ナミュール(競走馬)

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ナミュール
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ナミュール
写真一覧
現役 牝5 鹿毛 2019年3月2日生
調教師高野友和(栗東)
馬主有限会社 キャロットファーム
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績16戦[5-3-2-6]
総賞金43,655万円
収得賞金25,520万円
英字表記Namur
血統 ハービンジャー
血統 ][ 産駒 ]
Dansili
Penang Pearl
サンブルエミューズ
血統 ][ 産駒 ]
ダイワメジャー
ヴィートマルシェ
兄弟 ヴェスターヴァルトラヴェル
市場価格
前走 2024/05/12 ヴィクトリアマイル G1
次走予定

ナミュールの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/05/12 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 156102.528** 牝5 56.0 武豊高野友和 452
(--)
1.32.3 0.533.8⑬⑬テンハッピーローズ
24/03/30 アラ 7 ドバイターフ G1 芝1800 16--------2** 牝5 55.0 C.デムー高野友和 --1.45.9 0.0----ファクトゥールシュヴァル
23/12/10 香港 7 香港マイル G1 芝1600 14--------3** 牝4 55.5 W.ビュイ高野友和 450
(--)
1.34.5 0.4----ゴールデンシックスティ
23/11/19 京都 11 マイルCS G1 芝1600 1681617.351** 牝4 56.0 藤岡康太高野友和 454
(0)
1.32.5 -0.033.0⑭⑮ソウルラッシュ
23/10/21 東京 11 富士S G2 芝1600 12563.811** 牝4 55.0 J.モレイ高野友和 454
(+6)
1.31.4 -0.233.8⑧⑧レッドモンレーヴ
23/06/04 東京 11 安田記念 G1 芝1600 1861229.9916** 牝4 56.0 横山武史高野友和 448
(-4)
1.33.3 1.934.5⑮⑮ソングライン
23/05/14 東京 11 ヴィクトリア G1 芝1600 166114.227** 牝4 56.0 横山武史高野友和 452
(+4)
1.32.8 0.633.5⑩⑨ソングライン
23/02/05 東京 11 東京新聞杯 G3 芝1600 168153.722** 牝4 56.0 横山武史高野友和 448
(0)
1.31.8 0.034.0⑤⑤ウインカーネリアン
22/11/13 阪神 11 エリザベス杯 G1 芝2200 186117.335** 牝3 54.0 横山武史高野友和 448
(+2)
2.13.7 0.736.1⑧⑩⑧⑪ジェラルディーナ
22/10/16 阪神 11 秋華賞 G1 芝2000 16483.322** 牝3 55.0 横山武史高野友和 446
(+20)
1.58.7 0.134.0⑨⑨⑩⑨スタニングローズ
22/05/22 東京 11 優駿牝馬 G1 芝2400 18487.143** 牝3 55.0 横山武史高野友和 426
(0)
2.24.3 0.434.0⑧⑨⑨⑨スターズオンアース
22/04/10 阪神 11 桜花賞 G1 芝1600 188183.2110** 牝3 55.0 横山武史高野友和 426
(-4)
1.33.2 0.333.7⑬⑫スターズオンアース
22/03/05 阪神 11 チューリップ G2 芝1600 15462.211** 牝3 54.0 横山武史高野友和 430
(0)
1.33.2 -0.233.9⑦⑧ピンハイ
21/12/12 阪神 11 阪神JF G1 芝1600 188172.914** 牝2 54.0 C.デムー高野友和 430
(-10)
1.34.0 0.233.6⑬⑰サークルオブライフ
21/11/21 東京 9 赤松賞 1勝クラス 芝1600 9778.041** 牝2 54.0 三浦皇成高野友和 440
(+2)
1.33.8 -0.333.0⑤⑤パーソナルハイ
21/09/11 中京 4 2歳新馬 芝1600 10443.021** 牝2 54.0 川田将雅高野友和 438
(--)
1.39.0 -0.333.3スコールユニバンス

ナミュールの関連ニュース


昔「ラブアタック」というTV番組があった。

日曜朝10時から放送した恋愛バラエティ番組で、面白いが内容はものすごくくだらない番組だった(笑)。毎週一人の女性(かぐや姫)と、その女性に愛の告白をする男性4~5人が出場し、カップルが成立するか否かを見守るという内容だった。

なぜこんな番組を家族揃ってTVを見る日曜朝に放送したか? とか、なぜ勝者の賞品が“スイスの高級腕時計ラドー”なのか?(この番組以外にラドーが賞品の番組を見たことがないし、店舗でラドーを見たことも一度もない)とかツッコミどころ満載だが、小学生の頃のら~り家はこの「ラブアタック」をなぜか家族全員で見た(笑)。

番組は2部構成で、前半は体力自慢の男性がゲームを競い勝者一人が告白権を得て、後半は一発芸や歌披露などをして全員告白できる。後半の歌披露では司会の上岡龍太郎氏が「◯◯大学の○○君が、かぐや姫に捧げるその歌は! △△さんの□□、はりきって、どうぞ!」というのが習わしだった。

のら~り家では前半の部で誰が優勝し告白権とラドーを手にするか、そして後半戦では誰がかぐや姫を見事射止めるか予想するのが常で、暗黙の了解で家族4人はそれぞれ別の男性を指名した。

全くどうでもいい話だが(笑)当時、後半戦で私が好んで指名したのは“ちょっぴり残念”な男性。歌を歌わせても今ひとつ、自己PRをしても今ひとつ。でもなんだか良くわからないが「かぐや姫への情熱」だけは人一倍強く、空回りする男性ばかりいつも応援していた(笑)。そんな情熱にほだされて「カップル成立のくす玉」ボタンを押すかぐや姫もいれば、不成立の「奈落の底ボタン」を押すかぐや姫もいた。古き良き昭和の時代の、美しくも馬鹿げた番組の一つだった。

さて、ラブアタック・後半戦で私が推したのは「ちょっぴり残念」な男性だが「ちょっぴり残念」といえば競馬だ。そして、今週日曜に行われるG1オークスは「ちょっぴり残念」な馬たちにチャンスが巡ってくるレース。今週の金言を紹介しよう。

