サクラバクシンオー(競走馬)

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写真一覧
抹消  鹿毛 1989年4月14日生
調教師境勝太郎(美浦)
馬主株式会社 さくらコマース
生産者社台フアーム
生産地早来町
戦績21戦[11-2-1-7]
総賞金52,125万円
収得賞金11,725万円
英字表記Sakura Bakushin O
血統 サクラユタカオー
血統 ][ 産駒 ]
テスコボーイ
アンジエリカ
サクラハゴロモ
血統 ][ 産駒 ]
ノーザンテースト
クリアアンバー
兄弟 スプリングコートバードビュー
市場価格
前走 1994/12/18 スプリンターズS G1
次走予定

サクラバクシンオーの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
94/12/18 中山 10 スプリンタS G1 芝1200 1458--11** 牡5 57.0 小島太境勝太郎 504
(+8)
1.07.1 -0.734.4ビコーペガサス
94/11/20 京都 11 マイルCS G1 芝1600 14712--22** 牡5 57.0 小島太境勝太郎 496
(+2)
1.33.2 0.234.7ノースフライト
94/10/29 阪神 11 スワンS G2 芝1400 18817--11** 牡5 59.0 小島太境勝太郎 494
(-2)
1.19.9 -0.235.0ノースフライト
94/10/09 東京 11 毎日王冠 G2 芝1800 1122--44** 牡5 59.0 小島太境勝太郎 496
(-2)
1.45.0 0.435.7ネーハイシーザー
94/05/15 東京 11 安田記念 G1 芝1600 16612--34** 牡5 57.0 小島太境勝太郎 498
(-2)
1.33.7 0.536.8ノースフライト
94/04/03 中山 11 ダービー卿T G3 芝1200 1369--11** 牡5 58.0 小島太境勝太郎 500
(0)
1.08.9 -0.335.8ドージマムテキ
93/12/19 中山 10 スプリンタS G1 芝1200 14712--21** 牡4 57.0 小島太境勝太郎 500
(+4)
1.07.9 -0.434.5ヤマニンゼファー
93/11/27 東京 11 キャピタルS 芝1400 1611--31** 牡4 58.0 小島太境勝太郎 496
(+4)
1.21.2 -0.235.3エアリアル
93/10/30 東京 11 多摩川S 芝1600 1256--34** 牡4 58.0 小島太境勝太郎 492
(0)
1.35.5 1.037.5イイデザオウ
93/10/02 中山 11 オータムSS 芝1200 12710--21** 牡4 57.0 小島太境勝太郎 492
(+6)
1.08.8 -0.135.6フィルードヴォン
92/12/20 中山 10 スプリンター G1 芝1200 1647--36** 牡3 55.0 小島太境勝太郎 486
(+2)
1.08.3 0.635.5ニシノフラワー
92/11/28 東京 11 キャピタルS 芝1400 1659--11** 牡3 55.0 小島太境勝太郎 484
(0)
1.21.1 -0.435.2ミスタートウジン
92/10/31 東京 10 多摩川S 芝1600 1279--37** 牡3 55.0 小島太境勝太郎 484
(-6)
1.33.5 0.736.5キョウエイボナンザ
92/09/13 中山 11 京王杯オータ G3 芝1600 1345--33** 牡3 54.0 小島太境勝太郎 490
(+4)
1.33.0 0.235.2トシグリーン
92/06/07 東京 11 ニュージラン G2 芝1600 1033--37** 牡3 56.0 小島太境勝太郎 486
(+4)
1.36.0 1.136.6シンコウラブリイ
92/05/09 東京 9 菖蒲ステーク 芝1400 10810--11** 牡3 57.0 小島太境勝太郎 482
(0)
1.22.8 -0.236.0エーピージェット
92/04/18 中山 11 クリスタルカ G3 芝1200 1178--11** 牡3 55.0 小島太境勝太郎 482
(-4)
1.08.6 -0.635.1タイトゥルー
92/03/29 中山 11 フジTVスプ G2 芝1800 1434--312** 牡3 56.0 小島太境勝太郎 486
(0)
1.53.6 3.540.9ミホノブルボン
92/03/14 中山 10 桜草特別 芝1200 12811--11** 牡3 55.0 小島太境勝太郎 486
(0)
1.08.8 -0.734.6ハヤノライデン
92/01/26 中山 9 黒竹賞 芝1600 1178--12** 牡3 55.0 小島太境勝太郎 486
(+4)
1.35.1 0.036.0マイネルコート

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2012年2着の実績を持つロードカナロアが種牡馬としておおいに存在感を示しており、札幌で施行された2021年を含め、2020年1着ダイアトニック、2021年2着カレンモエ、2022年2着(&2023年2着)ジュビリーヘッド、2023年1着キミワクイーンと4年連続で産駒の連対が続いている。なお、2022年においては2着のジュビリーヘッドだけでなく、4着レイハリア、5着キャプテンドレイク、6着キルロード(5着とはハナ差)と出走した5頭のうち4頭が掲示板争いを繰り広げていたほどだった。

ほか、古くからテスコボーイ系種牡馬を父または母の父に配された馬も相性がよく、直系では2004~2005年に2連覇したシーイズトウショウ(父サクラバクシンオー)や2007年1着アグネスラズベリ(父エアジハード)、母の父としては2015年2着アースソニック(母の父サクラユタカオー)や2021年1着ビアンフェ(母の父サクラバクシンオー)などが挙げられる。

サトノレーヴは、父ロードカナロア×母チリエージェ(母の父サクラバクシンオー)。「父×母の父」が、函館スプリントSを代表する種牡馬同士の組み合わせであり、同産駒の脂が乗り始める5歳という年齢も興味深い。また、父のライバルであったハクサンムーンの半弟であることにも配合の趣がある。本馬は芝1200mで5戦4勝、2着に敗れた一戦もアタマ差と底を見せていない。今後のスプリント戦線を賑わせていく存在になりそうだ。

ビッグシーザーは、父ビッグアーサー×母アンナペレンナ(母の父Tale of Ekati)。同産駒は昨年に初出走を果たし、トウシンマカオが3着、ブトンドールが5着、と出走した2頭が揃って掲示板を確保。なお、後者は同産駒としても函館2歳Sで重賞初制覇を飾ったように、この父系は函館芝1200m自体に良績が集まっている。本馬のKingmamboとStorm Catを併せ持つ配合はロードカナロアも想起させるため、血統構成からも注目してみたい。

キミワクイーンは、父ロードカナロア×母チェリーペトルズ(母の父ダイワメジャー)。本馬は昨年の勝ち馬であるとともに、目下4年連続連対と異彩を放つロードカナロア産駒でもある。母の父も種牡馬として16年1着ソルヴェイグや18年3着ナックビーナスを出すが、本馬含めて同血脈を持つ馬は牝馬の活躍が目立つことも特徴的だ。リピート好走が多いことからも軽視はできず、洋芝や6月に良績を残していることも念頭に置くべきだろう。


【血統予想からの注目馬】
サトノレーヴ ⑬ビッグシーザー ⑨キミワクイーン

【京王杯SC2024】血統アナリシス 産駒初出走時から好走続くロードカナロア、スプリント質の高い種牡馬系統が有力 2024年5月10日(金) 12:00


2020年に産駒が初出走を果たしたロードカナロアだが、同年は1着ダノンスマッシュ、2着ステルヴィオ、3着グルーヴィットと出走した同産駒3頭によって上位を独占。以後、2021年3着カイザーミノル、2022年3着タイムトゥヘヴン、2023年1着レッドモンレーヴと少なからず1頭以上が3着以内に好走を続けている。

ほか、サクラバクシンオーやフォーティナイナーといったスプリント質の高い系統も勝ち負けになりやすく、前者では2010年サンクスノート(父サクラバクシンオー)が、後者では2018年ムーンクエイク(父アドマイヤムーン)が、それぞれ当時のコースレコードを更新するタイムで勝利してみせた。

レッドモンレーヴは、父ロードカナロア×母ラストグルーヴ(母の父ディープインパクト)。本馬は昨年の勝ち馬となるため適性面については申し分ないが、東京競馬場のマイル以下で【3.2.0.1】と安定した成績を残しており、着外の一戦も23年安田記念の6着と格上でのもの。また、2代母エアグルーヴを牝祖とする一族は東京芝1400m巧者が多いことも特徴で、本競走においても20年3着グルーヴィット、22年2着スカイグルーヴが挙げられる。

リュミエールノワルは、父ロードカナロア×母ビキニスタイル(母の父ディープインパクト)。好相性を示すロードカナロア産駒であることのほか、母の父ディープインパクト、2代母の父トニービンの配列が、上記レッドモンレーヴと共通する興味深い血統構成。芝1400mでは3戦3勝と底を見せておらず、4歳冬から3連勝と同産駒らしい成長曲線を描いている。近親には重賞勝ち馬も多く、勢いそのままに重賞制覇を飾っても不思議はない。

トウシンマカオは、父ビッグアーサー×母ユキノマーメイド(母の父スペシャルウィーク)。父系祖父サクラバクシンオーは、07年2着シンボリエスケープ、10年1着サンクスノート、12年2着レオプライムと直仔3頭が好走し、順に9、10、11番人気と激走傾向にあった。ビッグアーサー産駒は初出走となるが、本馬自身は21年京王杯2歳Sで2着、22年クロッカスSで1着と舞台実績を持つ。サクラバクシンオー系としての動向に注目だろう。


【血統予想からの注目馬】
レッドモンレーヴ ②リュミエールノワル ①トウシンマカオ


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【血統アナリシス】京阪杯2023 直系を中心にStorm Catが存在感を放つ、サクラユタカオー内包馬の大駆けにも注意 2023年11月25日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は京阪杯2023・血統予想をお届けします!


