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31日の中山11Rで行われた第45回ダービー卿チャレンジトロフィー(4歳上オープン、GIII、芝1600メートル、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、松岡正海騎手騎乗の5番人気トウケイヘイロー(牡4歳、栗東・清水久詞厩舎)が2番手から抜け出して重賞初制覇。タイムは1分32秒6(良)。
混戦を制したのは重賞未勝利の4歳馬。休み明けの前走を制してオープン入りしたばかりのトウケイヘイローが、勢いに乗って一気に重賞の壁も突き抜けた。
レースはファイアーフロートが二の脚を生かして逃げ、トウケイヘイロー、ドナウブルーがその後ろを追走。リアルインパクト、ガルボが好位につける。ペースが緩むことはなく、速い流れのまま勝負どころを迎えると、一気にトウケイヘイローが前をかわして先頭へ。続々と差し馬も脚を伸ばしてくるが、そのまま粘り込んでトウケイヘイローが押し切った。クビ差2着がダイワマッジョーレで、1馬身1/4差の3着がダイワファルコン。トウケイヘイローを管理する清水久詞調教師は重賞初制覇となった。
トウケイヘイローは、父ゴールドヘイロー、母ダンスクィーン、母の父ミルジョージという血統。北海道浦河町・中村和夫氏の生産で、木村信彦氏の所有馬。通算成績は13戦5勝。重賞初勝利。清水久詞調教師、松岡正海騎手ともにダービー卿チャレンジT初勝利。
松岡騎手は「少し掛かってしまって馬のペースで行けず反省です。馬に勝たせてもらいました。前半に力を使ってしまい、最後はいっぱいになってしまったけれど、よく頑張ってくれました」と会心の勝利にも反省の弁。馬に功を譲っていた。
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