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近年、その存在感をおおいに示しているのがスクリーンヒーローで、直仔では産駒初出走となった2015年にミュゼエイリアンが7番人気で勝利をつかみ、小雨が降るなか施行された2022年には4番人気のピースオブエイトが逃げ切り勝ちを収めている。なお、2022年2着ベジャール、2023年2着ノッキングポイントと後継種牡馬モーリスの産駒も上位を賑わせており、2022年はスクリーンヒーローの直系がそろって好走する興味深い結果でもあった。
ほか、2011年以降はディープインパクトの直系が、2016年と2022年を除けば少なからず1頭以上が3着以内に好走。2012年と2020年、2021年においては1~3着までを独占している。2022年には母がディープインパクトの姪にあたるドゥラドーレスが3着に好走していたので、今後は近親や後継種牡馬など所縁ある馬の動向も注視すべきだろう。
トラジェクトワールは、父モーリス×母シャイントレイル(母の父ヴィクトワールピサ)。同産駒は22年ベジャール、23年ノッキングポイントと目下2年連続で2着に好走しているが、前者とは東京芝1800mからの臨戦にも共通点を見出せる。96年秋華賞を勝ったファビラスラフインから広がりをみせる一族で、前走セントポーリア賞では1番人気に支持されていたほどの期待馬。気性面での難しさはあるものの、巻き返す余地は充分にある。
ニュージーズは、父リアルスティール×母ミュージカルウェイ(母の父Gold Away)。父は好相性を示すディープインパクトの直仔で、現役時は全4勝を芝1800mで挙げたスペシャリスト。本馬は15年に優駿牝馬や秋華賞を勝ったミッキークイーンの半弟となるが、姪のブレイディヴェーグが23年エリザベス女王杯でG1馬となり、同じく姪のミッキーゴージャス、甥のエピファニーが重賞ウィナーになるなど、昨今の一族の勢いは瞠目に値する。
【血統予想からの注目馬】
⑤トラジェクトワール ⑩ニュージーズ
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