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関東では中山から東京に舞台が移り、日曜メインにサンケイスポーツ賞フローラステークス(21日、GⅡ、芝2000メートル)が行われる。2着までにオークス(5月19日、東京、GⅠ、芝2400メートル)の優先出走権が与えられる重要前哨戦で、新緑の府中で乙女たちの決戦が繰り広げられる。
2戦2勝のクリスマスパレード(美浦・加藤士津八厩舎)が一歩リードしている。新馬戦で好発進を決めると、続く同じ中山の水仙賞も完勝。ラストの急坂で2着馬を引き離し、エンジン性能の違いを示した。初の左回りへの対応が鍵になるが、好位からレースを運べる操縦性の高さは開幕週の馬場傾向にマッチするだろう。陣営が早くからオークスを意識していた期待の星が、デビュー3連勝で樫の舞台へ乗り込む。
アドマイヤベル(美浦・加藤征弘厩舎)は新馬戦(1着)、百日草特別(3着)、フリージア賞(2着)とデビューから3戦連続で左回りを経験。トップギアに入ってからの脚勢には見どころがあり、牝馬限定戦なら比較上位の存在といえる。
カニキュル(美浦・菊沢隆徳厩舎)の前走・フラワーC(6着)は4カ月ぶりでパドックから気負いが見られた。まともなら巻き返してくるだろう。
新馬戦で鮮やかに差し切り、不良馬場の若竹賞でも3着と崩れなかったトロピカルティー(美浦・林徹厩舎)、クローバー賞優勝とメンバーでただ一頭、オープンを勝っているコスモディナー(美浦・伊藤伸一厩舎)、未勝利戦を勝ったばかりだが、ホープフルS優勝馬ドゥラエレーデの半妹バロネッサ(美浦・田中博康厩舎)なども大舞台へのチケットを狙う。
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