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【中山グランドJ】林騎手、アップでJ・GI初V!

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【中山グランドJ】林騎手、アップでJ・GI初V!

 第17回中山グランドジャンプ(18日、中山11R、J・GI、障害4歳上オープン国際、定量、4250メートル=直線芝、1着本賞金6500万円 =出走15頭)レース史上最多の競走中止5頭という波乱の戦いを制したのは4番人気アップトゥデイトで、重賞初制覇がJ・GIとなった。騎乗した林満明騎手(48)=栗・フリー=はデビュー30年目でのJ・GI初制覇。タイム4分46秒6(良)は、2004年のこのレースでブランディスがマークした4分47秒0(良)を0秒4更新するレコード。大差(1秒7差)の2着に5番人気ソンブレロ。昨年の覇者で2番人気アポロマーベリックは5着。昨年の中山大障害優勝馬で1番人気レッドキングダムは7着に終わった。

 どんなに着差を広げても30年がかりの夢に、大きすぎることはない。林満明騎手が4番人気のアップトゥデイトでJ・GI初勝利。デビュー30年目に大輪を咲かせた。

 「本当に長かった。僕は一番遅咲きのジョッキー。引退するまでまだまだがんばります」

 4250メートルの長丁場。JRAでもっとも過酷なレースでも、アップトゥデイトの飛越に乱れは一切なかった。最後のコーナーを曲がるところでは先頭。直線は後続との差が広がる一方だ。

 「3コーナーで反応が悪くなるので、早めに動きました。それがこの馬にはよかった。最後はがんばれ、がんばれと。必死だったので後ろはわからなかった」

 強豪相手に大差勝ち。それでもベテランにはガッツポーズをする余裕すらなかった。

 佐々木調教師にとっては16年ぶりに育てた障害馬。1998年にオーバーザガルチで落馬した北村卓士騎手が引退を余儀なくされたことにショックを受け、障害馬を育てることを封印してきた。それが「この馬にはピンときた」と障害入りさせてGIのタイトルを手にした。「最後は腰が抜けた。この後どうしたらいいのかわからん」とおどけてみせたが、その笑顔の裏には北村卓元騎手への思いがにじみ出ていた。

 騎手、調教師それぞれのドラマを背負ってジャンプ界の頂点に立ったアップトゥデイト。暮れには中山大障害(12月26日、中山、J・GI、芝4100メートル)で最優秀障害馬の座を目指す。 (柴田章利)

★18日中山11R「中山グランドジャンプ」の着順&払戻金はこちら

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