真っ先に注目したいのがStorm Catの直系で、2016~2017年にレース史上2頭目となる2連覇(芝1200mとなってからは初)を飾ったネロ(父ヨハネスブルグ)のほか、2019年ライトオンキュー(父Shamardal)、2021年エイティーンガール(父ヨハネスブルグ)が勝ち馬として挙げられる。また、「母の父がStorm Cat系種牡馬」となる2011年ロードカナロア、2020年フィアーノロマーノも勝利していることを気に留めておきたい。

ほか、サクラバクシンオーを中心にサクラユタカオーの血を引く馬も異彩を放ち、2012年1着ハクサンムーン、2013年3着スギノエンデバー、2016年3着アースソニック、2022年2着キルロードの4頭は2桁人気、奇しくも全頭10番人気で波乱を演出している。

キミワクイーンは、父ロードカナロア×母チェリーペトルズ(母の父ダイワメジャー)。同産駒からは18年の勝ち馬ダノンスマッシュが出ており、父自身が11年京阪杯の勝ち馬でもある。本馬は2代母の父がサクラバクシンオーであることも強調しやすく、血統構成からは21年3着ファストフォースや22年2着キルロードを引き合いに出しやすい。レース傾向を鑑みれば、父系と母系の両方でStorm Catの血を引く配合も念頭に置くべきだろう。

ルガルは、父ドゥラメンテ×母アタブ(母の父New Approach)。父系はキングカメハメハ、Kingmamboへと遡るが、同系統で母系にStorm Catの血を引く配合は11年1着ロードカナロア、KingmamboとCrimson Saint(=Storm Catの2代母)を内包する観点では14年1着アンバルブライベンが挙げられる。若駒らしくトモの緩さから発馬は不安定だが、それでいながら大崩れしない競馬センスは非凡。器用さを問われる京都も合うタイプだろう。

バンデルオーラは、父トーセンラー×母マチカネハヤテ(母の父サクラバクシンオー)。同産駒からはアイラブテーラーが19年2着&21年4着と上位を賑わせており、父系祖父ディープインパクトも15年1着サトノルパンを出している。なお、父は13年マイルCSを制するなど、全4勝を京都競馬場で挙げた巧者であったことを特筆できるだろう。本馬は母の父も興味深く、穴メーカーであるサクラユタカオーの血を引く馬として注意したい。


【血統予想からの注目馬】
キミワクイーン ⑩ルガル ①バンデルオーラ

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【血統アナリシス】セントウルS2023 サクラバクシンオー系種牡馬として注目に値するビッグアーサー 2023年9月9日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はセントウルS2023・血統予想をお届けします!


現行コースで施行されるようになった2007年以降、種牡馬として最多の3勝を記録するのがサクラバクシンオーアドマイヤムーンの2頭。とくにアドマイヤムーン産駒は13年にハクサンムーンが単勝1.4倍の大本命ロードカナロア(父キングカメハメハ)を打ち負かし、17&18年とファインニードルがレース史上2頭目となる2連覇を飾るなど異彩を放つ。

一方、阪神芝1200mはショウナンカンプビッグアーサーといったサクラバクシンオーの後継種牡馬も顕著な活躍をみせるコースなので、今後はセントウルSでもサクラバクシンオー系として動向を注視していく必要がありそうだ。

ビッグシーザーは、父ビッグアーサー×母アンナペレンナ(母の父Tale of Ekati)。父はサクラバクシンオーの後継種牡馬として評価しやすいが、阪神芝1200mは3戦3勝と現役時に最も得意としたコースであり、自身も16年セントウルSを制している。本馬においてもマーガレットSが後続に2馬身差をつける完勝で、そのコース巧者ぶりは父を彷彿とさせるものだった。中京芝1200mの2歳レコード保持するだけに野芝の高速決着も良好だろう。

ブトンドールは、父ビッグアーサー×母プリンセスロック(母の父スウィフトカレント)。父については上記ビッグシーザーを参照。サクラバクシンオー直系の牝馬は、06年シーイズトウショウ(中京開催)、08年カノヤザクラと直仔2頭が勝利するほか、ショウナンカンプ産駒の18年2着ラブカンプーは孫世代として好走を果たした。なお、同系統の3歳牝馬に限れば「0-2-0-1」。本馬も斤量面などでアドバンテージを活かしたいところだろう。

ボンボヤージは、父ロードカナロア×母ディープインアスク(母の父ディープインパクト)。20年1着ダノンスマッシュ、22年2着ファストフォース、中京開催時に好走した同産駒は、のちに2頭ともスプリントG1ウィナーとなった。本来の阪神開催時も19年にファンタジストイベリスが2・3着に好走しており、7番人気の人気薄で連対した前者においては本馬の全兄だ。きょうだいで適性が似通う一族であることからもぞんざいには扱えない。


【血統予想からの注目馬】
ビッグシーザー ⑫ブトンドール ⑨ボンボヤージ

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【血統アナリシス】北九州記念2023 サクラバクシンオーやデインヒル、Storm Birdの血脈を持つ馬は人気不問で要注意 2023年8月19日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は北九州記念2023・血統予想をお届けします!

施行距離が芝1200mへと短縮された2006年以降は、サクラバクシンオーが種牡馬として最多となる4勝を記録。同種牡馬は母の父としても21年2着ファストフォースを出すほか、17年2着ナリタスターワン、18年3着ラブカンプー(ともに父ショウナンカンプ)といった直系の孫世代も好走するなど、その存在感を大いに示している。

ほか、デインヒルやStorm Birdの血脈を持つ馬も人気不問で上位を賑わせており、昨年においては両血脈を保持するボンボヤージ(父ロードカナロア)が18頭中16番人気、単勝164.3倍のオッズを付けて勝利する大波乱を演出してみせた。

サンキューユウガは、父ロードカナロア×母マイネアンティーク(母の父サクラバクシンオー)。同産駒は1~3番人気に推される馬がいないなかでも健闘が目立ち、前述のとおり昨年はボンボヤージが大波乱の立役者となった。本馬においては同じ厩舎、同じ「父×母の父」となる配合から21年2着ファストフォースが出ていることも心強い。前走CBC賞は格上挑戦ながら立ち回りの巧さを活かして2着。戦歴から平坦コース替わりも歓迎だろう。

クリノマジンは、父ビッグアーサー×母トリンカファイブ(母の父ステイゴールド)。父はサクラバクシンオーの直仔で、15年北九州記念でも2着に好走した実績を持つ。後継種牡馬としての動向が注視されるが、産駒は小倉芝1200mで最多となる勝利数を記録。本馬自身も当該コースは4戦して、1勝、2着2回と適性をみせている。いくらか気性面で脆さを抱えるタイプなだけに、直近2走は馬場や不利が応えた。良績のある舞台で見直したい。

ボンボヤージは、父ロードカナロア×母ディープインアスク(母の父ディープインパクト)。18年小倉2歳Sなど重賞2勝の全兄ファンタジストはもちろん、同牝系からは22年朱鷺Sを勝ったルプリュフォールが出るなど、ロードカナロアとの相性のよさが光る一族。今年は2連覇のかかった一戦となるが、血統構成からも昨年の勝利をフロック視はできない。小倉芝1200mは良で「3-1-0-0」、稍重で「0-0-0-2」。当日の馬場状態には気を配りたい。

【血統予想からの注目馬】
サンキューユウガ ⑦クリノマジン ②ボンボヤージ

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【血統アナリシス】函館2歳S2023 直系だけでなく母の父としても存在感を示すサクラバクシンオー 2023年7月14日(金) 12:00


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は函館2歳S2023・血統予想をお届けします!


世代最初のJRA重賞として施行されるようになった1997年以降、函館2歳Sでは2勝以上を挙げた種牡馬がいないことも特徴のひとつ。昨年もビッグアーサー産駒の4番人気ブトンドールが勝ち、同種牡馬の産駒はJRA重賞初制覇を飾ることになった。なお、ビッグアーサーサクラバクシンオーの直仔となるが、近年は直系だけでなく母の父にサクラバクシンオー系種牡馬を配された馬も存在感を示し、15年ブランボヌール&19年ビアンフェは姉弟制覇を達成。昨年も該当する3番人気クリダーム(母の父サクラバクシンオー)が2着に好走していた。

ほか、16年レヴァンテライオン(父Pioneerof the Nile)や18年アスターペガサス(父Giant's Causeway)といったアメリカ産の外国産馬も勝ち馬として名を連ねているように、Storm CatやUnbridled、フォーティナイナーなど、アメリカ系のスピード血脈も評価しやすい傾向が見受けられる。

ロータスワンドは、父ロードカナロア×母ルシュクル(母の父サクラバクシンオー)。半姉ブランボヌール、半兄ビアンフェが揃って函館2歳Sの勝ち馬であることからも蔑ろにはできない存在。なお、母ルシュクルも08年すずらん賞を制するなど、一族は抜群の洋芝適性を誇る。母の父サクラバクシンオーはもちろんのこと、アメリカ質なスピードという意味では2代母アジアンミーティアがUnbridled's Songの全妹であることも強調しやすい。

