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ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はフェアリーS2024・血統予想をお届けします!
シンプルながらもサンデーサイレンスの直系が有力で、とくにブラックタイド、ディープインパクト、オンファイア全兄弟の産駒が幅を利かせている。前2者においては後継種牡馬の産駒も活躍が目立ち、2019年3着グレイスアン(父ディープブリランテ)、2021年1着ファインルージュ(父キズナ)、2022年3着ビジュノワール(父キタサンブラック)、2023年1着キタウイング(父ダノンバラード)が挙げられる。
ほか、冬の中山で施行される重賞ということもあり、基本的にはパワーや底力を強調できるタイプが狙い目。過去には2015年ノットフォーマル(父ヴァーミリアン)、2016年ビービーバーレル(父パイロ)とダートで実績を残した種牡馬の産駒も勝ち馬として名を連ねており、2017年1着ライジングリーズンにおいてはブルーコンコルドの姪にあたる続柄だった。
テリオスサラは、父ロジャーバローズ×母アルジェント(母の父Shamardal)。新種牡馬である父は好相性を示すディープインパクトの直仔で、近親にジェンティルドンナがいる血統背景の持ち主。底力という観点では欧州の名牝Miesqueの全妹にあたる4代母Massaraatの血脈を評価しやすく、同一族ではテルツェットやフォルコメンが中山マイル重賞で好走している。父の粘り強さをアシストするような母系の血統構成はタフな中山向きだろう。
キャットファイトは、父ディスクリートキャット×母フラマブル(母の父パイロ)。同産駒は総じてダート向きに出る馬が多いものの、オオバンブルマイを筆頭に芝の一線級として活躍する馬も珍しくない。むしろ、そういったタイプが存在感を放つレースでもあり、ダート色の強い母の父も種牡馬として16年1着ビービーバーレルを出している。本馬はアスター賞で中山芝1600mの2歳コースレコードを更新。同様の競馬ができれば勝ち負けになる。
ティンクは、父ダイワメジャー×母オーレリアズベル(母の父Lemon Drop Kid)。同産駒は世代限定戦に強いことで知られるが、本競走でも12年1着トーセンベニザクラなど3頭が好走。また、「父サンデーサイレンス系×母の父Kingmambo系」となる配合も「3-1-1-2」と相性がよく、直近では22年1着ライラックが該当する。前走赤松賞は不得手な瞬発力勝負で持ち味の粘りを活かせなかったので、中山への舞台替わりで改めて見直したい。
【血統予想からの注目馬】
⑪テリオスサラ ⑨キャットファイト ⑤ティンク
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