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JRA初の4歳(現在の3歳)限定ダート重賞として誕生し、のちに歴代のダート王者となる馬たちが熱戦を繰り広げてきた。第2回(1997年)のタイキシャトル、第5回(2000年)のアグネスデジタル、第10回(2005年)のカネヒキリといった歴史的名馬クラスが多数優勝しており、その後も第20回(2015年)のノンコノユメ、第21回(2016年)のゴールドドリーム、第25回(2020年)カフェファラオといった勝ち馬が、古馬G1を制する躍進を遂げている。第7回(2002年)は地方船橋所属のヒミツヘイキが中央勢を一蹴し、多くの競馬ファンをアッと驚かせた。2024年には東京ダービーの前哨戦として大幅にリニューアルを果たし、京都ダート1900mの舞台で新たな歴史を歩み始めている。
1996年のダート競走体系の整備にともなって創設された、JRA初となる4歳(現在の3歳)限定のダート重賞。格付けはG3。当初は秋の中山開催を中心に行われていたが、2001年に6月の東京開催に繰り上げられ、7月に大井競馬場で開催されていたジャパンダートダービー(現在のジャパンダートクラシック)を占う意味でも見逃せない重要な一戦となった。その後、2024年に全日本的なダート競走の体系整備の一環として、施行時期を4月下旬、施行場を京都ダート1900mに移し、3歳ダート三冠競走の第2戦にあたる東京ダービーの前哨戦に位置付け。毎年のように、世代トップクラスのダート巧者が集い、ハイレベルなレースが展開されている。
1986年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第29回 |
2024年4月27日
京都
ダ1900m
|
ラムジェット
栗
牡3 三浦皇成
佐々木晶
|
第28回 |
2023年6月18日
東京
ダ1600m
|
ペリエール
美
牡3 C.ルメール
黒岩陽一
|
第27回 |
2022年6月19日
東京
ダ1600m
|
ペイシャエス
美
牡3 菅原明良
小西一男
|
第26回 |
2021年6月20日
東京
ダ1600m
|
スマッシャー
栗
牡3 坂井瑠星
吉岡辰弥
|
第25回 |
2020年6月21日
東京
ダ1600m
|
カフェファラオ
美
牡3 D.レーン
堀宣行
|
第24回 |
2019年6月16日
東京
ダ1600m
|
ワイドファラオ
栗
牡3 福永祐一
角居勝彦
|
第23回 |
2018年6月17日
東京
ダ1600m
|
ルヴァンスレーヴ
美
牡3 M.デムーロ
萩原清
|
第22回 |
2017年6月18日
東京
ダ1600m
|
サンライズノヴァ
栗
牡3 戸崎圭太
音無秀孝
|
第21回 |
2016年6月19日
東京
ダ1600m
|
ゴールドドリーム
栗
牡3 川田将雅
平田修
|
第20回 |
2015年6月21日
東京
ダ1600m
|
ノンコノユメ
美
牡3 C.ルメール
加藤征弘
|
第19回 |
2014年6月22日
東京
ダ1600m
|
レッドアルヴィス
栗
牡3 蛯名正義
安田隆行
|
第18回 |
2013年6月16日
東京
ダ1600m
|
ベストウォーリア
栗
牡3 戸崎圭太
石坂正
|
第17回 |
2012年6月3日
東京
ダ1600m
|
ストローハット
美
牡3 福永祐一
堀宣行
|
第16回 |
2011年6月4日
東京
ダ1600m
|
アイアムアクトレス
栗
牝3 秋山真一郎
長浜博之
|
第15回 |
2010年6月6日
東京
ダ1600m
|
バーディバーディ
栗
牡3 松岡正海
池江泰郎
|
第14回 |
2009年6月6日
東京
ダ1600m
|
シルクメビウス
栗
牡3 田中博康
領家政蔵
|
第13回 |
2008年6月7日
東京
ダ1600m
|
ユビキタス
美
牡3 安藤勝己
鈴木伸尋
|
第12回 |
2007年6月2日
東京
ダ1600m
|
ロングプライド
栗
牡3 武豊
小野幸治
|
第11回 |
2006年6月3日
東京
ダ1600m
|
ナイキアースワーク
栗
牡3 横山典弘
大久保龍
|
第10回 |
2005年6月4日
東京
ダ1600m
|
カネヒキリ
栗
牡3 武豊
角居勝彦
|
第9回 |
2004年6月5日
東京
ダ1600m
|
トップオブワールド
栗
牡3 四位洋文
藤岡健一
|
第8回 |
2003年6月7日
東京
ダ1600m
|
ユートピア
栗
牡3 安藤勝己
橋口弘次
|
第7回 |
2002年6月1日
東京
ダ1600m
|
ヒミツヘイキ
地
牡3 左海誠二
岡林光浩
|
第6回 |
2001年6月2日
東京
ダ1600m
|
ナスダックパワー
栗
牡3 江田照男
石坂正
|
第5回 |
2000年9月30日
中山
ダ1800m
|
アグネスデジタル
栗
牡3 的場均
白井寿昭
|
第4回 |
1999年10月2日
中山
ダ1800m
|
ゴールドティアラ
栗
牝3 田中勝春
松田国英
|
第3回 |
1998年10月3日
中山
ダ1800m
|
ウイングアロー
栗
牡3 南井克巳
工藤嘉見
|
第2回 |
1997年10月4日
東京
ダ1600m
|
タイキシャトル
美
牡3 岡部幸雄
藤沢和雄
|
第1回 |
1996年9月28日
中山
ダ1800m
|
シンコウウインディ
美
牡3 岡部幸雄
田中清隆
|
第1~5回(1996~2000年)は9月下旬~10月上旬。第6~17回(2001~2012年)は6月上旬。第18~28回(2013~2023年)は6月中旬~下旬。第29回(2024年)以降は4月下旬に開催されている。
施行場所:京都ダート1900m(右回り) 出走資格:3歳 1着賞金:3700万円 負担重量:馬齢重量
1996年 | 中山ダート1800m、4歳(現在の3歳)、定量、混合競走、指定交流競走、G3(国内独自)、「ユニコーンステークス」として創設1位入線のバトルラインは進路妨害により10着に降着 |
1997年 | 施行場を東京ダート1600mに変更 |
1998年 | 施行場を中山ダート1800mに変更 |
2001年 | 施行場を東京ダート1600m、負担重量を別定に変更 |
2003年 | ユートピアが東京ダート1600mのコースレコードを更新 |
2007年 | 格付け表記をJpn3に変更 |
2009年 | 国際競走に指定、国際G3に格付け8位入線のシンゼンオオジは進路妨害により15着に降着 |
2010年 | 「タイキシャトルメモリアル」の副題を付して実施 |
2013年 | 「サマージョッキーズシリーズ」の対象競走として実施 |
2020年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の対象競走として実施 |
2024年 | 施行場を京都ダート1900m、負担重量を馬齢重量に変更 |