タヤスロンドンは、父シャンハイボビー×母ラフメイカー(母の父スズカマンボ)。父はHarlan's Holiday、Harlan、Storm Catへと遡る父系だが、同系統は14年アクティブミノル、18年アスターペガサスが勝ち馬として名を連ねる。本馬は4代母Till EternityがMiswakiの半妹にあたる血統背景も興味深く、同一族となるジャスパークローネがCBC賞を制したことも記憶に新しい。危なげない新馬の勝ち方をみると更なる上積みにも期待できそうだ。

スカイキャンバスは、父ファインニードル×母アポロフィオリーナ(母の父スニッツェル)。父系祖父アドマイヤムーンは11年の勝ち馬ファインチョイスを出しているが、総じてフォーティナイナーの直系は牝馬優位な傾向にあり、13年2着プラチナティアラは9番人気、17年2着ウインジェルベーラは12番人気と人気薄の激走も目立つ。一方、母の父も種牡馬として10年3着ルリニガナを出すなど、洋芝スプリント戦線で評価に値する血脈といえる。


【血統予想からの注目馬】
ロータスワンド ④タヤスロンドン ①スカイキャンバス

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早くも秋のG1シーズンがやってきました。春は不調で、やることなすこと(というか、書いた予想や買った馬券)が、ことごとく裏目に出る憂き目にあいましたが、懲りずに秋も早い段階での全頭診断いってみます。このところのWIN5でも、WIN5→4→4→4といい線はいっているので、そろそろ予想で大爆発があってもいいはず。

レッドファルクス安田記念でも本命を打ったように(最後の直線では捌けず、カニのように横に横に走るものすごいロスのひどい騎乗だったが)、短距離路線の中心に居る馬。父のスウェプトオーヴァーボードというのが地味なせいか、それほど人気にならないのだが、母はスティンガーの全妹だし、今の重めの馬場も含めてあっさりあってもおかしくない。ただ、本質的にスプリンターでないため軸にするかは微妙なところ。有力な一頭なのは間違いなし。

ダイアナヘイローエアスピネルの乗り替わりを宣告された武豊騎手が意地を見せる形で、4連勝で北九州記念勝ち。定年を控えている福島信厩舎の馬ということや、キングヘイロー×グラスワンダーと我々40代には泣ける部分のある馬だが、そう強いと思っていなくて、バッサリ消す予定。

メラグラーナ:3月のオーシャンSでは同距離同コースのG3を鋭く差して勝っているのだが、その後の3戦が3番人気10着、1番人気10着、3番人気4着と期待を裏切りまくりで、そろそろちゃんと走ってもいいのだが......。思ったほど強くない感もあり、ヒモまでか。

セイウンコウセイ高松宮記念を制するも、いくら今年は時計が速かったとはいえ、函館SSでは、テンの3Fを32.4秒の暴走ペースでいって沈没と残念騎乗。ただこれで、そこそこ株を下げてくれそうで今の上りかかる中山も合いそうで春秋制覇もあるのでは。

ビッグアーサーサクラバクシンオーの後継種牡馬として、母がキングマンボ×サドラーズウェルズの本格派だし、期待の一頭だが、さすがにここは臨戦過程が悪く......。今のある程度上がりのかかる馬場も合わなそうで今年はバッサリ消す予定。

ダンスディレクター:大器と期待されつつ、故障で休んだこともあってもう7歳の秋。本質的にはスプリンターではないとみているが、G1制覇チャンスはこことマイルCSのあと2つくらいか。まだやれる感じが前走の差しではみられ見限れない一頭。

レッツゴードンキ:私と非常に相性の悪い馬でほとんど消したいところだが、昨年夏からは善戦を続けてきている。ヴィクトリアマイルは人気で惨敗したが、今のそれなりに上がりのかかる馬場を生かしてやはりそれなりに上位には来ておかしくないのかもしれないタイプで、少額は買おうかと思案中。

ファインニードル:前々走の北九州記念は前詰まる下手乗りで1番人気を裏切ったが、前走セントウルSでの1番人気1着は妥当な結果か。ただ鞍上M・デムーロでなく内田博騎手なようで、消せないが頭までは難しいかも。

フィドゥーシア:直千に抜群の適性を示すだけに、4走前に中山芝1200mのオープン特別を勝っているとはいえ、ここで一発あるタイプではないのでは。母ビリーヴだけにそれなりに穴人気しそうで消しが妥当か。

ソルヴェイグ:昨年3歳で3着したが、じゃあ今年はそれ以上望めるかというとそうでもないのかもしれない。ただ、田辺騎手騎乗なら一発を再度期待できるかも。

モンドキャンノ:不作と言われる3歳短距離路線の馬だけにここ3走がさっぱりなように成長力イマイチなのか期待できない。この馬も去勢が良いのでは。キンシャサノキセキ×サクラバクシンオーとこの路線が向く配合には見えるのだが。

ラインミーティア:直千だけでなく、セントウルSでも2着に好走したが、それだけ例年よりレベル低かったセントウルSだったようで、7歳馬がこのG1で来る感じは無い。

ワンスインナムーン:この6戦で4勝しているが、高松宮記念で16着だったように、使うところが巧かったというのが実情か。1400mとかで少頭数でゆったり先行できた時が出番か。

キングハート:昨秋の今頃は1000万下にいて、そこから快進撃が続き函館SSで2着。ただ、相手が弱かった北九州記念で人気薄2頭に先着を許したようにちょっと物足りない。

スノードラゴン:ダートでも芝でも長らく活躍してきて9歳となってもまだまだ元気だが、3年前にスプリンターズSを13番人気で制したのも随分前に感じる。降雨待ちか。

シュウジ:函館SSは逃げた武豊騎手が批判されたりもしていたが、モレイラ騎手でもビリに惨敗すると、ああ、馬がだめなんだなと思わざるをえない。もうすっかり低迷してしまい、思い切って去勢が良いのでは。

ブリザード:父父がソヴィエトスター、母父父がデインヒルと日本にも適性ありそうな血統ではあるが香港のトップではなく。そこそこやれてもおかしくないが、前走2着でそれなりに穴人気しそうで妙味薄か。

ナックビーナス:今年は重賞でも2着と3着あり充実期に入っているが、ダイワメジャー産駒らしく堅実な反面強敵負かす激走もそう期待できない感じ。

ネロ:ピークだった昨秋でもスプリンターズSは6着だったうえ、すっかり硬くなってしまったのか今年3戦すべて惨敗続きで期待薄な状況。栗東坂路で49秒台を出せる脚力の持ち主で引退前にダートで見てみたい感じはするが......。

ティーハーフ:3月の高松宮記念でも4着に来ていて、この5戦ともに掲示板に乗っているがさすがにこの大一番では期待できない。この先の道悪G3やオープン特別くらいならまだやれるのでは。

ノボバカラ:根岸Sでシンガリ負けの後に2戦芝を使って函館ではそこそこだったが、やはり明らかにダートの方がよく、根岸Sのシンガリ負けはベストより20kgくらい重め残りが原因。ダートに戻って狙いたい馬。

トーキングドラム:2月の阪急杯勝利は7番人気だったように幸騎手が開いた内を巧くついた120点騎乗によるもの。それ以降の重賞では足りていないように、1200mのG1で激走というタイプではない。

フミノムーン:7月のオープン特別のバーデンバーデンCを勝って、G3のキーンランドCでも4着したように力をつけてきている。ただここは、賞金的にはじかれそうだし、仮に出られたとしてもまだ一線級相手には勝てないだろう。今年の冬にG3くらい勝っておかしくない馬だとはみているが。


<まとめ>
本命候補:レッドファルクスセイウンコウセイダンスディレクター

ヒモ候補:レッツゴードンキファインニードルソルヴェイグ


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2016年11月24日(木) 15:00 覆面ドクター・英
【覆面ドクター・英のG1プレ診断】~2016ジャパンカップ編~
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ひと昔前の話になってしまいますが、ジャパンカップは日本馬が世界の強豪に胸を借りる立場で、「日本を代表するその年の最強馬」対「欧米の強豪」という構図で行われていました。ちょうどサッカーW杯の日本代表のような立場といった感じでしょうか。世界の壁に跳ね返されつつも(しかも前評判は必ずしも高くなかった海外馬に負けちゃったり)、そんな中で日本馬が勝つと、感動したものです。今では日本馬が勝つのがすっかり当たり前となり、海外馬は蚊帳の外。穴狙いに加えるだけ無駄とも言える状況となりつつあります。そんな中、今年はどんなメンバー構成となったのでしょうか。各馬診断とともに見ていきたいと思います。


■2016秋シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちら
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7807


では、早速各馬診断へ。

キタサンブラックは、菊花賞・天皇賞(春)と自身の距離適性より長めと思われているところで結果を出してきています。当初はブラックタイド産駒だけに、常に過小評価されていて人気以上に走るタイプでしたし、母父サクラバクシンオーということも手伝ってか距離不安を言われたりしていました(この点について私自身は、昨年の菊花賞前にサクラバクシンオー自体は言うまでもなく短距離馬だが、サクラバクシンオーの母はステイヤー色の強いアンバーシャダイの全妹であり、キタサンブラックの走りを含め距離は問題なくもつと思っていましたが)。武豊騎手とのコンビとなり、国民的有名演歌歌手のサブちゃんが馬主でもあり、すっかり人気馬になってしまった。当然好勝負可能な実力の持ち主だが瞬発力はあまり無く、今の東京の差しの利く馬場での逃げ・先行脚質という点もやや不利。対抗評価の予定です。

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2016年9月30日(金) 14:25 みんなの競馬コラム
【スプリンターズS】血統考察 byうまカレ
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学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。