曰く「オークス桜花賞でちょっぴり残念だった馬」。

たとえば、昨年オークス2着のハーパー桜花賞4着。一昨年3着のナミュールは1番人気の桜花賞で10着。2017年優勝のソウルスターリング桜花賞3着と、桜花賞から着順を上げここで好走した馬は少なくない。

スウィープフィート桜花賞4着。桜花賞オークスの距離差は800mあるが、2つのレースの関連性は極めて強く、桜花賞を良い脚で追い込んだ馬がオークスで綺麗に差し切るシーンはこれまで何度も見てきた。ゴール前同様の展開になり、舞台が変われば着順がゴッソリ入れ替わる。それが競馬だ。

ラブアタックの初代司会・横山ノックさんも、私が見た時代の司会・上岡龍太郎さんもこの世を去り、その後の司会を努めた和田アキ子さんも最近TVで見る機会は減った。またあの、くだらなくも何かホッコリするような昭和的TV番組を見てみたい気がする……。

【ヴィクトリアマイル2024】重賞レースおさらい帳 幸せの薔薇、春の府中に乱れ咲き! テンハッピーローズが脅威の末脚で大波乱を演出 2024年5月13日(月) 13:00


ナミュールvsマスクトディーヴァ

戦前から二強対決と目されていた今年のヴィクトリアマイル。共に直線における末脚をセールスポイントにしている馬で、ここに至るまでに示してきたスケール感も明らかに他馬より大きなものであった。

形成されたオッズも2頭が完全に抜け出す形で、あとはどちらが強いのか、どんなガチンコ対決を見せてくれるのか、そういった興味や期待を多くのファンが抱いていたと思う。

そう、最後の直線を迎えるまでは。


レースの流れは予想以上に苛烈なものとなった。

確固たる逃げ馬がコンクシェルくらいしかいないと思われたメンバー構成であったが、近い脚質を持つフィールシンパシースタニングローズが彼女の楽逃げを許さない。その直後ではフィアスプライドも前へプレッシャーを与え続け、最初の2F通過は22秒7。ここ10年の中でも最速タイとなるペースを経て直線を迎えることとなった。

こうなれば、中団で虎視眈々と追走していたマスクトディーヴァと、出遅れて後方にいたナミュールにとってはありがたい展開。強靭な末脚が活きるためのお膳立てが整う中で、あとは自分たちの走りをするだけだった。


そして実際に、"彼女"は女王に相応しい威力の末脚をもって、観衆の視線を一手に集める主役となった。豪快にして鮮烈。戦前のファンの期待通り、もしくはそれ以上と思える迫力で、あっという間に先頭へと躍り出たのだ。


だが、多くのファンにとって予想外だったのは、"彼女"が鹿毛でも黒鹿毛でもなく、栗毛の馬だったこと。

鞍上が、数々の大レースを制してきたキャロットファームでも社台レースホースでもない勝負服を身に纏っていたこと。

そして、目の前で圧勝劇を演じようとしている馬が、2倍台のオッズで並んでいた二強のいずれかではなく、200倍台のオッズを付けていたブービー人気馬であったことだった。

テンハッピーローズ

戦前はほとんど注目を集めていなかった伏兵中の伏兵が、圧倒的強者の走りでゴールへと飛び込んでいた。


G1に駒を進めてはいたものの、これまで重賞すら勝ったことのなかったテンハッピーローズ

キャリアのほとんどが1400m戦ということもあり、マイルのG1で勝ち切るというシーンを想像できた方はそう多くないだろう。

だが血統的には父エピファネイア、母父タニノギムレットと、クラシックホースの血を引いている馬。2~3歳時にはアルテミスS、フェアリーS、チューリップ賞と王道を歩んでいたこともある。

だが、王道での大成を阻んだのは自身の気性。行きたがる面が強く、それを抑えて競馬での結果に繋げるには、1400mにまで距離を短くするしかなかった。血統やフィジカルの面ではマイルは十分にこなせる条件だったが、メンタル面で結果が出しにくい馬だったのだ。

それが今回想定以上にペースが流れたことで、これ以上なく完璧に折り合って脚を溜めることができた。自身の難しい部分を早々に封じ込めることができれば、あとは得意の左回りでのびのびと走るだけ。結果的にG1の厳しいペースが、本馬の潜在能力を解き放つ鍵になったと言えるかもしれない。

この勝利をもって本馬をどれほど評価していいのか、現時点でははっきりと決めかねる部分が多いが、”ハマって勝った”にしてはやたらとインパクトのある勝ち方だった。これをきっかけに覚醒状態が続くのか、それとも元のパフォーマンスレベルに収束していくのか、いずれにせよ次走の走りに大きな注目が集まることになる。


勝ち馬には抵抗できなかったものの、先行勢総崩れの中を踏ん張ったのが2着のフィアスプライド

前走の中山牝馬Sでは不本意な結果になったものの、今回のメンバーの中では上位の能力を持つということを改めて印象付けた。

この馬もやや紙一重な気性の持ち主で、スタートや追走面での危うさも抱えるだけに、勝ち馬同様にG1の流れがフィットした部分があったのかもしれない。今後は緩い流れでもしっかりと結果を残せるかどうかがステップアップの鍵となる。


これに続く形でなんとか3着を確保したのが、二強の一角マスクトディーヴァ

無難なスタートから道中は中団に付け、直線も伸びてくる雰囲気はあったが、外にいたドゥアイズの徹底したブロックと、直線で進路を切り替えてきたウンブライルサウンドビバーチェの動きにより、進むべき道が完全に塞がれてしまった。その後は内に進路をとって目立つ伸びを見せていただけに、惜しまれる結果と言える。

今年に入ってからの3戦はいずれもどこか不本意な部分があり、昨秋のように思う存分伸び切るというレースができていないが、個人的にはやはりマイルは少し短いように思えるし、やや大味なタイプである分、道中や直線で俊敏な立ち回りを要求されるような形も合わなそう。もう少しゆったりと運べる条件ならば大きく変わってきそうなので、この後の反撃に期待したいところだ。


もう一方の二強・ナミュールはスタートの大出遅れも響いて8着。レースの流れは悪くなさそうだったが、近走で見せていた豪快な末脚は鳴りを潜めた。

戦前から不安材料として挙げられていた海外帰りの厳しいローテと難しい調整過程により、どこか心身ともに乗り切らない面があったように思える内容で、力負けでないのは確かだろう。

