には2頭が抜けていると思いますが
ナミュールは帰国後の検疫がありギリギリでの入厩
マスクトディーヴァは東京実績が無い
と、自信を持って「買い」とは言いにくい状況です


予想

◎ ⑩ ナミュール
状態面はわかりませんが、ノーザンファームなのである程度仕上がっているだろうと思います
今週からBコースの使用となりこの時期の芝丈の長いコースは母父ダイワメジャーのパワーと父ハービンジャーの切れが生きると思います


○ ② フィアスプライド
ターコイズSの勝ち馬だけに中山向きと思われがちですが、東京でも十分勝負になると思います。父はこのレースで1着3回、2着4回、3着4回の産駒を出しているディープインパクトで文句なし
鞍上ルメール騎手は先週内で詰まる失敗をしているので今回は好騎乗すると思います


▲ ⑦ ハーパー
東京コースはクイーンC勝ち,オークス2着と好走しているコースです。
血統的には父ハーツクライに母父ジャンプスタート、母父はナスルーラ系で唯一3連対しているシアトルスルーの系統です。父のハーツには米国型のスピード持続力型がベストの血統でドウデュースと大系統で同じ配合になります


△ ④ コンクシェル
父キズナは昨年優勝のソングライン一昨年2着のファインルージュを出した種牡馬で今後ヴィクトリアで注目の種牡馬だと思います。
母父はガリレオで少し重すぎる感はありますが、母母父にマキャベリアンがいるので軽いスピードもあると思います


× ⑥ マスクトディーヴァ
能力的には上位は間違いないと思いますが、東京では実績がなく血統的にもキングカメハメハの系統、ルーラシップ、ロードカナロア産駒は基本的に牡馬が優秀でパワータイプの馬が好成績を残しています。
もう少し距離が長くて力のいるコース向きな感じがします


× ⑪ ルージュリナージュ
父はディープの仔スピルバーグで自身は秋天でジェンティルドンナを差し切って優勝がある様に東京コースは向くと思います
ただスタートが遅く後方からのレースが多く今回いいスタートがきれて中団で脚をためることができればと言う条件付きです

× ⑭ フィールシンパシー
父はノーザンダンサー系ダンチヒの系統でその仔グリーンデザートまではシュネルマイスターと同じ系統
母父は長距離色の強いダンスインザダークですが意外にも母方に入るとスピードを発揮します。前が止まらない展開なら前残りもあると思います


過去10年でミスプロ系は28頭が出走して好走したのは3回
2023年スターズオンアース 3着
2020年アーモンドアイ 1着
2015年ケイアイエレガント 2着

かなりの実力か大波乱が無いと大幅割引かと思います

今回、父をサンデー系とノーザンダンサー系に絞って勝負します


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 覆面ドクター・英 2024年5月9日(木) 22:07
覆面ドクター 英 の  ヴィクトリアマイル 2024
閲覧 548ビュー コメント 0 ナイス 10

まずは先週の回顧から。ひねり過ぎて失敗しました(笑)2歳チャンピオンの牡牝2頭が皐月賞3着と桜花賞2着からの参戦でしたが、間隔詰まってようが、地力の差で強い競馬を見せました。直線は岩田騎手の馬がバテてよれて、ルメール騎手の馬が内に行ってデムーロ騎手の馬に体当たりして更に内の武豊騎手の馬にも玉突き事故となり、その後ろに居た「(ジャンタルマンタル)じゃない方のパレスマリス産駒」のロジャーバローズに本命打ってたのですが、ノーチャンスでした。2着に来たアスコリピチェーノはガッツありますね。あんな衝突後なのに猛然と差してきましたからね。ジャンタルマンタルは安田記念の話も出ているようですが、故障しないよう休ませてあげてほしいです。G1前半は絶好調だったのが、ここのところ、軸がダメでハズレ続いていますが、めげずに来週こそ当てたいです。

ヴィクトリアマイルの話に移りますが、アレっていうくらい登録頭数が少なく15頭しか居ないので回避なくてもフルゲート割れという状況です。ナミュールが海外遠征明けでも体調それなりなら、一頭ズバ抜けて強いし、それ以降は、一応マスクトディーヴァが能力高く人気になるのでしょうがマイルは正直忙しい馬で、かなりどの馬もチャンスあり、最低人気予測のキタウイング以外はヒモにはありえる、ヒモ大混戦な戦いでしょうか。それでは恒例の全頭診断へ。