今週は凱旋門賞の考察も書いているので、よろしければご覧ください。


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大本命ビッグアーサーの、33秒1-34秒5という後傾ラップで逃げ切ったセントウルSは、まさに生粋のスプリンターであることを思い知らされた内容でした。

スプリンターズSだけに言えることではありませんが、1200mのレースは、マイルGI2勝のストレイトガール、京王杯スプリングCを制し、安田記念でも好走歴があるサクラゴスペルのワンツーだった昨年のように、スローペースになると、生粋のスプリンターではない、1400m~1600mを得意とする馬が走りやすくなります。

ビッグアーサーの母シヤボナは、Kingmambo産駒のNureyev≒Sadler’s Wells3×2で、Kingmamboのパワーを増幅させる配合。条件戦を走っている時は緩さが残っていましたが、パワーというのは時間と比例して発現してくるものだから、「筋肉の鎧」という言葉が似合う、ものすごい馬体へと成長しました。福永騎手の強気のコメントは、1200質のレースにして、生粋のスプリンターであるという自信の表れでしょう。セントウルSの競馬を見せられて、鞍上から1200質のレースにすると推測できるコメントがあるならば、逆らう気にはなれないのですが、最内枠はマイナスなはずです。これで多少は他馬が一矢報いる可能性が高くなったといえるでしょう。

スプリンターではありませんが、マイラーについての望田潤氏の考察で、以下のようなものがあります。太字にした「数完歩のダッシュの違い」というのは、ビッグアーサーモーリスといった短距離のチャンピオンにみてとれます。そしてやはり、モーリスなんかは3歳時には2200m(京都新聞杯)で差してきたような馬ですから、当然ですがパワーというのは時とともに発現してくる。

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(内回りコースだった桜花賞シーザリオは)スタートそのものはよかったものの、2角までのダッシュでマイラーのラインクラフトデアリングハートに少し見劣ったために、外からデアリングハートに斜めに寄ってこられたときにズルッと後退

「ミルコ!ミルコ!ミルコ~!と叫んだけど前に入ってきやがった…」

福永祐一の代打で手綱をとった吉田稔が悔やんでも悔やみきれない2角の入り、あそこが明暗を分けたレースで、そこからはラインクラフトの後を追うように完ぺきに捌いて、内回りの短い直線を猛然と差してきましたがクビ差届かなかったところがゴールでした

今にして思えば、トリッキーなおむすびコースのマイル戦における数完歩のダッシュの違い、これこそがマイラーと中距離馬の違いというべきで、ラインクラフトは勝つべくして勝ったし、シーザリオは負けるべくして負けたというべきかもしれない

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この「パワーの発現」という点では、シュウジの須貝師が、「今が成長期」というコメントを出しています。これは、「今まさにパワーが発現してきている」ということを想起させますし、この発現してきたスプリンター的なパワーを感じたからこそ、モレイラ騎手は前走福永騎手と同じように「逃げ」の手を打ったのかもしれません。ビッグアーサーと同じ母父Kingmamboで、母カストリアはRobertoを持つのでGold Digger(Mr.Prospectorの母)≒Bramalea(Robertoの母)3×4となり、Kingmamboのパワーを増幅している点も同じです。もしかすると、ビッグアーサーシュウジとスプリント王の系譜は継承されるのではないか、そんなことも思わせる血統的な繋がりでもあります。

サクラバクシンオーは、父サクラユタカオーもNasrullah3×4の軟質な中距離馬で、こういう軟質なスピードというものは、次代には緩さとして伝わることもあります。そのため、サクラバクシンオー産駒は、サクラバクシンオーの持つ血の中で最も硬派な血であるノーザンテーストを増幅した配合で活躍しました。ベルカントは、ノーザンテースト≒Vice Regent3×4(Northern Dancer、Victorianaが共通)と、母系に入るAlycidonによってノーザンテーストを増幅し、Alydarによってサクラバクシンオーの母母クリアアンバーの米血も増幅することに成功しています。女王になってもおかしくない配合で、だからこそ、勢いがありながら自分の競馬ができなかった昨年のスプリンターズSが悔やまれます。しかし、ラチを頼りたいベルカントにとって再度の内枠は好条件。血統面、そして昨年のレース振りから、◎を打ってあげたい馬です…。

ミッキーアイルは、ディープインパクト産駒で、「らしい」体質の柔らかさがあるので、どうしてもスプリンターとは思えません。「高松宮記念では2年連続で好走しているではないか」という指摘もあろうとは思いますが、中京1200mと中山1200mでは、断然中山1200mの方がスプリンターらしいパワーが要求されるわけで、1400質な流れだった昨年でも4着。中山1200mでの、ビッグアーサーの作る流れでは好走するのは難しいと考えます。

このことは、ブランボヌールサトノルパンウリウリにも言えることです。
特にブランボヌールは、ディープインパクト×サクラバクシンオーの、いわば「柔×柔」という組み合わせ。やはり1400ベストでスプリンターには映らないし、好走するなら昨年のような展開になる必要があるでしょう。ただ一点気になるのは、調教後馬体重が前走時から比較して+18キロの456キロということ。これはNHKマイルカップ時と比較すると+40キロであり、もしかするとこちらの想像以上のパワーの発現があるのかもしれません。

レッドファルクスは、レガシーオブストレングス(代表産駒スティンガー)牝系で、この牝系は、スティンガーサトノギャラントや、アンズチャンなど、スローペースに強い馬が多いよなぁというイメージを持っています。だから、CBC賞の勝ち方も「らしいなぁ」と思ったわけです。果たしてこういう斬れが、スプリンターズSで活きるかどうか、正直なところよく分かりません。

ダンスディレクターは、父アルデバランⅡのパワーも受け継いでいますが、走りに関しては、母母スカラシップの父トニービン××母母父テスコボーイによる、ナスペリオン(NasrullahとHyperion)によるトニービンらしい斬れのように映ります。だから生粋のスプリンターというよりは1400m&急坂&長い直線向き(中京1400m)で、中山1200mは、急坂があるという点ではプラスではあります。こういう重厚な斬れというのは、トライアルよりも大舞台でこそなので気になります。

レッツゴードンキは、Kingmambo≒ジェイドロバリー2×3(Mr.Prospector、Specialが共通)という強力なニアリークロスが生んだGI馬ですが、当然それらしいパワーはあるものの、サンデーサイレンスが入るからか生粋のパワースプリンターには見えず、スプリンターズSならば昨年のような流れになった方が差し込みやすいでしょう。が、その昨年のような流れにはなるとは思えず、今回は厳しいかなという評価。

土曜の雨予報で気になるのは、やはりスノードラゴンティーハーフ
スノードラゴンは、時計対応面でも脚質面でも時計が掛かるに越したことはないですが、スプリント王に本気を出させた前走の競馬が脚質面ではプラスに働きそうで、雨が残れば▲くらいまで評価を上げてみたい馬。
ティーハーフの前走は前が詰まってしまい参考外。Green Desertが強いスプリンターなので、時計の掛かる馬場でスムーズに馬群を割ってくることが出来れば能力は通用するものがあると思います。

【まとめ】
ビッグアーサーには逆らえないが、最内枠は怖い。
シュウジは今まさにスプリンターになってきている。
ベルカントには◎を打ってあげたい(笑)
・ディープ産駒は軽視したいが、ブランボヌールの馬体重増はもしかするとスプリンター的なパワーの発現なのかもしれない。
ダンスディレクタースノードラゴンティーハーフは馬場などを見て最終判断をしたい馬たち。
レッツゴードンキは今年は差し込みにくそう。


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

【うまカレBlog】http://umacollege.blog.fc2.com
【Twitter】https://twitter.com/umacolle
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金沢ユウダイ
【Twitter】https://twitter.com/derby6_1
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2016年9月3日() 15:10 みんなの競馬コラム
【新潟記念】血統考察 byうまカレ
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学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
今週はサマー2000シリーズの最終戦、新潟記念を考察します。

ディープインパクト産駒が5頭出走、どの馬もなかなか有力ですから、その5頭から考察します。

ジャスタウェイ的成長で逆らえない
アルバートドックはディープ産駒でも母がHyperionが濃い馬で、瞬発力よりも持続力に富んだ馬。だから、中距離である程度前受けしてこそ持ち味が活きてくるはずで、段々と前目で競馬が出来るようになってきたのは当然の成長曲線。同じくHyperion的なスタミナに富んだハーツクライジャスタウェイワンアンドオンリーリトルアマポーラもGIを制した時は先行していました。七夕賞はタフな流れが向いたともいえますが、ディープ産駒なだけに一定の瞬発力も兼備していて新潟替わりもそれほど気になりません。58キロでも重い印を打ちたいと思えるのがHyperion的な成長=ジャスタウェイ的成長曲線です。

●Hyperionが活きれば先行でも差しでも
クランモンタナエアトゥーレの仔でLyphard4×3。エアトゥーレはトニービン×Lyphardで母系にTraffic Judgeも入るのでハイインロー(HyperionとSon-in-Law)が豊富でとにかく「粘り」が魅力の血。半兄キャプテントゥーレ皐月賞や朝日チャンレンジCでの好走はまさに「らしい」ものといえます(牝馬にはLady Josephine的なスピードが伝わってスプリンターに出ることもある…アルティマトゥーレなど)。だから、その持続力が活きれば逃げても差してもどちらでもいいわけで、これは同じような脚質のトーセンジョーダンが、「一定の脚を使い続けていたら天皇賞(秋)を差し切ってしまった」ということと本質は同じです。ここも再度抜群に手が合う和田騎手なので無視はできませんが、決して力が上位なわけではないですから斤量増で重い印は回せません。