しっかりと時間をかければ立て直しは十分に可能だろうし、一時期よりもマイラーっぽさが薄れ、距離の融通も利くようになっているようにも映る。その分レースの選択肢も幅広そうで、今度はどこであの末脚を見ることができるのか楽しみは尽きない。


馬券的には相当に難しいレースだったが、G1であっても時にはこんな決着もある。

テンハッピーローズで言えば、1週前追い切りの内容が絶好だったし、筆者が残している前走・阪神牝馬Sのメモにはこう書いてあった。

”外差し傾向強まる中で内から見せ場。左回りベストでハマれば上位進出可能”

ここまで書いていてなぜ無印なのか。メモをバットに巻き付けて、予想時の自分を思う存分殴ってやりたい。嗚呼。

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【ヴィクトリアM】津村明秀騎手が男泣き 14番人気テンハッピーローズでついにつかんだGⅠ初制覇 2024年5月13日(月) 05:00

津村明秀(38)=美・フリー=騎乗の14番人気テンハッピーローズが中団追走から直線で鋭く伸びて快勝、人馬ともにGⅠ初制覇を飾った。勝ちタイム1分31秒8(良)。単勝配当2万860円はGⅠ史上4番目の記録となった。1馬身1/4差の2着はフィアスプライド。1番人気のマスクトディーヴァは3着、2番人気のナミュールは8着に敗れた。



デビュー21年目の仕事人が大波乱を巻き起こした。48度目のJRA・GⅠ挑戦となった津村騎手が、14番人気のテンハッピーローズを巧みに導き、人馬ともにGⅠ初制覇。中団後方をリズムよく追走し、抜群の手応えで直線へ。ラスト1ハロンを切ったあたりで先頭に立ってゴール板を駆け抜けると、鞍上は拳を何度も高く突き上げた。

「無我夢中でした。直線がすごく長く感じて、必死に追っていました。左回りのほうがいいと分かっていたので、この馬の末脚を信じて4コーナーまでうまくいけばと思っていて、最高の形で直線を迎えられました」

ようやく手にしたGⅠタイトル。目に涙を浮かべ、声を震わせながら喜びをかみしめた。「よく苦労しているといわれますが、ただ自分の苦労が足りなかっただけだと思っています。もう勝てないかもしれないと思うときもありましたが、諦めては駄目だと頑張ってきました。まだまだジョッキー人生は続きます。また勝ってウイニングランがしたいですね」。

殊勲のベテランが「生きがいです」と話す愛妻と小学5、3年生の愛息は、サッカーJ1鹿島アントラーズの試合観戦で競馬場には不在。それでも、「間違いなく家族の支えが一番大きく、いつも応援してくれていました。帰ったらみんなを抱きしめたいです。パーティーです。早く帰りたいです」と笑顔を見せた。

ブービー人気ながら鮮やかなGⅠ制覇に高柳大調教師も驚きを隠せなかった。「信じてはいましたが、本当に勝ってくれるとは…。ここを勝つために長い時間をかけて、競馬を教え込んできました。調整はすごくうまくいって、いい状態で出せると思っていたので、もっと注目してほしかったですけどね」と笑みを浮かべる。今後は未定だが、陣営の努力が実り、大輪の花を咲かせた6歳牝馬。この勝利は今後につながっていくに違いない。(三浦凪沙)

テンハッピーローズ 父エピファネイア、母フェータルローズ、母の父タニノギムレット。栗毛の牝6歳。栗東・高柳大輔厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。馬主は天白泰司氏。戦績24戦6勝。獲得賞金2億6885万3000円。重賞は初勝利。ヴィクトリアマイルは津村明秀騎手、高柳大輔調教師ともに初勝利。馬名は「冠名+幸福+母名の一部」。

■津村 明秀(つむら・あきひで) 1986(昭和61)年1月5日生まれ、38歳。千葉県出身。美浦・鈴木伸尋厩舎所属から2004年3月6日デビュー。同期は川田将雅藤岡佑介吉田隼人ら。初勝利は同月21日中京6R(マグマヴィーナス)。1年目は8勝を挙げて民放記者クラブ賞(新人賞)を受賞。07年8月からフリーに。17、20年にフェアプレー賞受賞。JRA通算1万1237戦653勝(12日現在)。重賞は18勝。168センチ、51キロ。

★アラカルト

津村明秀騎手 初騎乗で勝利。JRA・GⅠは48回目の騎乗で初勝利。これまでの最高は19年オークス秋華賞ジャパンC(いずれもカレンブーケドール)の2着。JRA重賞はフラワーCミアネーロ)以来で今年3勝目、通算18勝目。

高柳大輔調教師 今年出走の2頭を含む管理馬3頭の出走で初勝利。前回は23年(サウンドビバーチェ)の5着。JRA・GⅠは21年チャンピオンズCテーオーケインズ)以来で、通算2勝目。JRA重賞は23年サンスポ杯阪神牝馬Sサウンドビバーチェ)以来で、通算6勝目。

エピファネイア産駒 今年出走の2頭を含む4頭の出走で初勝利。これまでの最高は22年(デアリングタクト)の6着。JRA・GⅠは桜花賞ステレンボッシュ)以来で今年2勝目、通算9勝目。JRA重賞も桜花賞以来で今年7勝目、通算21勝目。

◆馬主…天白泰司氏 所有馬初出走で勝利。JRA・GⅠは2頭の出走で初勝利。前回は23年ホープフルSテンエースワン)の13着。JRA重賞も15頭の出走で初勝利。これまでの最高は本馬による20年アルテミスSの3着。

◆生産者…社台ファーム 08年(エイジアンウインズ)以来で、通算4勝目。JRA・GⅠはNHKマイルC(ジャンタルマンタル)に続く今年3勝目、成績公報に生産牧場を掲載するようになった1986年以降、通算102勝目(他にJ・GⅠを3勝)。JRA重賞もNHKマイルCに続き今年11勝目。

