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ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は共同通信杯・馬場の有利不利、教えます! をお届けします!
土曜日の東京芝のレース結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
東京競馬場はDコース開催の3週目。この中間は月曜日から火曜日にかけて、雪と雨で28.5ミリの降水が観測された。だが、その後は好天に恵まれたこともあって、雪と雨のダメージはほぼ解消。土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。
ちなみに、土曜日早朝のJRA測定含水率は、ゴール前15.3%、4角18.0%。前週の日曜日よりも1~2%ほど高かった。その一方で、クッション値は9.4。前週の日曜日は9.3だったので、中間の悪天候の影響が軽微であることがうかがいしれる。
メインR・クイーンC(3歳牝馬限定G3・芝1600m)の決着時計は1分33秒1と、過去10年で2位タイにランクされる好水準。条件~OPクラスの芝1400~1600m戦における1着馬は、みな上がり3Fタイム33秒5以下でフィニッシュしている。測定値以上に軽めのコンディションとみて差しつかえない。
土曜日の芝競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は、3、1、5、7、10、11番手とバラエティ豊富。ただ、内寄りの伸びがガクンと落ち込んだわけではなく、極端な外差し傾向は発生していない。仮柵を頼る逃げ・先行型の分が悪くなりつつある、という程度の認識でいいだろう。
日曜日の天気は午後から下り坂(11日7時の時点)。ただ、予報通りであれば雨が降ったとしても、量はそれほどでもなさそう。馬場に深刻な影響を与えるほどではないものと思われる。まとまった雨さえ降らなければ、前日と大差ない馬場コンディション、状況になりそうだ。
となれば、優先すべきは最後までしっかり脚を使えそうなタイプだろう。そのなかでも、速い上がりが出やすいコンディションであることを考慮して、近2走内に上がり3Fタイム33秒台以下を記録、かつ上がり3Fタイム順位1位で1着となった経験がある馬を重視したい。
共同通信杯の出走メンバーで、要点(近2走内実績)を満たしているのは、①ベラジオボンド、③フォスターボンド、④ミスタージーティー。よって当欄では、この3頭を狙いどころとして推奨する。
【馬場予想からの注目馬】
①ベラジオボンド ③フォスターボンド ④ミスタージーティー