●軽いスピードで平坦が合う
ダコールは母アジアンミーティアが種牡馬Unbridled’s Songの全妹で、アジアンミーティアはMr.Prospectorにナスフリート(NasrullahとCount Fleet)を持ってきているから、UnbridledのパワーとMr.Prospector的な柔らかさを併せ持った繁殖牝馬といえる。ダコール自身はCaroの影響か軽いスピードが出た走りで平坦コース向き。勝ち切れるかどうかは、状態面や展開や鞍上次第だろうし、他馬と比べて使い詰めの臨戦過程も気になるが大崩れはないはずで印は回したいところです。

●パワーと柔らかさのバランスがある
久しぶりの重賞となるアデイインザライフは、なかなか興味深い配合をしています。とにかくこの馬の印象は「柔らかい」けど「デカい」ということ。「柔らかい」のは、血統表の3/4の部分である「ディープインパクト×サクラバクシンオー」が影響しています。ディープインパクトは言うまでもありませんが、Halo≒Sir Ivor3×5によりサンデー系の中でも屈指の柔らかい体質を伝えます。一方サクラバクシンオーは自身はスプリンターだったものの、父サクラユタカオーがNasrullahのクロスで、父祖Princely Giftは柔らかい体質を強く遺伝する馬で、こういう柔らかさというのは代を経るにつれてスタミナ型してきます。キタサンブラックブラックタイドディープインパクト×サクラバクシンオー)も柔らかいから距離が持つのだし(Burghclereのスタミナも発現しているが)、ブランボヌールディープインパクト×サクラバクシンオー)だって柔らかいから外回りのマイルGIで好走できました(母母アジアンミーティアのUnbridled’s Songの柔らかさも影響しているが)。「デカい」のは、血統表の残りの1/4である母母フレンドレイの影響です。フレンドレイはデインヒル×マルゼンスキーという組み合わせで、世界的にも屈指のパワーを誇るデイヒンルの血を、Northern Dancer、Buckpasserらで増幅した配合をしてるのです。段々と体質的な緩さが解消されてきたことが、2連勝の要因でしょう。本質的には、「父中距離馬×母父スプリンター」の配合系らしいキタサンブラックネオリアリズムのような小回り向きで、前走常総Sでの捲りは、「らしさ」を感じました。直線の長いこの舞台はスローの方が合っているでしょう。しかし休み明けで重賞を勝てるほどの馬ではないとみていますので△が回るかどうかといったところです。

●馬群に突っ込んでどこまで
オークスやヴェルメイユ賞を制したエキストラエンドの母カーリングは、Garde Royale×Carvinという2400型×2400型という組み合わせなので、産駒はローエングリンリベルタスなど切れないタイプが多いですがエキストラエンドもその1頭。年齢を重ねてズブさが増し、距離を伸ばした前走で久しぶりに好走。この馬の気性的なポイントは、「馬群に入ってやる気を出す」ということで、そういう競馬ならGIでも好走可能(2014年マイルチャンピオンシップでイン差し4着)なほどの能力の持ち主です。さすがに衰えもあるでしょうから、ここは馬群に突っ込む競馬でどこまでやれるか。人気次第では相手に加えてみても良いかもしれません。

ここからは、ディープインパクト産駒以外の人気馬・注目馬を考察します。

●鞍上魅力も不安要素あり
ベルーフはLe Fabuleux≒Worden6×5で、父産駒のポイントであるLe Fabuleuxを抑えた配合で、母がレクレドールだから体質は柔らかく(ハービンジャーのデインヒルのパワーと言うより、仏血的な柔らかさが目立つ産駒が多い)、息の長い末脚が武器のタイプ。だから本来は「上がりの掛かる直線の長いコース」がベストなはずですが、外回りだとスローペースになりやすいから重賞では持続戦になりやすい内回りで好走している。「流れに乗せると集中力が途切れるところがある」(池江調教師)とのことなので、その点では追い込みの巧い田辺騎手騎乗は興味深いですが、新潟外回りで「流れに乗せない競馬」をしてくる馬を積極的には買いにくいというのが今回の見解。だた潜在能力ではハイレベルのドゥラメンテ世代でもトップクラスだと思っているから印は回したい。

●それほど踏ん張れないが
マイネルミラノは、ステイゴールド産駒の80点くらいの配合で、母からパワーを取り込むことには成功しているが、先行して「踏ん張る血」は少ないから、ダイワスカーレットトランセンドやのような粘り腰は使えない。今回も昨年同様メイショウナルトの2番手で展開的には向きそうだが、前走のようにそう毎回毎回巧くはいかないのが競馬だから人気なら消してみる手もあると思っている。ただ、この夏の内容が、一回りとまではいかないが1/2回りパワーアップしたようにもうつるので難しいところ。

●新潟替わりは大歓迎
七夕賞では2番人気8着と人気を裏切ったルミナスウォリアーの新潟替わりは非常に楽しみです。そのそもメイショウサムソンは、母マイヴィヴィアンがRoyal Cherger≒Nasrullah6×4・5だから直線の長いコース向きの産駒が多いが、ルミナスウォリアーも母系にSeattle Slewを持つからみるからに東京向きのエンジンの乗り。まだ重賞で通用するレベルではないとも思えますが、小回り福島からのコース替わりで人気が落ちるようなら抑えたい1頭です。

●トニービン的持続力で舞台は合っている
3歳時に東スポ杯3着があるマイネルディーンは、「ナイキアディライトからマイネルディアベルを産んだ名繁殖ムービースクリーンの仔」ということで常に注目してきた。ムービースクリーンはHornbeam3×4の持ち主で、このクロスは持続的な斬れを生み出すということは何度も書いてきました。マイネルディーン自身はLa TroiennneとRibotの血を引くダンスインザダーク産駒だから前脚の出は良くないですが、逆にそれは小回りでも好走できるし道悪も得意な要因でもあります。ストライドは伸びないけれども持続力もすごいので新潟2000mも合っているはずで、一昨年の冬に昇級してからはスローペースに泣かされたり内枠で詰まったりして重賞では馬券になっていないが、同じ舞台の昨年の新潟大賞典は0.3秒差の6着。トニービンが強いレースだし能力は確かなので大穴ならこの馬だろうと思います。

●人気暴落なら
メイショウナルトは、休み明けの鳴尾記念も0.5秒差の8着と悪くない内容でしたし、七夕賞も少々オーバーペースが敗因。La Troiennneのパワーが強いので夏場が得意なことは言うまでもありません。エーシンマックスエキストラエンドが穴人気して、人気暴落なら相手に組み込みたい1頭。馬場が渋ればなお良し。

●馬場が渋れば
芝に転じて再上昇してきたバーディーイーグルは、ブライアンズタイム産駒でBramalea≒Gold Digger3×4、Graustark=His Majesty3×4、Hasty Road4×5という父母相似配合馬。Graustark=His MajestyのようなRibotのクロスは、最近だとラジオNIKKEI賞のアーバンキッドや、マーメイドSのヒルノマテーラなど内回りで結果を残すことが多いですが、パワーがあって少しアクションが大きいところがあるので「重馬場の外回り」がベスト中のベストなのではないかと思う。馬場が渋れば組み込みたい。
ファントムライトは、パロクサイドの牝系だから一定の斬れは兼備していて直線の長いコースでもそこそこ走れますが、トニービンが入らず父がオペラハウスなのでやっぱり重賞レベルになると馬場が渋った方が良い。函館記念は大外枠から勝ちにいっての結果だから度外視でOK。馬場が重そうなら。


【まとめ】
・Hyerion的=ジャスタウェイ的成長がみられるアルバートドックは58キロでも評価したい。
小倉記念好走組(クランモンタナエキストラエンド)は軽視。
アデイインザライフは過剰人気なので重い印は打てない。
ダコールは臨戦過程が気になるがここも大崩れはないのでミルコ騎乗なら警戒。
ベルーフマイネルミラノも今一つ強調材料に欠ける
ルミナルウォリアーの新潟替わりはプラス
マイネルディーンは新潟で54キロなら重賞でも通用


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
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2016年8月22日(月) 13:00 みんなの競馬コラム
【札幌記念他】先週の結果などふり返り byうまカレ
閲覧 1,516ビュー コメント 0 ナイス 5

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
先週の競馬を見てのふり返り、考えたこと等をまとめます。


札幌記念は堀厩舎のワンツーで、勝ったのはネオリアリズムの方でした。
ネオリアリズムの、母系からパワーを受け継いで、上手く言語化できませんが、前脚が伸びない走法は、まさに内回りでこそ活きるもので、望田先生のいう「父中長距離馬×母父スプリンターorマイラー」の配合系らしいものだと思っています。「フワッとした捲り」とも言えるのかなぁ、ドゥラメンテの走りを「フワッと」とは表現できないけれど、キタサンブラックネオリアリズムの走りは「フワッと」感あるじゃないですか?斤量増でも評価していたのは、前走の函館記念でもそうでしたが、重賞の流れでも掛かる、脚力と気力があるということで、それでいて人気が落ちるのであれば、外枠替わりでも狙いは立てられました。折り合ったのには道悪も影響しているんでしょうが本来ルメール騎手は、こういった馬をなだめるのが抜群に巧い…。

モーリスが出るときにいつも思うのは、望田先生のマイラーについての考察です。

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(内回りコースだった桜花賞シーザリオは)スタートそのものはよかったものの、2角までのダッシュでマイラーのラインクラフトデアリングハートに少し見劣ったために、外からデアリングハートに斜めに寄ってこられたときにズルッと後退