◆払戻金 単勝⑨2万860円、馬連②⑨9万3690円、馬単⑨→②30万3260円は、当レースの式別ごとの最高払戻金額を更新。

◆単勝14番人気馬の勝利 初めて。

◆関西馬の勝利 22年(ソダシ)以来で、通算は関西馬11回、関東馬8回。

◆6歳馬の勝利 15年(ストレイトガール)以来で、通算2回目。

◆馬番⑨の勝利 初めて。

★売り上げ、入場人員

ヴィクトリアマイルの売り上げは165億8032万9700円で前年比90・6%。12日の東京競馬場の入場人員は3万7619人で同83・3%だった。

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【ヴィクトリアM】ナミュール、出遅れ直線勝負も見せ場作れず8着 武豊騎手「最後までジリジリという伸び」 2024年5月13日(月) 04:56

昨年のマイルCSの勝ち馬でドバイからの帰国初戦となったナミュールは、見せ場すら作れず8着に敗れた。スタートで1馬身ほど遅れ、後方からの競馬。直線勝負に懸けたが、いつものような鋭い伸び脚は見られず。発馬五分でも結果は同じだっただろう。この日にJRA通算4500勝を達成した武豊騎手は「結果を出せずに残念。初めて乗ったので比較はできませんが、追い出してから切れる脚を使えず、最後までジリジリという伸びでした」と悔しさをにじませていた。

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【ヴィクトリアM】ナミュールは直線で伸びを欠き8着 武豊騎手「結果を出せずに残念です」 2024年5月12日() 18:58

5月12日の東京11Rで行われた第19回ヴィクトリアマイル(4歳以上オープン、GI、芝1600メートル、牝馬、定量、15頭立て、1着賞金=1億3000万円)は、津村明秀騎手のテンハッピーローズ(6歳、栗東・高柳大輔厩舎)が中団後方から直線で一気に差し切り人馬ともにGI初制覇を果たした。タイムは1分31秒8(良)。

昨年のマイルCS覇者ナミュール(2番人気)は、スタートで出遅れ後方2番手の位置で直線の勝負に入ったが、追い出されてからの反応はイマイチで8着までが精いっぱい。この日、JRA通算4500勝を達成した武豊騎手は2009年ウオッカ以来15年ぶりの勝利はならなかった。

武豊騎手「結果を出せずに残念です。初めて乗ったので比較はできませんが、追い出してから切れる脚を使えませんでした。最後までジリジリという伸びでしたし、本来の決め手が出なかったです」

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【ヴィクトリアマイル2024】14番人気テンハッピーローズが大金星!津村明秀騎手は嬉しいG1初勝利 2024年5月12日() 16:00

12日の東京11R・ヴィクトリアマイル(G1、芝1600m)は、津村明秀騎手騎乗の14番人気テンハッピーローズが鮮やかな差し切り勝ちを決め、波乱の決着となった。

テンハッピーローズは前半600m33秒8の流れを後方4番手で追走。4コーナー手前から徐々にポジションを押し上げていき、直線残り400m付近で鞍上のゴーサインが出ると鋭く反応。先に抜け出したフィアスプライドを外から一気に交わし去り、先頭でゴールを駆け抜けた。勝ちタイムは1分31秒8(良)。デビュー21年目の津村明秀騎手は、嬉しいG1初勝利となった。

2着には好位からレースを進めた4番人気フィアスプライドが入り、1番人気マスクトディーヴァがインから懸命に伸びて3着を確保。2番人気に推されたナミュールはスタートで出遅れたうえ、直線でも伸びを欠き、8着に終わっている。

勝利騎手インタビューに臨んだ津村騎手は、開口一番「やりましたー!」と絶叫。勝利の感想を聞かれると、「最高すぎますね。なかなかG1に手が届かなかったんですが、ここまで頑張ってきたことが実ってよかったです。スタートから4コーナーまで思い描いていた以上にうまくいって、あとはどれだけ伸びるか、という感じでした。(勝利の瞬間は)信じられない気持ちで訳がわからなかったです」と、興奮気味に語った。
最後にファンへのメッセージを求められると、「やっと(G1を)勝ちましたけど、これで終わりじゃなく、さっきの声援をまた浴びたいので、また勝ちたいです。これからも頑張ります」と、今後の更なる活躍を誓っていた。

勝ったテンハッピーローズは、父エピファネイア、母フェータルローズ、母父タニノギムレットという血統の6歳牝馬。栗東・高柳大輔厩舎の管理馬で、生産者は社台ファーム。馬主は天白泰司氏。通算成績24戦6勝。

■払戻金
単勝 :9   20,860円(14番人気)
複勝 :9   1,950円(14番人気)
    2   320円(4番人気)
    6   130円(1番人気)
枠連 :2-5  11,100円(24番人気)
馬連 :2-9  93,690円(71番人気)
ワイド:2-9  15,840円(72番人気)
    6-9  5,380円(44番人気)
    2-6  470円(3番人気)
馬単 :9-2  303,260円(158番人気)
3連複:2-6-9 43,750円(101番人気)
3連単:9-2-6 916,640円(1007番人気)

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香港マイル(シャティン芝1600m)
世界のマイル王、ゴールデンシックスティの動向に世界中の注目が集まっています。明けて8歳(南半球生産馬は8月1日に加齢)の老雄は昨季4月30日チャンピオンズマイルを圧勝後に休養。今季は一度も使われることなく、香港マイルにぶっつけという異例のローテーションとなりました。このローテーションを敢えて執ったのか、取らざるを得なかったのか。

今季節開幕直後、ゴールデンのC.ホー調教師にローテーションを確認したところ、自信なさげに語っていたことを今更ながら思い出します。
「明けて8歳、人間でいえば自分と同じくらいの年寄りなんでエンジンのかかりが遅いのは仕方ない。ゆっくり仕上げていってこれまでと同じようにトライアルのジョッキークラブ・マイルから本番に迎えればいいんだけど……」

しかし、11月19日のトライアルにゴールデンの姿はありませんでした。香港ジョッキークラブは陸続きの広東省広州市郊外に、放牧用の外厩として従化トレーニングセンターを持っています。しかしゴールデンは従化に放牧されることもなく、シャティン競馬場内厩で舎飼い。夏のシーズンオフを過ごし仕上げを急いできました。香港には騎手が勝負服を着て行われる実戦形式の調教、バリヤトライアルがあり、出走直前に本追い切りとして使われています。ゴールデンはこのバリヤトライアルを開幕から3本を消化しただけ。仕上がりが万全とはとても、とても考えられません。ゴールデンには大きな死角あり、と見ています。