<全頭診断>
1番人気想定 ナミュール:高い能力でクラシック戦線でも期待されて、桜花賞で1番人気10着など、人気ほど走れなかったが(オークス3着、秋華賞2着、エリザベス女王杯5着と十分頑張ってはいたとも言えるが)、ハービンジャー産駒らしい不器用さ見せて、結果残せなかったが昨秋あたりから本格化してきて、藤岡康騎手が代打騎乗でマイルCSを制したり、海外でも日本馬最先着と頑張ったりとデビュー当初より馬体増やして、現在の日本のマイラーではトップレベル。ウオッカが敗退したり、イクイノックスがスルーセブンシーズに詰め寄られたりのドバイ帰りのきついローテだが、色々ノウハウ蓄積して海外帰りで検疫での足止め含めても状態保てるようになっているのでは。先週のジャンタルマンタルより、1か月ちょっとあるだけに、むしろ体調維持はしやすそうで、人気だろうが、ここではだいぶ格上な感じ。武豊騎手への乗り替わりも、藤岡康騎手と同系統のあたりの柔らかい騎手でもあり、ちょっと気難しい牝馬にはぴったりでは。水曜の動き良く、デキ落ちなさそう。

2番人気想定 マスクトディーヴァ:二強みたいに言われているが、正直この馬はマイラーでなく2000M前後あったほうが良さそうで、取りこぼすとしたらこっちか。ただ東京新聞杯は動画いろいろあがっているように、ゲートが同時に開かない(カンパイ事案)のもあり、だいぶ出遅れて、内有利の馬場だけに不発だったが、出遅れ抜きでも、やはりマイルは忙しい感じ。マイルの忙しさを慣れさせるための東京新聞杯と阪神牝馬Sというローテだったのだろうし、能力高いのは重々承知だが、先週のジャンタルマンタルとアスコリピチェーノの影響で今週も二強だろ、という馬券買う人が多そうで、実際二頭の能力は高いのだが、馬券的にはこの馬が差しそびれた場合の馬券も買った方が良さそう。調教の動きはかなり良く、差しそびれてくれないかも(笑)秋の天皇賞とかJCとかの方が、かなり強い競馬を見せてくれるのでは。昨年のスターズオンアースが距離不足で取りこぼしたのと同じイメージではあるが、どうなるか。

3番人気想定 ウンブライル:昨年はNZT2着からNHKマイルC2着と連続好走したが正直メンバーレベルは今年と違って微妙だった。前走阪神牝馬S2着したり、川田騎手騎乗なのもあり人気になりそうなロードカナロア産駒。上の2頭からはだいぶ落ちる感じだが調教の動きかなり鋭く、4歳春で強くなる時期でもあり、来ちゃっても全然おかしくない。

4番人気想定 モリアーナ:昨秋の紫苑Sは横山典騎手がペース読み切って後方控えて、差し切ったように、マイラーというより中距離でいろいろな作戦とれる馬。ただ能力自体が高く、それなりにやれても良い。ただ人気はちょっと過剰か。でも調教の動き絶好で本質的にはもうちょっと距離あった方が良さそうではあるが、これまた人気で妙味ないのだが来ちゃってもおかしくない。

5番人気想定 スタニングローズ:10か月半にもわたる長期休養明けの前走大阪杯は逃げて8着に負けたが0.6秒差と、まだ終わってないのを示したG1馬(秋華賞勝ち馬)。本質的にはマイラーでないのは、これまでの戦績からもわかるが基礎能力高く、ここも通用してよい。調教の動きも、長期休養明けを一叩きして、型通りに良化して良い。

6番人気想定 フィアスプライド:ディープインパクト産駒らしい末脚鋭い馬。6歳となったが、前々走勝ったように今がピークか。ルメール騎手が乗るのもあり余分に人気になりそうだがヒモには買った方がいい馬。調教の動きはかなり鋭く、先週みたいにルメール騎手慌てなくても良いくらいデキは良い。