「ミルコ!ミルコ!ミルコ~!と叫んだけど前に入ってきやがった…」

福永祐一の代打で手綱をとった吉田稔が悔やんでも悔やみきれない2角の入り、あそこが明暗を分けたレースで、そこからはラインクラフトの後を追うように完ぺきに捌いて、内回りの短い直線を猛然と差してきましたがクビ差届かなかったところがゴールでした

今にして思えば、あのトリッキーなおむすびコースのマイル戦における数完歩のダッシュの違い、これこそがマイラーと中距離馬の違いというべきで、ラインクラフトは勝つべくして勝ったし、シーザリオは負けるべくして負けたというべきかもしれない

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視覚的、感覚的なものですがタイキシャトルダイワメジャーを知らない僕からすると、モーリスの走りを見ていると、「あぁ、トーセンラーヴィルシーナはマイラーではないな」ということを思い知らされます。
だからモーリスも、能力でGIIならばこなすかもしれないけれど、史上最高レベルに層の厚い現在の日本競馬で、天皇賞(秋)制覇、すなわち良く言われている「中距離制圧」というのは難しいのではないかと思っています。それでも、個人的に今日の走りを見て、天皇賞で無印にはできないなと感じました。

レインボーラインは、シンザン記念時からかなり注目していた馬で、「神戸新聞杯で◎を打ちたい」と思ってきました。ノーザンテースト≒Vice Regent4×4・5(Northern DancerとVictorianaが共通)とAlycidonでノーザンテーストを増幅しているのがポイントでしょう。今日は+10キロ、なかなか父産駒らしい成長をみせていますし、菊でも要警戒。

ヌーヴォレコルトは走ってはいるんですが、牡馬相手への限界をみたような気もしますね~。重い馬場がダメなことはないのでしょうが、古馬牡馬相手となると分が悪いのかもしれません。BCフィリー&メアターフは枠順と相手関係次第でしょう。

ヤマカツエースは、Kingmambo≒Ameriflora2×2ですから、一気に母父(グラスワンダー)のように、宝塚・有馬で勝負になる馬になるかなとも思っていましたが、現状はこのあたりが限界かというところ(十分なんですけどね)。

ダービーフィズはジャンポケ×マンカフェ(=マンハッタンフィズ)で今日みたいな我慢比べには強いですから、これくらいは走ってきて当然、ロジチャリスは出遅れてしまいましたが、想像以上にダメジャ×ロックオブジブラルタルという字面以上に綺麗なフォームで走る馬で、これはやっぱりBlushing Groomの影響なんでしょうかね、意外と東京の方が合うのかも。


北九州記念は、バクシンテイオーベルカントサクラバクシンオー産駒のワンツーでした。小倉1200mはサクラバクシンオー産駒が強いことで有名ですが、その原因はやはり父サクラユタカオー、曾祖父Princely Giftではないかと思います。サクラユタカオーはNasrullah3×4で、母系に入るととしては柔らかさ≒怠慢さを伝えることがあり、Princely Giftは前脚主導の走りをするので下り坂が得意であると考えられています。これは、下り坂のある京都外回りの長丁場、菊花賞天皇賞(春)でPrincely Giftを持つステイゴールドサッカーボーイが強く、ハーツクライが勝ち切れないということとも無関係ではないでしょう…と色々考える結果となりました。


●名繁殖イソノスワロー
土曜新潟1Rでは、ハーツクライ産駒のハートオブスワローが2戦目で初勝利を挙げました。母イソノスワローは、オークスイソノルーブルの娘で非常に優秀な繁殖牝馬です。イソノルーブルのナスキロ(NasrullahとPrincequillo)とFlaming Page≒Tom Foolを、デヒアの母Sister Dotで増幅させていることがポイントでしょう。ナスキロとTom Foolというのはどちらも非常に日本向きの血です。マイネルラヴを付けてもトラストワンを、アドマイヤマックスを付けてもモンストールを、スウェプトオーヴァーヴォードを付けてもラーストチカを、そしてハーツクライを付けてもハートオブスワローを輩出するのですから本当に素晴らしいです。オークス路線に乗ってきてもおかしくないのではと思っています。

●名牝系のマンカフェ×Storm Cat
土曜札幌5R(芝1500m)を制したのはマンハッタンカフェ産駒のレッドアンシェルでした。レッドジゼルレッドアルティスタの弟で、母スタイルリスティックはNathaniel(キングジョージ)=Great Heavens(愛オークス)の妹という良血馬。マンハッタンカフェ×Storm CatでRibot系のクロス(Tom Rolfe6×5)というのはショウナンマイティと同じ。前脚の可動域の小さいフォーム(今回は道悪だったために走法を変えていただけかもしれない)はRibotの影響に因るものと考えられます。ヒルノマテーラのようなイメージで、内回りでの一変を狙いたいタイプです。良馬場での走りを見てみないと何とも言えない感じではあります。

●重厚なディープ牡馬
日曜札幌5R(芝1800m)の新馬を制したのはディープインパクト産駒のディープウォーリアでした。Busted4×6・4という重厚な配合で、ディープ産駒の2歳でも気にしていた1頭。こういう欧血ベースの重厚な配合は牡馬の方が結果が出やすいのでしょう。母父デザートキングは1997年の愛2冠馬で、これも母系に流れるBusted→Bustinoの重厚なスピードで距離をこなしたのだろうと思われますが、デインヒル×Nureyevという配合で、こういうノーザンダンサー系のパワーを取り込むのはディープ産駒の必須条件。走りを見ても重厚で、クラシックは厳しいとは思いますが、長い目で見ていきたい馬です。

●ハービンジャーとしてはまずまずの配合
日曜小倉5R(芝1800m)を制したのはハービンジャー産駒のペルシアンナイトガーネットチャームファシーノオリエントワークスの半弟で、叔父にゴールドアリュールゴールスキーがいるニキーヤから広がる追分Fの牝系。ハービンジャー産駒は、Le FabuleuxかShareef Dancerをいじった配合で活躍馬が出ていますが、本馬は後者。ニキーヤの母、つまり本馬の3代母がNorthern Dancerとナスキロ(NasrullahとPrincequillo)とSickleを持っているので、ここがShareef Dancerと脈絡します。また、Flower Bowl≒Aureole6・7×7(HyperionとDonatelloとSon-in-Law)という底力のある重要血脈を継続交配しているのも魅力です。




【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
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『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

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2016年6月24日(金) 12:15 みんなの競馬コラム
【宝塚記念】血統考察 byうまカレ
閲覧 4,631ビュー コメント 0 ナイス 9

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
今週は春のグランプリ宝塚記念です。春のGI全てでコラムを書いてきましたが、ひとまずその集大成となります。今回も長いので、気になる馬or最後のまとめだけ読んでいただければと思います(笑)

注目を集めるドゥラメンテですが、
①ノーザンファームしがらきで着地検疫をした3頭の中(おそらく、ドバイ遠征をしたドゥラメンテリアルスティールラストインパクトの3頭か、今春遠征を敢行した堀厩舎のモーリスサトノクラウンドゥラメンテの3頭)で最もダメージを受けていたこと(堀調教師の共同会見より)
②レース前の初輸送
この2点が気になります。
②に関しては、ノーザンファームしがらきと美浦間の輸送は経験がありますが、毎回20キロほど体重が減るそうです。今回は金曜輸送ということですが、果たしてどれくらいの体重でパドックに出てくるか。

●右回りの爆発力、トニービンの再現性
ドゥラメンテは、左手前が得意、左回り<右回りである可能性が高いです。通常、左回りでは道中左手前、直線を右手前で走るはずです。右回りではその逆。過去の東京でのレースでは、残り1Fくらいまで右手前で走り、そこから左手前に手前を替えてさらに脚を伸ばしました。
一方、右回りの皐月賞では、道中右手前で走るので、得意の左手前を温存することができます。だからこそ皐月賞では温存していた左手前で走る直線であの爆発力ある末脚を使うことができたのでしょう。
中でも日本ダービーでは、サトノラーゼンに接触した2分4秒地点、残り375mあたりで左手前に替えたように見えます。そこから一気に突き放しましたし、デムーロ騎手も談話で「手前を替えてからの脚が凄かった」と話しています。
また、この馬はHornbeam(トニービンの母父)と牝祖パロクサイドの、NasrullahとHyperionによるニアリークロスを持っているので、東京の大一番で強かった種牡馬トニービンの再現性が高い配合で、非常に持続力があります。となると、ベストは左手前で持続力を活かせる「直線の長い右回り」である可能性が高く、「直線の長い右回り」のGIは存在しませんので、気が早いですが凱旋門賞の舞台(今年はシャンティイ)はベストパフォーマンスを出せる条件だと思っています。
アンビシャスリアルスティールといったライバルたちと、同じ休み明けでも骨折明けながら爆発力の違いを見せつけた中山記念、右前脚を落鉄しながら左手前一本で走り切り(恐らく)、欧州最強馬Postponedの2着となったドバイシーマクラシックはまさに地力の成せる業。道悪についても、トニービンが入る馬は後駆で走ることが多いので、さほど気にする必要はないでしょう。広いコース向きの走りだけれども、右回りならば、国内で負ける可能性は少ないとみます。