昨年のこのレースで4歳ながらゴールデンを破ったカリフォルニアスパングルですが、その後はゴールデンに2戦2敗。ゴールデン不在の今季こそ世代交代の狼煙を上げるものと期待されながら、今季開幕早々に鞍上をめぐって大騒動が勃発しました。今季初戦のシャティントロフィーを前に主戦だったZ.パートンがカリフォルニアを捨てて、ビューティーエターナルを選んだのです。エターナルは昨季、Z.パートンが鞭を執って10戦7勝、クラス4からプレミアカップで重賞ウィナーの上り詰めた上り馬です。Z.パートンはこの馬の将来性にかけて、実績上位のカリフォルニアを捨てたのです。

カリフォルニアのA.クルーズ調教師はこれに激怒、公然とZ.パートンは誤った選択をしたと非難し、気の強いZ.パートンも猛烈に反論。A.クルーズ調教師はカリフォルニアにH.ボウマンを迎え、因縁のシャティントロフィーを軽快に逃げ切って大いに面目を施しました。しかし、そのH.ボウマンが落馬負傷のため、遺恨レース第2幕のジョッキークラブ・マイルでは愛弟子、M.チャドウィックが騎乗。逃げながらエターナルに差されて5頭立ての4着と逆襲に遭ってしまいます。
ここ香港マイルで復讐を果たさんとA.クルーズ調教師は欧州からあのC.スミヨンを招きました。この遺恨対決第3幕はゴールデン復活なるかどうか、が今年の香港マイルの大きな焦点となっています。

さて、日本からはダノンザキッドセリフォスソウルラッシュナミュールディヴィーナの5頭が名乗りを上げました。これまで最多の出走頭数です。しかし、香港マイラー陣はスプリンター以上のレベルを誇り、10年で8勝。その厚い壁を破ったのは2015年モーリスと2019年アドマイヤマーズの2頭だけです。今年の5頭からモーリスアドマイヤマーズに比肩しうる馬はどうやら見当たりません。この中では4歳秋にしてようやく本格化、マイルチャンピオンシップでは並みいる牡馬を一蹴して悲願のG1ウィナーとなったナミュールが香港3騎に最も肉薄できると見ています。

明日はラストの香港カップの展望。乞う、ご期待!

(写真提供:HKJC)


★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースの香港国際競走4レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。


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2023年11月24日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】今年は東スポ杯以上に京都2歳Sに注目!/ジャパンカップ展望
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マイルCSは最終的に本命にしたナミュールが勝利。当日乗り替わりで一瞬不安になったが、改めてレースを見直すと2戦目の赤松賞では溜めるレースをして強烈な末脚を繰り出していた。藤岡康太騎手ならこれまでと異なる面を出してくれるかも…と期待を持ちつつ、人気がみるみる落ちて行くのを眺めていた。

結果としては展開や馬場を考えると、むしろ乗り替わりがプラスに働いた面もあった。ムーア騎手だったならば、恐らく早めに動いてしまい、勝ち切ることはなかっただろう。展開や馬場、そして当日のジョッキー変更など、様々な巡り合わせによって成し遂げられた、待望のG1制覇だった。

先週はもうひとつ、出世レースとして注目された東京スポーツ杯2歳ステークスが行われたが、こちらは平凡な内容。近年と比べるとメンバーレベルも低く、今年は出世レースにはならないかもしれない。むしろ今週末の京都2歳ステークスの方に素質馬が揃った。

オールナットシンエンペラーなどのキャリア1戦組に加えて、パワーホールホウオウプロサンゲなどキャリア2戦以上の組も充実している。今年の2歳世代の出世レースは、京都2歳ステークスになるかもしれない。

それでは今週末の注目馬を。

~今週末の注目馬~

今週末はもちろんジャパンカップから。

ダノンベルーガ(モレイラ騎手)

注目はダノンベルーガ&モレイラ騎手。
天皇賞(秋)は伸びあぐねたが、結果的には溜める競馬で距離延長に向けて…と考えれば悪い内容ではなかった。モレイラ騎手はとにかく芝の中長距離に強く、レーベンスティールセントライト記念を勝利し、ゼッフィーロアルゼンチン共和国杯を勝利、菊花賞でもタスティエーラを2着に持ってきている。もともとダノンベルーガは世代屈指の能力上位馬。陣営も当初からジャパンカップを目標にしてきたフシがある。ハーツクライ産駒が強いレースでもあり、そろそろ巻き返しが怖い。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。

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2023年5月28日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年05月28日号】特選重賞データ分析編(360)~2023年安田記念
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G1 競馬法100周年記念 農林水産省賞典 安田記念 2023年06月04日(日) 東京芝1600m


<ピックアップデータ>

【“前年以降の、JRAの、G1のレース”において“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった経験の有無別成績(2017年以降)】
○あり [4-6-6-30](3着内率34.8%)
×なし [2-0-0-48](3着内率4.0%)

 ビッグレースを主戦場としてきた馬が中心。2017年以降の3着以内馬18頭中16頭は、前年以降のJRAG1で“着順が5着以内、かつ4コーナー通過順が9番手以内”となった実績のある馬でした。G2・G3や重賞以外のレースにおけるパフォーマンスを高く評価されている馬は強調できません。

主な「○」該当馬→ジャックドールセリフォスソダシナミュール
主な「×」該当馬→ガイアフォースレッドモンレーヴ


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“東京の、重賞のレース”において“着順が1着、かつ上がり3ハロンタイム順位が5位以内”となった経験がある」馬は2017年以降[5-6-6-24](3着内率41.5%)
主な該当馬→セリフォスソダシレッドモンレーヴ

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2023年1月29日() 15:00 伊吹雅也
【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年01月29日号】特選重賞データ分析編(343)~2023年東京新聞杯
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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

