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1週間の密着取材で皐月賞の勝ち馬を探し出すGI企画。担当の大阪サンスポ・渡部陽之助記者(37)は枠順が決まる連載4日目、トライアルの若葉Sを勝ったアドマイヤダイオウに注目した。3連勝中と勢いがあり、ミルコ・デムーロ騎手がライバル視する存在。“3強”に食い込める存在なのかを探った。
水曜までに“3強”を取材。各陣営の好感触を聞いた。ただ、これまでの経験からそう簡単に決まるとも思えない。3連勝中のアドマイヤダイオウが気になる存在だ。
前日の13日にM・デムーロ騎手が興味深い言葉を残した。「今年はメンバーがすごい。4頭がかなり強い。リオン、マカヒキ、サトノ」と馬名を挙げ、最後に「アドマイヤダイオウ」と付け加えた。梅花賞と若葉Sで騎乗したデムーロ騎手は、力を高く評価している。
この日はCWコースを単走で4ハロン59秒6-13秒7。前日に発走調教再審査を受けており(合格)、軽めの追い切りだったが、軽快に駆け抜ける姿が好調を感じさせた。
「ゲート試験の後ということを踏まえて、大きく動かしたという程度でしたが、上昇度は感じます。体の張りもいいし、充実しています」と大江助手。6日の1週前追い切りに騎乗した福永騎手は「乗りやすくて無駄がないので、長距離適性を感じる」と好感触をつかんでいる。
枠順は(4)番。(3)番の僚馬マカヒキとともに〔2〕枠に入った。「仲良く並びましたね。偶数はいいと思う」と大江助手。中山競馬場がある千葉県船橋市では、17日は降水確率80%。「重馬場は実績があるし大丈夫。他が苦にするようならアドバンテージになると思う」と大江助手は力を込める。
ダイオウに“3強”に割って入る可能性を感じて、栗東での取材は完了。美浦に移動して、15日は関東馬をチェックする。
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