●阪神<京都、急坂<平坦
キタサンブラックは、500キロを超える大型馬で、母父はサクラバクシンオーですが、体質は非常に柔らかく、「フワッと」先行するスピードがあります。これは母系に入るサクラユタカオーやジャッジアンジェルーチの影響が大きいと考えられ、サクラユタカオーはPrincely Giftを通じるNasrullah3×4を持ち、ユタカオーの仔で本馬の母父であるサクラバクシンオーも母系に入ればこの軟質な体質を伝えます。菊花賞天皇賞(春)を制していますが生粋のステイヤーではなく、体質の柔らかさや、大きなフットワークによる燃費の良さで距離を持たせ、器用さを武器にしたレース巧者の中距離馬というべきでしょう。
好走する能力を持っていたこと、こちらが思っていた以上にブラックタイドのBurgcreleのスタミナが発現していること、スローペースになりやすい日本競馬において自分でレースを作れるレースセンスは評価すべきですが、セントライト記念と有馬記念大阪杯は展開が絶好、そして菊花賞北村宏司騎手の好騎乗、天皇賞(春)武豊騎手の絶妙なペース配分があったとはいえ、後続のプレッシャーが想像以上に少なったのも事実。
Princely Giftの血を引く馬に多く見られる、前脚の伸びが綺麗で、トニービンを引く馬とは反対でどちらかというと前駆で走るから、京都の下り坂適性は抜群です。でもそれは阪神替わりや、タフな馬場はマイナスだし、今年の3歳牡馬クラシックを見ても分かる通り、2000mと2400m、距離が長いほどスタミナが問われるかといえばそうではありません。人気必至ならば、やはりもう1度嫌ってみたいところです。

ドゥラメンテに次ぐ潜在能力
ドゥラメンテはもう名馬の域に達していますが、アンビシャスも相当な器です。血統をみると、究極の配合から、パワーとスタミナを伝える母父エルコンドルパサーに、母母カルニオラは1990年の凱旋門賞を制したSaumarezと3/4同血(父Rainbow Questと母母Fiesta Funが共通)で、「欧州的な重厚な血統」といえます。母はHyperion8・8・7・8・7×9・7・8・5、Nasrullah4×5だから、形としてはドゥラメンテと同じNasrullahとHyperionの斬れになっているともいえ、Hyperionが濃いので成長力も担保されています。
本来であれば、ズブくて重々しいタイプに出ても良いはずなのですが、重々しさを感じさせない馬体、軽やかなフットワーク、前向きな気性の持ち主で、この「字面の血統から逸脱したものが発現している」というのは大物に共通していることです(例えば、メジャーエンブレムも全兄がダート長距離馬だとは思えないほどのスピードが発現されていますよね)。
ディープ産駒らしい瞬発力もみせていますが、やや上がりの掛かる馬場の方がパフォーマンスは上がるはずで、だから週中の雨はプラスと考えて良いと思います。ただ、ラジオNIKKEI杯、産経大阪杯と内回りで結果を残しているものの、どちらかというと外回り向きなタイプ、また中山記念大阪杯ともに外枠で、周りに馬がいないと折り合い、内枠で馬群に入った天皇賞(秋)では終始掛かりっぱなしだったことを考えると、「周りに馬がいない方が折り合えるタイプ」の可能性もあり、その点で今回の内枠は気かがりではあります。

●何でもできる、サトノダイヤモンド
天皇賞(春)3着のシュヴァルグランは、ジャスタウェイマジックタイムのように、2・3歳時に「これは大物か⁉」というパフォーマンスをみせてから少々伸び悩み、古馬になって本格化というハーツクライ産駒らしい成長曲線を描いてきました。
ヴィクトリアマイルを連覇した半姉ヴィルシーナの他にも、ダノンシャンティや種牡馬Devil’s Bagらを輩出した名門Ballade牝系で、母のクロスを継続して自身はHalo≒Red God3×4・5・5、軟質なスピードを増幅させているので、サトノダイヤモンドのように器用さがあり、外回りでも内回りでもパフォーマンスは落ちずに何でもできるタイプです。母系にメジロのスタミナ血脈が入るモーリス然り、母父サクラバクシンオーキタサンブラック然り、母からスタミナ(≒持続力)を取り込んでいるからこそ一流マイラーが生まれ、母からスピード(によって前受けできる)を取り込んでいるからスタミナを活かすことができている。シュヴァルグランも、父のスタミナを母のスピードによって活かしているといえるでしょう。
天皇賞は負けて強しの競馬、どちらかというと上がりの競馬だったので、父のスタミナが活きたレースとはいえず、タフな馬場、急坂のあるコース替わりとなれば好走する可能性は高いですが、器用ということは勝ち切れないことと相似でもあるので、勝ち切るイメージは湧きません。

●馬場と揉まれない外枠はプラスに
サトノクラウンはすごい配合馬で、これだけで1記事かけてしまうほどなのです。Aの〇×〇というような単独のクロス、また62.5%程度に相似な血を持つ馬同士のクロスである「ニアリークロス」も効果を示しますが、たとえば、母母→母父→父と代を重ねながら重要な血脈を何本も継続的にクロスしていく、「組み合わせのクロス」もそれらに劣らない効果を示します。
サトノクラウンの場合は、各国で活躍馬を輩出している、ナスキロ(NasrullahとPrincequillo)とTom Fool的な血(Bull DogとPharamond)について、
・母母父Vettori
・母父Rossiniの父Miswakiの母Hopespringseternal
・母父Rossiniの母Touch of Greatness
・父ラストタイクーン
で、何代にも渡り継続クロスしており(母ジョコンダⅡはRossini≒Vettori1×2ともいえる)、さらに、ナスキロ+Tom Fool的な血+最強パワー血脈のWar AmiralとLa Troiennneという見方をすれば、ラストタイクーン≒Rossini2×2ともいえるすごい配合です。
こういう配合をすれば、サンデーサイレンスの力を借りずとも日本の芝中距離GIで勝ち負けできる馬が生まれるのです。絶対に種牡馬になってほしいです(笑)
 レースに関係することを書けば、昨年のダービーでドゥラメンテに勝つ馬がいるとすれば、ドゥラメンテよりも前で競馬をした時のサトノクラウンだけだ、と思い、昨年のダービーでは◎でした。天皇賞(秋)の大敗は体調面の問題、前走のクイーンエリザベス2世カップは、レース序盤でハナに立った後に馬群に包まれるなどチグハグな競馬で気性面が敗因だったと考えていますから、今回への影響は心配しないで良いように思います。また、堀厩舎は元々宝塚記念にはドゥラメンテを出走させる予定でしたし、タフな馬場だった京都記念→香港を使い、疲れが残っていれば出走させるはずがないのです。ただ1つの懸念を述べるとすれば、血統的にドゥラメンテアンビシャスよりも成長力に劣るかもしれないということです。それでもやはりダービーでのパフォーマンスをみると、この世代のNo.2はこの馬だと思いますし、狙ってみる価値はあると思います。

●衰えは感じないが、4歳世代と比べると
昨年の宝塚記念天皇賞(秋)を制したラブリーデイは、Ribot系のGraustark6×6などを持ち、母系にもRobertoが入るので肩が立っていて前脚の可動域が小さいです。母のダンスインザダークやトニービンのスタミナも伝わっていないわけではないですが、燃費の悪い走り方になるため距離は2000m前後がベスト。ただこの燃費の悪い走りというのは、「器用さ」とも相似なわけで、コーナリングが求められる内回りという条件は合っています。
厳しい流れの中3着を死守したジャパンカップ、重馬場で早め先頭から4着に粘り切った香港クイーンエリザベス2世カップも相当に強い競馬といえますが、どうも旬の短いタイプに思えるし、4歳勢と比べると1枚落ちる感は否めません。

●地力はトップクラス
トーホウジャッカルは体質が非常に柔らかく、この体質の柔らかさから、スピードの乗りがコーナー時より直線時の方がスムーズで、後述するタッチングスピーチとは別の意味での広いコース向き、かつ高速決着歓迎。この点を考慮すると昨年の宝塚記念4着は相当なパフォーマンス、地力の成せる業です。天皇賞(春)の一瞬伸び欠けて止まった走りは、まさに完調手前らしいといえ、中間が順調な今回は非常に楽しみです。潜在能力はメンバー中でもトップクラスで4歳のトップクラスと地力勝負でやりあえる数少ない先輩馬でしょう。しかし先述したように高速決着と広いコース向きという点がどうか。秋には無事にジャパンカップに出走してもらいたいのですが・・・。

●舞台、道悪適性は高く
ヤマカツエースキングカメハメハ×グラスワンダーという組み合わせですので、Kingmambo≒Ameriflora2×3(Raise a Native、Graustark=His Majesty、Northern Dancerらが共通)という名牝系に属する名種牡馬と名繁殖2頭の強力なニアリークロスになります。Kingmamboのパワーを増幅しているので内回りでこそというタイプで、道悪はプラス。初めて古馬の一線級との対戦になった京都記念も2着馬と差のない5着、前走の鳴尾記念は、開幕週で終始外を回されてはさすがに厳しく、内回りで道悪が濃厚のこの舞台は合っています。昨年のラブリーデイのような新星誕生があればこの馬だと思いますが、如何せん今年は同世代のライバルが強力なためどこまでやれるか。

●底力に疑問
ステファノスはSir Gaylord≒Secretariat6×6的緩さと、クロフネの頑強さのバランスが上手く結びつき古馬になって本格化。GIで好走した昨年のクイーンエリザベス2世カップは内枠からの出し抜け、天皇賞(秋)もスローペースによるものが大きくこのメンバーで道悪の宝塚記念を勝ち負けできる底力は感じません。