■【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7321


<次週の特選重賞>

G3 東京新聞杯 2023年02月05日(日) 東京芝1600m


<ピックアップデータ>

【血統別成績(2017年以降)】
○父がヘイルトゥリーズン系種牡馬 [5-6-3-35](3着内率28.6%)
○父がキングカメハメハ系種牡馬 [1-0-3-14](3着内率22.2%)
×父がキングカメハメハ系・ヘイルトゥリーズン系以外の種牡馬 [0-0-0-21](3着内率0.0%)

 血統に注目したい一戦。2017年以降の3着以内馬18頭は、いずれも父にキングカメハメハ系種牡馬かヘイルトゥリーズン系種牡馬を持つ馬でした。主要な父系に属する種牡馬の産駒を重視するべきでしょう。

主な「○」該当馬→シュリファルコニアマテンロウオリオン
主な「×」該当馬→ナミュールピースワンパラディプレサージュリフト


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「前走のコースが国内、かつ前走の着順が1着・前走の1位入線馬とのタイム差が0.4秒以内」だった馬は2017年以降[5-4-3-22](3着内率35.3%)
主な該当馬→ピースワンパラディプレサージュリフト

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2022年11月18日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】キャリアを重ねながら一気に本格化するモーリス産駒/マイルCS展望
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エリザベス女王杯は大外枠のジェラルディーナが突き抜けて完勝。連続開催のAコースに加えて雨が降ったことで一気にタフ化&外伸び化した馬場を利して、勝ち馬以下、外を回した組が上位を独占した。

2着ライラック、同着のウインマリリン、4着アカイイト、5着ナミュールまでいずれも2ケタ馬番&外を回したことが好走に繋がった。逆に外枠から内にこだわったルビーカサブランカは実にもったいなかった。残念ながら6着に敗れたデアリングタクトはむしろ健闘といっていい内容で、次走以降に希望を持たせた。

勝ったジェラルディーナは父モーリス、そして母はジェンティルドンナ。血統背景からもデビュー時から注目を集めていたが、4歳秋を迎えてようやく本格化。前走のオールカマーで待望の重賞初制覇を果たすと、一気にG1も射止めてみせた。

考えてみればモーリス自身も早期から期待を集め2歳重賞でも1番人気に支持されるほどだったが、結局3歳シーズンは目立った活躍をできず、本格化は4歳になってから。怒涛の7連勝で春秋のマイルG1に加えて香港マイル、さらにはチャンピオンズマイルを制し、5歳秋には天皇賞(秋)香港カップと中距離G1タイトルを獲得した。

産駒も父に近い成長曲線をたどることが多く、ピクシーナイトは3歳春から活躍したものの、NHKマイルCでは見せ場なく敗れ、G1を制したのはやはり秋になってから。ジャックドールもクラシックには間に合わなかったものの、怒涛の5連勝で金鯱賞を制し、今後のさらなる活躍が期待されている。

これから…という意味ではラーグルフも注目の存在。ホープフルS3着と2歳時から素質の一端を見せたものの、クラシックでは出番がなく、ココからが本番といったところだろう。来年の今ごろは中距離重賞、あるいはG1戦線に再度乗ってきているかもしれない。

最近は休養を挟み目標へ向けて調整するパターンが主流になっているが、使いつつ力をつけて行く「反主流のモーリス産駒」の活躍には今後も期待したい。

~マイルCS展望

では、いつも通り最後は週末の注目馬で締めたい。今週末はマイルチャンピオンシップ。注目馬はコチラ。

ソウルラッシュ松山弘平騎手)

注目はソウルラッシュ&松山騎手。
春の安田記念では13着と大敗を喫しているが、有利な外枠から内に入れてしまい、3コーナー、さらに直線で再三の不利を受けてのもので度外視OK。もともと急坂コース向きのパワータイプで、重賞を制している阪神芝1600mはベスト条件だろう。荒れ馬場も向いており、前走から騎乗する松山騎手もソツがなく、外国人騎手相手でも互角の戦いを挑める。人気は中穴程度に留まりそうだが、好勝負になる。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2022年11月10日(木) 10:00 くりーく
くりーくの中間調教チェック エリザベス女王杯2022
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



11月13日(日)阪神11R 第47回エリザベス女王杯(3歳以上G1・牝・芝2200m)

【登録頭数:23頭】(フルゲート:18頭)


<前走:秋華賞出走馬>(中3週)

スタニングローズ(1着、488kg(±0kg))<C>
この中間も坂路での調整。走りやすそうな馬場で行われた1週前追い切りでは、硬さが見られ前走時ほどの迫力がなく、上積みまではどうか。

ナミュール(2着、446kg(+20kg))<A>
前走は+20キロと馬体が増えていて、坂路での動きもやや重かった。この中間も坂路で追い切られているが、1週前追い切りでは迫力満点で力強く坂路を駆け上がる姿をアピール。前走からの上積みはかなり大きい。

ライラック(10着、432kg(-2kg))<B>
休み明け3戦目で今回も輸送が控えるが、この中間も長めから3本好タイムを計時、1週前には強めに追われて好時計をマークした。小柄な馬でこれだけ追えているだけでも、出来が良い証。




<前走:府中牝馬S出走馬>(中3週)

イズジョーノキセキ(1着、466kg(+6kg))<A>【優先出走馬】
追い切りではやや重さが残る動きだった前走を勝利。この中間、1週前追い切りでは初コンビを組むルメール騎手が騎乗して追われることはなかったが騎乗で追われたが、持ったままで楽に先着と出来は前走以上。

アンドヴァラナウト(3着、448kg(+14kg))<C>
馬体重の増減が大きい馬で、前走+14キロも馬体が戻っただけで、パドックではトモが寂しく細く映った。この中間は、1週前追い切りはCWで強めに追われて好時計をマークしている。ただ、日曜日の坂路での追い切りがいつもよりも軽めになっているあたりからすると、ちょっと強くやり過ぎたか。

クリノプレミアム(8着、496kg(+12kg))<C>
1週前は単走で動きは悪くなかったが、ここ2戦と比べると追い切りの時計が控えめ。あまり経験のない関西への輸送があるので、いつも通りではない点がマイナスになりそう。

