藤沢雄二さんの競馬日記

春の天皇賞を考える

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春のGⅠシリーズも今週の天皇賞から6週間連続で行われるとあって、いよいよシーズントップという感じです。

この春の自分のGⅠ成績でいえば、桜花賞こそ〇ー◎で馬連は当たっていますけど他は今ひとつ。
カスリもしなかったフェブラリーSはともかく
高松宮記念はキレイなド縦目で、大阪杯は勝ち馬も3着馬も(なんなら掲示板は2着の◎以外)全部抜けて、皐月賞は2着抜けと悶絶する結果になっているので
そろそろここらでこの溜まった鬱憤を晴らしたいところです。

で、春の天皇賞ですが、前日締切の単勝1番人気は⑭テーオーロイヤルなんですけど、本音を言えばバッサリと消したいw
直近3走がステイヤーズS2着→ダイヤモンドS1着→阪神大賞典1着と3000m超級のレースで実に安定した結果を残しているので、人気になるのは頷けます。
でもね、3200mの春の天皇賞が「距離適性がモノを言うレース」であるならば、30年以上前にスルーオダイナが勝っていないとおかしいのですよ。
まあそこまで遡らなくても、エアダブリンにフォゲッタブルと春の天皇賞で結果を残して然るべき馬が勝っていない。
ということは、必ずしも距離適性が高いだけでは春の天皇賞では通用しないことになります。

もちろん、春の天皇賞の有力な前哨戦は阪神大賞典なので、距離適性は無視はできませんが
じゃあ阪神大賞典組で信用できるのはどういうタイプかというと
「グレード別定の増量を問題としなかった馬」なんですね。

去年から一般戦でも4歳以上の牡馬は58kgの設定になりましたけど、
歴史的には長年「春と秋の天皇賞だけが58kg」だったわけで、斤量が一つのカギにはなると思います。

まあ詳細は省きますけど、その斤量に関しても
「ハンデ戦の58kg以上で結果を残した馬よりは別定戦の58kgで結果を残した馬の方が信頼できる」傾向にあります。
ということは、ザックリ言えばレースの格の問題の方が重要なのではないかと思っております。

まあ「距離適性」より「格」が凌駕するのは、ステイヤーズSと阪神大賞典は「小回りのグルグル競馬」ですし、ダイヤモンドSは2月の東京ということもあってそんなに道中は速いペースにはならない。
それに対して春の天皇賞はゴールデンウィークの京都の高速馬場で行われるので、スピードの要素が強まるのはあると思います。

その辺を考えると
◎⑦タスティエーラ
〇⑫ドゥレッツァ
▲⑤ブローザホーン
☆⑭テーオーロイヤル
と印はこんな感じですかね。

使ってきたレースの格が大事という観点でいけば◎タスティエーラに着地するのは自明の理ですよね。
なにしろ直近の5戦が全てGⅠなのですから。
それでいて、有馬記念6着→大阪杯11着と馬柱が汚れたことで人気急落ですけど
菊花賞2着時のモレイラに手が戻るのならこれは美味しい。

〇にドゥレッツァ。
前哨戦に金鯱賞を選んだのには当初は疑問がありましたけど、
高速馬場に対するスピードの観点で言うならむしろ2000mを経験しておいた方がプラスになりそうですし
59kgで2着と最低限の結果は残したので「格」の面はクリアできそうです。
あと今日の京都の最高気温が30度と言うのを見たのですが、条件戦ながら6月の東京→8月の新潟で勝っているので暑さへの心配がないのは強みにはなりそうです。

▲ブローザホーンは日経新春杯の勝ち方がよかったので京都に戻るのはプラスかと思います。
大阪杯のベラジオオペラを思うと、京都↔阪神のコース替わりは地味ながらも無視できません。
それに阪神大賞典は中野調教師の定年に伴う転厩で環境の変化があったことを思うと、そこからの上積みはあっていいでしょう。

というわけで今日の馬券のテーマは
天皇賞のワイド⑦ー⑫と3連複⑤ー⑦ー⑫にガッツリ突っ込めるようにする事ですね。

コロガシの狙い目までは記している時間がありませんが、上手く転がせますように。

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