●得意の馬場と捲りで
マリアライトリアファルの3/4姉で、アンビシャスとは異なり母父エルコンドルパサー産駒らしい機動力と、この母らしいパワーが武器。昨年のマーメイドSや、潮来特別での捲りこそが本来の姿で、馬場が渋れば外回りでも牝馬のトップということはエリザベス女王杯で証明しています。良馬場の目黒記念での2着は地力の成せる業。舞台替わりと週中の雨は大歓迎で、善戦する可能性は高いとみますが、やはりこの4歳牡馬たちをまとめて差し切れるかというと疑問符が付く。

●一線級相手の内回りでは
タッチングスピーチは母リッスンが2007年のフィリーズマイル(GI、芝8F)を制している良血馬で、リッスンはBold Reason≒Never Bend3×4、母系もBetter SelfやEight Thirtyといったアメリカ血脈が流れるパワー型です。ディープインパクト産駒の中でもパワーに寄っているので週中の雨は歓迎ですが、テンのスピードがなく大飛びなので外回り向き。内回りのここで超一流牡馬相手となると相当な馬場悪化や、ハイペースなど外的要因が向いてほしいところ。

ラブリーデイのように
 鳴尾記念を制し、今年重賞を2勝しているサトノノブレスは、「重賞制覇→天皇賞(春)敗戦→鳴尾記念制覇」というローテが昨年のラブリーデイと非常に似ています。6歳になってもう一段階成長したのは、いかにも母父トニービン(Hyperion5×3・5)らしものといえます。ベガを輩出し散るアンティックヴァリュー牝系でも、RivermanやDraffic Judgeが入るのでパワーもあり舞台は合っているでしょう。4歳牡馬相手には厳しいと思いますが、人気がないなら抑えてみたい1頭ではあります。

【まとめ】
基本的にはハイレベル4歳勢の争いだとみる。
ドゥラメンテは道悪は苦にしない可能性が高く、右回りならば勝って渡仏する可能性が高いだろう。しかし、道悪適性、ダービーでの走り、堀厩舎の思惑などを考慮するとサトノクラウンにも食指が動く(私情入りまくり)。キタサンブラックは、馬場、阪神替わりはマイナスで、もう1度嫌ってみたい。アンビシャスは潜在能力ならドゥラメンテに次ぐものがあると思うし、血統的には時計の掛かる馬場はプラスで、成長力も高い。穴目では馬場&コースともに合っているマリアライトヤマカツエースのピンク帽2頭や、サトノノブレス


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)


「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

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執筆者:うまカレ(MYコロシアム>最新予想にリンク)

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サクラバクシンオーの口コミ


口コミ一覧

函館スプリントS 予想

 エスプレッソ 2024年6月9日() 05:14

閲覧 48ビュー コメント 0 ナイス 1

今週から函館が始まり夏競馬って感じですね

函館SSは荒れるイメージですが2021年は堅く決まったのかと思いきや札幌開催でした。
過去11年(札幌開催を除く10年)で単勝オッズ10倍以下の3頭で決着して事がないイメージ通り荒れることが多いレースです。

函館の1200mはスタートから約700mまでが上り勾配と言う特殊でタフなコースです。その為か斤量に恵まれた3歳牝系の好走が目立ちます。
また斤量の重い馬も好走が少ない事にも関係しているのかも知れません。

血統的にはロードカナロア産駒が初めて出走した2020年から2勝2着2回と優秀な成績を残しています。

サクラバクシンオーも父、母父として活躍しています。

その他の傾向としては、リボーを内包している馬が馬券によく絡んでいます。(カナロアもリボーのクロスあり)


予想

◎ ⑯ ゾンニッヒ
父はラブリーデイでリボーのクロスを持っている上に3代母の父がリボー系で深いところですがリーボーの多重クロスを持っていることになります。
昨年の青函Sの勝ち馬で、今回武豊騎手に戻るのも魅力です。


○ ⑬ ビッグシーザー
父はバクシンオー直仔のビッグアーサー、母の母はリボー系でビッグアーサーも深いところにリボーを内包しているのでこの馬もリボーのクロスを持っていることになるがどこ迄影響力があるかは不明です。
実績的には最上位クラスだと思います。
坂井騎手に戻るのもいいと思いますます。


▲ ④ サトノレーヴ
父ロードカナロアに母父サクラバクシンオーと、血統的にはこの馬が最上位だと思います。
ただ実績がまだ無いのと2枠は過去10回で1度しか馬券になっておらず、最後の直線が短い分スタート後の先行争いが激しくなる展開で、内目の枠は嵌れば有利、思い通りいかなければゴチャついて不利な枠だと思います。


△ ⑦ シュバルツカイザー
父はノーザンダンサー系でパワータイプのトライマイベストの系統ダークエンジェル、母方はゴリゴリの欧州血統で洋芝は必ずプラスだと思いますが、このクラスでスピード的に足りるか?問題はあります。


× ③ アサカラキング
2021年の勝ち馬ビアンフェと同じキズナ産駒ですが、2021年は札幌開催で翌年ビアンフェは函館の函館SSで16着に負けています。
前前走の阪神カップで逃げたウイングレイテストが2ハロン目10秒2、3ハロン目10秒6と1400mでこの馬の前走より速いラップで逃げていて外から被せられ内で行き場がなくなる可能性もあります。
無理に行けば3、5mの上り勾配でハナ争いをすることになり最後は止まる可能性も十分有ると思います。


× ⑤ オタルエバー
リボーのクロス有り

× ⑧ カルネアサーダ
洋芝適性は有ると思います

× ⑨ キミワクイーン
昨年の勝ち馬、カナロア産駒

× ⑩ ウイングレイテスト
斤量2キロ重いのがどうか?

× ⑫ ジュビリーヘッド
カナロア産駒

消 ⑪ ジャスティンスカイ
血統的に推せる所もなく過剰人気では?
前走は後傾ラップでの勝利、必ず前傾ラップになる今回はこの馬には向かないです。
距離に関係なく未勝利戦以外は全て後傾ラップでしか勝ったことがなく、前傾ラップで凡走してきたこの馬はここは厳しいと思います。

 エスプレッソ 2023年9月10日() 07:15
セントウルステークス 面白味の無い予想
閲覧 179ビュー コメント 0 ナイス 1

いよいよ秋競馬スタートですね。
しかも今年は本来の阪神開催で予想しやすいです(当たるかどうかは別ですが)

まず昨年までの中京開催と違う点として、距離適性が見られます。中京開催の3年間はマイルでも走れる千四が得意な馬が多く馬券になっていました。
一方、2019年までの阪神開催では千四は長いくらいのスプリンターが多く活躍していました。

血統でも中京はマイルから中距離でも走れそうな馬が好走していたのに対し、阪神ではサクラバクシンオーやエンドスイープなどスプリンター血統が強いイメージです。


予想
◎ ⑥ ビッグシーザー
父はサクラバクシンオー産駒のビッグアーサーでこのレースに強い血統で脚質的にも前目でレース出来るので開幕週にも向いていると思います。


◯ ⑤ ジャングロ
逃げもしくは2番手で行けるこの馬を本命にするかどうか迷いましたが血統的に2番手評価とします。父はヘイロー系の短距離型?だと思います。母方はダート色が強いイメージで少し評価を下げました。


▲ ⑫ ブトンドール
父はビッグシーザーと同じビッグアーサーなので血統に賭けて見ようと思います。


△ ⑧ アグリ
スプリント戦は勝ち星が無く、重賞成績も千四の阪急杯を1勝のみで人気を考慮すると妙味はないです。
血統的にもノーザンダンサーで固められた構成でこのレース向きではない気がします。


× ① ロンドンプラン
× ⑭ スマートクラージュ
× ⑮ モリノドリーム

消し⑩ ピクシーナイト
スプリンターズSを勝っているが、この年はすでにピークアウトした馬が多かった様に思います。スプリント戦はこの1勝のみで過剰人気だと思っています。
弱い馬ではないと思いますが、現状どこまで復活しているか判らず今回は見送ります。

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 エスプレッソ 2023年8月20日() 05:02
北九州記念 荒れることを願って!
閲覧 174ビュー コメント 0 ナイス 4

過去10年で単勝10倍以下の3頭で決着したのは2回、確率的にガチガチ率は20%と、ここは荒れることを期待して予想してみます。
(3連複フォーメーションで予想します)


◎ ② ボンボヤージ
小倉は3-1-0-2と巧者で着外になった2戦は稍重馬場、良馬場なら?
そして昨年の覇者、相手が揃うG1やG 2では足りないが得意なコースでこのメンバーなら昨年の再現も?

◎ ⑨ ママコチャ
さすがに1頭目ボンボヤージだけでは不安なので。
父クロフネ、母父キンカメなのでマイラーかと思いますが、前走が強い内容だったのでもう1頭の軸として。

◯ ⑦ クリノマジン
父はこのレースに強いサクラバクシンオーの血を引くビッグアーサー
コース適性も1-2-0-1となかなか

◯ ⑤ エナジーグラン
母父はサクラバクシンオー
コース適性も2-0-0-0

◯ ⑮ ジャスパークローネ
毎年のように絡む前走CBC賞の勝ち馬

◯ ④ サンキューユウガ
CBC賞2着馬で父ロードカナロア、母父サクラバクシンオー血統的にも面白そう。小倉リーディングの西村J。

▲ ① ストーンリッジ

▲ ⑯ スマートリアン

▲ ⑱ モズメイメイ
前走の様な奇跡的なスタートはきれないだろうが意外と逃げ馬が少なくそこそこ前に行けるなら?一応抑えで。

②⑨ー④⑤⑦⑮ー①⑯⑱ このフォーメーションで行ってみたいと思います。

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