アカイイト(10着、528kg(+16kg))<E>
昨年の勝ち馬で府中牝馬Sからのローテーションも一緒。相当大柄な馬で、昨年も今年も府中牝馬Sではかなり太く余裕がある馬体だった。昨年と違う点は、前走後の追い切り内容。府中牝馬S後に坂路でビシビシと強めに追われて好時計を連発していた昨年に対し、今年は馬なりでの調整のみとなっている。時計も平凡な内容のみで、明らかに昨年とは調整過程が異なっている。

ローザノワール(15着、476kg(+2kg))<C>
もともと追い切りでは速い時計の出る馬だが、1週前追い切りでは坂路で一杯に追われて好時計。ただ動きのほうに目を向けると、スピードが勝ったタイプとの印象はぬぐえず、初距離の2200mは長い感じがする。




<前走:オールカマー出走馬>(中6週)

ジェラルディーナ(1着、464kg(+6kg))<B>
この中間もCWで好時計が出ていて出来は変わりなく良さそう。ただ首が高めの走りで時計ほど終いの伸びはない感じ。

ウインキートス(3着、476kg(+2kg))<D>
昨年と同じオールカマーからの参戦も、1週前追い切りではいつもは使わないPコースでの追い切り。ここにきて、いつもと違う調整過程での仕上げはプラスにならない。

デアリングタクト(6着、484kg(+4kg))<A>
休み明けの前走時は単走での調整ばかりだったが、この中間は1週前に3頭併せで追い切られ、終い抜かせない勝負根性を示して良い動きを披露していた。前走を叩いての上積みが感じられる。




<前走:クイーンS出走馬>(3ヶ月半)

テルツェット(1着、436kg(+4kg))<C>
昨年同様クイーンSを勝っての参戦。1週前追い切りでは南Wで併せ馬で追われたが、終い伸びきれておらず、物足りない動きに感じられた。

ルビーカサブランカ(4着、474kg(-2kg))<D>
追い切りでは好時計が出て、併せ馬で先着することも多い馬だが、この中間は併せ馬での遅れが多い。1週前追い切りでも、軽量の見習い騎手が騎乗しているにもかかわらず、動きが重くモタモタした感じで、良い時の状態にはなさそう。




<前走:その他のレース出走馬>

ウインマリリン札幌記念:3着、488kg(+12kg)3ヶ月)<B>
札幌記念からの参戦で、この中間はかなり乗り込まれている。時計も優秀で出来は良さそう。ただ、関西圏での競馬は実績がなく割引。

フィオリキアリ札幌記念:8着、458kg(+8kg)3ヶ月)<D>【除外対象馬】
除外対象で、間隔が空いている割に乗り込み量が少なすぎる。

ウインマイティー京都大賞典:3着、486kg(+2kg)中4週)<B>
この中間もDPコースでいつも通りの調整。叩き2戦目での上積みも期待できそう。

ピンハイ(西宮S:1着、414kg(+12kg)中3週)<C>
前走では馬体が増えていたがそれでも小柄な馬で、この中間も坂路での時計は物足りない。上積みはあまり期待できそうにない。

マジカルラグーン(ヨークシャーオークス:5着、3ヶ月)<C>【外国馬】
外国馬でこの中間は速い時計は出していない。最終追い切りを芝コースで追われ、そこで良い動きを見せてくるようなら押さえたいところだが。

ホウオウエミーズ(新潟牝馬S:1着、448kg(±0kg)中2週)<A>
関東馬で、南Wコースで追われた1週前には、大外を手応え抜群に通って、併走相手を楽に突き放してみせた。前走勝ちの勢いそのままに、ここも出来良く迎えられそう。

ソフトフルート(新潟牝馬S:7着、502kg(+18kg)中2週)<D>【除外対象馬】
前走時馬体が大きく増えていた割に、この中間は金曜に馬なりでの追い切り1本。上積みは感じられない。

シャムロックヒル(新潟牝馬S:9着、510kg(+4kg)中2週)<C>【除外対象馬】
休み明け2戦目で、1週前追い切りでは好時計マークも、追われてからの反応がまだ鈍い。

サンテローズ(関ケ原S:1着、510kg(+10kg)中5週)<B>【除外対象馬】
この中間も坂路で好時計。速い時計を出す厩舎だが、動きも力強く出来は引き続き良さそう。

コトブキテティスアルゼンチン共和国杯:12着、444kg(±0kg)連闘)<D>【除外対象馬】
先週出走で、パドックでは好馬体を見せていた。ただ軽ハンデであの結果では、ここに入っても厳しい。



※今回このコラムでの中間の状態からの推奨馬は、ナミュールイズジョーノキセキデアリングタクトホウオウエミーズの4頭をあげておきます。



◇今回は、エリザベス女王杯編でした。
エリザベス女王杯過去10年の連対馬を、ローテーションから見てみると最も間隔が空いていた馬が2020年勝ち馬のラッキーライラックで3ヶ月。その他の馬たちは、中6週以内にレースを使われていて、古馬は府中牝馬S勢が中心(10頭)、オールカマーが3頭の状況。3歳馬に関しては、秋華賞経由がほとんどで5頭、鳴滝特別からが1頭という結果になっていました。春からの休み明けで使ってくる馬が多くいる天皇賞(秋)秋華賞とは違い、前哨戦を一度使われて本番に臨んでくる馬が多い菊花賞に似た感じの傾向があるレースという印象です。
調教に関しては、連対馬20頭のうち、1週前に強めに追われていた馬は11頭、馬なりでの調整は9頭。そして最終追い切りに関しては、強めに追われていた馬が6頭、馬なりでの調整が14頭という内訳に。さらに過去10年の勝ち馬のみに絞って見てみると、1週前に強めに追われていた馬5頭、馬なり5頭、最終追い切りを強めに追われていた馬2頭、馬なり8頭となっています。
この結果から見えてくる、勝ち馬に向いている理想的な調整は、1週前に強めに追われて直前は馬なりで余裕を持たせた内容、ということになりそうです。なお、過去10年の勝ち馬の中で、最終追い切りで強めに追われていたクイーンズリングアカイイトに関しては、1週前、最終追い切りともに前走時から時計がガラリと良化し、明らかに変わり身が感じられるデキとなっていました。直前で強めに追われてきている馬に関しては、前走時の調教内容を上回っていることが条件となりそうです。
そして今年は、海外調教馬が1頭出走予定ですので、過去の外国馬の調教内容に関しても少し触れておきます。調べてみるとこのレースを連覇したスノーフェアリーは、2年連続京都の芝コースで追い切られていました。ダートコースで追い切られていたその他の外国馬は見せ場なく敗れていますので、外国馬に関してはレースと同コースで好内容の調教が行われていた場合に好走可能性ありとみて良いのかもしれません。
最後に今年の出走予定馬を見てみても、過去10年同様に秋華賞、府中牝馬S、オールカマーといった前哨戦を使われて本番に臨む馬が半分以上を占めており、上記ローテーション・データに当てはまる馬の好走が期待できそうです。予想の参考の一つにしていただければと思います。

