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好スタートから主導権を握った7番人気ゴールデンハインドが、後続を振り切って重賞初勝利を挙げた。菅原明良騎手(22)=美浦・高木登厩舎=は京都牝馬S(ララクリスティーヌ)に続く今年重賞2勝目。武市康男調教師(51)=美浦=は2017年の東京ジャンプS(シンキングダンサー)以来の重賞Vで、平地では初の重賞勝利となった。1馬身1/4差の2着は1番人気のソーダズリング。この2頭がオークス(5月21日、東京、GⅠ、芝2400メートル)の優先出走権を獲得した。
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心地良い風に揺れる新緑のターフを、白い〝帆船〟がスイスイと突き進んだ。16世紀に世界一周したイギリスの船から名付けられたゴールデンハインドが後続を寄せつけず、堂々の逃げ切り。菅原明騎手は顔を上気させながら会心の騎乗を振り返った。
「調教からいい感触がありました。素質があると感じたので自信を持って乗りました。手応えは抜群でしたし、残り200メートルでもまた反応してくれたので大丈夫だと思いました」
レースでは初騎乗だったが、2週連続で追い切りにまたがって出した結論は「逃げたら面白い。思い切って行こう!」。好スタートから先頭に立つと、マイペースの逃げに持ち込んだ。直線では背後から迫ってきた1番人気ソーダズリングを再び突き放して、重賞初制覇のゴールへと飛び込んだ。逃げ切りが至難の業といわれるこのレースで、1993年ヤマヒサローレル(当時は4歳牝馬特別)以来30年ぶりの逃走V。勝ち時計1分58秒9(良)はレース史上2位の好タイムだ。
「期待されていた馬ですから。兄(マイネルアストリア)もやっていたのですが、中央で勝たせてあげられず、岩手で重賞を勝ったのが悔しくて…。ホッとしました」
開業18年目で悲願の平地重賞初制覇を飾った武市調教師は穏やかな笑みを浮かべた。燃えやすい気性面を考慮し、あえて前日輸送で競馬場に1泊させるなど調整面での工夫が実を結んだ。
次走はもちろん、優先出走権を獲得したオークス。「スタミナがあるし、フットワークも大きい。オークスの方がいいと思っていた」と鞍上が手応えを明かせば、「他に行く馬がいないのであれば、自分の競馬をするだけ」と指揮官からは堂々の〝逃走宣言〟が飛び出した。
サラブレッドクラブ・ラフィアン所有のゴールドシップ産駒といえば、一昨年のオークス馬ユーバーレーベン。父から受け継いだ無尽蔵の持久力を武器に、白いニューヒロインが桜花賞馬リバティアイランドに真っ向勝負を挑む。(漆山貴禎)
■ゴールデンハインド 父ゴールドシップ、母オレゴンレディ、母の父シャマーダル。芦毛の牝3歳。美浦・武市康男厩舎所属。北海道新冠町・ビッグレッドファームの生産馬。馬主は(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン。戦績7戦2勝。獲得賞金7795万4000円。重賞初勝利。サンスポ賞フローラSは武市康男調教師、菅原明良騎手ともに初勝利。馬名は父名からの連想で「黄金の雌鹿」という名のイングランド王国の帆船。
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