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2日に行われたGI大阪杯(阪神競馬場、芝2000メートル)を制した武豊騎手(54)=栗東・フリー=は、競馬界のレジェンドらしく記録ずくめのVとなった。
54歳0カ月19日でのJRA・GI制覇は、岡部幸雄元騎手が2002年の天皇賞・秋(シンボリクリスエス)で記録した53歳11カ月27日を塗り替える、JRA史上最高齢でのGI制覇。また、JRA史上最年少のGI制覇記録も、武豊騎手が保持(1988年菊花賞スーパークリーク=19歳7月23日)しており、息長く最前線で活躍するトップジョッキーの存在感を遺憾なく発揮した。50代になってからのGIは4勝目で、これは岡部元騎手に肩を並べる数字。
JRA・GIは80勝目で、自信が持つ歴代最多記録を更新して、区切りの大台に乗せた(2位のクリストフ・ルメール騎手は43勝)。
また、大阪杯のVは8度目。もちろん同レース最多で、GI昇格後は2017年のキタサンブラックに次ぐ2度目の勝利となった。昇格以前には1988年フレッシュボイス、90年スーパークリーク、93年メジロマックイーン、97年マーベラスサンデー、98年エアグルーヴ、14年キズナとそうそうたる名馬で勝利を飾っている。