👑今年のエリザベス女王杯は、競馬を最後まで愛されていたエリザベス女王陛下も日本の空の上から楽しんで頂ける、そんなレースになるのではないかと思っています。



エリザベス女王杯出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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ナミュールの口コミ


口コミ一覧
閲覧 51ビュー コメント 1 ナイス 3

東京 11Rヴィクトリアマイル(G1)
◎:6枠 10番 ナミュール
◯:4枠 6番 マスクトディーヴァ
△:2枠 2番 フィアスプライド
△:3枠 4番 コンクシェル
△:3枠 5番 ウンブライル

人気を二分した所長◎のナミュールが出遅れる波乱を予感させる幕開けとなったこのレース。もう一頭の人気馬マスクトディーヴァも直線半ばまで出る所がないように蓋をされた窮屈なレースになりました。その中で中団から馬なりで上がってきたのがテンハッピーローズ。津村騎手に代わってから馬が一変した馬で、今回も騎手の意思が通じたかのような走り。最後は突き抜けて単勝万馬券の馬で人馬共にG1

初制覇を飾りました。ただ嵌っただけでは説明がつかない勝ち方で、次走も人気人はならないでしょうから、状態次第では要注意の一頭になりました。

 2着には唯一先行馬で残ったフィアスプライド。直線は伸びるコースにうまく入りましたが、内から迫るマスクトディーヴァを抑えるのがやっと。勝ち馬を褒めるしかありませんが、この馬も力は発揮できたと思います。

 3着マスクトディーヴァは行くところを蓋される苦しい展開。それでもコースを見つけてインから伸びてきましたが、3着がやっとでした。これで評価を下げる内容ではなく、次走は巻き返してきそうです。

 所長◎のナミュールは出遅れが全て。次走も改めて狙いたいと思います。

 shu008 2024年5月14日(火) 06:27
ヴィクトリアマイル予想
閲覧 55ビュー コメント 0 ナイス 2

ナミュール惨敗8着、優勝はテンハッピーローズ、AI予想がまた的中!
これからの予想AIが主流になり、予想屋お払い箱になりそうです、恐るべしAI!

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 たぶお統括本部長 2024年5月13日(月) 21:21
今週の推奨馬+先頭の◎成績
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《今週の推奨馬》

★土曜日・東京10R・高尾特別(4歳以上2勝クラス芝1400m)
・エリーズダイヤ
前走は4月に昇級初戦で今回と同じ東京芝1400mの平場戦を僅か0.1秒差2着に好走。
前2~4走はダートで好走していて久々の芝だったが、何の問題もなく好走した。
引き続き同じ舞台なら当然勝ち負け必至。

★日曜日・京都9R・愛宕特別(4歳以上2勝クラス・ダート1800m)
・コンティノアール
前走は4月に長期休養明け2戦目で阪神ダート1800mの宝塚市制70周年記念を3着に好走。
前々走の休み明けが7着だから着実に状態を上げてきている。
何と言っても昨年はUAEダービー3着して、取り消しになったがケンタッキーダービーにまで駒を進めた実力馬。
叩き3戦目で更に上積みが見込めるので勝ち負け必至。

《先週の推奨馬成績》
★土曜日・東京9R・国分寺特別
7着アンリーロード

★日曜日・京都9R・白川特別
1着メイショウゲキリン
単勝160円
複勝110円

★日曜日・東京12R・BSイレブン賞
3着バグラダス
複勝210円

これで今年の推奨馬成績は
成績・〔10.13.6.13]
勝率・0.238
連対率・0.547
複勝率・0.690

単複回収率(42戰)
単勝・80.4%(3380円)
複勝・97.3%(4090円)
総合・88.9%

《先週の重賞レース◎成績》

★京王杯SC(GⅡ)
6着トウシンマカオ

★ヴィクトリアマイル(GⅠ)
8着ナミュール

これで今年の重賞◎成績は
成績・〔14.14.5.23〕
勝率・0.250
連対率・0.500
複勝率・0.589

単複回収率(56戦)
単勝・90.8%(5090円)
複勝・92.3%(5170円)
総合・91.6%

《先週の重賞以外のメイン◎成績》

★信濃川特別
1着シーウィザード
単勝310円
複勝140円

★都大路S
2着アルナシーム
複勝150円

★弥彦S
11着ケイアイセナ

★栗東S
2着サンライズフレイム
複勝130円

成績・[11.8.4.32]
勝率・0.196
連対率・0.339
複勝率・0.410

単複回収率(56戦)
単勝・60.0%(3360円)
複勝・65.8%(3690円)
総合・62.9%


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コメント一覧
5:
  HELPRO   フォロワー:3人 2023年11月19日() 16:38:39
最後方から付いて行くだけで偶然G1勝てるのだから笑っちゃう結果。藤岡が勝たせて貰えた事で佑介が如何にボンクラかの証明になった。縁故人間がG1勝たせられるのだから最低のG1だったのは良い証拠。
4:
  HELPRO   フォロワー:3人 2023年11月19日() 15:48:56
最低のヤラセ競馬。しかも裏開催の愚弟。明日からは人の馬でしか勝てなくなる。これでリバティアイランドは後のG1勝ち決定だ。
3:
  HELPRO   フォロワー:3人 2023年6月4日() 16:28:11
お前、まだ居たの。親お陰の足りない鞍上は自分の技術も分かってない超下手クソ!

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2024年5月12日ヴィクトリアマイル G18着
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2023年11月19日 マイルチャンピオンS G1 1着
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