7番人気想定 ハーパー:昨年はオークス2着、秋華賞3着、エリザベス女王杯3着と活躍するも個人的にはあんまり評価してこなかった。スピードも瞬発力もイマイチで好位置から粘りこむタイプの馬。ペースある程度流れて、立ち回りのうまさ生きる流れなら。池添騎手の牝馬G1コンプリートにリーチかかってから18年くらい経っているようで、余分な頑張りあるかも(笑)

8番人気想定 コンクシェル:キズナ産駒の逃げたらしぶとい馬。ここはメンバー的に単騎逃げ可能そうで、東京マイルはあまり逃げ向きでもないのだが、案外しつこく粘るのもありえる。調教の動きかなり良く岩田望騎手は最近乗り替わりなどでのうっぷんここで晴らすかも。

9番人気想定 ドゥアイズ:名前からの連想と違ってドゥラメンテ産駒でなくルーラーシップ産駒なのだが、2歳時に新馬勝ち、コスモス賞と札幌2歳S連続2着し阪神JFも3着したように早い時期から活躍していた。前々走2月にリステッドの洛陽S勝ったようにクラシックシーズンさっぱりだったものの早熟だったわけでなく再上昇中のよう。前走阪神牝馬Sの2番人気5着はムルザバエフ騎手だけに、前行って粘るタイプの馬でないだけに、まあそんなものかなあ、と。ここもそう差は無い。

10番人気以下想定
フィールシンパシー:不発だったベーカバド産駒だけにG1でどうこうイメージしにくいのだが、昨年末のターコイズS2着や前走の福島牝馬Sで2着したり、牝馬重賞で人気無いながら好走している。調教の動きは普通で、またそれなりにやれてもよい。

ライラック:マイルから2500Mまで、どの距離でもそう大きな差はなく走れる馬。昨秋の府中牝馬Sでも人気薄ながら3着まで来た。前走は輸送がダメだったのか調教やり過ぎたのか16kg減で凡走したが、輸送ないのは昨秋の同舞台の府中牝馬S3着したように好材料。調教の動きは軽めながら良い。

テンハッピーローズ:昨年夏の朱鷺S以降馬券になっていない6歳馬。普通に考えたらもう終わったと思われそうだが着順イマイチでも着差少なく、調教の動きも、まだまだ元気でヒモには来れてもよい。

サウンドビバーチェ:昨年のこのレースで5着したのだが、馬券的には昨年4月の阪神牝馬S勝ち以降馬券になっていない。休養と凡走繰り返しており、普通に考えたら買いにくい状況だが、まだ5歳でもあり体調さえ整えば今年のメンバーなら3着くらいには来れてもよい。実際CWで好時計を1週前調教では見せており、復調しても良い。

ルージュリナージュ:地味なスピルバーグ産駒で、昨秋3勝クラスを勝ちあがってからはオープンで3連敗中で、常識的には買えない馬だが、東京新聞杯は1分32秒7で0.6秒差までは来ており、追い込み馬だけにまた今回も届かないのかもしれないが、フルゲートでない分、数頭分は外回らなくてよく、3連単で3着に少しくらい買ってもいいのでは。調教の動きは良い。

キタウイング:重賞2勝馬ではあるが3歳1月までに稼いだもので(イメージとしてはデカい小学生的な成長早く小学生時代よくても中学行って追いつかれるという感じの)、1年4か月前のフェアリーSを11番人気で勝った以降は、凡走続きで(掲示板に一度も載らず)、新潟2歳S勝ち馬でもあるように早い時期に完成していて、のびしろ無いタイプのよう。今回の15頭の中で、唯一買わなくていい馬では。ただ早熟というか早期完成は武器でもあり、繁殖入りしても、さっさと稼げるコを出せば、それはかなりアドバンテージでもある。

<まとめ>
有力:ナミュール

ヒモに:キタウイング以外全頭

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コメント一覧
1:
  HELPRO   フォロワー:3人 2023年5月14日() 15:50:27
何故末脚に懸けなかったのか。お陰で3着に成ってしまった。でもルメールは仕事はきちんと務めた。川田とは雲泥の差。

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2023年12月24日有馬記念 G12着
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2023年12月24日 有馬記念 G1 2着
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